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【加賀・山代温泉】葉渡莉(はとり)は「木のぬくもり 葉のやさしさ」に包まれた癒しの宿

<トップ画像:葉渡莉のロビー>
加賀は温泉天国です。
金沢には温泉はありませんが、金沢以南の加賀には、加賀温泉郷(山代、山中、片山津、粟津温泉)があります。
山代温泉は、戦国武将の明智光秀が傷を癒しに湯治に訪れた地としても知られています。また多くの与謝野鉄幹、晶子夫婦、泉鏡花などの文人から愛された温泉でもあります。
山代温泉の中心にある古総湯・総湯(共同浴場)は、今も昔も地元の人たちが集います。
総湯があるおかげで、今も家にお風呂がない家も多いそうです。
古総湯から歩いてすぐの場所、温泉街の賑わいの中に建っている温泉旅館「葉渡莉」。
葉渡莉という名は服部(はっとり)神社から来たと言われており、コンセプトは「木のぬくもり 葉のやさしさ」。館内は木と葉の温かく優しい色、ムードに包まれています。
今回、葉渡莉に実際に泊まりましたのでその魅力をご紹介します。
目次
葉渡莉の館内
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格子の石畳を進みます。葉渡莉の世界に入っていくようです。こういうの大事ですよね。
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館内は「葉のやさしさ」に包まれています。
葉渡莉のお風呂
天然檜の「九萬坊の湯」と石造りの「お薬師の湯」の2つの大浴場があります。
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木のぬくもりが伝わる九萬坊の湯。殿様になった気分です(笑)。
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石造りのお薬師の湯。ジャグジーもあり、リラックスできます。
その他にも2つの貸し切り風呂があります。
葉渡莉のお部屋
今回泊まったお部屋がこちらです。
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ゆったりとした広めのお部屋で座布団もふかふかでした。
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お部屋の窓からの風景です。
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山代温泉は街の中の温泉で、開けた街の風景を眺めることができます。温泉街をそぞろ歩きするのも楽しいです。北陸は冬が似合いますね。
葉渡莉のお食事
葉渡莉でいただいた夕食がこちらです。
加賀野菜をふんだんに取り入れ、さらに日本海の海の幸、肉もたっぷりで大満足の夕食膳でした。
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<旬彩(水菜浸し(蟹、木耳、菊花、蟹味噌かけ)、白酢かけ(数の子、子持ち昆布、梅人参、菜の花)>
牡蠣がたっぷり入っています。
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<加賀野菜 蓮根すり流し(蛤身上、源助大根、金時草、てまり麩、なめこ、錦糸、霰(あられ))>
上品で優しい味です。
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<焼き物(鰤蕗味噌焼、鴨、牛蒡、クワイ、能登娘、五郎島金時芋オレンジ煮)>
上の方にある四角いピンク色は大根おろしです。大根は能登娘という品種で、お酢をかけるとピンク色になる珍しいものです。
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こちらが和牛をしゃぶしゃぶしたもの。
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こちらは能登豚をしゃぶしゃぶしたものです。麹がお肉を柔らかくするのでしょうか、あっさりさっぱり優しいですが、深みのある味でした。
こちらが葉渡莉の朝食です。
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左手前にあるのが、「朝食の畑のおさしみ(新鮮野菜)」です。野菜本来の甘みを天然塩とショウガ味噌でいただくのですが、これが驚くほど パリパリシャキシャキで瑞々しいのです。これほど歯ごたえのある新鮮野菜を宿泊客すべてに提供するのは簡単ではないと思います。
素材選びと料理の手順にすごく手がかけられているな、と感じました。でなければこの新鮮さを旅館で出すのは難しいでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
街の中にある温泉旅館でありながら、館内は木のぬくもりと葉のやさしさに包まれ、自然の中にいるかのようです。
山代温泉の葉渡莉、おすすめの宿です。
山代温泉街の中心に位置しているので、温泉街をそぞろ歩きするのも楽しいでしょう。
葉渡莉の向かいには、同グループの「べんがらや」というカフェもあります。山代温泉全体を楽しめるのも葉渡莉に泊まるメリットと言えるでしょう。
【葉渡莉】
- 住所:石川県加賀市山代温泉温泉通り17
- 電話:0761-77-8200
- 公式サイト:葉渡莉
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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。




























