【実録】日本航空の急患対応が素晴らしかった!

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。

まず、2024年1月2日に起きた日本航空と海上保安庁の航空機接触事故で亡くなられた方々にお悔やみ申し上げます。

僕自身、父親の影響もあり、乗り物が大好きです。特に飛行機は子どもの頃はそう簡単に乗れるものではなかったので、一番好きな乗り物です。その飛行機に多数搭乗した中でもなかなか経験することがないこと...急患対応を経験しました。その時、機内で何が起きたのか?をレポートします。

目次

飛行機に乗ってなかなか経験しない6つのこと

飛行機に乗る機会が多い人でも下記の経験をしたことがあるのは少ないと思います。

  1. ゴーアラウンド(着陸復行):着陸のやり直し
  2. 大阪国際空港(伊丹)での逆ラン体験:伊丹空港は通常、北西に向かって離陸しますが、逆に離発着するのが通称「逆ラン」。年間で約2%の確率です
  3. ダイバード(目的地変更):目的地が悪天候で着陸できない場合、出発空港に引き返すまたは近隣の空港に目的地に変更する
  4. 機材故障による欠航:搭乗する機材が故障により欠航となる
  5. 悪天候による欠航:目的地が悪天候により欠航となる
  6. 機内で急患が発生する

僕は今までに1~5は経験済み、6は経験したことがありませんでした。

僕が経験したことがない「機内での急患」

「6. 機内で急患が発生」を経験しました。

  • 搭乗日:2023年4月29日
  • 搭乗区間:大阪国際空港(伊丹)7:05発 ⇒新潟空港 8:10着
  • 航空会社:日本航空(運航はJ-AIRにて)
  • 機材:エンブラエルE190

【時系列】

7:00にバスにて搭乗機へ移動。タラップを上がって機内へ。

日本航空 J-AIR エンブラエルE190

エンブラエルはブラジルの航空機メーカーです。リージョナルジェット機(一般的には100席未満のジェット機)部門では世界最大級の航空機メーカーでもあります。今回搭乗したのはエンブラエルE190です。(下記の写真はE190機体のイメージです)

日本航空 J-AIR エンブラエルE190

少し遅れて7:13にプッシュバック。地上スタッフの見送りを受け出発しました。

地上スタッフの見送り

それは突然起きた

地上スタッフの見送りを受け、滑走路に向けて、誘導路を走っているとき...

機体中央からキャビンアテンダント(以下CA)呼び出しのチャイムが鳴る。

CAが「離陸のため、CAも着席する必要があり、そばに行けない」ことを機内アナウンス。

※僕は機体後方座席に座っていたので機内を見渡すことができました
※この機体には2名のCAが乗務していて、離着陸時には前方と後方に着席しています

それでもCA呼び出しのチャイムが鳴る。

キャビンアテンダントの対応に感心しました

ここからのCAの対応が素早かった!

CAも何かあったと判断し、自身のシートベルトを外し、当該のお客さんのところに駆け寄ります。

2名連れの1名が急に苦しみ出したのでCAを呼び出したことが判明。

2名のうち1名のCAがコックピットにいる機長に連絡。

もう1名のCAがお客様対応。

飛行機はまだ地上滑走中だったのですが、バックはできないので、そのまま滑走路まで行き、滑走路を突っ走ってゲートに戻りました。

その間、CAは救急キットや酸素マスクを持って急患のもとへ駆け寄る。

飛行機が離陸していなかったことが不幸中の幸い。離陸していたら緊急宣言をしても10分程度は伊丹空港に戻れません。

出発した元のゲートに戻り、その間に責任者がゲートに待機していました。

その結果

幸い、急患の方は意識があり、責任者が救急車を呼ぶかと本人に確認。そこまでする必要はないとのことで、空港内の医務室へ行かれました。

飛行機が滑走路に移動を始めてからゲートに戻り、急患の方を医務室までお連れする間、なんと10分程度。

常に訓練しているといっても、なかなか出合わない対応だとCAも緊張したと思いますが、急患への素晴らしい対応。そして他の搭乗者への心遣いも完璧でした。

飛行機は、一度エンジンを始動して地上滑走していたので、再度燃料を補給。僕たちは機内でそのまま待機していました。

8:08にゲートを出発。再度地上スタッフの見送りを受けます。

地上スタッフの見送り

伊丹空港の離陸は8:22。伊丹⇒新潟間はアルプス上空を通過するので窓側がおすすめです。北アルプス上空を通過。

北アルプス上空を通過

妙高山上空を通過。

妙高山上空を通過

新潟空港着陸は9:09、ゲート到着は9:12。約1時間遅れでした。

新潟空港に着陸

その場面に遭遇した僕の感想

たまたまその場面に遭遇しましたが、CAの対応の早さ、コックピットや地上スタッフとの連携の良さが光った対応だったと思います。特に旅行や飛行機への搭乗は少なからず緊張することがありますので、自分自身の体調管理は重要だなと思いました。その後も飛行機に乗る機会が多いのですが、安心して搭乗しています!

皆さんも、飛行機に乗る時は必ず出発時の緊急デモンストレーションを確認しましょう!

おまけ

J-AIRでは保有機の中でエンプラエルE190の1機を2025年大阪・関西万博開催を記念した「JALミャクミャクJET」として2023年11月28日より運航しています。運航スケジュールはJ-AIRの公式サイトにてご確認ください。

J-AIR エンプラエルE190 JALミャクミャクJET

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中尾勝

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