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週末、日本遺産旅10分で異世界へ。横須賀で出会う絶景と歴史

全国に104つある「日本遺産」。少し難しそうに感じるかもしれませんが、実はあなたの旅をもっと楽しくしてくれる物語が詰まっています。
この連載では、そのストーリーを紐解きながら、思わず訪れたくなる旅をご紹介します。
今回旅するのは、神奈川県横須賀市。歴史を感じる風景と異国文化が交差するこの街で、絶景やグルメなど1日の中でさまざまな表情を味わう旅へ出かけます。
目次
- 横須賀の日本遺産とは?
- 横須賀で日本遺産を感じる1日旅
- フェリーで10分、まるで異世界!?絶景スポット
- 岩肌と緑に覆われた猿島へ
- 海に佇む戦艦で、今へと続く歴史に出会う
- 「ドブ板通り」でネイビーバーガーを味わう
- まとめ|記事内で紹介した日本遺産構成文化財
横須賀の日本遺産とは?
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日本遺産は、地域に根付いた文化や建築物等がひとつのストーリーとして繋がれ、個性的なタイトルとともに登録されています。
横須賀にある日本遺産は『鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~』。
このストーリーを巡ることで横須賀を始め、日本各地で栄えた軍港の歴史に触れ、日本の近代化を肌で感じることができます。
>>『鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~』の詳細はこちら
横須賀で日本遺産を感じる1日旅
旅の始まりは京急線の「横須賀中央駅」。
ここから徒歩で行ける範囲にフェリー乗り場や異国文化と融合した横須賀ならではの街並み、グルメがひしめき合っています。
今回はフェリーに乗って歴史と絶景の広がる島旅を。そして活気あふれる横須賀中心街で地元ならではの食を楽しみます。
フェリーで10分、まるで異世界!?絶景スポット
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日本の近代化を語るうえで欠かせないスポットが「猿島」です。東京湾に浮かぶ唯一の自然島で、東京湾最大の無人島。
かつては日本軍の要塞として整備され、現在もレンガ造りの弾薬庫や砲台が多く残っています。
また、それらの遺構に長い年月をかけて緑が生い茂り、人工的な建築と自然のエネルギーが折り重なる唯一無二の景色が広がる様子は、最近ではフォトスポットとしても人気を集めています。
岩肌と緑に覆われた猿島へ
横須賀港近くにある三笠ターミナルからフェリーに乗って、約10分。座席は屋内と外、両方にありました。
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せっかくなので海風を感じながらの船旅を楽しみたい!と思い外側の席へ。水飛沫をすぐ横に感じるクルージングは迫力満点。
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東京湾にぽっかりと浮かぶ猿島があっという間に近づいてくる様子に旅気分が高まります。
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岩肌と緑に覆われた猿島に到着。ここからでは島内の様子はうかがい知ることはできません。自然の力強い風景とともに、要塞として使われていた片鱗も感じさせる姿です。
猿島を深く知る30分探検ツアーに参加
猿島は周囲約1.6km。1時間ほどあれば一周できる小さな島ですが、見所はたくさん。自由に散策することもできますが、今回は30分の探検ツアーを事前に申し込みました。
ガイドさんの解説を聞きながら、より深く日本遺産に触れてみようと思います。
ひとりひとつのイヤホンガイドが配られ、ツアーがスタート。この日の参加人数は20人ほど。想像以上に参加する方が多くて驚きました。
レンガ建築と要塞跡が語る猿島の歴史
早速見えてきたのはレンガ積みの建物。猿島を弾薬庫や兵舎など、レンガの積み方や窓の形から当時どのように使われていた場所なのか説明を聞きながら想いを馳せます。
今回案内してくださったガイドさんは知識が豊富なのはもちろん、ところどころでクイズを出してくれるので、一度説明を受けた事を復習ができてとても勉強になりました。
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フランス積みのレンガ。レンガの積み方からも歴史を知ることができます。
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砲台が取り付けられていた跡もしっかりと遺っていました。ガイド中は歴史だけでなく、ガイドさんおすすめのフォトスポットも教えてくれます。
写真撮影の時間もとってくれるので、参加者のみなさんと譲り合ってゆっくり撮影することができました。
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生い茂る緑の鮮やかさや隙間からこぼれる木漏れ日。立つ場所によって変わる長い影。ドラマチックな景色にいくつも出会いました。
30分程案内してもらい、島の中程で解散。ここからは自由に散策します。
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実際に来てみて意外だったのは猿島から見る東京湾の景色が絶景だったこと。ヨットが悠々と進む姿から穏やかな空気を感じます。
