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フィンランドにある緑の都市!ラハティの魅力を徹底解説
こんにちは。フィンランド在住のかめ(カメの半生)です。 みなさんはフィンランドの都市と聞いて、どこが思い浮かびますか?
おそらく、ヘルシンキではないでしょうか。 もちろん、ヘルシンキはフィンランドの首都で観光業も栄えているため、訪れる人がたくさんいます。 しかし、私が今回ご紹介したいのは、ラハティという都市です。
ヘルシンキから電車で1時間で着くこの都市は、ある理由から「緑の都市」と言われています。
この記事では、ラハティが緑の都市と言われる理由やおすすめ観光スポット、日本からの行き方を詳しく説明します! それでは、どうぞ!
目次
ラハティはどうして緑の都市?
まずは、ラハティが「緑の都市」と呼ばれるようになったのかを説明します。 ラハティは環境保護や持続可能な開発に力を入れており、2021年にはEuropean Green Capital Awardを受賞しました。
この賞は、環境改善に貢献した都市に贈られる特別な賞です。 2019年にオスロ、2020年にリスボン......と名だたる都市が選ばれているので、この賞がどのくらいすごいのかが分かりますね。
私はラハティの中心部に住んでいるのですが、ここではゴミの回収ボックスや環境保全を啓発するポスターをよく見ます。
<写真中央にある容器がごみ箱です>
行きつけの公園も、このとおり。ゴミ一つありません。空き缶やパッケージが捨てられているときは、気が付いた人がごみ箱に入れていきます。 こうした都市全体の努力が賞の受賞に繋がっているのかもしれません。
また、花や植物に囲まれたサイクリングロードもあります。
<サイクリングロード>
自転車専用の道路が整備されているからか、多くの人がサイクリングをしており、自転車にも優しい都市です。
- European Green Capital Awardを受賞したこと
- 緑に囲まれていること
これらの理由から、ラハティは緑の都市と呼ばれているのだと思います!
ラハティの魅力
ラハティの魅力は、サステナブルな取り組みだけではありません。涼しい夏も寒い冬も乗り越えられる、2つのおすすめポイントをご紹介します。
スポーツ ラハティは、スキーなどのウィンタースポーツから、サイクリングや水泳のアクティビティまで楽しめる都市です。 私の友人は真冬に寒中水泳をするらしく、それがフィンランドの文化だと言っていました。 日本人からしたら信じられないですよね......。
芸術 ラハティは、ラハティ交響楽団やサステナブルアートなど、音楽やアートの面でも幅広く知られています。 街を歩いていると、信号機の隣やベンチの裏に、日常に溶け込むようなアート作品を見かけます。
作品を求めて散策するだけでも1日が経ってしまいそうです。
ラハティのアート
<考える人......?>
<キツネ......?>
<実はこれ、駐車場の壁なんです>
美術館やギャラリーもたくさんあるので、芸術が好きな方はぜひラハティに来てください!
日本からラハティに行くまで
それでは、日本からラハティに行くまでの経路を簡単に説明します。
日本からヘルシンキ空港へ まずは、日本からヘルシンキ空港行きの飛行機に乗りましょう。8月は混んでいるので、夏に旅行する際は早めにチケットを入手することをおすすめします。
<フィンエアーの飛行機>
ヘルシンキ空港からティックリラ駅へ。ヘルシンキ空港に到着して出国審査を終えたら、ラハティに出発です!
空港から直結している電車に乗って、乗り換え駅のティックリラ駅に向かいます。電車に乗るときは、入り口付近にある機械にチケットをかざします。
<電車のチケット>
チケットは、空港にあるキオスキで店員から購入したり、駅のホームに置いてある券売機で入手できますよ。ティックリラ駅からラハティ駅へ ティックリラ駅に着いたら、電車を乗り換えてラハティへ。
空港からティックリラ駅までのチケットは使えないので、駅の2階にある券売機で、新しくチケットを購入しましょう。たまに車掌さんが確認しに来るので、その際にチケットを見せます。
<ラハティ行きの電車>
数十分ほど電車に揺られて、ラハティに到着!
旅行に関するQ&A
最後に、ラハティで旅行するときの疑問に質問形式でお答えします。旅行する際はぜひ参考にしてください。
Q1. 気温はどのくらい?
ラハティはフィンランドの南に位置していますが、冬の間は-10度を下回ることもあります。一方、夏は過ごしやすく、気温は20度前後です。
Q2. ラハティ内の移動手段は?
バスが主流ですが、近場の移動であれば自転車や電動スクーターを利用することもあります。
<電動スクーター>
Q3. おすすめの観光スポットは?
- Pikku Vesijärvi湖
- ラハティスポーツセンター
- Lahti Museum of Visual Arts Malva
この写真は、私が勉強の合間に訪れるPikku Vesijärvi湖で撮影したものです。 混雑していることはめったにないので、気持ちを落ち着かせるのにぴったりな場所です。一方、パーティやイベントの際はフェスティバル会場に早変わり。
皆さんもPikku Vesijärvi湖で、フィンランド人が送るスローライフを体験してみませんか。
Pikku Vesijärvi公園
- 住所:Kariniemenkatu, 15140 Lahti
- 電話:0854-89-0846
- 開園時間:24時間
- 入園料:無料
まとめ
今日は、フィンランドの「緑の都市」ラハティの魅力から観光情報について解説しました。
この記事を通して、ラハティの魅力を感じていただければ幸いです。 最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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かめ(カメの半生)
- フィンランドの大学に通っています。ブログではフィンランド大学生活のリアルを発信しています。https://nokiro-mon.com