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【2024年】山形の人気観光スポット32選! ジャンル別に厳選してご紹介
東北の日本海側、海と山に囲まれた山形県。満開の桜が力強く咲き誇る春、おいしい果実がたわわに実る夏、鮮やかな紅葉が渓谷を彩る秋、神秘的な雪景色が広がる冬と、大自然が作り出す四季折々の美しい景色が訪れる人を出迎えてくれる場所です。
藩政時代の名残から県内は、「庄内」「最上」「村山」「置賜(おきたま)」の4つのエリアに分かれていて、それぞれに文化や町の雰囲気も異なります。東京駅からJR山形新幹線で2時間半ほどのため、1泊2日の旅行も可能ですが、じっくり山形の魅力を堪能するなら2泊以上がおすすめです。
今回は、多彩な魅力にあふれる山形のおすすめ観光スポットを厳選して紹介します。
目次
- 1.1 御釜(おかま)
- 1.2 玉簾の滝(たますだれのたき)
- 1.3 霞城公園(かじょうこうえん)
- 1.4 最上峡・幻想の森
- 1.5 羽黒山(はぐろさん)
- 1.6 月山(がっさん)
- 1.7 山形蔵王(やまがたざおう)
- 1.8 鳥海山(ちょうかいさん)
- 1.9 飛島(とびしま)
1. 山形の自然・公園
豊かな自然に囲まれた山形には、絵ハガキを切り取ったような美しい絶景を堪能できるスポットがたくさんあります。ここでは、定番から穴場まで山形旅行の際に一度は訪れておきたいおすすめの自然・公園スポットを紹介します。
1.1 御釜(おかま)
<出典元:写真AC>
約3,000年前の大噴火によって誕生した直径約330mの火口湖「御釜」は、蔵王を代表する人気絶景スポットのひとつです。蔵王連峰の中央にあり、天空に輝くエメラルドグリーンの湖面は、季節や時間、太陽のあたり方によって表情を変え、見るものを魅了します。
御釜を見るには、絶景が楽しめる人気の観光道路「蔵王ハイライン」を上った駐車場から徒歩5分ほどで、展望台に到着します。展望台まではバリアフリーの歩道が整備されているため、小さなお子さん連れでも安心です。なお、御釜を鑑賞できる期間は例年4月下旬~11月初旬となっていて、冬季には蔵王ハイラインが閉鎖されるため注意が必要です。
- 住所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内国有林内
- 公式サイト:御釜(蔵王町観光物産協会)
1.2 玉簾の滝(たますだれのたき)
<出典元:写真AC>
JR酒田駅から車で約40分。八幡地域・日向地区にある「玉簾の滝(たますだれのたき)」は、山形県随一の高さを誇る壮大な滝です。その昔、弘法大師が神様のお告げによって見つけたとも伝えられていて、かつては僧侶が修行をする場所でもありました。そのため、滝そのものが御神体として信仰されており、滝の周辺を囲む大きな杉の木が神聖な雰囲気を作り出しています。
また、季節によって異なる表情を見せるのも玉簾の滝の魅力で、特に春は雪解け水が加わることで水量が増え、高さ約63mの断崖絶壁から真下に落下する様子は迫力満点です。
なお、ゴールデンウィークやお盆の期間にはライトアップが行われていて、昼間とは違った神秘的な雰囲気を楽しめます。
- 住所:山形県酒田市升田52-1
- 公式サイト:玉簾の滝(酒田市 公式)
1.3 霞城公園(かじょうこうえん)
<出典元:写真AC>
「霞城公園(かじょうこうえん)」は、山形市の中心部にある都市公園です。
もともとは、東北を代表する戦国大名・最上義光が築いた山形城跡があった場所で、石垣や塀など園内の随所に当時の面影が残っています。
また、霞城公園は山形市随一の桜の名所としても知られていて、春には約1500本の桜があでやかに咲き誇ります。JR山形駅から徒歩10分とアクセスの良さも魅力です。
