【ミャンマー】ヤンゴンで一番人気のカフェ"Rangoon Tea House"を紹介します

Rangoon Tea House

「ラスト・フロンティア」と呼ばれるミャンマー。新型コロナウイルス感染症や政変など、様々な出来事が日々起こっています。その中でも街は活気を取り戻し、前へ進もうと市民が一丸となって街の活性化に励んでいます。今回は、観光客はもちろんのこと、地元に住んでいる人々にも愛されるカフェとバーを紹介します。

目次

ミャンマーの歴史

シュエダゴン・パゴダ
<ヤンゴン市民の憩いの場所でもあるシュエダゴン・パゴダ>

ミャンマーは東南アジアの最西部に位置し、人口は約5,000万人で135の民族からなり、8割はビルマ族です。そして主に上座仏教が信仰されており、ヤンゴン市内でも尼や僧侶が托鉢で街なかを練り歩いている姿を自然と見ることができます。

ミャンマーの玄関口・ヤンゴン市は旧首都として国内最大の人口を誇る大都市です。首都がネピドーへ移管された後も、ヤンゴン国際空港を世界の玄関口として多くの観光客を出迎えています。

2021年2月1日に政治的混乱が起こり、しばらくの間、商業便の就航は停止されていましたが、2022年6月から就航再開して日本からの入国も可能になりました。

新型コロナ感染症や政治的混乱により多くの飲食店が閉店しましたが、既にヤンゴン市内では新陳代謝が起こっており、続々と新しいレストランやカフェがオープンしています。

既存のガイドブックに掲載されている飲食店は閉店しているお店が増えてしまいましたが、本ブログでは著者がおすすめする飲食店の最新版をお届けします。

おすすめポイントは次のとおりです。

  • 安心して食事ができる
  • 雰囲気が良い
  • 客層がいい

今回は、ヤンゴンの中でも老舗の人気店、「ラングーン・ティーハウス」をご紹介します。

ラングーン・ティーハウスはどんな店?

元々は別のエリアにお店を構えていたのですが、ゴールデンバレーという高級住宅街エリアに移転しました。日本で例えると芦屋です。芦屋が分からない人は、白金のもっと金持ちバージョンを想像してください。こちらはひとつの建物丸ごとカフェですが、中にはお土産などの物販コーナーもあります。ミャンマーは雨季と乾季があり、10月中旬から4月くらいまでは乾季なので、外での食事はとても気持ちがいいです。

敷地内にはバーも併設されているので1日中満喫することができます。

ラングーン・ティーハウス
<店内風景。吹き抜けになっていてとても開放的です>

お客さんのほとんどは欧米人ですが、ここ最近は富裕層のミャンマー人も増えてきました。立地上とんでもないお金持ちの人々が住んでいるエリアなので、きっと近所の方々でしょうね。

著者が行った日は週末ということもあり、ひときわ混んでいました。(平日でも混んでいるのだけれど。みんな仕事は何をしているのでしょうか。)

カウンター
<カウンター風景。オリジナルカクテルは終日オーダー可能>

テーブル席が空くまで、カウンターに座って待っていました。

ここではオリジナルカクテルの提供もあり、カクテルを作るところを間近で眺めることができて楽しかったです。

しばらく眺めていると、後から来たお客さんをテーブルに通そうとしていたので、それに気づいた欧米人のおじさんが「この子が先だよ!」と言ってくれて著者はテーブル席へ移動しました。おじさんありがとう。

ここでひとつミャンマーあるあるですが、どこの店もスタッフは忘れっぽいです。信じられるのは自分だけ、安心せずに常に気をつけましょう。一生テーブルに座れないかもしれません。

食事の内容

無事に着席して食事をオーダーしましょう。

著者が毎回頼む「ラペイエ」というミャンマーの紅茶。茶葉の濃さと練乳の量によって呼び方が変わります。著者はいつも「PAWT KER(日本語読みでポチャ)」を頼みます。茶葉の味濃いめ、ミルク控えめ。一番左上はとても甘いです。怖くて一度も頼んだことがありませんが。

ドリンクメニュー
<ラペイエメニューは、分かりやすく絵でバランスが載っています>

ラぺイエ
<ラペイエ到着。見た目はミルクティー>

テーブルには消毒のボトルが置いてあり、衛生の配慮もバッチリですね。水分を摂取して一息いれたところで食事も頼んでみましょう。

店員を呼んでもなかなか来ませんでした。ここはミャンマー、しつこく呼びましょう。

こちらのメニューは主にミャンマー料理なのですが、とりわけシャン州地域の料理が多い印象。ミャンマーは国土が日本の1.8倍あり、日本も北と南で料理が違うようにミャンマーもそれぞれの郷土料理があります。シャン州の料理は日本人の口に合うと言われており、あっさりした味付けの料理が多いです。

