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花火を見て涙を流したことはありますか?長岡まつり大花火大会

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記事投稿日:2018/07/09
最終更新日:2018/07/09

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はじめに

『長岡花火は日本一の花火大会ではありません!世界一の花火大会です!』毎年、花火大会の開演前に長岡市長の挨拶で力強く発せられる言葉。※以下、長岡花火と略します。長岡花火の会場は新潟県長岡市。新潟県を縦断する大河・信濃川の河川敷で開催しています。また、長岡花火は日本三大花火大会のひとつとして全国に知られています。

<目次>

僕が長岡花火へ行くことになったきっかけ

それは15年前(2003年)に仕事で長岡市を訪問し、長岡市役所の方々に市内および近郊の観光地へ案内していただきました。別れ際に『次は8月に開催される長岡花火を観に来てください。絶対に感動して涙を流しますから!』と言われました。その言葉がずっと気になり、やっと訪問する機会に恵まれたのはそれから8年後(今から7年前)の2011年のこと。この年は東北大震災が起き、日本中、祭りは自粛ムードだった年。さらにこの年は7月下旬に新潟・福島豪雨が起き、長岡市も花火大会の会場が水害に遭うなど大きな被害が出た年でもあります。それでも夜を徹して復旧作業をして長岡花火は開催されました。

初めての長岡花火...。感動して涙を流しました。それから毎年長岡へ通い、昨年2017年で7年連続。もちろん今年2018年も長岡へ行きます。8年連続...。これからも通い続けます。長岡花火は長岡市民のたくさんの魂が込められた世界一の花火大会なのですから!

YouTube『長岡まつりの起源と長岡花火に込められた想い』
※長岡花火公式YouTubeチャンネルより

長岡花火の起源

毎年華やかに繰り広げられる「長岡まつり」。その起源は、長岡の歴史に刻み込まれた最も痛ましい、あの夏の日に発しています。

今から73年前の昭和20年8月1日。その夜、闇の空におびただしい数の黒い影。B29大型爆撃機が来襲し、午後10時30分から1時間40分もの間にわたって市街地を爆撃。旧市街地の8割が焼け野原と変貌し、燃え盛る炎の中に1,486名の尊い命が失われました。見渡す限りが悪夢のような惨状。言い尽くしがたい悲しみと憤りに打ち震える人々。そんな折、空襲から1年後の昭和21年8月1日に開催されたのが、長岡まつりの前身である「長岡復興祭」です。その祭によって長岡市民は心を慰められ、励まされ、固く手を取り合いながら、不撓不屈の精神でまちの復興に臨んだのでした。

今年も8月1日がやってきます。空襲で亡くなられた方々への慰霊の念や、長岡再興に尽力した先人への感謝、また恒久平和への願いを、私たちはいつまでも、この長岡まつりで伝えてまいります。
【長岡花火公式ウェブサイトより引用】

日程は?

花火のプログラムは毎年5月に発表されます。両日ともほぼ同じ内容。

長岡花火の開催日は毎年8月2日と3日の日付固定の2日間。長岡まつりは長岡空襲に起源するため8月1日から始まります。8月1日は長岡まつり平和祭が開催され、空襲が始まった時刻である22時30分に慰霊と平和への祈りを込めた尺玉が3発打ち上がります。

8月2日・3日は昼行事と花火大会が開催されます。

観覧席に関するアドバイス

中尾035-01-長岡花火座席図.png
<※観覧席マップ【長岡花火公式ウェブサイトより引用】>

1. JR利用の場合

必ず右岸(長岡駅側)を手配しましょう!信濃川の右岸(長岡駅側)と左岸(長岡インター側)の両岸に観覧席が設置されます。
※右岸と左岸は、川の上流から下流に向かって流れる水の流れによって右岸と左岸に分けられます。

2. JR長岡駅(新幹線・在来線)利用の場合

右岸のチケットを取りましょう。
※左岸のチケットを取ると橋を渡るだけでも片道15分かかりますので悲惨な目に遭います。最悪JR長岡駅から徒歩1時間かかります。また時間帯によっては規制がかかり渡れなくなります。

3. 自家用車利用の場合

右岸・左岸どちらでも構いません。
花火終了後、帰る(移動する)方向によってどちらかを選択してください。※左岸は旅行会社のツアー客が多く利用しています。

4. 僕が毎年取る席は?

