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【大分・宇佐神宮】日本に約4万社ある八幡さまの総本宮。森の中の清らかなパワースポット
神社に足を踏み入れると清らかで神聖な気持ちになりますよね。やっぱり日本人だなぁと感じる瞬間ではないでしょうか?神社といえばまず「八幡さま」が浮かびませんか。日本全国にある八幡(はちまん)さま。その数なんと4万社以上!!!その八幡さまの総本宮が大分県は国東半島にある宇佐神宮です。宇佐神宮は、京都の石清水八幡宮、鎌倉の鶴岡八幡宮と並び日本三大八幡宮のひとつでもあります。
そしてこの宇佐八幡宮は神様と仏様が日本で最初に会った場所でもあります。参拝スタイルも他の神社とは少々違ってユニークです。今回はその由緒ある宇佐八幡宮をご紹介します。
目次
宇佐八幡宮とは?
宇佐神宮は725年建立され1300年の歴史を誇ります。その広さは14万坪で東京ドームの10倍分にもなります。
神仏習合とは?
神仏習合(しんぶつしゅうごう)とは、神と仏とを調和させ同一視する思想で、神道と仏教の同化を示すもの。
720年、病気や凶作が続き、戦いで殺生を悔いた八幡神が仏教に救いを求め、仏教の戒律である「殺生戒」を元とする「放生令」を行ったことが神仏習合の始まりと言われているそうです。また宇佐神宮はお神輿の始まりの宮でもあると言われています。
宇佐神宮境内の様子
境内に足を踏み入れると、あざやかな朱色が次々と目に入ってきます。
豊かな森の中にある神社です。
<参道>
<瓢箪(ひょうたん)絵馬>
朱色は朝鮮から渡来しました。高貴な色で厄除けの意味も持ち、朱色を塗り重ねることにより虫よけ効果もあるそうです。
宇佐神宮の参拝の仕方
普通の神社は2礼2拍手1礼が一般的ですが、宇佐神宮では2礼4拍手1礼とされています。なぜ4拍手なのかは文献にも記載されていないようですが、古来から続いてきたそう。あの出雲大社も2礼4拍手1礼です。
宇佐神宮には上宮と下宮があり、そのどちらにも左から一之御殿、二之御殿、三之御殿があり、三つの御殿を順番にお参りするのが習わしです。
三回お参りするということはお賽銭も三回必要ということで(笑)、お賽銭をしっかり準備されることをおすすめします。
下宮にも一、二、三の御殿があります。下宮は上宮の食事を作ることを目的に建てられたそうです。
宇佐神宮境内のパワースポット
宇佐神宮にはいくつかのパワースポットがあります。
(1) 夫婦石
若宮神社へ向かう階段の石畳に、三角形の形をした石が並んで埋められています。こちらが夫婦石で、良縁成就の御利益があるパワースポットといわれています。一人の時は両足で石を踏むと良いご縁に恵まれ、二人の時は左右にそれぞれ踏むといつまでも仲睦まじくなると伝えられています。
(2) 宇佐神宮のご神木 大楠
上宮の右脇にある大楠(おおくす)がご神木です。樹齢約800年。手で触れると温かく柔らかい優しい感じがしました。
宇佐神宮 まとめ
境内は広い森の中にあるという印象です。木々の緑、鮮やかに映える朱色。広々とした境内はさすが、全国4万社以上ある八幡さまの総本宮に相応しい清らかさと威厳が漂っていました。早朝の澄んだ空気の中を歩くとよりパワースポットとして感じられることでしょう。
宇佐神宮のご利益は厄除け開運、必勝祈願、交通安全、安産、海上安全など総合ご利益の神さまだそうです。宇佐神宮だけ参拝すれば、すべてをカバーできるということですね。
宇佐神社の基本情報
- 住所:大分県宇佐市南宇佐2859
- TEL:0978-37-0001
- 開門時間(上宮):4~9月 5:30~19:00、10~3月 7:00~19:00 ※正月期間中を除く
- HP:宇佐神社
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。