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ブルワリー巡りのススメ~大好きなビールの醸造風景を見学しよう!~

記事投稿日:2021/12/23最終更新日:2021/12/23

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近年、個性豊かなクラフトビール人気の高まりや、「大人の工場見学」人気を受けて、ブルワリー見学が注目されています。ビールが好きな人は、ぜひ旅行の楽しみのひとつとして、ブルワリー見学を取り入れてみてはいかがでしょうか。

一杯のビールをもっと大切に味わうために、ブルワリーとはどういった場所か、ブルワリーを見学する方法、見学できるブルワリーなどについて紹介します。

目次

<1. ブルワリーとはどういう場所?>

<2. ブルワリーの種類>

<3. ブルワリー見学では何が楽しめる?>

<4. ブルワリーを見学する方法とマナー>

<5. 大手ビール会社のブルワリー(ビール工場)をいくつか紹介>

<6. 見学や飲食が可能なブルワリーをいくつか紹介>

1. ブルワリーとはどういう場所?

「ブルワリー」とは、一言でいうと「ビール醸造所」のこと。日本国内にもたくさんのブルワリーが存在し、場所によっては醸造だけでなく、ビールの販売や酒場を兼ねていることもあり、見学を受け付けているところもあります。

近年、酒税法改正などの影響を受け、日本国内でもクラフトビール(小規模な醸造所で造られたビール)の数が急増。味や香り、パッケージが個性豊かなクラフトビールへの注目が高まっています。クラフトビールの醸造所は地方に多いことから、クラフトビール人気の上昇に伴い、日本各地を旅行する際にブルワリーを訪れるという人も増えています。

2. ブルワリーの種類

一口に「ブルワリー」といっても、その規模やスタイルはさまざま。「アサヒビール」や「キリンビール」など、誰もが知る大手ビール会社のブルワリーから、地ビールを製造する中小規模のブルワリーまで多種多様で、中には家族経営やそれに近いごく小規模なクラフトビールブルワリーもあります。

小規模なブルワリーの場合、見学はできなくても、ビアバーなどの飲食スペースを併設し、自家製ビールの魅力をアピールしていることも多いようです。

3. ブルワリー見学では何が楽しめる?

ビール好きなら無視できない魅力が詰まったブルワリー見学。実際に行ってみると、どのような体験が待っているのでしょうか。

3.1 ビールの製造工程が見学できる

ブルワリー見学では多くの場合、ビールの製造工程が見学できます。麦汁を造る仕込み室を見学したり、実際に酵母が発酵している様子が見られたり、発酵が終わったビールを熟成させる空間に足を踏み入れることができたりと、ビール醸造の裏側に迫れるのがブルワリー見学の醍醐味。

ブルワリーによっては、造り手から直接ビールの製造工程やおいしさへのこだわりについて話を聞けるチャンスもあります。

3.2 ビールの試飲や食事ができる

ブルワリー見学のお楽しみといえば、やっぱり試飲。現地で飲むできたてのビールのおいしさは格別です。

ブルワリーによっては、普段はビール職人しか飲めない、タンクから出したばかりの新鮮なビールが飲めることもあります。また、大手ビール会社を中心に、工場見学の最後に無料で試飲ができることも。

試飲だけでなく、ビールに合う食事が楽しめるレストランを併設しているブルワリーも少なくありません。地元のお肉などを使った料理や、ビールの本場であるドイツの料理などとともにフレッシュなビールを味わう至福のひとときを過ごしてみては。

3.3 工場見学ツアーに参加できる(大手ビール会社などの場合)

大手ビール会社を中心に、工場見学ツアーを開催しているブルワリーでは、実物を見ながらビールの原料についての解説が聞けたり、仕込み用の巨大な釜や醸造されたビールをビンや缶に詰めるパッケージングの作業が見られたり、映像でビールの製造工程やブランドのこだわりに触れられたりと、ビール造りのプロセスが体感的に学べます。

ビールの製造方法やブランドの歴史、歴代のラベルなどを紹介するミュージアムを併設しているブルワリーもあり、工場見学とあわせて楽しむことで、ビールに関する知識と興味が格段に深まりますよ。