なお、桜の開花期間中は園内のライトアップも行われ、幻想的な雰囲気の中、美しい夜桜を楽しむことができます。
- 住所:山形県山形市霞城町1番7号
- 営業時間:4月1日~10月31日 5:00~22:00、11月1日~3月31日 5:30~22:00
- 定休日:年中無休
- 公式サイト:霞城公園(山形市公式)
1.4 最上峡・幻想の森
<出典元:Instagram>
最上川の中流にある「最上峡」は、松尾芭蕉の名句「五月雨を 集めて早し 最上川」が生まれた場所として知られています。その左岸山中にあるのが、樹齢1000 年を超える天然杉の巨木の群生地「幻想の森」です。
最上地域の中でも特に密集度が高い森で、幹や枝が湾曲しながら大きなコブをつくり、ねじれながら伸びる様子は神秘的で、太古からの自然の息吹を感じることができます。
周辺には1周20分ほどの林道が整備されていて、静かにたたずむ木々に癒されながら心穏やかなひと時を楽しめます。
- 住所:山形県最上郡戸沢村古口 土湯(幻想の森)
- サイト:幻想の森(山形県公式観光サイト やまがたへの旅)
1.5 羽黒山(はぐろさん)
<出典元:写真AC>
羽黒山(はぐろさん)、月山(がっさん)、湯殿山(ゆどのさん)の3つの山からなる「出羽三山(でわさんざん)」。山岳信仰の場として今もなお多くの修験者や参拝客が訪れることで知られ、「西の伊勢参り、東の奥参り」(東の奥が出羽三山を指す)と言われるほど。
その中で、現世での幸せを祈る山として多くの参拝客が訪れるのが「羽黒山」。開山1400年以上という歴史を誇り、東北屈指のパワースポットとしても知られています。
参詣道の入り口「随神門」から山頂までは約1.7kmの道のり。美しい杉並木に囲まれた2446段の石段を一歩ずつ踏みしめながら一心に上っていけば、悩みや雑念が取り払われて心が浄化されたような気分を味わえるはず。
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒山
- 関連サイト:羽黒山(羽黒町観光協会)
1.6 月山(がっさん)
<出典元:写真AC>
出羽三山の主峰として知られる「月山(がっさん)」は標高1984m。
高山植物の宝庫として、夏にはハイキングを楽しむ人々が多く訪れる人気のスポットです。また、羽黒山と同じく山岳信仰の霊場としても有名で、羽黒山が「現世での幸せを祈る山」であるのに対し、月山は「死後の極楽浄土を祈る山」として、多くの修験者や参拝客が訪れます。
山頂へはいくつかの登山コースが設けられていますが、初心者は8号目まで車で行くことができる「羽黒コース」がおすすめです。
それでも片道3時間ほどはかかるため、基本的な装備や服装は忘れずに。
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町川代
- 関連サイト:月山(山形県西川町 月山朝日観光協会 公式「ぶらり西川ガイド」)
1.7 山形蔵王(やまがたざおう)
<出典元:写真AC>
奥羽山脈の中にあり、山形県と宮城県にまたがる「蔵王連峰」。
その内、山形側は「山形蔵王」と呼ばれ、四季折々の美しい景色の中でトレッキングや絶景を楽しむことができる人気スポットとなっています。
眼下に広がる蔵王温泉街や遠くに見える月山や朝日連峰を望める「鳥兜山展望台(とりかぶとやまてんぼうだい)」や、エメラルドグリーンの湖面が神秘的な「ドッコ沼」など、見どころ満載です。
散策路はきちんと整備されているため、トレッキング初心者でも安心です。
- 住所:山形県山形市蔵王温泉(蔵王山)
- 関連サイト:山形蔵王(山形市観光協会)
1.8 鳥海山(ちょうかいさん)
<出典元:写真AC>
山形県と秋田県の県境に位置する「鳥海山」は、標高2236mの高さを誇る山形県の最高峰。
