岐阜駅周辺の観光で押さえたい定番と穴場のスポット11選

黄金の織田信長公像

岐阜の玄関口、JR岐阜駅のロータリー広場である「信長ゆめ広場」には金ピカに輝く岐阜ゆかりの戦国武将、織田信長公の像が建ち、駅に着いた人々を「おもてなし」してくれます。最近のSNS投稿では「岐阜駅=金の信長公」が定番という印象すら受けます。筆者が岐阜に住み始めてから20年近くの間に、金の信長公だけでなく、全国から視察団が来る話題の図書館、マルシェで賑わうかつてのシャッター通りなど、新しい見どころが増えました。

これまでの「岐阜市観光」で有名な、金華山と岐阜城、ぎふ長良川の鵜飼といった自然・歴史・文化の見どころも含め、すべてが岐阜駅から徒歩や路線バスですぐ行ける範囲にあるのも魅力のひとつ。半日から1日あれば、見て回れる"タイパが良い"観光地ともいえるかもしれません。

ここでは、初めて岐阜市を訪れる方はもちろん、リピーターの方にも役に立つ情報も交えて、JR岐阜駅周辺の観光スポットをエリアで分けてご紹介します。

目次

岐阜駅からすぐの定番観光スポット

「岐阜」の名は戦国時代の武将、織田信長が命名したと伝えられています。岐阜観光の玄関口、JR岐阜駅には訪れる人々をおもてなしするかのように、堂々たる立ち姿で名付け親の像が出迎えてくれます。隣接する高層ビルの最上階から岐阜の街を眺めたら、いよいよ旅の始まりです。

黄金の織田信長公像

黄金の織田信長公像の全体

JR岐阜駅北口を出て目の前に現れるのが「黄金の織田信長公像」です。
台座を含めると11mにも達する巨大像、金色に輝く全長3mの信長公が右手に西洋兜、左手に火縄銃を持って出迎えてくれます。名古屋方面へ向かうJR東海道本線のホーム上からも見えますが、信長ゆめ広場から間近に見上げてその迫力を体感してください。

かつて「井の口(いのくち)」と呼ばれていたこの地を「岐阜」と名付け、天下統一の足掛かりとした信長公の像は旅の始まりにぴったりな岐阜駅のシンボル。夜、あざやかにライトアップされた姿も見応えがあります。

  • 所在地:岐阜県岐阜市橋本町一丁目100番地
  • アクセス:JR岐阜駅北口 信長ゆめ広場
  • 営業時間:いつでも見学可
  • 定休日:なし

岐阜シティ・タワー43

岐阜シティ・タワー43からの景色

JR岐阜駅から2階歩行者用デッキで直結の高層複合ビル「岐阜シティ・タワー43」。

まず目指してほしいのは、最上階の43階スカイラウンジの無料展望室です。専用エレベーターに乗ってぐんぐん上ることおよそ45秒。地上約152mの高さから岐阜の街を一望でき、天気が良ければ北側に岐阜城をいただく金華山や日本アルプスの山、南側には名古屋の高層ビル群まで見られます。2階と4階にはレストランやカフェ、自動販売機が並ぶ「驛の茶屋」など、観光の合間にふらっと気軽に立ち寄れる場所です。

岐阜シティ・タワー43

  • 所在地:岐阜県岐阜市橋本町2-52
  • アクセス:JR岐阜駅から徒歩3分(2階歩行者デッキで直結)
  • 営業時間:10:00~22:00(展望室エレベーター、最終入室は21:45)
  • 定休日:なし/商業施設は店舗により異なる
  • 公式サイト:岐阜シティ・タワー43

JR岐阜駅北口のバスロータリーから路線バスで約15分。金華山の周辺は岐阜市の観光の中心エリアで、街なかにありながら歴史を感じられる史跡が多く見どころ満載です。山の自然、城の美しい姿、山頂から眼下に広がる眺望、岐阜市を訪れたら必ず足を運んでほしい場所です。

岐阜公園

岐阜公園

金華山のふもとに広がる岐阜公園は、ただ散策に訪れるだけでも心が癒され落ち着く緑ゆたかな場所です。

園内の自然は季節ごとにさまざまな表情を見せ、新緑や紅葉の時期にはその風景をカメラに収めようと多くの人が訪れます。園内には金華山山頂との間を結ぶ「ぎふ金華山ロープウェー」の乗り場があり、およそ4分で山頂まで運んでくれます。

