日本からオーストラリア入国情報!~関空・チャンギ・パース空港の様子~

シンガポール チャンギ空港

オーストラリア在住の筆者は、2022年4月末から2週間ほど一時帰国をしていました。

各国が水際対策の緩和を進めていますが、実際の国際空港の様子はどうなっているのか、以前のような旅感覚でいいのかなど、2年3か月ぶりに飛行機を利用して気づいたことを紹介していきます。

目次

私の飛行ルート

今回の私の飛行ルートはパース⇔シンガポール⇔関西国際空港でした。

飛行ルート

パースから日本(成田)にはANAの直通便が存在しますが、コロナが始まってから休航しており、開国された現在も休航のままです。

■関連記事:【ANA】西オーストラリア州・パース直行便就航!搭乗体験記

そのため日本⇔パースには乗り継ぎが必要になります。これには色んな経由地がありますが、私は個人的にシンガポールでの乗り継ぎが旅程的に楽で好きです。5、6時間のフライトを2本乗り継ぐことになります。

オーストラリア入国に必要な物(2022年5月10日時点)

以前のオーストラリアでは、入国後の強制隔離期間があったり、滞在国の出発72時以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要だったりしましたが、現在はその必要がなくなりました。(ワクチン3回接種済みでない場合は入国後に隔離あり)

これによってオーストラリア入国がだいぶ楽になったのですが、それでも必要なものが2つあります。

1つはコロナ前と同じように『滞在の種類を示すビザ』です。私の場合は永住権を持っていますが、観光やワーキングホリデー、勉強(学生ビザ)など自分の目的に必要なビザを事前に取得しておく必要があります。

もう1つは『Digital Passenger Declaration(略してDPD)』というデジタル乗客宣言です。DPDアプリをダウンロードして、そこにパスポートなどの個人情報やフライト情報、過去14日間の渡航歴、ワクチン3回接種済みの証明書などを事前に登録して提出しておく必要があります。

Digital Passenger Declaration

これが少しややこしく、登録できるのはオーストラリア入国の1週間から3日前なのです。

この3日前というのは、もしかしたら出発72時間前のPCR検査の陰性証明書が必要だったときの条件かもしれませんが、3日前に登録するに越したことはありません。

この登録が上手くできていないと、当日の空港でかなり時間を取られますし他の乗客にもかなり迷惑がかかります。

DPDが登場したのが今年の2月からなのでまだ知名度が低く知らない人も多いようで、関西国際空港のチェックインカウンターでは大混雑が発生していました。

そういうことにならないように、事前にしっかり登録を済ませておきましょう。

>>>Australia Digital Passenger Declaration (DPD)

この必要な2つは全てオンラインで完結できますが、念のために印刷をして紙媒体で持っておくとインターネットの不安定な場所でも安心です。

関西国際空港の様子

まん防が解除され、多くの国が水際対策を緩めてきているので空港も賑わいを取り戻したのかと思っていましたが、思いの外ガラガラ。私のフライトがゴールデンウィーク開けの月曜日の夜ということもあったのかもしれませんが。

関西国際空港

4階の国際線のチェックインカウンターでは搭乗手続きがあるところだけに列があるくらいで、それ以外はとても静か。

レストラン街の様子

レストラン街では半分ほどが臨時休業中で、開いているお店も元の営業時間より早く閉まっています。(通常22時閉店のところが20時半閉店など)

関西国際空港
<赤札は臨時休業中>

ただ、改装中というところもけっこうあったので、この閑散とした期間に改装をすすめているということでもあるようです。

私のフライトは深夜発でしたが、搭乗手続きが終わった21時にはマクドナルドとコンビニくらいしか開いていません。

関西国際空港

22時以降になると保安検査場を抜けても何も開いていないようです。

関西国際空港

関西国際空港
<午後10時過ぎの国際線搭乗口ショッピング街の様子>

そのため、夜遅めのフライトの人が小腹を満たすには、軽食を持参するかマクドナルドやコンビニで済ませるしかありません。

搭乗手続き・搭乗の様子

オンラインで搭乗手続きが済んでいても、入国書類の確認があるのでカウンターの列に並ばないといけません。

コロナ前の私の感覚だと出発の3時間前には空港に着いておけばいいかなぁという感じでしたが、今回乗ったシンガポール航空からは遅くとも3時間前には着いておくようにとのメールが来ていました。