4. ブルワリーを見学する方法とマナー

すべてのブルワリーが見学可能というわけではないので、まずは行ってみたいブルワリーが見学可能かどうか確認しましょう。

見学可能なブルワリーであっても、いつでも好きなときに見学できるとは限らず、特定の曜日や時間帯のみ見学を受け付けている場合もあります。また、見学にあたっては事前予約が必要になる場合もあるので、必ず見学可能な日時や予約の要・不要を確認し、予約が必要な場合は余裕をもって申込みをしましょう。

また、ブルワリーによって見学中の写真撮影ができない場合もあります。写真撮影は必ず許可された場所のみで行うようにしてください。

いくらできたてのビールが楽しめるからといって、過剰に試飲するなどして酔っぱらうのはマナー違反。ブルワリーは製造現場でもあるので、そこで働く方々に敬意を払い、大声で騒がないなど、当たり前のマナーは守るようにしましょう。

当然のことながら、ビール試飲後の運転はNG。ビールの試飲を楽しみたい場合は、タクシーや公共交通機関の利用を検討すると良いでしょう。大手ビール会社の場合は、最寄り駅から送迎バスが出ていることもあります。

5. 大手ビール会社のブルワリー(ビール工場)をいくつか紹介

見学できる日本国内のブルワリーのうち、まずは誰もが知っているような大手ビール会社のブルワリーをご紹介します。これらの大手ビール会社は下記以外にも各地に工場があるので、住まいや旅先の近くにもないか確認してみてください。

5.1 サッポロビール 北海道工場(北海道)

北海道恵庭市にある「サッポロビール 北海道工場」は、見学できる工場やビオトープ園、レストラン、パークゴルフを備えた広大な施設。

予約制の見学ツアーでは、原料の解説にはじまり、仕込みやろ過、発酵、熟成といった製造工程の紹介のほか、実際に稼働しているパッケージラインを見ることもできます。

工場見学の後は、お楽しみの試飲タイム。北海道で生まれた「サッポロ生ビール黒ラベル」や、北海道限定の「サッポロクラシック」が2杯まで無料で楽しめます。

北の大地の味覚を味わえるレストラン「ヴァルハラ」も併設。できたでの黒ラベルやクラシック、エビスビールと一緒に、ジンギスカンをはじめとする北海道グルメが堪能できます。

※2021年12月現在、新型コロナウイルス感染症の影響で「サッポロビール 北海道工場」の工場見学は、北海道居住者限定という条件があります。最新の情報は公式ホームページでご確認ください。

5.2 アサヒビール 茨城工場(スーパードライミュージアム)(茨城県)

茨城県守谷市に位置する「アサヒビール 茨城工場」は、新感覚のミュージアムを備えたアサヒビールの工場。

2021年4月にオープンした「スーパードライミュージアム」では、スーパードライの歴史や原材料、製造工程を紹介する展示のほか、スーパードライのこだわりや世界観を紹介する「スーパードライシアター」、充填(じゅうてん)工程のスピード感とスケールを体感できる「スーパードライゴーライド」など、アトラクション感覚で楽しめる仕かけも用意されています。

「スーパードライホール」では、無料試飲も可能。茨城工場で製造された「スーパードライ樽生ビール」と「エクストラコールド」を試飲できるほか、「泡プリンター」でビールの泡にロゴや文字を表現した特別なスーパードライも味わうことができ、1度行けばファンならずともすっかりスーパードライが好きになってしまうこと請け合いです。

5.3 サントリーのビール工場〈天然水のビール工場〉京都(京都府)

「サントリー 〈天然水のビール工場〉京都」は、京都府長岡京市にあるサントリーのビール工場。

要予約のガイドツアーに参加すると「ザ・プレミアム・モルツ」の製造工程を見学することができ、ビールの原料について学んだ後は、巨大な仕込設備や、ビールが缶や瓶、樽に詰められるパッケージングの工程を見学することができます。

「ザ・プレミアム・モルツ」の中瓶を生産しているのは、全国のサントリービール工場のなかでもここだけなのだとか。

製造工程の見学の後は、定番の「ザ・プレミアム・モルツ」のほか、「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」の試飲も楽しめます。

※2021年12月現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、「サントリーのビール工場〈天然水のビール工場〉」の見学施設およびショップは休止中です。再開時期はホームページでご確認ください。

5.4 キリンビール 福岡工場(福岡県)

