秋の親子散策!街中にある動物園?エコパルケへ

ブエノスアイレスの人気のパレルモ地区。ここにある「エコパルケ」についてご紹介します。

観光地としては有名ではありませんが、お子様連れの旅行にはとてもおすすめスポットです!アルゼンチン在来種の動物や植物も多く飼育・栽培されているので、私達日本人には珍しさもあり、楽しめること間違いなし!

目次

閉鎖された動物園?!

エコパルケ

先日、我が家の3歳の息子を連れて、秋の行楽シーズンにパレルモ地区にある「エコパルケ」に行って来ました!

エコパルケは以前、動物園として運営していたのですが、近隣住民の匂いに対する苦情や大型危険動物の脱走の不安などから現在は動物園としては閉鎖され「エコパルケ」へ生まれ変わりました。

エコパルケは、"訪問者と共にそれぞれの種と環境を保護することの重要性を理解するための施設"として、子どものいる家庭におすすめの施設として紹介されています。
また、まだ引き取り手のない動物達を飼育していることから、一部、動物園時代の動物達も見られます。

どこにあるの?

ブエノスアイレスのパレルモ地区

ブエノスアイレスのパレルモ地区。「お洒落な街」「最新」「Barやレストランが充実」「住みたい街」「お金持ちエリア」というイメージが強い街。もちろん、パレルモ地区は広く、さまざまな場所があるためすべての場所が当てはまるわけではありません。しかし、最先端をイメージするそんな街に、猛獣が住む動物園があったというところにアルゼンチンのスケールの大きさを感じます。

エコパルケは、アルゼンチン人に人気の日本庭園や植物園とも隣り合う位置に存在していて、自然を感じるためのお散歩コースとしては最適の場所です。

どんな場所?

エコパルケ

エコパルケの中には豊富な施設があり、1日いても子どもたちは退屈しません。
例えば、

  • 動物園
  • 動物の世話の体験
  • 植物学を学ぶ
  • バーチャル海洋生物の体験
  • 海洋博物館
  • 再生可能なエネルギーを使った家の体験
  • 哺乳類の神作
  • 植物や蝶、昆虫の観察

など、大きな園内を歩きながら体験したり、施設に入れます。
この施設内は、すべて無料です。

まだ我が家の息子は3歳ということもあり、体験するにはまだ難しいジャンルもありますが、どのブースにも興味津々で目が輝いています。

エコパルケでは、公園内を詳しく学べる特別なガイドを有料で実施しており、その収入を使って、アルゼンチン全土で絶滅危惧種の救出や繁殖活動のサポートなども行なっているそうです。園内にはアルゼンチン在来の動物も多く、哺乳類や鳥類、爬虫類を紹介しています。

園内の様子

動物園だけでなく、海洋生物も紹介している海洋博物館も備えています。

エコパルケ

海洋博物館横にある、バーチャルオットセイがボタンを押すと水をかけてくる遊具があります。子どもたちは、おおはしゃぎで何度も何度もオットセイに水を吹かせていました。

オットセイも負けてはおらず、水が当たるとビジョ濡れになるほど水がかかります。これ以外にも、巨大くじらの潮吹きなど水を扱う遊具は人気のスポットです。

エコパルケ

園内には、大きな池があり水辺の湿地帯で育つ植物や昆虫や蝶も観察できます。周りの高級・高層マンションに囲まれつつもこの地域だけ、空が高い。

エコパルケ

動物園の地域では、檻に入っていない動物を間近で感じることも。マーラ(liebre patagónica)やクジャクはすぐそばまでやって来て親近感も湧いてきます。

エコパルケ

アルゼンチンのパタゴニアに生息するこの子犬程度の大きさの動物マーラは、常に2匹で行動していて、一生パートナーの解消はしません。

オスはメスに従うように行動して、食事をしたり、授乳する際オスはメスを守るため見張りを担当するそうです。アルゼンチンの理想の夫婦関係を表現しているような動物です。

園内でも2匹で昼寝をしたり、餌を探したり、草むらを散策する可愛い姿を見られます。

マーラ

クジャク

クジャクは、大きく羽を広げる姿はあまり見せてくれませんが、園内の売店近くをふらふらしています。子どもの目線で見るとこの大きさの鳥は少し怖く感じるかもしれませんね。
人に慣れているようなので、何か悪さをしなければ一定の距離感を保ってくれます。

巨大動物の中でもゾウは、大きな庭と立派な家を持っています。日本の動物園のゾウが不憫になるほど、大きな庭で過ごしている様子。さすが王者の貫禄ですね。

ゾウ

立派な家の装飾も手が込んでいて、羨ましいほどのご自宅でした。

エコパルケの私の個人的なお気に入りは、動物園内の建物の装飾が細かく美しくとても素敵な所です。

グロリエッタ

Glorieta(グロリエッタ)と呼ばれるこの施設は、さまざまな公園で見られますが、公園の施設としては装飾がとても豊かです。

公園で集まる時に使ったり、雨宿りをしたり、少し日陰で休んだりという使い方でこちらの人は利用しているようです。日本育ちの私としては、用途がわからず「何のためにあるの?」と聞いてしまいますが、公園内のそこにあるだけで絵になる施設であることは間違いありません。

まとめ

メリーゴーランド

パレルモにあるエコパルケの様子はいかがだったでしょうか。
短い滞在や旅行では行くことがないかもしれませんが、お子様連れの観光や長期滞在でもう観光スポットは飽きてしまったよ、動物・植物が大好きという方にはぜひおすすめしたい場所です。出口付近にはメリーゴーランドなど遊具もあって、小さなお子様も楽しめます。

エコパルケの情報(Eco Parque)

  • 場所:Av. Sarmiento 2601, C1045 CABA, アルゼンチン
  • 時間:11:00~18:00
  • 定休日:月曜日
  • 公式サイト:エコパルケ

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AKANE

アルゼンチンのブエノス・アイレス在住のタンゴダンサー、講師。タンゴやブエノス・アイレスの文化・情報について、日本から見て地球の反対側の本場ブエノス・アイレスから情報を発信中。

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