そんなに早く?!と驚きつつ、当日は4時間半前に到着しましたが、実際にカウンターが開いたのはフライトの3時間前でした。

関西国際空港

ただ、乗客一人ひとりの入国条件をカウンターで確認されるので、結構時間がかかります。

特にシンガポール経由だと世界中に飛び立つ乗客が多いと思われるので、確認する方も条件が変わって大変なようです。

実際に私が列に並んでいる間に30分間全く列が動かなくなったことがありました。様子を見ていると、やはり先に述べたDPDの登録ができていなかったり、ビザが確認できなかったり、超過荷物の人が荷物を減らしたりという感じでした。

ここで約1時間かかり、この後にマクドナルドで夕食をとり、保安検査場と出国手続きを終えて搭乗口に向かい、搭乗口前で20分ほど座っていると搭乗案内になりました。

関西国際空港

関西国際空港→シンガポール便の乗客率は60%という感じだったので、特に混雑もなく予定通りの出発と到着でした。

シンガポール・チャンギ空港の様子

空港全体の様子

さすがアジアのハブ空港だけあって、飛行機の便数は多いです!

チャンギ空港

そして、人も多い!

もちろん時間帯にもよるかとは思いますが、私が乗り継ぎで滞在した朝5時~9時の4時間ではマスク着用以外はコロナ前と変わらない様子でお店も開いていましたし、地べたで寝ている人もいました。

チャンギ空港

チャンギ空港はコの字型でとてつもなく広いので、移動には余裕をもちましょう。

チャンギ空港

空港内を簡単に移動できる無料スカイトレイン(モノレール)があるので、それを使うのもおすすめです。

チャンギ空港

搭乗の様子

乗り継ぎなので搭乗手続きは必要ありませんが、搭乗口の手前に保安検査場があります。

チャンギ空港

ここでノートパソコンや液体物の確認をされますが、チャンギ空港で買った液体物には気をつけてください!

目の前の人が空港内で買ったであろう1リットルくらいの大容量の美容クリームを廃棄させられていました。この辺りのことは詳しくありませんが、免税店でお酒を買った人は特別な袋に入れられて大丈夫そうでしたので、機内持ち込みについては購入前に必ず確認した方がよさそうです。

チャンギ空港→パース空港の乗客率は80~90%という感じでけっこういっぱいでした。やはり、オーストラリア入国条件が緩んだことが大きいのでしょう。

搭乗の際に入国カードがもらえるので、到着までに記入しておきましょう。

パース空港の様子

到着口しか見ていないので全体的な混み具合は分かりませんが、もともとそんなに混む空港ではありません。

パース空港

とにかく早く入国して家路に着きたかったので、早歩きでArrivalマークに沿って歩くこと約5分で入国審査のePassport Self Serviceに到着。

パース空港

これは日本を含む十数か国のパスポート所有者が使える無人の入国審査システムです。パスポートを機械に入れると日本語で質問が出てきて、それに答えるだけというとても簡単なもの。対面で英語質問されることもないので安心です。

この機械からチケットが出てくるので、それを持って荷物の受け取り所まで行きます。

パース空港

ここで荷物を受け取り、EXITの列に並びます。

パース空港

列の先頭には係の人がいて、この人に機内で記入した入国カードとePassportの機械から出てきたチケットを提出。

パース空港

検疫に申請するものがある人は別の列に並ばされて検査がありますが、申請するものがない人はそのまま出口を出て到着!

パース空港

ということで、パース空港ではビザやDPDを見せる場面も全くなく、コロナ前と変わりない感じであっさり入国できました。

まとめ

とにかく出発する空港で書類関係を調べられるので出国が大変な感じでした。

私の場合は関空で時間がかかりましたが、国内乗り継ぎの場合は最後の国際空港で調べられるのか、または最初の出発空港なのか分からないのでその点は確認しておくことをおすすめします。

2年3か月ぶりの空の旅はドキドキしてとても楽しかったです!早く日本の空港にも活気が戻って、以前のような空の旅ができたらなぁと願います。

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西オーストラリア州南部のド田舎でヤギとアルパカの世話をしながら建築業を営む兼業農家。都会のオシャレな情報よりも、僻地のクセある情報に強いです!

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