公開日:
最終更新日:
【ロシア】モスクワ旅行を快適にするためのポイント Part3
こんにちは、モスクワ在住のチェブラーシカです。
前回、前々回とモスクワ旅行を快適にするためのポイントを紹介してきました。一応今回で最終回ですが、まだまだ紹介しきれない部分もあるので、また何かの記事の時にも書くと思います。今回は、食べ合わせなどかなり現地の人の情報も入っていますので、チェックしてみてください。
目次
トイレ
日本と大きく違って、びっくりするのがトイレ事情だと思います。
博物館など公共トイレのトイレットペーパーを水に流すことができません。ゴミ箱があるので、そこへ紙を投げ入れます。日本では、当たり前に紙を流すので、初めてのロシア旅行時は、長年の習性でうっかり紙を便器へ入れてしまい、水を流しても流れず詰まるということが何度かありました。
日本のトイレットペーパーならほとんどのトイレで流れるので、うっかり流してしまうというのが心配な人は日本のトイレットペーパーを持参するといいです。ホテルやレストランなどは、日本と同じようにトイレットペーパーを流せるところがあります。
トイレットペーパーが白っぽくて日本の物と紙質が似ている場合は、流せます。灰色の紙で見るからにゴワゴワしているのは流せません。また、日本だと無料であちこちにトイレがありますが、モスクワはトイレのある場所が限られているし、場所によっては有料の場合もあります。また、どうやって使ったらこのようになるのかな?と思うほど、水浸しのトイレも時々あるので、便座クリーナーを持って来るといいです。
トイレ後の洗面台ですが、どこでも石鹸がありお湯も出るようになっています。そして、手をふく紙か風で水を吹き飛ばす機械が必ず設置されています。
女性限定情報
旅行時に気になるのが、月のものだと思います。ロシアのスーパーにも女性用衛生用品は売られています。
日本と比べてものすごく高いです。また、羽つきしかなく、その羽もサイズが微妙で日本の製品のようにぴったりしません。そのため、短期間の旅行であれば、日本から必要な分の衛生用品を持参するようにしてください。
お酒
お酒の販売は、23:00までと法律で決まっていて、スーパーが23:00過ぎに開いていたとしてもお酒を買うことができないので気を付けてください。
ホテルの部屋などで、お酒を飲みたい場合は、23:00までに買い物をしておきましょう。また、お酒を買うときは、パスポートの提示を求められます。
時々、自家製のお酒で中毒が発生しているため、自家製のお酒を飲まないように気を付け、ウォッカなどのアルコール度数の強いお酒は、冷凍庫でキンキンに冷やして、ショットグラスで一気に飲みます。ちびちび飲んでいると酔います。しかし、ウォッカはアルコール度数が高いので、日本で試飲をして自分の許容範囲を知っておいた方が旅先でのトラブルを避けられます。
私は、だいたいショットグラス1杯(60ml)のウォッカまでは大丈夫です。それ以上は飲めません。また、キュウリのピクルスと一緒に飲むと二日酔いになりにくいです。キュウリのピクルスは、酢を使ったマリネ(маринады)と塩(соленья)があります。
二日酔いになりにくいのは塩(соленья)のピクルスです。それでも、万が一、二日酔いになってしまった場合は、キュウリのピクルスの瓶詰にある汁を飲むといいです。ウォッカを飲みたい方は、つまみにキュウリのピクルスを買うといいです。また、ニシンの酢漬けもウォッカによくあいます。路上や公共の場所でお酒を飲むことを法律で禁じられているので、レストランやホテルの部屋で飲んでください。
タバコ
タバコは指定された場所でのみ喫煙することができます。禁煙場所でタバコを吸っていて、警官に見つかると罰金などになるため、タバコを吸う場所に注意してください。また、現地でタバコを買う時、年齢確認のためにパスポートを見せるように言われることがあります。タバコは、タバコ屋さんかスーパーのレジのところで買うことができます。
タバコの品物はシャッターで隠されています。また、ライターもスーパーのレジのところで、店員さんにお願いして出してもらって買うようになります。
道を歩いていると、現地の人から「タバコを1本ちょうだい」と声をかけられることがあります。タバコを吸う人は、喫煙所で吸っている時にこのように声をかけられることが多く、無料で1本渡すことになります。
食べ合わせ
先ほど、二日酔いにならないためにピクルスをすすめましたが、ピクルスや魚を食べた直後に乳製品を食べたり飲んだりしないようにしてください。お腹を壊します。観光中にそんな事態になったら、大変ですよね。しかも、先ほど紹介したようなトイレ事情ですから。
どうしても乳製品を食べたり飲んだりしたい場合は、ピクルスや魚を食べないようにするか、食べたら、1時間くらい間隔をあけてから乳製品を食べたり飲んだりしてください。
水は飲めるか
残念ながら、水道水を飲むことはできません。ホテルによっては、毎日ペットボトルの水が部屋に用意されているところもあります。また、ホテルの廊下にウォーターサーバーがあり、そこで水やお湯を飲むことができます。
スーパーの水は、炭酸入りと普通の水があります。見分け方は簡単で、ペットボトルのキャップが青いのは普通の水で、赤いのが炭酸入りです。
治安
通常の海外旅行の注意事項を守っていれば、スリやひったくりに合うことなく無事に旅行をすることができます。しかし、夜遅くなってからの人通りの少ない道や地下鉄などは、念のために細心の注意を払ってください。各地下鉄駅には警官が常駐しているので、何かあれば助けを求めてください。
郵便
今の時代、現地からハガキを出したり、荷物を送ったりする人はどのくらいいるか分かりませんが、私が旅行で来ているときは、日本の自宅へハガキを出していました。ロシアの郵便ポストは青色です。
旅行を終えて帰国後、ロシアからのハガキがいつ届くかな?と、郵便ポストを眺め、旅行後も楽しんでいました。だいたい1か月後くらいにはがきが届きます。時々届かないこともありましたが、現地の消印がついたはがきが無事に届いたときは嬉しかったです。
日本へのはがきの料金は2023年12月15日現在、90ルーブル(約135円)です。値上がりする可能性があるので、ご利用前にロシア郵便の公式サイトで必ず料金を確認してください。または、モスクワ市内のあちこちに郵便局があり、8:00~20:00まで(土日は18:00くらいに閉まる)営業しているところが多いので、郵便局へ行き、日本までのはがきはいくらかを訊いて下さい。
まとめ
いかかがでしたか?
今すぐにロシアへ行こうと思う人はいないと思いますが、国際情勢が落ち着いたら、ぜひ、美しいモスクワの街を見にきてください。親日の人が多く親切な人が多いので、一度訪れるとロシアに対するイメージが変わると思います。
関連記事
Rankingロシア記事ランキング
-
チェブラーシカ
- 高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。