メニュー
メニューはこんな感じ。様々なメニューが用意されています>

右上にある「ONSEN RICE BOWLS」はいつも気になっているのですが、いつも「品切れ」と言われるので、どなたかいらっしゃった際には食べてみてください。

メニュー

シャン州の麺料理もあります。

ほかにはビリヤニやカレー、点心もあります。レパートリー豊富なので、食わず嫌いしがちな人でも、比較的苦労せずに食事ができるお店です。著者がまさに食わず嫌いをするタイプなのでここは重宝しています。

今回は著者がよくオーダーする料理を紹介します。

著者おすすめメニュー

ポメロサラダ
<ポメロサラダ>

こちらはポメロサラダです。ポメロはグレープフルーツから苦味を取ったような味わいの柑橘系のフルーツです。ちょっとピリ辛に味付けされています。ちなみにアイスコーヒーを追加で頼みました。

ナンジットゥ
<ナンジットゥ>

そしてこちらは「ナンジットゥ」という、ミャンマー風ココナッツ担々麺です。ミャンマーの主食は主に米なのですが、こちらは米の麺を使用しています。ミャンマーの米麺は太さや形状も様々で、料理によって使い分けるのですが、こちらの料理はどこのレストランも太麺を使用するイメージが強いです。

味付けは、玉ねぎ、にんにく、しょうが、砂糖、ナンプラー、鶏ガラ、ココナッツミルク、ナッツを粉砕したものを使用しています。味の想像をしていただけますでしょうか?

店によって多少異なりますが、味の差異はあまりありません。

付け合せの鶏ガラスープをかけて食べると味変ができて美味しいです。

おみやげコーナー

おみやげコーナー
<店内奥にはおみやげコーナーがあります>

食後は少し店内のおみやげコーナーを物色。

毎週日曜はサンデーマーケットが開催されていて、地元の色々なお土産屋さんが出店しています。著者が行った日は偶然日曜日だったので、マーケットで出店されていたお店を少し紹介します。

サンデーマーケット

サンデーマーケット
<様々な商品を取り扱っている個人商店や企業などが参加しています>

観葉植物、アパレル、オリジナルビールなどなど、種類もたくさんあるので眺めているだけでも楽しいですね。

ここのお店の周辺は治安もよく、野良犬も少ないので歩いて外を散歩するのも気持ちがいいです。びっくりするくらいの豪邸が軒を連ねているので、別世界を見ている気分になれます。

ザ・リーディングルーム

ラングーン・ティーハウスの2階にある、「The Reading Room(ザ・リーディングルーム)」もご紹介します。

こちらはバーの業態として営業しているため、営業開始は17時から22時半まで。

数ヶ月前にオープンしたばかりで、こちらは会員制のウイスキー・バーです。約10万円で半年間の会員権がもらえます。自分のウイスキーをキープできる特典付き。世界中のウイスキーを取り揃え、リクエストしたら在庫を探してくれるのだそうです。

予約は会員優先で、非会員は空席があるときだけ入れるのだそう。残念ながら著者はまだ行く機会に恵まれず、許可を得てInstagramから写真を拝借しました。

The Reading Room
<Instagramは飲み物や店内の様子をアップしています>

ザ リーディングルーム
<店内の照明は落ち着いており、大人の空間が広がっています>

ザ リーディングルーム
<会員になるともらえる、自分のウイスキーロッカー。半年契約と年間契約があり。

まとめ

現在のヤンゴンは雨後の筍のように新しい飲食店やカフェが続々とオープンしていますが、老舗であるラングーン・ティーハウスは変わらずたくさんの人に愛されているカフェレストランです。金曜日にはジャズライブや、様々なイベントを定期的に開催していて、いつ行っても新鮮な感動を届けてくれます。

こちらのお店はだいたいのスタッフは英語が通じるので不自由はしないと思います。英語が話せなくても、メニューを指差せば大丈夫です。

日本でもない、ミャンマーでもない、不思議な空間をぜひ味わってくださいね。

【おまけ情報】

ヤンゴン市内は主に車移動をおすすめします。Grabというタクシーアプリを入れておくと、あらかじめ値段がわかるので安心です。

ラングーン・ティーハウス/ザ・リーディングルーム

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シーバス

「アジア最後のフロンティア」と呼ばれ、東南アジアの端に存在するミャンマー在住。この国では日々様々な出来事が起こっています。新型コロナ感染症や政変により街は大きく変わり、既存のガイドブックに掲載されている情報は不確実なものになりました。たびこふれではミャンマーの今をお届けしていく予定です。生活に特化した、著者おすすめのレストランや施設など、みなさんがミャンマーにいらっしゃった時にぜひ立ち寄ってほしいスポットを紹介します。

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