新潟といえば何だろう? 定番観光スポットや食べ物などの基礎知識

新潟といえば、日本有数の米どころであるだけでなく、数多くの名所や豊かな食文化も特徴のエリアです。

この記事では新潟旅行を計画している方の参考にもなるように、「新潟といえばこれ!」という観光スポットやイベント、お土産などを紹介します。新潟の魅力を詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

目次

<1. 新潟といえば?>

<2. 新潟の観光スポットといえば>

<3. 新潟のお祭りやイベントといえば>

<4. 新潟で有名なグルメ、伝統料理といえば>

<5. 新潟のお土産といえば>

<6. 新潟の方言といえば>

1. 新潟といえば?

新潟は、日本の中部地方の北に位置するエリアです。新潟といえば、「コシヒカリ」などの有名なお米が生産されるイメージがある方も多いのではないでしょうか。日本海に面している新潟では、お米のほかにズワイカニやブリ、ヤリイカなどの新鮮な海産物も豊富です。

冬になると日本海側から湿った風が吹き、積雪量が多くなります。降雪量を活かして、雪まつりなどのイベントやスキー場が運営されていることも新潟の特徴です。

2. 新潟の観光スポットといえば

新潟には、豊かな自然や美しい景観が魅力の観光スポットが数多くあります。

「新潟の観光スポットといえばここ」という代表的なエリアをご紹介します。

彌彦神社

彌彦神社
<出典元:写真AC

日本最古の歌集である「万葉集」でも詠われた、古い歴史を持つ彌彦神社(やひこじんじゃ)。「おやひこさま」の呼び名で親しまれる彌彦神社には、現在もパワースポットとして多くの人が訪れます。

豊かな樹々に囲まれた厳かな雰囲気の中で、心落ち着く時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

  • 住所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
  • 公式サイト:彌彦神社

月岡温泉

月岡温泉市街
<出典元:写真AC

月岡温泉は、大正4年に開湯した温泉です。硫黄含有量が多いエメラルドグリーンの湯は、「もっと美人になれる温泉」と呼ばれ女性から高い人気があります。

周辺には温泉街があり、風情のある景観や新潟ならではの特産品、絵付け体験などを楽しめることも月岡温泉の魅力です。

萬代橋

萬代橋
<出典元:写真AC

信濃川に架かる萬代橋(よろずばし)は、古くからの交通の要所。1886年に初代萬代橋が作られ、1909年に二代目、1929年に現在の三代目萬代橋へと改修されました。

石造りのアーチや、建設当時の設計図から復元された照明灯が見どころです。2004年には、国指定の重要文化財として登録されています。

  • 住所:新潟県新潟市中央区万代2
  • 関連サイト:萬代橋(にいがた観光ナビ)

寺泊魚の市場通り

寺泊魚の市場通り
<出典元:写真AC

海の幸を扱うお店が並ぶ寺泊(てらどまり)魚の市場通り。活気あふれるこの通りは「魚のアメ横」の通称でも親しまれ、幅広い品ぞろえが楽しめるスポットです。

生鮮品や加工品をはじめ、日本海でとれた新鮮な魚介類の浜焼きを食堂で食べることもできます。港町ならではの旬の味覚をぜひお楽しみください。

清津峡

清津峡
<出典元:写真AC

清津峡(きよつきょう)は、日本三大峡谷の一つ。マグマが柱状に固まった柱状節理の地形や、美しい景観から1941年に国の名勝および天然記念物に指定されました。

清津峡トンネルの内部は2018年からアート施設となっていて、自然と建築が融合したSNS映えスポットとしても人気です。

  • 住所:新潟県十日町市小出癸2119-2
  • 公式サイト:清津峡

星峠の棚田

星峠の棚田
<出典元:写真AC

棚田(たなだ)とは、山の斜面などに階段のように作られた田んぼのこと(詳しくは「棚田って何? 棚田の絶景が楽しめる全国のスポットも紹介」のページをご覧ください)。新潟には数多くの棚田があり、中でも星峠の棚田は約200枚の田んぼが広がる人気スポットです。

