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こんな沖縄があった!まだ見たことのない場所、沖縄的日常の中へと時間を超えてトリップする旅
沖縄といえば有名な観光地巡りが主流になっていますが、もう観光地は飽きたという人に少しマニアックな場所にあるお店をご紹介したいと思います。今回は「食」中心の美味しいレポートですよ。
目次
丘の上の住宅街、沖縄ならではの外人住宅を改装したお店
北中城にある、欧風カレー屋「Franklyn(フランクリン)」。ここは、店内から中城湾を見下ろせる風景も素晴らしいながら、とってもお洒落な空間でこだわりのカレーが食べられるお店です。
外人住宅を丸々お店にしてあり席も広々と取ってあるので、まるで沖縄の別荘に遊びに来たような感覚でのんびりと食事を楽しむことができます。
県産のポークカツの欧風カレーや、トッピングも色々あってカスタマイズができるのが嬉しいところ。私は海老フライトッピングで楽しみました。店主さんがこだわり抜いて作り上げたオリジナルのカレーも、トロピカルな沖縄にぴったりの味わい。
最近は2号店を普天間にオープンしたそうですが、そちらはガラリと変化して路地裏のレトロ空間の雰囲気のようです。
FRANKLYN 北中城店
- 住所:北中城村和仁屋406-84
- TEL:098-911-3524
- 営業時間:月~金 11:00~15:00(L.O.)、土日 11:00~17:00(L.O.)
Franklyn 普天間店
- 住所:宜野湾市普天間2丁目16-3
- TEL:098-893-3277
- 営業時間:11:00~15:00(L.O.)
- Instagram:Franklyn
北中城のフランクリンから車で5分ほどの場所には「プラウマンズ・ランチベーカリー」があります。こちらもとても癒される空間、高台にあるカフェでパンの販売もしています。
「アーサーと海塩のリュスティック」などは、香り豊かで沖縄そのものを食べているような感じ。こだわりの材料、オリジナルの焼き方で作ったパンはもっちりとした水分感がちょうどいいんです。
この日は午後3時を過ぎた頃に行ったのですが、パンはもう半分ほどになっていました。植物に囲まれた環境、ナチュラルで居心地の良い店内...その壁際にはレコードプレイヤーが置いてあります。先ほどのフランクリンでもレコードがかかっていましたが、それだけでもゆったりとした時間を大切にしている空間のような気がしますね。
朝9時からやっているのでモーニングタイムもくつろげますよ、沖縄に流れる時間を肌で感じながらのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
プラウマンズ・ランチベーカリー
- 住所尾:中頭郡北中城村安谷屋 927-2
- TEL:098-979-9097
- 公式サイト:プラウマンズ・ランチベーカリー
ローカルの日常風景に入り込む面白さ
もっとローカルな場所に行きたければ、那覇の市場があります。リニューアルした牧志公設市場も有名ですが、それよりもさらに奥に行くと「のうれんプラザ」があります。
ここは戦後からある卸売市場「農連」がリニューアルした空間で、驚くことに早朝3時頃から空いているお店もあるようですね。農家が直接販売できる場所で、2階の卸ゾーンでは一般客でも野菜などを卸値で買えるそう。飲食店もいくつか入っていました。
ここの2階で食べたのが、八重山そばの「島そば一番地」。石垣に本店があるこのお店のそばは、化学調味料などを使用しないこだわりの味です。ジューシーという沖縄の炊き込みご飯と、日替わりおかずの炒め物(この日はパパイヤ)、ミニそばのセットを注文。
じんわり届く優しい味にほっこりします。「石垣の塩」のまろやかさがあり、八重山の調味料「ピィパーズ」は特徴的な味で、松茸に似ていると言われる香ばしさが。そばにかけて、これぞ至福の味。この日はたまたま三枚肉も追加で注文でき、心から満たされました。
島そば一番地 那覇店
- 住所:那覇市樋川2-3-1-205(のうれんプラザ2F)
- TEL:098-831-5811
- 営業時間:10:30〜17:00(L.O.16:45)
- 定休日:火曜・金曜
以前の「農連」はとても雰囲気のある少し独特な場所でしたが、今では誰でも気軽に行きやすい空間に。ただ、観光という感じではなく地元の日常を見るといった感じなのですが、興味のある方は覗いてみては。
時間帯によっては閉まっている店も多いので公式サイトなどをチェックしてから行くのをおすすめします。
のうれんプラザ
