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【ロシア】モスクワ旅行を快適にするためのポイント Part1
こんにちは!モスクワ在住のチェブラーシカです。
ロシアって怖いイメージをもたれがちですが、あらゆることを想定して準備をしておけば快適な旅となり、モスクワの美しい景色と親日のロシア人の暖かさに感動すること間違いなしです。今回は、旅が素敵な思い出になるように、事前にできる対策を紹介します。
目次
言語
言語は、基本ロシア語です。ロシア人は、ロシア語は難しい言語だと思っているので、片言でもロシア語を話すと喜びます。しかし外国人が多い観光地やホテルなどでは、流ちょうに英語を話す職員がいるので、英語も通じます。
道に迷ったときなど英語を話せる人に道を訊くと、英語で答えてくれたり、スマホで調べて地図を見せながら説明してくれたりします。
私のように英語が話せない人の場合は、旅行前に33文字のキリル文字を読めるようにしてから旅行に行った方が、安心できると思います。話せなくても文字が読めれば、気休めになる場合があります。
<キリル文字(ブロック体)>
ロシアでは、筆記体を小学校1年生で習い、当たり前に使うので、筆記体も読めるようにすると安心です。
<キリル文字(筆記体)>
モスクワの人たちは基本的に親切です。道に迷ったときは1人で困っていないで、近くにいる人に訊いてみましょう。言葉が分からなくてもみなさん、必死に助けてくれます。場合によっては、一緒に来てくれたり、地図を書いてくれたりします。旅行時に困っているときほど、真のロシア人の心が分かると思います。
また、初めてのロシア旅行前に覚えたロシア語があります。
「Помогите, пожалуйста.(パマギーチェ・パジャールスタ)」
意味は、「助けてください」です。ロシア語の正しい発音は、カタカナで書き表すことができませんが、カタカナロシア語でも比較的通じやすい単語ですので、とっさの一言として「パマギーチェ・パジャールスタ」を覚えていくといいです。緊急時は「パマギーチェ」だけでも十分通じます。
緊急時だけでなく、ちょっと背が低くて高いところのものがとれない時などにも気軽に使えます。
2023年8月1日から電子ビザ開始
2023年8月1日から、ロシア全土で電子ビザが導入されました。ロシア入国予定日の4日前までに電子ビザの申請をすると、最長で16日間の電子ビザが発行されます。16日間以内の滞在であれば、ロシア大使館を訪れることなく、写真とパスポートのスキャンを送ると電子ビザを取得することができるようになりました。電子ビザ取得のために手数料が52米ドルかかります。
詳しくは、ロシア大使館の公式サイトをご覧ください。
電子ビザの注意点
電子ビザになり、観光がしやすくなりましたが、気を付けて欲しいことは、電子ビザの名前表記です。ビザは、キリル文字で印字されますが、名前表記に一字でも間違いがあると、ロシアに入国することができないので、キリル文字に詳しくない方や、初めての方は、旅行会社などに相談するといいです。
パスポート携帯義務
モスクワ市は、常にパスポート携帯義務があります。そこで、心配なのは盗難だと思います。私は、首から下げるものにパスポートを入れて、観光していました。
<貴重品袋>
それでも、万が一盗難にあってしまったら、モスクワにある日本大使館へ行ってください。
<モスクワの日本大使館>
念のため日本大使館の電話番号をスマホに登録しておくと、緊急時に少し落ち着いて行動することができます。スマホもなくしたなんていう最悪な事態も想定して、電話番号をメモして、大使館の地図も印刷しておくと安心です。
体験談
私は旅行時、戸籍謄本とパスポート用の写真を1枚いつも持ってきていました。
また、空港での入国審査では、パスポートの写真と実物の顔をしっかり確認されます。パスポートの写真と実物の顔があまりにも違う場合は、「本当に本人なのか?」と3人がかりでじろじろ見られます(経験済み)ので、パスポートの写真と実物の顔が同じになるように、入国時は気を付けてください。
2023年8月現在の両替、クレジットカード事情
現在の経済制裁によって、日本のクレジットカードは使えなくなりました。旅行時に現金を持って来る必要があります。
ところが、2023年8月15日現在、日本で日本円からロシアルーブルに両替することができません。日本で、日本円からドルやユーロに両替をし、モスクワに到着後、ドルやユーロからルーブルに両替するのが確実です。ロシアルーブルはこのようなお金です。
現金を持ち歩くことで盗難の心配がありますが、その日使いそうな分だけをお財布に入れ、使わない現金は先ほど紹介したパスポートを入れるケースに入れておけば、安心です。実際、私も旅行時にそうやっていて、盗難にあうことは一度もありませんでした。クレジットカードが使える時でも現金のみで旅行をしていたので、カードが使えなくてもそれほど困ることはありません。
日本を出発する前に、旅行会社で航空券やホテルの手配をお願いして事前にお金を払っておくと、ロシア到着後に使う現金は、観光地の入場料・お土産・食事・交通費ぐらいとなります。
まとめ
ロシア旅行を快適にするポイントを書いてみましたが、まだまだ紹介したいことがありますので、続きは次回の記事に書きます。
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チェブラーシカ
- 高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。