田んぼに水が張る春と秋には、水面に空や周囲の景色が鏡のように映る美しい様子が見られます。ただし、降雪期間中は積雪が多く、車での侵入や鑑賞・撮影ができないためご注意ください。

  • 住所:新潟県十日町市峠
  • 十日町市観光協会:星峠の棚田

苗場スキー場

苗場スキー場
<出典元:写真AC

24種類のコースがあり、初心者から上級者まで様々な楽しみ方ができるスキー場です。

広大な斜面のコースは、フリースタイルスキーやアルペンスキーのワールドカップでも利用されています。スキー以外に、スノーモービルやスノーシューなどのアクティビティも楽しめるため、スキー経験がない方やお子様にもおすすめです。

上越国際スキー場

上越国際スキー場
<出典元:写真AC

上越国際スキー場は、東京ドーム約214個分という広大なゲレンデが特徴で、4つのゾーンに分かれています。

初心者や子どもも遊びやすいマザーズゾーンや、山頂からの景色が魅力のパノラマゾーン、中・上級者向けのコースがあるアクティブゾーン、フォレストゾーンなどがあり、目的に合わせて楽しむことが可能です。

舞子スノーリゾート

舞子スノーリゾート
<出典元:写真AC

塩沢石打インターチェンジから1分のところにある舞子スノーリゾート。傾斜角の緩い初心者用コースが豊富で、キッズパークやファミリー向けコースもあるため家族で楽しめます。ゲレンデに直結した宿泊施設が2つあり、日帰りだけでなく泊りがけで遊びたい方にもおすすめです。

佐渡島

佐渡島
<出典元:写真AC

新潟県の北西に位置する佐渡島には、新潟港からカーフェリーで2時間30分、ジェットフォイルでは1時間7分でアクセスできます。

海に面した見晴らしのいいサイクリングロードやキャンプ場、マリンレジャー、山登りなど自然を満喫できるアクティビティが充実。金銀山の史跡をはじめ、400以上の文化財などを巡る旅も楽しめます。

3. 新潟のお祭りやイベントといえば

新潟では、冬だけでなく夏や春にもイベントが開催されています。ここでは、新潟で開催される人気のお祭りをご紹介します。

長岡まつり大花火大会

長岡まつり大花火大会
<出典元:写真AC

毎年8月2日と3日に信濃川の河川敷で開催される花火大会です。日本三大花火の1つで、国内外から100万人を超える観客が訪れます。

名物の巨大花火「正三尺玉」をはじめ、全長約2kmに並んで打ち上げられる「フェニックス」、音楽に合わせた「天地人花火」などが長岡まつり大花火大会の見どころです。

高田城址公園観桜会

高田城址公園観桜会
<出典元:写真AC

高田城址公園に立ち並ぶ約4,000本の桜は、日本三大夜桜の1つ。夜にはぼんぼりの柔らかな灯りでライトアップされ、高田城を囲むお堀の水面に映る幻想的な姿が見られます。

観桜会の期間は3月の終わりごろから4月中旬までの約2週間です。期間中は周辺に露店も出て、にぎやかな雰囲気となります。

4. 新潟で有名なグルメ、伝統料理といえば

新潟で楽しめるグルメは、日本海の海の幸を使った魚介料理だけではありません。

ここでは、新潟でおすすめの伝統料理やご当地グルメをご紹介します。

へぎそば

へぎそば
<出典元:写真AC

木の器「へぎ」に盛られたへぎそばは、豊かな風味とコシのある食感が魅力。

布海苔(ふのり)という海藻をつなぎに使っていることが、へぎそばの独特な味わいの秘密です。一口大にまとめて並べられた手繰り(たぐり)という盛り付けにより、見た目も特徴的なものになっています。そば好きな方はぜひご賞味ください。