その美しい姿は「出羽富士」と呼ばれるほどで、日本百名山のひとつにも数えられています。なお、東北を代表する高山であり、山頂までは5~8時間ほどかかるコースがほとんどです。ある程度の登山知識としっかりした装備は必須となります。
もっと気軽に鳥海山の絶景を楽しみたいという人には、鳥海ブルーライン(山形県遊佐方面)をドライブするのもおすすめ。5合目の鉾立口(1,500m)が終点となっていて、そこから東屋まで手軽にトレッキング気分を楽しむこともできます。
- 住所:山形県飽海郡遊佐町吹浦
- 公式サイト:鳥海山
1.9 飛島(とびしま)
<出典元:Instagram>
酒田港から北西におよそ39kmのところにある山形県唯一の離島「飛島」は、周囲が約10kmの小さな島。津島暖流が周囲を流れているため温暖で、一年を通して常緑広葉樹に覆われていて、「日本ジオパーク」にも認定されている自然豊かな島です。
島内には、透明度の高い美しい海が広がる「飛島海水浴場」や、タブノキやアカマツの群生林「巨木の森」、飛島と新潟県の佐渡島にだけ咲くオレンジ色の可愛らしい花「トビシマカンゾウ」の群生地でもある「荒崎頸部の植物群落」などの自然スポットのほか、カフェやお土産スポットもあり1日たっぷり楽しむことができます。
無料でレンタルできる観光用自転車で利用するのがおすすめです。
- 住所:山形県酒田市飛島
- 関連サイト:飛島(山形県公式観光サイト やまがたへの旅)
2. 山形のロープウェイ
山形と宮城の県境に位置する「蔵王連峰」は、トレッキングやスノーレジャー、温泉などを楽しむことができる人気のリゾートエリア。
高山植物が力強く芽吹く春、満点の星空が広がる夏だけでなく、紅葉の秋や世界有数の大きさを誇る樹氷が見られる冬など、一年を通してさまざまな表情で訪れた人を楽しませてくれます。
そんな蔵王の大自然を間近で体感するのなら、「蔵王ロープウェイ」を利用した空中散歩がおすすめです。
2.1 蔵王ロープウェイ
<出典元:写真AC>
「蔵王山麓駅」から「樹氷高原駅」「地蔵山頂駅」を結ぶ「蔵王ロープウェイ」。
四季折々の絶景を360度の大パノラマで楽しむことができる人気のロープウェイで、新緑や紅葉の時期にはトレッキングを、冬には幻想的な樹氷原やスキーを楽しむ観光客でにぎわいます。
「蔵王山麓駅」から「地蔵山頂」までおよそ17分の空の旅は、忘れられない旅の思い出となるはずです。
- 住所:山形県山形市蔵王温泉229-3(蔵王山麓駅)
- 営業時間:山麓線 8:30~17:00、山頂線 8:45~16:45 ※いずれも変更の場合あり
- 定休日:なし
- 公式サイト:蔵王ロープウェイ
3. 山形の歴史的建造物
山形には室町時代、江戸時代、明治時代をはじめ、さまざまな時代の文化を感じさせる歴史的建造物が数多く残っています。ここでは、その中でもおすすめの4スポットについて、その魅力を詳しく紹介していきます。
3.1 山居倉庫(さんきょそうこ)
<出典元:写真AC>
古き良き町並みが残る港町・酒田には、レトロな建物が数多くのこっています。そのひとつが、旧藩主・酒井家によって建てられた、大きな三角屋根が連なる米の保管庫「山居倉庫(さんきょそうこ)」です。
現在は農業倉庫として使われていて、12棟のうちの3棟は資料館などになっています。
建物を取り囲むようにして連なるケヤキの並木も情緒たっぷりで、新緑の季節には心地良い散策が楽しめそうです。
- 住所:山形県酒田市山居町1丁目1-8
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:山居倉庫(酒田市 公式)
3.2 致道館(ちどうかん)
<出典元:Instagram>
1805年に庄内藩の藩主・酒井忠徳が創建した藩校「致道館」。
