

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
昔も今も戦国武将はとても人気ですね。どうしても戦国三英傑の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人ばかり脚光を浴びますが、今回は大河ドラマで一躍人気になった豊臣秀吉の弟・豊臣秀長に注目してみたいと思います。青年期は兄・秀吉の補佐をして戦功を挙げていったと言われています。そして秀長41歳の1585年8月【本能寺の変が1582年だから3年後】に郡山城(奈良県大和郡山市)に入城。そこで城下町を整備し、大和郡山市を築き上げたと言われています。秀長が51歳で亡くなるまで、晩年を過ごした大和郡山市にスポットをあてて紹介します。
目次
大和郡山市
大和郡山市(やまとこおりやまし)は、奈良県のやや北西部に位置する交通の要所。
現在の人口は約81,500人。
郡山城跡と城下町を持ち、現在では金魚の町としても有名です。市中心部はとても整備されていて徒歩圏内に観光地が集中しています。
大和郡山市情報
郡山城跡
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郡山城の歴史
郡山城は筒井順慶(つついじゅんけい)の築城(1580年)に始まる大和でもっとも大規模な城郭で、近世期には、豊臣家、水野家、松平家、本多家、柳澤家の居城となりました。
城郭は徐々に整備されましたが、豊臣秀長の時代にほぼ完成し、増田長盛(ましたながもり)の外堀普請(ふしん)によって城郭の規模が定まったとされています。すなわち、郡山城は内堀、中堀、外堀という三重の堀に囲まれた惣堀(そうぼり)の構えを持つものであり、この中に城郭の中心部や武家地、城下町が配置されたのでした。(大和郡山市公式サイトより引用)
現在の郡山城
現在、天守は残っていませんが、天守郭、毘沙門郭(びしゃもんかく)、法印郭(ほういんかく)などの城郭中心部は奈良県の史跡に指定され、内堀や石垣が良好に残っています。近年、追手門・追手向櫓・東隅櫓などの門や櫓(やぐら)が復元され、往時の威容をしのぶことができるようになりました。一帯は「郡山城跡公園」として公園化されており、散策道も整備されています。2017年には「続日本100名城」(財団法人日本城郭協会選定)の1つに選ばれました。
それでは郡山城跡を見ていきましょう!
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五軒屋敷堀から見た東隅櫓(右)と追手向櫓(左)。堀は五軒屋敷堀です。その手前は近鉄橿原線の線路です。
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鉄(くろがね)御門跡。
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陣甫(じんぽ)曲輪から見た追手向櫓。手前の堀は内堀です。
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追手門(追手門は梅林門とも呼ばれています)を通ります。
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追手門を通ると右には1968年(昭和43年)に奈良県立図書館(明治41年築)を譲り受け、郡山城跡に移築した城址会館があります。
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2021年に1873年(明治6年)の郡山城廃城以来、約150年ぶりに再建された極楽橋を渡ります。
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天守台の手前には、1880年(明治13年)に旧藩士によって創建された柳澤神社(こちらは拝殿)が建っています。御祭神は柳澤美濃守吉保公(1658~1714年)です。吉保公は徳川綱吉の側用人(側近)を勤めました。
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柳澤神社の御朱印です。書き置きの御朱印でした。
天守台
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郡山城の天守は、近年まで「幻の天守」とも言われてきましたが、2014年の発掘調査で礎石が確認され、豊臣政権期には五層の天守があったと考えられています。
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天守台に上がると東側には遠く東大寺・興福寺・若草山も見渡せます。利用時間は、4月~9月が7時~19時まで、10月~3月が7時~17時までです。
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郡山城の石垣には、とても多くの「転用石材」が使用されています。中央の石には「梵字」が刻まれています。
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北東側には「さかさ地蔵」があります。ここをのぞき込むと地蔵様がいらっしゃいます。頭部を奥にうつむきに積み込まれているため、さかささ地蔵と呼ばれています。
箱本十三町
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箱本(はこもと)とは、郡山町中の自治組織のことです。地子(土地に対する税金)免除の特権を与えられた内町十三町(本町・今井町・奈良町・藺町・柳町・堺町・茶町・豆腐町・魚塩町・材木町・雑穀町・錦町・紺屋町)で始まり、箱本に課せられた主な任務は、治安維持、消化、伝馬(公用のために使用する馬を提供すること)などでした。
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郡山の豊臣家では、城下の東南に有力な商工業者を集めて独占営業権を与え、強力な城下町振興策を行い、江戸時代の郡山藩主にも受け継がれました。
大納言塚
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1591年に郡山城内で死去した秀長(享年51歳)はここに葬られました。
- 見学時間:自由
- 見学料:無料
- 所在地:大和郡山市箕山町14
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豊臣秀長の自画像はこれが有名ですが(大納言塚の説明看板を撮影)、この自画像は秀長200回忌の江戸時代に描かれたものと言われていて、存命中に描かれた確実な自画像は現存しないと言われています。
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1777年、位牌菩提寺春岳院の僧、栄隆や訓祥が郡山町中の協力を得て、外廻りの土塀をつくり、五輪塔を建立しました。
春岳院
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創建は鎌倉時代中期。大和大納言・豊臣秀長の菩提寺です。秀長の戒名「大光院殿前亜相春岳紹栄大居士」より春岳の名を取り「春岳院」となりました。
春岳院
- 拝観時間:9:00~16:30
- 拝観不可日:年末年始
- 拝観料:500円
- 所在地:大和郡山市新中町2
