日本三大花火大会(大曲、土浦、長岡)の特徴や観光の際の注意点

日本三大花火大会(大曲、土浦、長岡)の特徴や観光の際の注意点

夜空に美しく咲き誇る花火は、心動かされる日本の風景。なかでも日本三大花火大会は、迫力と美しさを併せ持った、とっておきの花火大会です。

一流の花火師が全国から集まる大曲と土浦、そして平和への願いが込められた長岡。この記事では、そんな日本三大花火大会の見どころや観覧の際の注意点を紹介。合わせて観光したいスポットも取り上げているので、旅の計画を立てるのにもぴったりです。

目次

<1. 日本三大花火大会とは>

<2. 全国花火競技大会(大曲の花火)>

<3. 土浦全国花火競技大会>

<4. 長岡まつり大花火大会>

1. 日本三大花火大会とは

日本三大花火大会とは、秋田県の全国花火競技大会(大曲の花火)、茨城県の土浦全国花火競技大会、新潟県の長岡まつり大花火大会のこと。いずれも、長い歴史と伝統があり、大会の規模も大きく、例年多くの観客を集める花火大会。そして、日本人なら一生に一度は訪れたい、大迫力の美しい花火の数々を楽しめる大会です。

このうち、秋田県の全国花火競技大会(大曲の花火)と茨城県の土浦全国花火競技大会は、花火師たちが腕と技を駆使し、その花火の美しさを競い合う大会として知られ、日本三大競技花火大会のひとつにも数えられます。一方、新潟県の長岡まつり大花火大会は、伝統的な長岡まつりのプログラムとして開催され、慰霊や平和への願いを込められて花火が打ち上げられる大会です。

2. 全国花火競技大会(大曲の花火)

大曲の花火
<出典:写真AC

秋田県大仙市の雄物川(おものがわ)の河畔で開催される全国花火競技大会(大曲の花火)は、日本最高峰の花火競技大会として有名。全国からトップクラスの花火師が集結し、その技術を競って、花火師自身の手で夜空へ花火を打ち上げます。最も優秀な花火を作った花火師には、最高の栄誉である内閣総理大臣賞が贈られる、格式ある大会です。

その歴史の始まりは、1910年(明治43年)、諏訪神社の祭典の余興として、東北各地の花火師が集まって開催された「奥羽六県煙火共進会」。戦後、現在の「全国競技花火大会」として再開され、1964年(昭和39年)には全国初となる創造花火が取り入れられるなど、時代に合わせて発展を遂げてきました。現在では、毎年70万人以上の観客を集める、日本有数の大イベントになっています。

例年、8月の最終土曜日に開催。昼花火は17時15分~、夜花火は18時50分~、それぞれ打ち上げが行われます。

2.1 全国花火競技大会(大曲の花火)の見どころ

大曲の花火の見どころは、一流の花火師が全国から集まり、日本一を競って打ち上げられる、珠玉の花火の数々。なかでも夜花火の部では、直径約330mの大輪の花を咲かせて競う10号玉、そして色彩やリズム、立体感、構成など、花火師の創造性や独自性を競う創造花火が打ち上げられ、秋田の夏の夜空を彩ります。さらに大会提供花火である、幅500mのワイドスターマインも名物で、最先端の演出と融合したショーを楽しめます。

このほか、色煙を使って空に模様を描き出す昼花火は、全国でも大曲でしか見られない競技。また会場となっている雄物川の河畔は、出羽丘陵を背景に、音響、色彩、安全の3点で日本屈指の恵まれた環境となっています。花火師たちの工夫が凝らされた約1万8,000発は、日本の美しい花火の象徴です。

2.2 全国花火競技大会(大曲の花火)の有料観覧席

大曲の花火をゆったり楽しむなら、雄物川の河川敷の有料観覧席で眺めるのが1番。では、2023年の大会の観覧席の種類と料金を紹介します。

【2023年】

  • プラチナペア席(定員2名):5万円
  • デラックステーブル席(定員4名):4万5,000円
  • テーブル席(定員4名):3万2,000円
  • 堤防BOX席(定員4名):2万6,000円
  • ペア席・ベンチ(定員2名):1万2,000円
  • レジャーシート席(定員4名):1万1,000円
  • イス席(定員1名):7,000円