庄内藩の士風の刷新と、優れた人材の育成を目的として建てられ、自主性を重んじた教育方針によって、それぞれの天性に応じた長所を伸ばすことに重きを置いた教育が行われてきました。
現在は、表御門、聖廟、講堂、御入間などがのこっていて、国の史跡に指定されています。
- 住所:山形県鶴岡市馬場町11-45(庄内藩校 致道館)
- 営業時間:9:00~16:30
- 定休日:水曜日(休日の場合は翌日以降の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
- 公式サイト:致道館
3.3 松ヶ岡開墾記念館
<出典元:写真AC>
「松ヶ岡開墾記念館」は、明治時代に蚕室として使われていた歴史的にも価値のある建築物です。
現在は松ヶ岡開墾場の記録や蚕糸の資料、シルク製品などが展示されていて、「鶴岡シルク」のはじまりを学ぶことができます。
また、桜の名所としても有名で、春には多くの花見客が訪れる人気スポットです。建物の前庭にはダリアが植えられていて、8月~9月には美しい花を咲かせ、訪れた人々を魅了しています。
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町松ケ岡29
- 営業時間:9:00~16:00
- 定休日:水曜日(祝日の場合は翌日) ※開館時間・休館日は変更になる場合があります
- 公式サイト:松ヶ岡開墾記念館
4. 山形の神社・仏閣
雄大な自然に囲まれた山形には、神秘的で不思議な雰囲気に包まれた神社・仏閣が多いことでも有名です。パワースポットとして人気の場所や、御朱印で有名な場所も多く、旅行の目的地として目指す人も少なくありません。
4.1 上杉神社
<出典元:写真AC>
戦国時代の武将、上杉謙信を祀っている「上杉神社」。
米沢城本丸跡にあり、水堀に囲まれた一体は、自然豊かな散策コースとしても人気があります。桜の名所としても有名で、春には多くの花見客で賑わいます。
願望成就、目標達成の御利益があるとされる「なせばなる守」も人気です。
- 住所:山形県米沢市丸の内1丁目4-13
- 営業時間:
4月1日~10月末日 6:00~17:00、
11月1日~3月末日 7:00~17:00 - 定休日:なし
- 公式サイト:上杉神社
4.2 宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)
<出典元:写真AC>
860年(貞観2年)に慈覚大師円仁によって開山した「宝珠山立石寺」。
1015段ある石段を上がりながら、神聖な雰囲気を体いっぱいに感じることができるパワースポットとしても人気があります。
また、山頂から望む絶景が評判の景勝地で、山頂までの道中には御堂や仁王像がそびえる優美な仁王門など見どころも満載です。
また、断崖に突き出すようお堂が建つ「五大堂」は、空に浮いているような感覚を楽しみながら山寺の絶景を楽しむことができます。
- 住所:山形県山形市山寺4456-1
- 営業時間:8:00~16:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:宝珠山立石寺
4.3 出羽神社
<出典元:写真AC>
羽黒山、月山、湯殿山の3つの山からなる「出羽三山」。
その中のひとつ、羽黒山山頂に鎮座する「出羽神社」には、月山、羽黒山、湯殿山の3柱の神を祀る重要な社殿「羽黒山三神合祭殿」があります。
およそ2mもの厚さがある茅葺屋根は国内最大級で、国の重要文化財にも指定されています。
また、老杉の巨木に囲まれた山道の途中には、室町時代中期に再建された東北最古の塔「羽黒山五重塔」も見ることができ、荘厳な雰囲気に触れながら神秘の山のパワーを全身で体感できます。