九州で飲まれているキリンビールのほとんどを製造しているのが、福岡県朝倉市にある「キリンビール 福岡工場」。

「キリン一番搾り おいしさ実感ツアー」は、麦芽(ばくが)の味やホップの香りを体感したり、仕込みの工程を見学したり、一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の飲み比べをしたりと、五感に訴える体験型のプログラムが魅力。秋には満開のコスモス畑に包まれることでも有名です。

工場直送の「一番搾り生ビール」を飲みながら、ビールをよりおいしく飲むための方法が学べるセミナー形式のテイスティングを体験すれば、家に帰ってからもビールがもっとおいしく飲めるようになるかも。

南ドイツの農園をイメージしたレストラン「キリンビアファーム」も併設しており、さまざまな種類のキリンビールとともに、オープン時の人気メニュー「牛肉のビール煮」やステーキ、ジンギスカンなどの多彩な料理が味わえます。

※2021年12月現在、「キリンビール 福岡工場」の工場見学は休止していますが、2022年1月以降に見学施設の一部をリニューアルし、営業を再開する予定になっています。最新の情報は公式ホームページでご確認ください。

6. 見学や飲食が可能なブルワリーをいくつか紹介

日本を代表する大手ビール会社の工場以外にも、日本各地に個性豊かなブルワリーが存在します。ぜひ、その土地に根づいたクラフトマンシップに触れてみてください。

6.1 小樽ビール・小樽倉庫No.1(北海道)

レンガ倉庫が並ぶ北海道小樽市発のクラフトビールが、1995年創業の「小樽ビール」。「旧き良きドイツビールの文化を日本へ根づかせること」を目指し、ドイツで500年間受け継がれてきた「ビール純粋令」に基づいて、水・麦芽・ホップのみを使用した本格ドイツビールを製造しています。

ドイツの歴史ある醸造所を思わせる空間で、仕込釜の中を覗いたり、発酵タンクの中を覗いて酵母が醸し出す音と香りを感じたり、ラガールームに入って麦汁を試飲したりと、貴重な体験が楽しめます。

本場のドイツの雰囲気が味わえるビアパブも併設。本格ドイツビールとともに、ドイツ風ポークカツやソーセージ、ポークスペアリブといったシェフ自慢の料理を堪能しましょう。

6.2 ベアレン醸造所(岩手県)

岩手県盛岡市で2001年に産声を上げた「ベアレン醸造所」は、ヨーロッパの伝統的な醸造技術を大切にし、クラシカルなビール造りに取り組んでいるクラフトビールメーカー。クラフトビールの世界では有名な存在で、「世界に伝えたい日本のクラフトビール」コンテストでグランプリを獲得したこともあるほどの実力を備えています。

ベアレン醸造所を特徴づけているのが、100年以上も前から使われているドイツ製の古い醸造設備で、最も古いものは1900年頃に造られたモルトミル(麦芽粉砕機)。北山工場(本社工場)では、こうした100年以上前にドイツで使われていた醸造設備が見学できる工場見学を開催しています。

参加するコースによって内容や料金が異なり、ファーストクラスの「創業者ガイドコース」では、創業者自ら、普段は入れない工場内を案内しながら説明してくれるという特別感たっぷりの内容。ファーストコースは試飲付きなので、ヴィンテージ設備で醸造されたこだわりのビールがその場で味わえます。

6.3 若狭シーサイド・ブルワリー(福井県)

「若狭(わかさ)シーサイド・ブルワリー」は、福井県美浜町にある海辺のクラフトビール工場。「2010年春季全国酒類コンクール・地ビール部門」で第1位に輝いた「ヴァイツェン」をはじめとする若狭ビールの製造工程が見学できます。

若狭ビールは、海鮮に合うビールを造るため、社長自らカナダで学び、生み出した福井初のクラフトビール。カナディアンロッキーの名水が育んだ有機栽培の麦芽とワシントン山脈で栽培されたホップ、若狭のおいしい水が融合したこだわり満点のビールです。

試飲は15名以上の団体のみ可能ですが、若狭シーサイド・ブルワリーがある「千鳥苑」は、若狭湾に面したドライブイン。若狭ビールとともに海鮮バイキングが楽しめる眺望レストランや、若狭の名産が揃う土産処、足湯まで備わっています。

気軽に訪れることのできるブルワリーは、日本各地にたくさんあります。ビール好きなら製造現場を見て学び、できたてのビールが味わえるブルワリー巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。どこかに旅行する際は、その地域に見学できるブルワリーがないか、ぜひ確認してみてください。

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