プラチナペア席は、櫓の上に設置されているため、目線を高く花火を眺められる最上級の席。堤防BOX席は、堤防の斜面に簡易式の腰掛が設置された席です。例年、6月~7月頃から、インターネットのサイト(ローソンチケット、イープラス)を通じて販売が開始。先着販売なので、発売日にアクセスして購入するのがおすすめです。

2.3 観覧の際の注意点

かつては無料観覧席もあった大曲の花火ですが、現在では有料観覧席のみとなっています。安心して花火を楽しむためにも、有料観覧席のチケットを手に入れて行くのがいいでしょう。また、観覧席以外から花火を眺めたい場合も、畑やビニールハウス、水田、宅地などには絶対に入らないように。地元住民の方のご迷惑にならないよう、マナーを守って花火を楽しみましょう。

当日は大混雑し、また夜は肌寒くなるので、浴衣や下駄は避けた方が無難。花火大会は雨天決行のため、長靴やレインコートを持っていくといいでしょう。会場の河川敷は害虫が多く生息するので、虫除けスプレーやクリームもあると安心です。帰るときに気をつけたいのは、飲食などで出たゴミ。大会側は、ゴミは持ち帰るのではなく、臨時のゴミ集積所に分別して捨てるよう、協力をお願いしています。

2.4 おすすめの穴場スポット

有料観覧席を確保できなかったとき、大曲の花火を眺める穴場スポットとしては、会場の北の高台にある姫神公園がおすすめ。仙北平野を一望する公園からは、遮る物のない中で花火を眺めることができます。望遠レンズで花火を撮影するのにも最適なスポットです。

また、市街地にある大曲ヒカリオ駐車場の屋上も、穴場的な鑑賞ポイント。ただし、周辺は交通規制エリアのため、規制が解除されるまでは車を出せなくなる点には注意しましょう。

2.5 全国花火競技大会(大曲の花火)と合わせて観光したいスポット

田尻湖
<出典:写真AC

大曲の花火と合わせて観光するなら、隣の仙北市にある田沢湖や角館がおすすめ。田沢湖は、日本一の深さを誇るコバルトブルーの湖。たつこ姫伝説で知られ、金色の「たつこ像」が撮影スポットとして定番です。また角館は、かつて城下町として栄え、今も武家屋敷が多く残っている、みちのくの小京都。夏は桜並木の緑が古い町並みに映えます。足を延ばせば乳頭温泉郷もあるので、乳白色の湯を楽しむのもいいでしょう。

歴史が好きなら、隣接する岩手県の平泉へ。国宝の金色堂(こんじきどう)が残る中尊寺、美しい浄土庭園のある毛越寺(もうつうじ)など、ユネスコの世界遺産にも登録されています。松尾芭蕉の句「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」は、夏の平泉で詠まれた句です。

2.6 全国花火競技大会(大曲の花火)の開催場所へのアクセス方法

大曲の花火の会場である雄物川の河川敷へは、JR大曲駅から徒歩約30分。当日はシャトルバスの運行などは行われないので、歩いて会場へ向かうようにしましょう。

また帰りは、大曲駅を発車する秋田新幹線、奥羽本線、田沢湖線のいずれも、深夜にかけて臨時列車を運行。会場までの行き帰りともに混雑するので、決して慌てずに、余裕を持って行動することが大切です。

3. 土浦全国花火競技大会

土浦全国花火競技大会
<出典:写真AC

名峰・筑波山を望む茨城県土浦市、その桜川の河畔で開催される土浦全国花火競技大会は、全国から一流の花火師が集まる花火競技大会。なかでも、数百発の花火が夜空を彩るスターマインは名物で、スターマイン日本一を決める大会とも言われています。スターマインの部、10号玉の部、そして創造花火の部の優勝者の中から、最も優秀な花火師に内閣総理大臣賞が贈られる、花火師にとって特別な大会です。

また土浦全国花火競技大会は、秋に開催されるのも特徴のひとつ。1925年(大正14年)、航空隊殉職者の慰霊と関東大震災後の経済活性化のため、霞ヶ浦湖畔で始まった大会ですが、実りの秋を祝い、農民の勤労を慰める意味合いもあったのです。秋の夜空に咲き誇る花火は人気となり、今では約80万人の観客が集まる、関東屈指の花火大会になりました。

