驚愕!青森県にはキリストの墓やピラミッドがあった!【新郷村】

本州の北端、青森県はりんごの名産地でもあり、マグロやホタテなどの海産物でも有名。八甲田山や白神山地、奥入瀬渓流などの自然豊かな一面もあり、ねぶた祭の開催でも知られています。

そんな青森県に、誰もが耳を疑うような謎のスポットがあることをご存じでしょうか。そのスポットがあるのは青森県新郷村です、行ってみましょう!

目次

青森県新郷村にある驚きのスポットとは?

青森県新郷村は青森県南東部に位置する山間の村。十和田湖にも近く、青森市内からは約1時間30分、八戸市内から1時間弱といった距離にあります。酪農や農業がさかんな新郷村ですが、その代表的な観光スポットこそが「キリストの墓」です。

もう一度言いましょう、新郷村には「キリストの墓」があるのです。

新郷村の案内版

村の案内看板にも「歴史とロマンとキリストの里」と書かれています。初見の方はどちらのキリストさんのことかしら?と思われるかもしれませんが、イエス・キリストの墓のことなのです。

いやいや、キリストの墓といわれましても・・・。そう思われる方が大多数でしょうけれども、青森県新郷村には実際にキリストの墓とされるスポットがあり、村の重要な観光資源になっているのです。

キリストの里公園を目指せ

キリストの里公園方面に向かう

そのキリストの墓は新郷村役場から車で約5分、国道454号沿いにある「キリストの里公園」内にあります。なんと公園になっているから驚きですね。

バス停の名前もキリスト公園前

見てわかる通り、バス停の名前もキリスト公園前となっています。新郷村としては完全に公認的な扱いになっていますね。そして道路標識も見えますでしょうか、なんと「ピラミッド」とも書かれています。

青森にはキリストの墓だけでなくピラミッドまでもあるのか?と軽い眩暈が起こってしまいそうなショックに見舞われることでしょう。ピラミッドに関してはのちほどご紹介するとして、まずはキリストの墓からご紹介です。

キリストの墓の案内版

キリストの墓の案内版

キリストの里公園はキリストの墓を中心として、園地になっています。憩いの広場も十字架をモチーフとしていたり、抜かりがない感じですね。キリストの墓は駐車場から約200mほどの小高い丘の上にありますので歩いて行きましょう。

キリストの墓は本当にあった!?

キリストの墓への道

キリストの墓への道

想像していたよりもこう配がある坂道を進むこと約5分、キリスト公園の中心部に着きます。

キリストの墓への案内版

キリストの墓の案内版

そもそもどうしてここにキリストの墓があるのかという疑問が頭を離れませんが、キリストの墓の前にある広場にはその答えとなる文言が置かれています。

『昭和10年、茨城県の磯原市(現北茨城市)から訪れた武内巨麿氏により、武内家の古文書をもとに発見されました。

古文書によると、ゴルゴダの丘で磔刑に処されたのは弟のイスキリであり、キリスト本人は日本に渡り、ここ新郷で106才の天寿を全うしたというのです。』

武内巨麿とあるのは竹内巨麿の表記間違いだと思われますが、都市伝説界隈では有名な「竹内文書」がこのキリストの墓にかかわっていたということが記されています。

キリストが実は処刑されておらず、生き延びて日本に辿り着いていたという衝撃の事実。それが新郷村という自治体が認めて公園まで設えてしまっているということが凄いとしか言いようがありません。

キリストの墓への道

キリストの墓の説明版

キリストの墓へと向かう階段の脇にはさらにキリストの墓の説明文があります。そこにはそもそもキリストは21才の時に日本に渡り、12年間神学について修行を重ね、33才の時にユダヤへ帰り、神の教えについて伝道を行ったと記されています。つまりキリスト教の起源が日本にあるというようなことまで記されていて、ちょっと攻めすぎているのではと心配になります。

キリストの墓

キリストの墓

ということで階段を上がりますといよいよキリストの墓と、その向かい側にはイスキリの墓にもご対面です。木製の大きな十字架が目を引くキリストの墓は静かな中で緑に囲まれています。十来塚という表記もありますね。

キリストの墓

十代墓

そしてキリストの墓の向かい側にはキリストの弟、イスキリの墓があります。イスキリの墓にはキリストが携えていたというイスキリの耳と聖母マリアの頭髪が葬られているそうです。こちらには十代墓との表記があります。

これらが仮に真実だとしたらキリスト教にとってもここはかなりの聖地として扱われないといけないようば場所となるはず。

エルサレム市より寄贈されたというエルサレムストーン

実はキリストの墓とイスキリの墓の間には、なんとエルサレム市より寄贈されたというエルサレムストーンが置かれています。

これはエルサレム市と新郷村の友好の証として贈られたそうですが、聖地エルサレムから一定のお墨付きをいただいているということ!?

実際にキリストの墓とされる地は立証できる決定的な根拠がないため完全に確定しているわけでなく、世界に複数存在していて諸説入り乱れているのも確か。だからこの地をキリストの墓ではないと完全に断定できないというわけなのでしょうか。

ユダヤと日本との関連が謎を呼ぶ?