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春岳院の御本尊の御朱印です。直書きしてくれます。
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こちらは豊臣秀長「大和大納言」の御朱印です。こちらも直書きしてくれました。他にも御朱印は数種類ありました。
源九郎稲荷神社
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歌舞伎・文楽の「義経千本桜」に登場する「源九郎狐」を祀る神社です。豊臣秀長も郡山城の守護神として城内に祀ったと伝わっています。
源九郎稲荷神社
- 参拝時間:境内自由
- 参拝料:無料
- 所在地:大和郡山市洞泉寺町15
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源九郎稲荷神社の御朱印です。こちらは書き置きでいただきました。御朱印は数種類ありました。
箱本館「紺屋」
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箱本館「紺屋」が位置する紺屋町は、藍染めを職業とする人が集まった職人町です。江戸時代から続いた藍染め商の町屋で藍と金魚が楽しめる空間になっています。
箱本館「紺屋」
- 所在地:大和郡山市紺屋町19-1
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、祝日の翌平日、年末年始(12月28日~1月4日)
- 入館料:無料 ※藍染め体験は予約優先(料金が別途必要)
外堀緑地
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郡山城の外堀跡を生かして整備された公園です。
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外堀緑地
- 見学時間:自由
- 見学料:無料
- 所在地:大和郡山市木材町88
大和郡山の「金魚」
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大和郡山市は金魚の町と言われています。やなぎまち商店街は金魚ストリートと呼ばれ、商店街の店先にはさまざまな水槽が並び、色とりどりの金魚が泳いでいます。マンホールもこの通り金魚が描かれています。
町を歩いていて見つけた金魚すくいをやっているお店「おみやげ処こちくや」。
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金魚すくい十か条もあります。ポイとは手に持ってすくう物です。
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おみやげ処 こちくや
- 営業時間:9:00~18:00(金魚すくいは17:30で終了)
※10月~2月は9:00~17:00 - 定休日:年始(1/1~1/5)
- 所在地:大和郡山市紺屋町23-1
- 公式サイト:おみやげ処こちくや
なお、大和郡山市では「全国金魚すくい選手権大会」が毎年開催されています。2026年で第31回(8月23日開催)を迎えます。
大和郡山大河ドラマ館
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大和郡山大河ドラマ館
- 開催期間:2026年3月2日~2027年1月22日
- 開館時間:10:00~17:00(最終入場は16:00)
- 開催場所:DMG MORIやまと郡山城ホール1階展示室(大和郡山市北郡山町211-3)
- 休館日:9月1日(火)・ 9月8日(火)・ 11月17日(火)・ 11月24日(火)・ 12月1日(火)・ 12月28日(月)~2027年1月4日(月)
- 入館料:大人600円 小人(小中学生)300円
- 公式サイト:大和郡山大河ドラマ館
町を歩いて見つけた飲食店
本家菊屋
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本家菊屋の『御城之口餅(おしろのくちもち)』です。太閤豊臣秀吉公に献上したと言われる400年続く奈良名物のお菓子です。店先でイートインできます。
- 営業時間:9:00~18:30(1/2,3は9:00~17:00)
- 定休日:1月1日
- 所在地:大和郡山市柳1丁目11
- 公式サイト:本家菊屋
豆パン屋アポロ
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JR郡山駅近くの町のパン屋です。ついフラッと入ってしまう店構えで、どこか懐かしいパンが並んでいました。
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秀長あんぱんを購入し、道すがら食べましたがとても美味しかったです。
- 営業時間:8:00~18:00(売り切れ次第終了)
- 定休日:毎週水曜日・木曜日・日曜日
- 所在地:大和郡山市高田口町40-4
うどんとこんぶ鶴田昆布店
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老舗昆布店ですが、ランチタイムにはダシにこだわったうどんをいただくことができます。
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こんぶうどん(650円)とちりめん山椒ごはん(150円)をいただきました!
- 所在地:大和郡山市柳2-26
- 営業時間:11:00~18:00(平日・土曜日)13:00~18:00(日曜日)
※うどんの営業時間は平日・土曜日の11:00~14:30 - 定休日:水曜日・木曜日
中谷酒造 柳町醸造所
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令和4年に郡山城下町の真ん中、柳2丁目に新設した醸造所。入場料(中学生以上)を1人300円以上の飲み物を頼めば中で試飲が可能です。
※未成年はソフトドリンクのみの提供となります。
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おすすめの日本酒とアテは成駒で購入して持ち込みました。中谷酒造柳町醸造所では飲み物のみの提供です。近隣の指定店で購入したアテは持ち込み可能です。
- 所在地:大和郡山市柳2丁目4
- 営業時間:13:30~19:00(入店は18:30まで)
- 定休日:月曜日・火曜日
- 公式サイト:中谷酒造
成駒
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町の魚屋さん。酒のアテもあり、ここで好みのアテを買って中谷酒造で食べることも可能です。
- 所在地:大和郡山市柳2丁目20
- 営業時間:9:30~18:30
- 定休日:日曜日
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※当記事は、2026年4月に訪問した時のものです。訪問の際は必ず事前に最新情報してください。

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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。






