例年の開催日時は、11月の第1土曜日、17時30分~。約2万発の花火が盛大に打ち上げられます。

3.1 土浦全国花火競技大会の見どころ

土浦全国花火競技大会の見どころは、花火師たちが労力を注ぎ込んで作った、いくつもの特別なスターマイン。劇場型花火とも例えられるように、数百発の花火が音楽に合わせて打ち上げられ、そのリズム感やタイミングが芸術的な花火を生み出します。音楽とともに盛り上がって、最後は一斉に打ち上がる花火もあれば、静かに余韻を残して終わる花火もあるなど、独創性豊かなスターマインの数々を楽しめます。

さらに、大会提供のワイドスターマインは「土浦花火づくし」と題され、幅500mにわたって、約2,000発もの花火が打ち上げられる、大会のハイライトのひとつ。このほか、伝統的な10号玉の花火や斬新なアイデアを競う創造花火と、2時間以上にわたって打ち上がる花火の数々は、花火師たちの魂が込められた美しい結晶です。

3.2 土浦全国花火競技大会の有料観覧席

土浦全国花火競技大会では、会場となっている桜川の河川敷に有料観覧席が設置されます。ここでは、2022年の大会の観覧席の種類と料金を紹介します。

【2022年】

  • 全マス(定員4名):1マス2万2,000円
  • 半マス(定員2名):1マス1万1,000円
  • イスA席:1席4,000円
  • イスB席:1席3,500円
  • イスC席:1席3,000円

スターマインを大迫力で楽しみたいなら、打ち上げ場所の目の前に設置された、桟敷席の全マスや半マスがおすすめ。イス席は10号玉や創造花火の打ち上げ場所に近く、A→B→Cの順に、より打ち上げ場所に近い席となっています。例年、9月~10月頃にかけて、インターネットのサイト(チケットぴあ)を通じて抽選販売が行われるので、忘れずに期間中に申し込むようにしましょう。

3.3 観覧の際の注意点

土浦全国花火競技大会もまた、現在は無料観覧席がないので、有料観覧席のチケットを手に入れて行くのが安心。観覧席以外から花火を楽しみたい場合も、民家の敷地に入ることなどないよう、住民の方のご迷惑にならない行動を心掛けましょう。また会場では、席以外の場所での花火の撮影は禁止されています。自分の席で撮影する場合も、自分の座高を超える高さでの撮影は禁止なので、周囲に配慮して撮影を楽しむことが大切です。

大会が開催されるのは秋。夜間は冷え込むため、暖かい服装で訪れるのがいいでしょう。足下が暗いので、スニーカーなど歩きやすい靴が安全。また大会は雨天決行のため、レインコートなどの雨具、そして仮設トイレにはトイレットペーパーが設置されていないため、ポケットティッシュやウェットティッシュも持っていくと安心です。帰り道、ゴミは放置せず、臨時のゴミ置き場などに捨てるようにしましょう。

3.4 おすすめの穴場スポット

有料観覧席のチケットが手に入らなかったとき、土浦全国花火競技大会の穴場スポットとしておすすめなのは、会場からも比較的近い上高津貝塚ふるさと歴史の広場。大会当日は約100台分の臨時駐車場が用意され、芝生の上からゆったりと花火を楽しめます。

このほか、望遠レンズで花火を撮影したい方におすすめなのが、筑波山中腹のつつじヶ丘駐車場。迫力にはやや欠けるものの、夜景の上に打ち上がる花火を撮影することができます。

3.5 土浦全国花火競技大会と合わせて観光したいスポット

 霞ヶ浦総合公園
<出典:写真AC

土浦全国花火競技大会を訪れたら、日本で2番目に大きな湖、霞ヶ浦へも足を延ばしてみて。土浦市内の霞ヶ浦総合公園には、可愛らしいオランダ型風車があり、その展望台からは美しい霞ヶ浦を一望できます。また土浦の市街地で観光するなら、かつての土浦城である亀城公園がおすすめ。本丸と二の丸の跡が公園として整備され、関東地方で唯一の櫓門が現存しています。