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町手向手向7
- 公式サイト:出羽神社
4.4 本山慈恩寺(じおんじ)
<出典元:写真AC>
山形の名刹のひとつとして知られる「本山慈恩寺」は、746年(天平18年)に聖武天皇の勅命によって婆羅門僧正が開いたと言われています。
国指定の重要文化財でもある茅葺き屋根の本堂のほか、三重塔、薬師堂などが建ち、「薬師三尊と十二神将」といった平安・鎌倉時代の仏像群は必見です。
春には花びらの数が200枚を超えるという「稚児桜(ちござくら)」が咲き、趣ある境内に彩りを加えます。
- 住所:山形県寒河江市慈恩寺31(瑞宝山 本山慈恩寺)
- 営業時間:8:30~16:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:本山慈恩寺
4.5 湯殿山神社本宮
<出典元:写真AC>
出羽三山神社のひとつで、標高1500mの湯殿山に位置する「湯殿山神社本宮」。「湯殿山でのできごとは語るなかれ、聞くなかれ」と言われるように、本宮では写真撮影は禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られています。
なお、11月上旬~4月下旬までは冬季閉山になっているため、訪れる際には注意が必要です。
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町手向手向7
- 公式サイト:湯殿山神社本宮
5. 山形の乗り物
旅行の際には、観光地をのんびりと歩いて散策するのも素敵ですが、少し変わった乗り物を利用するのもおすすめです。ここでは、山形を訪れる前にチェックしておきたい、おすすめの乗り物を2つ紹介します。
5.1 最上峡芭蕉ライン舟下り
<出典元:写真AC>
豊かな自然に囲まれた美しい渓谷を悠々と流れる最上川。その魅力を全身で体感したいという人におすすめなのが、「最上峡芭蕉ライン舟下り」です。
最上川の名所を望む約12km、1時間の船旅では、「白糸の滝」など5つの滝や、弁慶伝説が残る「つぶて石」などの見どころも満載。
船頭さんの舟歌やユーモアたっぷりのガイドも評判です。事前に予約をすれば、地元産の食材をふんだんに使ったお弁当を食べることもできます。
- 住所:山形県最上郡戸沢村古口86-1(最上峡芭蕉ライン観光株式会社)
- 営業時間:4月~11月 8:30~17:00、12月~3月 9:00~16:30
- 定休日:なし
- 公式サイト:最上峡芭蕉ライン舟下り
5.2 とれいゆ つばさ(※運行終了)
<出典元:写真AC>
※編集部註:とれいゆ つばさは、2022年3月をもって運行を終了しましたが、参考記録としてこの項目を残してあります
列車を意味する英語「トレイン」と、太陽を意味するフランス語「ソレイユ」を合わせた造語がその名の由来となっている「とれいゆつばさ」。
山形新幹線の福島駅と新庄駅の間で運行されている観光列車で、その最大の特徴は車内になんと「足湯」があること。
足湯利用券を購入すれば、ゆったりと足湯につかりながら、車窓を流れる美しい絶景を眺めながらリラックスタイムを楽しめます。
そのほかにも、座面が畳になっている「御座敷席」や、山形の地酒やおつまみなどを扱っている「湯上りラウンジ」などもあり、大人時間を満喫することができそうです。
- 山形県新庄市多門町1(新庄駅)
- 公式サイト:とれいゆ つばさ メモリアルページ(JR東日本)
6. 山形の水族館
日本海に面した庄内エリアにある「鶴岡市立加茂水族館」は、世界中から集めたクラゲを展示する水族館として大人気。ゆらゆらと水槽の中を泳ぐクラゲの姿をぼんやり眺めながら、忙しい日常を忘れて癒しの時間を過ごしてみてはいかがですか?