ぎふ金華山ロープウェー

岐阜公園は、かつての岐阜城主だった斎藤道三公や織田信長公などの館があったところで、現在も発掘調査が進められています。絢爛豪華な館の面影をイメージしながらのんびり歩いてみてはいかがでしょうか。園内には、板垣退助が遊説に訪れたとき暴漢に襲われて「板垣死すとも自由は死せず」という有名な言葉が生まれたことを後世に伝える「板垣退助の銅像」もあります。

  • 所在地:岐阜県岐阜市大宮町1丁目
  • アクセス:JR岐阜駅から岐阜バス「岐阜公園・岐阜城」バス停下車、徒歩約1分
  • 営業時間:常時見学可
  • 定休日:なし

金華山

金華山

金華山(きんかざん)は標高329m、岐阜市の中心部にあって1年を通して緑がゆたかな岐阜のシンボルです。
山全体に広がる「ツブラジイ」は、5月になるとクリーム色の花を咲かせ山全体が黄金色に染まります。この様子が「金華山」の由来とされる説もあります。

山頂へは、ロープウェーが便利ですが、バラエティに富んだ登山道も整備されています。登りやすい順に「七曲り(ななまがり)登山道」「めい想の小径」「百曲り(ひゃくまがり)登山道」「馬の背(うまのせ)登山道」があります。岐阜公園から続く「めい想の小径(※1)」は長良川、北アルプス、木曽御岳山(きそおんたけさん)を眺めつつ歩くことができます。最も険しい道を行く「馬の背」は岩をよじ登るような場所も。

1時間ほどあれば山頂を目指すことができる道ばかりですが、登山を試みる場合は、足下にはくれぐれも気を付けてください。

※1 岐阜城改修工事のため、2025年11月25日から2027年9月末(予定)まで、山頂手前で行き止まりになります。詳しくはWEBサイト「金華山登山ガイド」(岐阜市)にてご確認ください。

【金華山ロープウェーについて】

岐阜城

岐阜城

金華山山頂に建つ現在の岐阜城は、1956年に再建されたもの。3層4階の城内は史料展示室になっていて、織田信長公が岐阜の地をどのように整え天下統一を目指していったのか、1フロアごとに学んでいくことができます。

岐阜城最上階からの眺め

最上階からの眺めは言葉に尽くせない素晴らしさがあります。市内を流れる清流長良川、人々の暮らしが息づく街並み、地平線が見える濃尾平野とはるか遠くに連なる雄大な山々。天下布武をかかげ全国統一を目指した織田信長公の心情が実感できることでしょう。

近年は「夜の岐阜城」も大変な人気を博しています。岐阜城の開館時間を延長して開催される「岐阜城パノラマ夜景」は一見の価値があります。また、満月の夜は岐阜城のシルエットが大きな満月の中に浮かび上がる写真を撮ることもできます。幻想的な1枚をカメラに収めようと長良川河川敷でカメラを構える人もいるようです。

  • 所在地:岐阜県岐阜市天主閣18
  • アクセス:ロープウェー山頂駅から徒歩8分
  • 営業時間:3月16日~10月16日/午前9時30分~午後5時30分、10月17日~3月15日/午前9時30分~午後4時30分、※元旦のみ 6:30~16:30、※パノラマ夜景は公式サイトでご確認ください。
  • 定休日:なし(岐阜城改修工事のため、天守閣は2026年5月19日から2027年10月末まで、岐阜城資料館は2026年4月1日から2027年10月末まで休館予定)
  • 公式サイト:岐阜城天守閣(岐阜市)パノラマ夜景(岐阜市)

岐阜城楽市

岐阜城楽市

岐阜城楽市は、2025年4月にオープンした岐阜公園内の新しい観光スポットです。「『岐阜』を嗜み、OMOTENASHIを堪能する」をコンセプトに、地元食材を用いたグルメやスイーツ、岐阜にゆかりのあるお土産が揃っています。

散策や登山の途中で立ち寄りやすく、ちょっと一休みするのに便利。イートインでこだわりの地産地消メニューに舌鼓を打ったり、フードをテイクアウトして公園のベンチで自然を眺めながら味わったり、思い思いのスタイルでOMOTENASHIを堪能することができます。

岐阜城楽市について詳しくは、以下の記事も参考にしてみてください。
岐阜城楽市の開業レポート! 行き方や全11店舗をチェック!