隣接する牛久市には、パワースポットとして人気の牛久大仏も。地上120mの高さを誇る大仏は、青銅製の立像としてギネス世界記録に認定されています。さらに、明治時代に建てられた日本初の本格的なワイン醸造場、牛久シャトーも立ち寄るのにぴったり。秋の日を浴びながら美味しいワインを楽しむのは、至福のひとときです。

3.6 土浦全国花火競技大会の開催場所へのアクセス方法

土浦全国花火競技大会が開催される桜川の河川敷へは、JR常磐線の土浦駅から徒歩約30分。また有料のシャトルバスを利用すると、約10分で会場に着きます。一方、つくばエクスプレスのつくば駅からは、大会当日の夕方から路線バスが運休してしまうため、土浦駅側からアクセスするのがいいでしょう。

帰りは駅周辺が混雑するので、余裕を持って帰宅するように心掛けましょう。

4. 長岡まつり大花火大会

長岡まつり大花火大会
<出典:写真AC

新潟県長岡市を流れる、日本一の大河・信濃川。その河川敷で開催される長岡まつり大花火大会は、毎年100万人以上の観客を集める日本屈指の花火大会。正三尺玉花火、ナイアガラ大スターマイン、復興祈願花火フェニックスなど、多種多様な花火が夜空へ打ち上がり、その迫力と美しさは圧巻の一言です。

戦争で命を落とした人々への慰霊、そして平和への願いが込められた、長岡まつり大花火大会。そのきっかけは、1945年(昭和20年)8月1日、市街地が焼け野原と化した長岡空襲でした。ちょうど1年後の1946年(昭和21年)8月1日に、長岡まつりの前身となる長岡復興祭を開催。翌1947年(昭和22年)には花火大会が復活し、今に至るまで夏の長岡の夜空を彩っています。

大花火大会が開催されるのは、長岡まつりの2・3日目である、8月2日と3日。両日ともに規模や内容はほとんど同じで、19時20分~21時10分にかけて花火が打ち上げられます。

4.1 長岡まつり大花火大会の見どころ

長岡まつり大花火大会の1番の見どころは、直径650mもの大輪の花を咲かせる正三尺玉花火。火薬使用量は80kgと、法的に認められている最大重量で、夜空いっぱいに打ち上がる巨大な花火は、まさに長岡花火の技術の結晶です。さらに、長生橋と大手大橋に仕掛けられた延長650mの花火が信濃川に流れ落ちるナイアガラ大スターマイン、約2kmにもわたって壮大に打ち上げられる復興祈願花火フェニックスも人気となっています。

また、長岡ゆかりのドラマや映画をテーマにした花火も名物のひとつ。NHK大河ドラマ『天地人』の放送を記念して直江兼続(なおえかねつぐ)の生涯を花火で描いた「天地人花火」、映画『この空の花-長岡花火物語』の上映を記念した花火「この空の花」は、長岡でしか見られない芸術性豊かな花火です。

4.2 長岡まつり大花火大会の有料観覧席

長岡まつり大花火大会では、信濃川の右岸であるJR長岡駅側にA会場、左岸である関越自動車道の長岡インター側にB会場として、有料観覧席を設置。ここでは、2023年の大会の観覧席の種類と料金を紹介します。

【2023年】

<A会場>

  • マス席(定員6名):2万1,000円
  • ベンチ席:3,500円
  • イス席:3,500円
  • カメラマン席(定員2名):6,000円
  • 車いす席(定員3名、車いすの方1人、介助者2人まで):6,000円
  • 身体障がい者席(定員4名):5,000円
  • フェニックスエリア席:2,500円
  • フェニックステーブル席:3,500円
  • 北エリア席:2,000円
  • 南エリア席:1,000円

<B会場>

  • マス席(定員6名):1万7,000円
  • 堤防上マス席(定員6名):1万7,000円
  • イス席:3,500円
  • カメラマン席(定員2名):6,000円
  • テーブル席:6,000円
  • 陸上競技場フィールド席:2,000円
  • 北エリア席:1,000円
  • 南エリア席:2,000円