大手大橋から長生橋の間の右岸(長岡駅側)、③マス席か④ベンチ席を取っています。花火がほぼ正面に観ることができるからです。

チケットに関するアドバイス

チケットは必ず購入しましょう。無料エリアは地元の方以外はオススメしません。

チケットの発売は毎年5月から始まります。曜日関係なく日付固定の開催ですが、年々、来場者数が増えています。近年は2日間で100万人を超える来場者となり、毎年増え続けています。チケットはコンビニエンスストアでも購入することができます。色々な種類の観覧席があるので、公式HPでチェックしてください。

<今までの僕の経験上、注意するべき点>

●観覧席にはチケットを首から下げて入場する必要があります。飛んでいかないように注意しましょう。
●チケットがないと有料エリアの会場へは入れません。
●自由(無料)に観覧できるエリアもありますが、正午の開門と同時に地元の方が場所取りをされるので、地の利を知らない県外の方は路頭に迷う可能性があります。できるだけチケットを購入するか旅行会社のツアーに参加することをオススメします。
●代表者がチケットを全員分持って会場入りすると他の人が会場入りできなくなります。
●1日約50万人が来場します。花火は19時20分から始まりますが、開始時刻が近づくと市内は大混雑します。19時を過ぎると周辺は暗くなってきます。遅くとも18時には会場入りすることをオススメします。
●会場周辺では携帯電話が繋がりにくくなります。待ち合わせは事前にしっかりと打ち合わせしておく必要があります。
●会場内には飲食の販売店が限られます。事前に購入して会場入りしましょう。地元の方々は大きなクーラーボックスに弁当と飲み物を詰め込んで来場されています。

とても重要!交通に関して

JR、自家用車、旅行会社のツアーで長岡入りすることになります。チケットが用意できても長岡へ入れなければ路頭に迷うことになります。

1. JRを利用する場合

〈アドバイス〉長岡駅には遅くとも17時までに到着するべし!

特に在来線の普通列車は溢れかえり乗車できないこともあります。長岡駅から右岸会場まで歩いて約20分かかります。17時以降は30分以上かかることもあります。終了後も、一斉に長岡駅へ向かう人の列ができますので、余裕を持った行動が必要です。
※指定席購入は余裕を持って。また必ず復路のチケットを購入しておきましょう。

2. 自家用車を利用する場合

〈アドバイス〉駐車場には遅くても午前11時(開催日が平日の場合)までに入庫するべし!

会場まで徒歩圏内の駐車場は平日開催だと例年正午には満車になります。土日開催だともっと早く満車になります。徒歩圏内の駐車場が満車になると市内のコインパーキングか周辺の駐車場利用になります。コインパーキング利用だと駐車料金が高額になりますし、やはり早めに満車になります。周辺の駐車場だとシャトルバスや列車を利用しないといけませんので時間がかかります。特に終了後はシャトルバスや列車に乗るのに長時間の待ち時間が生じてしまいます。

3. 旅行会社のツアーを利用する場合

〈アドバイス〉長岡花火をラクして観賞したいのならツアーに参加するベし!

添乗員が会場まで誘導してくれますので一番楽な方法。但し、バス駐車場は離れている場合もありますが...仕方ないですね。

花火終了後の導線

●JR利用の場合

〈教訓〉最後のプログラムが始まったら後ろを振り返りながら駅へ向かうべし!

