ドライブがてらふらっと立ち寄れる浦添市「カーミージー海浜公園」|沖縄県

沖縄旅行というと「白い砂浜と青い海のビーチでがっつり海遊び」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
一方で「移動の合間に、ほんの10分だけでも海が見たい」「歩く距離は最小限で潮風を感じたい」という場面も、旅の中では意外と多いものです。

今回ご紹介する沖縄県浦添市の「カーミージー海浜公園」は、まさにそんな時にぴったりの場所。有名な観光スポットとして紹介されることは多くありませんが、駐車場から徒歩1分で海に出られる手軽さから、地元の人がドライブがてらふらっと立ち寄る、暮らしに寄り添った海です。

地元在住の筆者が、初めて訪れる方に事前に知っておいてほしい情報とあわせてご紹介します。

目次

1. カーミージー海浜公園とは

カーミージー海浜公園の海の色
<カーミージー海浜公園の海の色。朝の時間帯はグラデーションが特に美しいです>

カーミージー海浜公園があるのは、浦添市港川の西海岸沿い。その名は沖縄の方言に由来し、亀を意味する「カーミー」と岩礁を指す「ジー」を組み合わせたもの。亀が伏せたような形の岩が見えることからそう呼ばれるようになったといわれています。地元では昔からおなじみの海です。

那覇空港から車で20分ほどの距離にあるため、旅の初日や最終日、空港へ向かう途中の「あと少しだけ沖縄の海を見ておきたい」というタイミングにも立ち寄りやすい立地です。

遊歩道はしっかり整備されており、徒歩のみならず車椅子の利用も可能です
<遊歩道はしっかり整備されており、徒歩のみならず車椅子の利用も可能です>

まずお伝えしておきたいのは、ここは「真っ白な砂浜と青い海のコントラスト」を楽しむタイプの海でも、泳ぐための海でもないということ。整備された遊歩道をのんびり散策しながら、青のグラデーションが美しい海の景色と潮の香りを楽しむ場所です。

岩場の様子。よく見るとたくさんの海の生き物がいます
<岩場の様子。よく見るとたくさんの海の生き物がいます>

晴れた日には、コバルトブルーからエメラルドグリーンへと移り変わる海の色合いに、思わず足が止まります。大人は海をぼんやりと眺めて過ごすのに最適で、干潮時には岩場での生き物観察も楽しめます。

2. 駐車場から徒歩1分。無料駐車場とトイレ・手洗い場も完備

トイレに併設されている手洗い場の様子
<トイレに併設されている手洗い場の様子>

カーミージー海浜公園には無料駐車場(43台)が整備されており、車を停めてから徒歩1分ほどで海に出られます。「車を降りてすぐ海」という手軽さが、この場所の一番の魅力です。

駐車場にはトイレと手洗い場も併設されているため、海歩きで砂がついた手足を軽く洗い流せるのもうれしいポイント。ただし、手洗い場は魚をさばくための場所ではありませんので、釣りで利用される方はマナーを守ってご利用ください。

駐車場の様子。広々としているのでファミリーカーでもゆったり駐車できます
<駐車場の様子。広々としているのでファミリーカーでもゆったり駐車できます>

駐車場の利用時間は6:00〜21:00です。以前は24時間開放されていましたが、利用状況をふまえて現在は時間が制限されています。1人ひとりがルールを守って利用することが、この海を長く楽しみ続けることにつながります。

駐車場の出入り口の様子
<駐車場の出入り口の様子>

一点気を付けたいのが駐車場への出入口。出入口はそれぞれ1か所のみで、西海岸道路へ向かって入る道沿いからしか入れません。

宜野湾方面(サンエー宜野湾コンベンションシティ側)から西海岸道路を走ってくる場合や那覇方面からパルコシティの前を通って向かう場合は、Uターンをして駐車場に入る必要があります。

また、出入口は幅が狭いうえにポールも設置されているため、大きめの車の方やレンタカーなど普段乗り慣れない車で訪れる方は、出入りの際にも注意が必要です。

3. 散策におすすめの時間帯は朝と夕方

<7月頃の海の様子>

筆者がよく立ち寄るのは、朝の早い時間と夕方の涼しい時間帯です。日中は日差しに海の青がよく映えて美しいのですが、11時以降はとにかく暑く、照り返しも強烈です。ゆっくり過ごすなら朝か夕方が狙い目です。

7月から9月の沖縄は、朝5時半から6時にかけて空が明るくなってきます。こちらの駐車場は朝6時から開くため、涼しいうちの早朝散歩にはとても重宝しています。

「10〜15分ほど海沿いを散策したい」という方は、遊歩道のお散歩がおすすめ。海を眺めながら歩くだけで、良い気分転換になります。なお、遊歩道の先には以前砂浜がありましたが、現在は立ち入りができなくなっています。

「30分から1時間ほどかけて海の生き物を探したい」という方には、干潮時の岩場歩きがうってつけです。潮が引いた後に現れる岩場では、色鮮やかな熱帯魚をはじめ、小さなカニやヤドカリ、素早く動く小さな生き物など、大人も子どもも思わず目で追ってしまう出会いがたくさんあります。

我が家の子どもたちも「生き物がいっぱいいる!」と大喜びで、主にカニを捕まえては喜んでいました。生き物を探すために岩を動かす場合は、もともとそこで暮らす生き物を傷つけないような配慮もお忘れなく。

また、満潮時と干潮時では潮位が大きく変わるため、同じ日でも訪れる時間帯によって海の景色ががらりと変わるのも、この海ならではの面白さです。潮の満ち引きの時間は日によって変わるので、生き物観察が目的の方は、事前に潮見表で当日の干潮時刻を確認してから訪れると、目当ての岩場歩きを逃さずに楽しめます。

