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【四季と宿をめぐる旅】愛知県〜みのや旅館と四季桜〜
奥三河の秋の風物詩・四季桜(シキザクラ)をご存知でしょうか?春と秋から冬にかけて二度開花する二季咲きが最大の特徴の桜です。
なんと豊田市小原地区は、四季桜が町の至るところに植わっている全国有数の町。11月に入ると鮮やかな紅葉とのコラボレーションを見せてくれます。
今回は食欲の秋にふさわしい里山の民宿に泊まって、秋の奥三河を巡ってきました。
目次
紅葉と桜の共演!奥三河の秋の絶景・川見四季桜の里
四季桜の一番有名なスポットは「川見四季桜の里」です。毎年、11月中旬〜下旬には、一般車では乗り付けできないほど多くのお客さんで賑わいます。
その理由は、この四季桜と紅葉のコラボレーション。ピンクの桜に紅葉が折り重なる風景は唯一無二の絶景です。
青空を背景に、鮮やかな赤色と、優しいピンク色がとても映えます。四季桜の花は少し小さいのが特徴です。
華やかというより、山間集落の風情に馴染む落ち着いた佇まい。下から仰ぎ見たり、遠くから見渡したり、どこから鑑賞しても絵になる風景に癒されます。
四季桜が最盛期となるシーズンにはお店も出ます。たっぷりと甘辛い味噌をつけて、香ばしく焼き上げた五平餅は、奥三河に来たら一度は食べたい郷土料理です。
また帰りたくなる。温かみのある里山の料理民宿へ
日帰りではなく、そのままお宿に泊まるというのが、奥三河通の楽しみ方。ということで、川見四季桜の里から車で約1時間の場所に位置している「みのや旅館」さんをご紹介します。
1泊2食付きで1万円以下というリーズナブルな宿泊料金ながら、地元食材を使った食べきれないボリュームの郷土料理を味わえるお宿です。
そして何と言っても、家族経営のアットホームなお宿で、また帰って来たくなる温かさを味わえます。この日は、気前の良いお母さんから、なんとビールのサービス!恐れ入ります。
山川の恵み。奥三河の幸が詰まったお料理に舌鼓
待ちに待った夕食はこちらです。品数の多さにびっくり!しかも、アマゴは1人2尾も付いていました。片方は、岐阜の名物・朴葉味噌で焼いています。
岐阜や長野との県境となっている自然豊かな奥三河エリア。鹿ローストや絹姫サーモンなど、都会に住んでいると見慣れない食材が並びます。
中でもスズメバチの唐揚げには驚きました!そのままの見た目なので抵抗感がありますが、食べてみると意外にもおやつ感覚でいける美味しさ。
山菜の天ぷらや焼き魚、焼き茄子までご飯に合うものばかりで、おひつにあるご飯を全部完食しました。旅に出ると太ってしまうかも?という邪念は捨てましょう(笑)
素朴な出会いが待つ奥三河を旅する
愛知に旅行をするときは、海沿いや都市部を選びがちですが、実は自然豊かな奥三河という選択肢もあります。四季折々の風景と旬の味覚を一緒に味わう旅へ、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
みのや旅館
- 住所:愛知県北設楽郡設楽町津具寺屋敷11-5
- TEL : 0536-83-2156
- 予算:1泊2食付き9,350円/人
- 公式サイト:みのや旅館
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土庄雄平
- 1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍ら、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。春は桜を愛でながらサイクリング、夏は冷涼な北日本へ自転車で大冒険、秋は秘境の紅葉を求めて山登り、冬は輝く樹氷と白銀の世界に魅了される。そんな自然の中へ身を投じる旅がルーティーン。