花火の打ち上げのためにA会場とB会場を結ぶ橋が通行止めになるので、JR長岡駅から訪れる場合はA会場、国営越後丘陵公園から訪れる場合はB会場を選ぶのが最適。例年、6月頃に、インターネットのサイト(長岡花火チケットセンター)を通じて抽選販売が行われます。

4.3 観覧の際の注意点

長岡まつり大花火大会も、無料観覧席は用意されていないので、安心して楽しむなら有料観覧席のチケットを手に入れて行くようにしましょう。観覧席以外から花火を眺める場合も、立ち入り禁止区域などに入ることのないよう、マナーを守って観賞することが大切です。また会場では、自分の席を離れて写真を撮影することは禁止。三脚を使用する際は、座高の高さを上限に、周りの方に迷惑をかけない範囲で撮影しましょう。

真夏に開催される大会のため、熱中症対策として、こまめな水分補給、また帽子やタオルを持っていくと安心。会場は砂利道や坂が多いので、スニーカーなど歩きやすい靴で訪れましょう。そのほか、雨が降ったときのレインコート、手が汚れたときに使うウェットティッシュ、ゴミを持ち帰るための袋もあると便利。また、長岡花火公式アプリが用意されているので、事前にスマホにダウンロードしていくと役立ちます。

4.4 おすすめの穴場スポット

長岡まつり大花火大会の穴場スポットとしては、正三尺玉花火を間近に眺めたいなら、JR長岡駅側のさいわいプラザがおすすめ。市街地にあるため、駅からのアクセスが便利なのも魅力です。

一方、復興祈願花火フェニックスを真正面に眺めるなら、長岡インター側の古正寺公園がいいでしょう。地元の人に人気のスポットですが、住宅街の中にある公園なので、住民の方にご迷惑をかけることのないように鑑賞しましょう。

4.5 長岡まつり大花火大会と合わせて観光したいスポット

摂田屋
<出典:写真AC

長岡まつり大花火大会と合わせて訪れるなら、長岡市内にある醸造の町・摂田屋がおすすめ。江戸時代から現在まで、味噌や醤油、日本酒の醸造が行われ、町のあちこちから香ばしい匂いが漂ってきます。なかでも、吉乃川酒ミュージアム「醸蔵(じょうぐら)」には立ち飲みスタイルのバーがあり、長岡で育まれた美味しい日本酒を味わえます。親子連れの方には、市の西部に広がる、国営越後丘陵公園もいいでしょう。山型の白いトランポリン・ふわふわドームをはじめ、ユニークな遊具がいっぱいあります。

夏らしい風景を楽しみたいなら、周辺の棚田へ足を延ばしてみましょう。夏の間は錦鯉が放流される山古志の棚田のほか、十日町市には約200枚の田んぼが斜面に広がる星峠の棚田があり、夏の日差しに眩しく輝いています。

4.6 長岡まつり大花火大会の開催場所へのアクセス方法

長岡まつり大花火大会の会場である信濃川の河川敷へは、JR上越新幹線と信越本線の長岡駅から徒歩約30分。タクシーや路線バスもありますが、当日は交通規制や渋滞のため、歩く方が早く着く場合がほとんどです。

また帰りは混雑するので、あらかじめ帰りの切符を買っておくか、Suicaなどにチャージしておくと安心。駅の入場規制も行われるので、誘導に従って行動しましょう。


花火師たちがその花火の美しさを競い合う大曲、秋の夜空でスターマイン日本一を決める土浦、平和への願いを込めて巨大な花火が打ち上がる長岡......。日本三大花火大会は、そこでしか見られない花火が咲き誇る、日本人なら一度は訪れたい花火大会。まだ行ったことのない日本三大花火大会があったら、ぜひ足を運んでみてください。それが一夜の夢に過ぎなくとも、そこで見た美しい花火は、ずっと忘れられない光景になるはずです。

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手塚 大貴

沢木耕太郎氏の『深夜特急』がきっかけで、アジアやヨーロッパ、南米など世界各地をひとり旅。オリンピックやサッカーワールドカップなど、スポーツ観戦の旅も好き。実は世界遺産検定マイスター。旅エッセイやコラムも得意としています。

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