JR長岡駅利用の方は、後ろ髪引かれる思いもありますが、最後のプログラムが始まる頃に会場を後にするか、最終プログラム終了後、光のメッセージまで観ず、ダッシュで駅に向かいましょう。JR長岡駅は新幹線利用と在来線利用に導線が作られ入場規制されます。

●自家用車利用の場合

〈教訓〉花火終了後、その場から動かない!30分後から動き出すべし!

自家用車利用の方は、花火終了後もその場で30分程度とどまることをオススメします。この時にトイレも済ませておきましょう。終了後、動いても出口に人が殺到するため、30分後に動き出しても大差ありません。駐車場に着いても車が出口に殺到、さらに道は大混雑しています。

トイレ

〈教訓〉トイレは長蛇の列。比較的空いている時間帯に利用するべし!

有料観覧席には簡易トイレが設置されます。とはいえ、花火が始まる直前から花火が終わるまで長蛇の列になり、目玉の花火を見逃したということになりかねません。トイレは会場入りした時、花火開始45分前、花火終了後に利用することをオススメします。また、飲み過ぎにも注意が必要です。

宿泊

〈教訓〉宿泊の手配は3月頃から近郊のホテルを狙うべし!

個人旅行の場合、宿泊の手配も重要。長岡市内のホテルはまず取れません。僕も過去7回...いえ今年で8回、長岡市内で取れたことはありません。僕は毎年新潟市内のビジネスホテルを確保しています。やはり近郊のホテルでも来場者が増えているため、高額になっています。長岡花火の宿泊プランは例年3月頃から発売が始まりますので、早めに手配しましょう。

実際の花火の様子はこちら!

★7:20 「慰霊と平和への祈り」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/白菊(2017年)>

真っ白な尺玉が3発打ち上がります。ここで胸がジーンときます。

★7:25 「ナイアガラ超大型スターマイン」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/ナイアガラ超大型スターマイン(2017年)>

大手大橋に650mのナイアガラの滝が現れ、その後、徐々に尺玉が大きく、高く打ち上がり、長岡の夜空を埋めつくしていきます。さぁ、いよいよ長岡花火のスタートです。

★8月2日限定 7:50 「天地人花火」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/天地人花火(2017年)>

大河ドラマ「天地人」のオープニングテーマ曲に乗せて壮大なスケールで打ち上がる芸術的な花火です。テーマは「愛」です。

★8月3日限定 7:50 「この空の花」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/この空の花(2017年)>

「この空の花 長岡花火物語」主題曲に乗せて打ち上がる平和の花火。ゆっくりと大きく美しく...。華が夜空に舞い上がります。

★8:15 復興祈願花火「フェニックス」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/復興祈願花火フェニックス(2015年①)>

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/復興祈願花火フェニックス(2015年②)>

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/復興祈願花火フェニックス(2016年①)>

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/復興祈願花火フェニックス(2016年②)>

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/復興祈願花火フェニックス(2017年①)>

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/復興祈願花火フェニックス(2017年②)>

2004年10月に発生した中越地震。翌2005年から1日も早い復興を祈願し、当時、地元ラジオ局にリクエストが多数寄せられた平原綾香さんの「ジュピター」の歌声に乗せて打ち上がります。花火の開花幅は約2km!初めて観る方は驚きと感激で涙しています。

★8:30 「ナイアガラ・正三尺玉3連発」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/正三尺玉&ナイアガラ(2017年)>

長生橋にナイアガラの大瀑布が流れ落ち、直径650mもの大輪が3発打ち上がります。「慰霊」「復興」「平和への祈り」の想いが込められています。

★8:50 「故郷はひとつ」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/故郷はひとつ(2017年①)>

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/故郷はひとつ(2017年②)>

長岡人の想いを形にした曲に乗せて打ち上がる花火。想いをひとつに、花火でひとつに...。観る人を魅了します。

★9:00 「正三尺玉」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/正三尺玉(2017年)>

ラスト近くなると再び正三尺玉が打ち上がります。花火技術の最高傑作と呼ばれる大輪が打ち上がり、さらに大地を揺るがす轟音が周囲に響き渡ります。

★9:07 「米百俵花火・尺玉100連発」打上げ開始でございます!

