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【四季と宿をめぐる旅】大分県〜フリューゲル久住と初夏の高原〜
束の間の春を過ぎ、暖かい気候に変わる初夏。緑がいっそう濃くなり、青空とのコントラストが清々しい季節です。
そこで今回は高原リゾートホテル「フリューゲル久住」をご紹介!自然に包み込まれるようなロケーションを誇る全室離れのお部屋には内湯と露天風呂が付いています。
久住高原の野菜など地元食材を使ってシェフが手がけるお料理も絶品。宿泊の満足度を上げてくれる心のこもったサービスも盛りだくさんです。
目次
初夏の清々しい久住高原
4月から新緑が芽吹き、GWを迎えると緑色に輝く久住高原。日本百名山にも選ばれている久住山の山麓に広がる山岳リゾートです。九州屈指のドライブルート・やまなみハイウェイや、観光地として人気な阿蘇から近い場所に位置しています。
「フリューゲル久住」があるのは、高原の中でも東側。住宅街の一角にひっそりと佇んでいるのですが、敷地はなんと約1万2,000坪というのだから驚きです。チェックイン時には、スタッフさんがカートに乗って離れのお部屋まで案内してくださいます。
全室離れの高原リゾートに泊まる
民芸調のお部屋はかなり広々。メインの洋室に加えて畳の和室も用意されています。どこで寛ごうか思わず悩んでしまうほど(笑)オレンジ色の明かりが優しく灯り、ステンドガラスも綺麗で趣も抜群です。
ホテルにお茶菓子は付き物だと思いますが、「フリューゲル久住」では豪華な箱のなかにチョコレートやクッキーが用意されていました。こうした1つひとつのおもてなしが、泊まった思い出をより印象的に変えてくれますね。
夫婦ともに気に入ったのはテラスに設置されていたハンモックです。緑を眺めながら清々しい気温を感じ、ゆったりと揺られる時間は非日常なひとときでした。まだひんやりとした朝の時間に横になるのも気持ち良かったです。
源泉掛け流しの内湯と露天風呂
全室離れのお部屋には、なんと内湯と露天風呂の2つが備えられています。露天風呂はウッドデッキと一体化した開放的なロケーションとなっています。好きな時に何度でも入り放題というのが嬉しいですね。
泉質は炭酸水素塩線。赤褐色のお湯は、ほのかに鉄分の香りがして、肌をすべすべにしてくれる清涼のお湯です。入るだけで石鹸で洗われたように身体が清潔になる効果があると言われています。肌に染み込むお湯に浸かりながら、周囲の美しい緑の景観を楽しみました。
内湯もゆったりと広い浴槽になっています。窓を開ければ飛び込んでくる緑の風景も一興。外で少し冷えたら内湯で温まり、また露天風呂へ。少し肌寒いシーズンに訪れたからこそ、温泉を大いに満喫できたのも良かったです。
料理長が腕を振るう朝夕食に感動
お部屋での時間に加えて、シェフが腕を振るうフルコースの夕食や、彩り豊かな朝食も「フリューゲル久住」の宿泊する醍醐味です。久住高原で育てられた野菜や九州の和牛など、地元の味覚が詰まっています。
中でも特に気に入ったのは「イシモチダイのパートフィロ包み焼き 香辛料のリゾット添え」。新鮮なお魚と香ばしいパイ、モチモチとして風味豊かなリゾットの三位一体の美味しさを味わいました。
そして朝もフレッシュな野菜が入ったサンドや旨味が詰まったスープなど、夕食と引けを取らない豪華な内容。朝からたっぷりとエネルギーをチャージできますよ。
最高のお部屋と温泉、そしてお料理。初夏の癒しのひとときを満喫できる「フリューゲル久住」。筆者イチオシの高原リゾートホテルです。
フリューゲル久住
- 住所:大分県竹田市久住町大字栢木6049-89
- TEL : 0974-64-7839
- 予算:1泊2食付き32,500円〜/人
- 公式サイト:フリューゲル久住
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土庄雄平
- 1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍ら、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。春は桜を愛でながらサイクリング、夏は冷涼な北日本へ自転車で大冒険、秋は秘境の紅葉を求めて山登り、冬は輝く樹氷と白銀の世界に魅了される。そんな自然の中へ身を投じる旅がルーティーン。