岐阜城楽市の通り

  • 所在地:岐阜県岐阜市大宮町
  • アクセス:JR岐阜駅から岐阜バス「岐阜公園・岐阜城」バス停下車、徒歩約1分
  • 営業時間:店舗により異なる
  • 定休日:店舗により異なる
  • 公式サイト:岐阜城楽市

長良川沿いの観光スポット

金華山の北側を流れる長良川は、岐阜の人々の暮らしと文化を支えてきた清流です。

長良川といえば、岐阜の夏の夜を彩る風物詩のひとつ「鵜飼」が有名です。昔から変わらないその風景は幻想的で、織田信長公、徳川家康公、松尾芭蕉、チャップリンといった古今東西、そうそうたる面々も心を揺さぶられてきました。

鵜飼の期間は5月11日から10月15日ですが、期間外にもぎふ長良川の鵜飼の雰囲気を体験できる観光スポットがあります。

長良川うかいミュージアム

長良川うかいミュージアム

長良川うかいミュージアム(岐阜市長良川鵜飼伝承館)では、1300年以上愛されてきた伝統文化「ぎふ長良川の鵜飼」の歴史や文化を映像や展示で学ぶことができます。2Fのガイダンスシアターでは、原寸大の鵜舟と絵巻物型のスクリーン映像でリアルな鵜飼体験ができます。

うみう

館外には鵜の生態展示コーナーがあり、「うみう」が飼育されています。

  • 所在地:岐阜県岐阜市長良51-2
  • アクセス:岐阜バスN系統路線もしくは市内ループ線バス停「長良橋北・鵜飼屋」から長良川プロムナードを徒歩6分、またはN系統路線バス停「うかいミュージアム前」から徒歩6分。JR岐阜駅からのバス所要時間は約15分。
  • 営業時間:5月1日~10月15日 / 9:00~19:00(最終入館 18:30)、10月16日~4月30日 / 9:00~17:00(最終入館 16:30)
  • 休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、5月1日~10月15日 / 休館日なし(一部指定日除く)、10月16日~4月30日 / 毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)
  • 公式サイト:長良川うかいミュージアム

長良川温泉

長良川温泉

長良川温泉は、川沿いに旅館が並ぶ温泉地で、泉質は「単純鉄冷鉱泉」(中性低張性冷鉱泉)で赤褐色をしていて、神経痛、関節痛、疲労回復などに効果があると言われています。

宿泊予約を入れてゆっくりステイできなくても、日帰り入浴ができる宿もあります。長良川プロムナード沿いの旅館「石金」の館外には無料で入れる足湯施設(※2)も。観光で歩き疲れたら、長良川温泉でほっと一息、癒しの時間を過ごしてはいかがでしょうか。

  • 所在地:岐阜市湊町・長良のエリア
  • アクセス:JR岐阜駅から岐阜バスN系統路線もしくは市内ループ線バス停「長良橋南・川原町」または「長良橋北・鵜飼屋」下車
  • 営業時間・定休日:施設により異なる、※2 足湯の営業については、「長良川温泉 石金」058-231-8156へお問い合わせください。
  • 公式サイト:長良川温泉(岐阜長良川温泉旅館協同組合)

川原町の古いまちなみ

川原町の古いまちなみ

長良川沿いの川原町は、情緒あふれる格子戸の町屋が連なった岐阜市の古い町並みで散策にぴったりのエリアです。

かつて長良川の川港として栄えた地域で、現在も「岐阜うちわ」「岐阜和傘」といった伝統工芸店の店先に当時の雰囲気が残っています。

最近では、川原町の町屋をリノベーションした和菓子店やカフェ、ギャラリー、土産物店も登場して、レトロな町の中に新しさを感じられます。観光地でありながら人々の暮らしの息づかいも感じられる場所です。

  • 所在地:岐阜市湊町・玉井町・元浜町のエリア
  • アクセス:JR岐阜駅から岐阜バスN系統路線もしくは市内ループ線バス停「長良橋南・川原町」下車

岐阜駅から徒歩圏内の穴場観光スポット

岐阜駅から少し足を伸ばせば、レトロな風景の中に新しい息吹を感じる「柳ケ瀬商店街」や木の温もりが心地よい「みんなの森 ぎふメディアコスモス」へも歩いて行けます。地元に暮らす人々の生活を感じながら観光を楽しめる"通"向けの穴場スポットと言えるかもしれません。