天気がいい日には横浜みなとみらい、富士山まで望むことができるそう。猿島のイメージは緑に覆われた姿でしたが、それ以上にきらきらと輝く海も印象的でした。
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ベンチが置かれている場所もあるので、ここでランチを楽しむ人の姿もありました。
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島を散策してフェリー乗り場に戻る頃には、かなり観光客も増えて賑わっている様子。海と爽やかなパラソルが並ぶ風景はまるでリゾートのよう。
かつて軍事要塞として整備された猿島ですが、現在は釣りやBBQを楽しむ家族づれの姿も多く、時代の流れを感じながらこの平和な風景がいつまでも続くこと願う時間になりました。
猿島
- 所在地:神奈川県横須賀市猿島
- 公式サイト:無人島|猿島
※今回参加したツアーはこちらからお申込できます
海に佇む戦艦で、今へと続く歴史に出会う
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横須賀の街に戻ってきたら、もうひとつおすすめの日本遺産スポットがあります。
それが「記念艦三笠」。横須賀の真っ青な海と空を背景に佇む姿は正に威風堂々。
巨大なグレーの船体から感じる迫力に圧倒されます。ここでは横須賀の日本遺産のテーマである「近代化」を肌で感じられます。
現在は三笠公園内に固定・保存されていて艦内を見学することができます。猿島と同様、戦時中の日本の様子を感じる場所という事で少し緊張しながら乗船。
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艦内を歩くと無線機や主砲塔、司令塔など当時の最先端の物が次々と目に飛び込み、ここが技術の結集地であることがよくわかります。
また下層階にある展示室で見た絵画からは、日本海海戦の戦艦上の緊迫感をありありと感じました。その中に艦橋での様子を描いた印象的な1枚があります。
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記念艦三笠では実際に描かれた場所に立つことができるので、作品を見た後に最上部の艦橋を見学すると一層歴史への想いが強くなりそうです。
他にも、過酷な環境下で過ごした軍人の方たちの暮らしに触れられる展示が数多くありました。
日本の近代化の先駆けとなった技術はもちろん、パネルや映像を使った細やかな展示からここで生きた人の軌跡を感じます。
歴史が遠い昔の事ではなく、現在と地続きである事を改めて教えてくれる場所でした。
記念艦三笠
- 所在地:横須賀市稲岡町82-19
- 電話:046-822-5225
- 観覧時間:4~9月 9:00〜17:30、3~10月 9:00〜17:00、11~2月 9:00〜16:30
- 観覧料金:一般 600円、65歳以上 500円、高校生 300円、小・中学生 無料、障がい者 200円(介護者2人迄)
- 公式サイト:記念艦三笠
※入艦はいずれも閉艦30分前まで
「ドブ板通り」でネイビーバーガーを味わう
「記念艦三笠」から歩いて向かったのは横須賀のメインストリートのひとつ「ドブ板通り」。アメリカ軍の影響を受けて独自の発展を遂げたこの街ならではの雰囲気を放つエリアです。
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この日は休日だったので日本人の観光客の方が比較的多くて賑やかでしたが、以前平日に訪れたときには飛び交う言葉も英語がほとんどで街行く人も海外の方が多い印象でした。
どんな1日を過ごしたいかで、旅のスケジュールを決めるのも良さそうです。「ドブ板通り」にやってきて、やっぱり食べたいのは『ヨコスカ ネイビーバーガー』。
元になっているのはアメリカ海軍から提供された伝統的なハンバーガーのレシピ。ボリュームたっぷりのハンバーガーをお店ごとに感じる個性とともに楽しむことができます。
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この日やってきたのは「グリル&カフェ アルフレッド」。ウッド調のカウンターにダーツボードなど、アメリカンダイナーな雰囲気たっぷりの店内に一歩足を踏み入れるだけで気分も上がります。
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今回は「ネイビーバーガーと海軍カレーのセット」を注文(横須賀エリアを巡る周遊チケットの利用者向けに用意された特別メニュー)。
ひとつのプレートに溢れんばかりのアメリカンな美味しさが乗ってやってきました。
ハンバーガーのパティは厚みがしっかりあって食べ応え抜群。カレーはまろやかで、やさしい辛さ。サラダも一緒になったバランスのいいプレートに大満足でした。
グリル&カフェ アルフレッド
- 所在地:神奈川県横須賀市本町2丁目4
- 電話:046-807-2420
- 営業時間:11:00~23:00
- 関連サイト:ドブ板通り
まとめ
海を越えるところから始まった横須賀での日本遺産旅。絶景やグルメなどに心をくすぐられながら辿る、日本の近代化や歴史の道。
ここまでにいたる日々に想いを馳せながら、思い出深い1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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