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/米百俵花火・尺玉100連発(2017年)>

沢田知可子さんの「空を見上げてごらん」の曲に乗せて尺玉がワイドに打ち上がります。長岡人の米百俵の精神を子どもたちの未来へとつなぐ応援花火です。

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/ミラクルスターマイン(2017年)>

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/ワイドスターマイン(2017年)>

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<※写真提供:長岡市デジタル写真館/ベスビアス超大型スターマイン(2017年)>

※「ベスビアス」とは、イタリアのベスビオ火山が由来。火山の噴火や激しさを、花火の規模や大きさに表現したものです。
※「スターマイン」とは、数箇所から同時に連続して打ち上げられる花火のことです。一度に何発も打ち上がるので迫力満点です。
※全ての画像は長岡市デジタル写真館(長岡市観光・交流部観光企画課)からご提供いただきました。

長岡花火の特徴(個人的に感じること)

都会では尺玉(直径約320mまで広がる巨大サイズの花火)が制限され打ち上げはできませんが、長岡では尺玉が惜しげもなくボンボンと打ち上がります。観覧席から観ていると目の前に大きな華を咲かせ、それがすぐには消えず、光跡を残しながら消えていきます。

音も腹に響き、長岡花火の底力を感じることができます。長岡花火は目と耳、そして体全体で感じる花火です。打ち上げ台は信濃川上流から下流にかけて何台も設置されているのでスケールの大きな花火です。

花火観賞時のアドバイス(服装・持ち物・写真撮影について)

★服装について

・新潟も夏は暑いです。暑さ対策を万全に。
・多くの観覧席は地面にレジャーシートを敷いて座ります。女性の方、スカートはやめましょう!
・約2時間、同じ体制で座っていることになりますので、緩めのズボンがオススメです。
・それほど心配ありませんが、河川敷なので虫さんもいます。下半身はできるだけ露出しない服装が良いです。

★持っていくと便利なもの

・トートバック...必要最低限のものをトートバックに入れて持ち歩くと便利。
・敷物...設置されているレジャーシートの上から敷くと便利。
・折りたたみクッション...約2時間、同じ体制で座っているから。
・フェイスタオル...汗かきますよ。
・ウェットティッシュ...トイレに手洗い場が少ないから。
・ティッシュペーパー...トイレットペーパーが切れていることもある。
・折りたたみ傘...会場内では使えないが、移動中、必要になることもある。
例年夕立が降ることが多い。
・レインコート...僕はこれまで7年間、観賞中に雨が降ったことはありませんが必ず持参します。
・ビニール袋...汚れたものや濡れたものを入れるため。
・日焼け止め...夏場の必需品。
・虫よけスプレーと虫刺されの薬...虫さんがいます!
・ペンライト...ラストに必ず必要になる。最後まで感動!
・あとは、日傘、帽子、扇子があればなお良しです。

★写真撮影

スマホのカメラはとても性能が良くなりました。しかし、まだまだ花火のように暗いところでの撮影や動きが速いものの撮影は綺麗に写りません。花火用のアプリもダウンロードできるみたいですが、やはり長岡まで行かれるのであれば、撮影より目と耳と身体全体で感じていただきたいです。

最後に

長岡花火は日本一マナーの良い花火大会を目指しています。観覧者一人一人の心がけが大切ですね!

※当記事は僕が昨年まで7年連続で通って気がついた点を書き出しています。詳細につきましては、長岡花火公式HPにてご確認ください。
プログラムや行事内容等花火の見どころはこちら

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中尾勝
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最終更新日:2018/07/09

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