わっぱ飯

わっぱ飯
<出典元:写真AC

わっぱ飯は、新潟で長く親しまれている名物料理です。出汁を使って炊いたご飯の上に鮭やいくらなどの魚介を乗せ、蒸しあげて作られます。

わっぱ飯の名前の由来は、薄い杉の板を曲げて作った「曲げわっぱ」という器。杉の良い香りとともに、新潟のお米や魚などが一度に楽しめる贅沢な逸品です。

イタリアン(新潟ご当地グルメ)

イタリアン(新潟ご当地グルメ)
<出典元:写真AC

新潟では、1960年ごろから現在に至るまで、「イタリアン」というご当地グルメが人気を博しています。

イタリアンといっても、一般的なイタリア料理のことではありません。少し太めの焼きそば麺に、ミートソースをかけた創作料理が、新潟発祥のイタリアンです。もちもちとした食感の麺と、トマトベースのソースのうま味が絶妙にマッチします。

タレかつ丼

新潟タレかつ丼
<出典元:写真AC

新潟のタレかつ丼は、卵でとじず、醤油ダレで味付けしたとんかつを乗せた料理です。サクサクとした食感の揚げたてとんかつと、醤油ダレの甘辛さが新潟のお米のおいしさを引き立てます。

一般的なかつ丼と比べて薄切りの豚を使用しているため、食べやすいこともタレかつ丼の特徴です。

5. 新潟のお土産といえば

食文化の豊かな新潟では、和菓子や日本酒などのお土産が人気です。

ここでは、新潟でおすすめのお土産をご紹介します。

笹団子

笹団子
<出典元:写真AC

笹団子は、約500年前から新潟で食べられてきた伝統的なお団子です。もち米やうるち米の粉とヨモギを練った団子の生地に餡を包み、笹の葉に包んで蒸すことで作られます。

冷凍で販売されている笹団子なら日持ちも良いためお土産にも最適。食べる前に冷蔵庫で自然解凍すれば柔らかな味わいが楽しめます。

万代太鼓(大阪屋)

大阪屋は、大阪で菓子修行をした岡嘉平が1858年に新潟で創業した老舗菓子店です。

一番人気の万代太鼓は、新潟銘菓としてお土産の定番となっています。筒状のソフトなクッキー生地にクリームを入れた和太鼓のような見た目の焼き菓子で、子どもから大人まで幅広い世代におすすめです。

日本酒

日本酒八海山
<出典元:写真AC

お酒好きな方への新潟土産といえば、やっぱり日本酒!新潟三大名酒と呼ばれる越乃寒梅、八海山、久保田を始め様々な日本酒が楽しめます。

全体としてすっきりとした辛口な味わいが、新潟の日本酒の特徴。お土産用の飲み比べセットなら、色々な銘柄を少しずつ楽しめるでしょう。

6. 新潟の方言といえば

面積の大きな新潟県では地域によっていくつかの方言があるものの、単語の発音の最初にアクセントを置くことが共通する特徴です。また、「い」の音が「え」に近い音として発音されることも、新潟の方言の特徴となっています。

新潟で定番の方言といえば、どうですか?という意味の「なじらね」が有名です。例えば、何かを食べた時に「なじらね?」と聞かれたら、「味はどうですか?」という意味になります。

面白い表現としては「よっぱら」があり、「飽き飽き」という意味です。音は似ていますが、「酔っ払い」という意味ではないので注意してくださいね。

他には、のんびりという意味の「じょんのび」も新潟の方言で、新潟の日帰り温泉施設「じょんのび館」の名前の由来にもなっています。

豊かな自然や伝統が息づく新潟に訪れれば、観光や温泉巡り、スキー、お祭り、グルメなど幅広い楽しみに出会えるはずです。ぜひ新潟に実際に足を運んで、自分なりの「新潟といえば」を見つけてみてください。

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