キリストの里伝承館

キリストの墓のオブジェ

バーべイン ハーブ

キリストの里公園には「キリストの里伝承館」があり、ここではキリストの墓の発見までの経緯など詳しく知ることができます。キリストの里伝承館前には若干怪しげなピラミッドや十字架のモニュメント、キリストにゆかりのある薬草などもあります。

そもそもこの地は元々が戸来(へらい)村という地名だったのですが、これはヘブライ語から来ているのではという説も。さらに興味深いことにこの地区では子供を初めて外に出す際に額に十字を墨で描くという風習があるとのこと。

足がしびれた時にも額に十字を書けば治るとされているのだとか。またユダヤ民族の象徴でもあるダビデの星を家紋とする家があるなど、不思議とユダヤと繋がりがあるような要素が散見されます。

そして不思議な繋がりの最たるものとされるのが戸来村に伝わっている盆踊り「ナニャドヤラ」です。日本語のどの方言ともつかない意味不明な唄は今もなお解釈にさまざまな説がいわれていますが、その中でも歌詞が「主を讃えよ」といった内容のヘブライ語ではないかという説があるのです。

日本語とヘブライ語、日本とユダヤとの繋がりは都市伝説界隈でもよく話題になる部分ですが、なんだかトンデモ話に思えていたキリストの墓に、ちょっと信憑性が出てきたと思えませんか?

そんなキリストの墓は今や新郷村にとっては貴重な、そして立派な観光資源のひとつ。キリストの里公園では毎年6月にキリスト祭が開催され、ナニャドヤラも奉納されます。

決して便利でない立地のマイナースポットとはいえ、なんだかんだ言ってもここを訪れる人も少なくなく、私も平日に行きましたが他にも観光客がちゃんと何人もいたのです。

お土産店「キリストっぷ」

公園入口の道路沿いには土日祝の営業のみではありますが、某コンビニのようなロゴマークが掲げられたお土産店「キリストっぷ」があります。

ここには新郷村の特産品やキリストにちなんだオリジナルグッズが販売されています。クッキーなどのお菓子からキリストの遺言書手ぬぐいという謎グッズもあるので要チェックです。

案内版

道路の案内版

この「キリストっぷ」の隣には新郷村観光案内所があったり、逆隣には青森県立美術館が地域に飛び出してしかけているアートプロジェクトも展開されているなど、ここが村にとって重要なスポットであることがうかがえます。

キリストの里公園

  • 住所:青森県三戸郡新郷村戸来野月30
  • 電話:0718-78-3741(キリストの里伝承館)
  • 駐車場:あり(無料)
  • 料金:大人200円(キリストの里伝承館)
  • アクセス:JR八戸駅から車で約1時間

日本最古?のピラミッドにも行ってみよう

大石神ピラミッド 赤い鳥居

大石神ピラミッド 説明版

せっかくキリストの墓まで来たのなら、もう一足伸ばして欲しいスポットがあります。前述したピラミッドがキリストの里から車で約10分程走った山中にあるのです。

正式名称は大石神ピラミッドというようです。なおこの大石神ピラミッドはキリストの墓と同時期に発見したとされています。

しかし、パッと見たところピラミッドらしき建造物はありません。鳥居が設置されていますが、この先にあるということでしょうか。

大石神ピラミッド 探検ルート案内版

よく見たら探検ルートと書かれた看板もあり、どうやら巨石をめぐるようなルートが記されています。エジプトやメキシコのようなピラミッドを想像されていた方は少し残念でしょう。

ここはエジプトやメキシコのような平面基礎から築き上げたピラミッドではなく、自然の地形を利用したピラミッドの条件に当てはまるということがピラミッド研究者の手によって証明されたということだそうです。

そもそもピラミッドの条件って誰が決めたのという疑問はあるかと思いますが、日本にはピラミッドが7つもあるそうで、ここ大石神ピラミッドは日本でも最古のピラミッドとされているとのこと。しかもエジプトのピラミッドよりも古く、数万年前のものとされているのだとか・・・。

大石神ピラミッド

太陽石

ピラミッドの条件のひとつとされるのが、方位石の存在とされています。割れ目が東西を正確に示しているとされているようですが、実際に見てもピンと来ない感じはありました。

また山頂にある巨石が正しく北極星に向かい南北を指していることも条件に合致していると説明版には記されていました。

巨石

星を記録していたとされる星座石

他にも星を記録していたとされる星座石などが順路沿いに配置されています。

鏡石は周囲12mもある巨石

この鏡石は周囲12mもある巨石で、かつて直立していたようです。その表面には文字が刻まれていたようですが、江戸時代の地震で倒れてしまい埋没してしまった状態になっています。どんな文字が刻まれていたのか、謎が残されているようです。

以上順路に沿って散策してみましたが、ピラミッド的な要素はあまり感じることはなく、全国各地にあるいわゆる巨石系遺跡のひとつではあるかなと思えました。

訪ねてみた感じ、磐座の類だと思われ、山じたいも信仰の対象になっていたような山らしいので神聖な場所であることは確かではと思われます。キリストの墓とはセットで訪ねておきたいですね。

大石神ピラミッド

  • 住所:青森県三戸郡新郷村戸来雨池11-41
  • 駐車場:駐車スペース 数台分あり
  • アクセス:JR八戸駅から車で約1時間10分

都市伝説やオカルト好きな方、B級スポットを愛する方にはもってこいなキリストの墓とピラミッド。字面だけ見ると日本ではないように思えるふたつのスポットを一気に体験できるのが青森県新郷村です。陸奥、青森の山中にあるロマン溢れるスポットを訪ねてみませんか?

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