- 住所:那覇市樋川2丁目3-1
- TEL:098-834-7818
- 公式サイト:のうれんプラザ
※営業時間は各店舗異なります。公式サイトをご確認ください
独特な沖縄文化をリアルに体験するには
沖縄のお弁当も凄いんですよ。のうれんプラザから国際通りに向かう「大平通り商店街」の入り口付近にはお弁当を売っているお店がいくつかあります。
ふわふわの沖縄天ぷらがショーケースに並び、さかな天ぷらから、イカ、ゴーヤー、もずく、よもぎなどの天ぷらや、田芋コロッケなど沖縄らしい揚げ物が揃っていて、地元のオバーがビニール袋片手に天ぷらを持ち帰る日常風景が何とも言えずいいんです。
沖縄独特のメニューを見ているだけでも楽しく、ソーメンチャンプルー、にんじんしりしりー、ボロボロジューシーという雑炊まである様子。お弁当はのうれんプラザのお店の店頭などでも売っていたりするのですが、とにかく格安で種類の多さに驚きます。
古くて狭い商店街が迷路のように続きますが、かなりのトリップ感があるのであえて迷い込んでみるのも良しです。焼き物の里、壺屋通りも近いのでぜひ寄ってみては。昔ながらの沖縄に出会えるチャンス、お店の人に話しかけてみると面白いかもですよ。
噂のそば屋にも行ってみました、沖縄市の「だるまそば」です。地元の友人に連れて行ってもらった昔ながらの沖縄そば屋さんなのですが、とにかく地元客で賑わっていました。メニューが多くて悩みに悩んだ末に「牛汁そば」を注文。
赤身のお肉と、モツがたっぷり入っています。スープは牛の旨味にフーチバー(よもぎ)がガツンとパンチを効かせています。THE島の味!といった独特の美味しさ。沖縄の牛汁を食べられるチャンスはあまりないかも、見つけたらトライしてみて欲しい島の味です。
だるまそば
- 住所:沖縄市山里2丁目13-20
- TEL:098-932-8840
- 営業時間:11:00~21:00
- 駐車場:あり
行きなれたメジャースポットで、新たにチャレンジしてみては
せっかくなので、メジャーなスポットもご紹介。北谷にあるアメリカンビレッジは、ポップな色合いの建物がずらりと並ぶ有名な「映えスポット」です。まるでテーマパークの中を歩いているような空間で、海もすぐ目の前です。
昼も夜もショッピングから食べ歩きまで色々と楽しめる賑やかな街なのですが、早朝の朝日が登るタイミングで静かな海沿いを散歩するのも気持ちいいんですよ。
アメリカンビレッジ
- 住所:沖縄県中頭郡北谷町美浜
- 公式サイト:アメリカンビレッジ
もし時間がたっぷりとあるなら「ちゅらーゆ」という温泉施設もおすすめです。アメリカンビレッジの端にあり歩いて行けるので、買い物に飽きたら立ち寄るのもありですね。目の前にあるビーチへの出入りも自由(※時間限定)なので荷物の心配もいりませんし、水着やタオルのレンタルもあり手ぶらで行けます。
温泉は肌がツルッとなるような泉質で、小さな露天風呂もありますよ。プールや温水プールもあり夜はライトアップも。
ちゅらーゆ
- 住所:中頭郡北谷町字美浜2番地
- TEL:098-926-2611
- 営業時間:お風呂 7:00~23:00(最終受付22:00)、屋外施設 10:00~21:00
- 休館日:年1回(施設メンテナンス)
- 駐車場:あり
- 公式サイト:ちゅらーゆ
沖縄のファーストフード店といえば「A&W」です。ルートビアとチリチーズカーリーフライのセットを注文しましたが、ドリンクの「ルートビア」はかなりの個性派。14種以上の薬草から作られたというその味は好みの分かれるところですが、私は実は苦手なんですけど、今回なぜか再チャレンジして、ちょっと癖になりそうな勢いで飲み続けました。
あまりの暑さだったからかも知れません、どこかスッとする飲み口なんですよね。ルートビアがいつでも飲み放題なところも沖縄っぽいです。
A&W
- 公式サイト:A&W
- 沖縄県各地に店舗あり
<Google map:美浜店>
まとめ
いかがでしたでしょうか。ひとことで沖縄といっても色んな場所があります。今回は食中心のリポでしたが、もし気になる所があればチラリと覗いてみてはいかがでしょうか。まだまだ知られていない沖縄を発見できる旅のきっかけになれば嬉しいです。
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Hinata J.Yoshioka
- フォト&ライター。国内を転々と旅した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。世界を船でぐるり2周した物語もWebで掲載中!!