柳ケ瀬商店街

柳ケ瀬商店街

かつて岐阜最大の繁華街として栄えた柳ケ瀬(やながせ)は、ファッション、グルメ、エンターテイメントなどの商店が並び、今も独特の魅力で多くの人を引きつけてやまないエリアです。

昭和レトロなアーケードの下に連なる商店街には老舗と新しい店舗が混在し、ぶらぶら歩いているうちに気になるお店が見つかることも。

アクアージュ柳ケ瀬

アーケードの脇に突如現れる、ヨーロッパの小径のような「アクアージュ柳ケ瀬」は、このエリアにある水路を生かしたコミュニティスペース。イタリアの路地へ迷い込んだような雰囲気を味わえます。

近年、柳ケ瀬商店街では「柳ぶら楽市」(毎月第1・3土曜日)、通称サンビルこと「SUNDAY BUILDING MARKET」(毎月第3日曜日)といったマーケットや、子どもから大人まで大興奮のイベント「柳ケ瀬ジュラシックアーケード」(年1回9月頃に2日間)が開催され、新しい賑わいが生まれ育まれています。観光も楽しみながら地元のリアルな生活を感じられる穴場です。

  • 所在地:岐阜県岐阜市柳ケ瀬通
  • アクセス:JR岐阜駅から徒歩約15分
  • JR岐阜駅からN系統路線および市内ループ線バス停「柳ケ瀬」下車 徒歩1分
  • 公式サイト:岐阜柳ケ瀬商店街 

みんなの森 ぎふメディアコスモス

ぎふメディアコスモス

「メディコス」の愛称で親しまれている岐阜市立中央図書館を中心とした複合文化施設です。

建築家の伊東豊雄がデザインした木のぬくもりを感じる美しさと居心地の良い空間は、市民の学びと憩いの場になっています。「子どもの声は未来の声」をモットーに、子どもが少しくらい泣いてもおしゃべりしても注意されない"図書館らしくない"図書館です。

ぎふメディアコスモスの建物

本やメディアの貸し出しだけでなく、中高生の学びの場としても人気のメディコス。定期テスト期間や入試シーズンになると、メディコスで勉強しようと大勢の学生が詰めかけます。観光の合間にちょっと立ち寄って、木のぬくもりに囲まれてひと休みしてはいかがでしょうか?

ぎふメディアコスモスについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
・岐阜市立中央図書館(ぎふメディアコスモス)~観光できる図書館シリーズ4~

  • 所在地:岐阜県岐阜市司町40-5
  • アクセス:JR岐阜駅から岐阜バス市内ループ線バス停「岐阜市役所・メディアコスモス」下車、徒歩約1分。
  • 営業時間:9:00~21:00(中央図書館は~20:00まで)
  • 定休日:毎月最終火曜日(祝日と重なる場合は翌日)
  • 年末年始(12月31日~1月3日)※詳細は公式サイトでご確認ください。
  • 公式サイト:みんなの森 ぎふメディアコスモス

岐阜駅周辺には魅力的な観光スポットがいっぱい!

JR岐阜駅の周辺は、駅前のシンボルを皮切りに、金華山・岐阜城の歴史、長良川の自然、そして街歩きまで、バラエティに富んだテーマの観光スポットが点在しています。

交通アクセスは路線バスが便利ですが、天気がよければ岐阜市シェアサイクルを利用して自転車で回っても楽しめます。また、岐阜市内には自動運転バス「GIFU HEART BUS」が2028年3月31日までの試験運行中です。予約制で運賃は無料。こちらも観光スポットを効率的に回る交通手段のひとつとして活用することができます。

自然、歴史、文化――岐阜の魅力を満喫できる、あなたにぴったりのお気に入りの観光コースがきっと見つかることでしょう。

関連記事

岐阜」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『岐阜』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Ranking岐阜記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

高橋尚美

愛知県生まれ。大学進学をきっかけに上京し、卒業後はIT系雑誌の広告営業やWebメディアの広告企画の仕事に就く。結婚・出産を経て、2009年に岐阜市へ移住し、2017年からフリーランスライターとして活動を始める。現在、フリーペーパーやWebメディアでインタビュー記事を中心に執筆し、子育て・教育・食・健康・住まいなどの分野を得意とする。

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!