4. 訪れる前に知っておきたい注意点

岩場の様子
<岩場の様子>

岩場は滑りやすいため、ビーチサンダルではなく、靴底がしっかりしたマリンシューズや濡れてもよい運動靴を持参すると安心です。岩場には突然深くなる場所もあるので、歩く際は足元への注意を怠らないようにしてください。

また、この海は遠浅のため、生き物探しに夢中になっているうちに潮が満ちはじめ、歩いてきた岩場が海水に浸かってしまうこともあります。必ず2人以上で訪れ、特にお子さん連れの方は目を離さないことが重要です。

そして忘れてはならないのが紫外線対策。沖縄の紫外線量は東京の1.5倍以上といわれています。30分から1時間の散策でもしっかり日焼けしてしまいます。日焼け止めや日傘、帽子などの対策をお忘れなく。

持ち物をまとめると、「マリンシューズなど滑りにくい履物」「日焼け止め・帽子・日傘などの紫外線対策グッズ」「飲み物」の3点があれば安心です。駐車場に手洗い場があるので、タオルを1枚持っておくとさらに快適に過ごせます。

カーミージー海浜公園

  • 所在地:沖縄県浦添市港川566
  • 営業時間:6:00〜21:00 ※無料駐車場開放時間
  • 最寄り駐車場:あり(43台)
  • アクセス:那覇空港より車で約20分

5. 白い砂浜が見たい方・お土産を買いたい方は周辺スポットへ

<サンエー浦添西海岸パルコシティの道向かいにある海の様子>

やっぱり定番の白砂と青い海の景色が見たい方は、カーミージーから車で5分ほど、サンエー浦添西海岸パルコシティの道を挟んで向かい側にある海がおすすめです。ただし、こちらには専用駐車場がありませんのでご注意ください。

パルコシティ自体もカーミージーからすぐの距離にあるので、お土産の購入やちょっとしたテイクアウトの調達にも便利です。海でのひとときと組み合わせれば、半日のちょっとしたお出かけコースになります。

6. カーミージー海浜公園から車で15分。浦添の手作り肉まん店「タンタン」

店舗外観の様子
<店舗外観の様子>

カーミージー海浜公園の散策前後に小腹を満たすテイクアウトにおすすめしたいのが、海から車で15分ほどの場所にある手作り肉まんの店「Tang Tang(タンタン)」です。浦添市城間、港川中学校近くの学園通り沿いにあるテイクアウト専門店で、地元では知る人ぞ知る名店。筆者自身、中学生の頃から25年以上通い続けているお店です。

定番の肉まんの断面図。なかなかのボリュームです
<定番の肉まんの断面図。なかなかのボリュームです>

まず味わっていただきたいのが、看板メニューの肉まんです。もっちりとした厚めの皮に、肉汁があふれる具がぎっしり詰まっており、味もボリュームも申し分ありません。1個でも満足感があり、食べ終わるとまたしばらくして「そろそろ食べたいな」と定期的に恋しくなる、そんな味です。

海辺でのんびり過ごすお供にも、自宅や宿へのお持ち帰りにもおすすめです。また、定番の肉まんはもちろん、季節限定のおまんじゅうもぜひ。

2026年6月時点のメニュー情報です
<2026年6月時点のメニュー情報です>

タンタンを訪れる際に必ず知っておいていただきたいのが、予約分が優先のため、1個でも電話予約が必要ということ。予約なしで行くと、完売や次の蒸し上がりまでの待ち時間が発生することも珍しくありません。

電話予約の受付は、当日の朝9:00にスタートします。しかし朝の電話受付も時間帯によってはなかなか繋がらないこともあるため、来店が確定しているのであれば前日14:00以降の電話注文がおすすめ。確実に受け取りたい方は、前日のうちに予約を済ませておくと安心です。

なお、お店の公式サイトやSNSはなく、支払いは現金のみです。旅行中はキャッシュレス決済に頼りがちですが、こちらを訪れる際は現金のご用意をお忘れなく。

「浦添市でおすすめのテイクアウトは?」と聞かれると迷わず即答するお店「Tang Tang(タンタン)」。カーミージーの海とあわせてぜひ味わってみてください。

Tang Tang 手作肉饅(タンタン)

  • 所在地:沖縄県浦添市城間4丁目42-6
  • 営業時間:10:00〜(売り切れ次第終了)
  • 定休日:火曜
  • 最寄り駐車場:あり(4台)
  • アクセス:那覇空港より車で約30分

まとめ

7月の海の様子
<7月の海の様子>

カーミージー海浜公園は、「がっつり海遊びをする気分ではないけれど、少しだけ海を感じたい」「のんびり海を眺めたい」という地元の方はもちろん、「これから那覇空港に向かう途中に10分・15分だけ海を見たい」「駐車場からあまり歩かずに海に出たい」という旅行者の方にこそおすすめしたいスポットです。

派手さはありませんが、地元の日常に溶け込んだ静かな海だからこその心地よさがあります。沖縄本島中南部をドライブする際は、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。

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ホクト

沖縄在住のWEBライター。本業は大学法人のフルタイム勤務の事務職で、2022年より副業として執筆活動を始めた。Yahoo!ニュース地域枠では1,000本以上の記事を執筆し、沖縄生まれ・沖縄育ちの地元目線で観光や暮らしの情報を発信している。本業の出張や趣味の旅行で毎年県外にも足を運び、幅広い視点で記事制作に取り組んでいる。趣味は平成・令和生まれの子供たちとのおでかけ。

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