6.1 鶴岡市立加茂水族館
<加茂水族館アシカショー:Jun-Ju / PIXTA(ピクスタ)>
日本海沿いにたたずむ「鶴岡市立加茂水族館」は、「クラゲの水族館」として有名な大人気スポットです。
世界中の貴重なクラゲを60種類以上展示していて、年間実に50万人以上の人が訪れます。
円柱水槽「クラゲチューブ」のほか、ミズクラゲの群泳を楽しむことができる円形の巨大水槽「クラゲドリームシアター」など、ユニークな展示方法も魅力です。
クラゲ以外にもアシカやゴマアザラシ、キタゾウアザラシ、アオウミガメなどもいて、ゆったりと癒しの時間を過ごすことができます。
- 住所:山形県鶴岡市今泉大久保657-1
- 営業時間:9:00~17:00(入館は16:00まで)
- 定休日:なし
- 公式サイト:鶴岡市立加茂水族館
7. 山形の美術館・博物館
山形県には国内初の写真専門美術館や、大正建築の傑作と呼ばれるフォトジェニックな建物が見られる郷土館など、魅力的なミュージアムがあります。ここでは、その見どころを詳しく説明します。
7.1 土門拳記念館
<出典元:写真AC>
「土門拳記念館」は日本で初めて建てられた写真専門美術館です。昭和を代表する写真家「土門拳(どもんけん)」の代表作である「古寺巡礼」をはじめとする約7万点を収蔵するほか、定期的にテーマを変えた展示が行われています。
池に浮かんでいるような建物の美しさはもちろん、美術館を取り囲む散歩道は紫陽花の名所としても有名です。
- 住所:山形県酒田市飯森山2丁目13
- 営業時間:9:00〜17:00 ※入館は16:30まで
- 定休日:
12月~3月は月曜日(月曜祝日の場合は、翌火曜日が休館)、
4月~11月は無休
※展示替えのため臨時休館あり ※年末年始休業あり - 公式サイト:土門拳記念館
7.2 山形県郷土館文翔館
<出典元:写真AC>
山形市街に数多く残る歴史的建造物の中でも、圧巻の存在感を放っているのが、レンガ造りの大正建築「山形県郷土館文翔館」です。
もともとは県庁舎と県会議事堂として使われていた建物で、各部屋の天井に施された漆喰飾りをはじめ、随所に山形の手技を感じることができます。
中央に建つ時計塔は全国で実際に稼働しているものの中でも2番目に古く、今もなお5日に1度手動で分銅を巻き上げる作業が行われているそうです。
完成した1916年(大正5年)から変わらずに現在も、堂々とした姿で目抜き通りを見守っています。
- 住所:山形県山形市旅篭町3丁目4-51
- 営業時間:9:00~16:30
- 定休日:第1・3月曜日(ただし、祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
- 公式サイト:山形県郷土館文翔館
8. 山形のレジャースポット・テーマパーク
山形県には豊かな自然を体いっぱいに感じられる、人気の観光スポットが数多くあります。
その中でも、冬の山形で絶対に外せないのが、日本屈指のスキーリゾートとして知られる「蔵王温泉スキー場」です。
8.1 蔵王温泉スキー場
<出典元:Instagram>
14のゲレンデと12種類のコースがある「蔵王温泉スキー場」は、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツを楽しむ人々で大変にぎわう人気のスポットです。
神秘的な樹氷を間近で見ることができるコースや、急斜面を滑走する上級者コースなど、レベルに応じてコースを選ぶことができるため、初心者から上級者まで幅広く楽しむことができます。
また、夏場はトレッキングコースとしても人気で、夏の草花と山々の絶景を眺めながら散策ができることから、多くの観光客が訪れます。
- 住所:山形県山形市蔵王温泉
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- 公式サイト:蔵王温泉スキー場
9. 山形の温泉
全市町村に温泉が湧く、湯処としても有名な山形県。温泉街ごとに異なる魅力にあふれていて、浴衣スタイルでの散策もおすすめです。日々の疲れを癒しながら、ノスタルジックなひと時を楽しむことができます。
9.1 蔵王温泉
<出典元:Instagram>
蔵王連峰の山形側に位置する、自然豊かな温泉街「蔵王温泉」。約1900年という歴史を誇る日本屈指の古湯で、弱酸性の硫黄泉が特徴です。「美人の湯」とも呼ばれていて、女性をはじめ温泉好きが一度は行ってみたい温泉として人気があります。
蔵王温泉からすぐ近くには、「蔵王温泉スキー場」もあり、ウィンタースポーツや神秘的な樹氷を楽しんだあとは、冷えた体を温泉でしっかりと温めることができます。
温泉街には日帰り温泉や足湯も多く、気軽に温泉気分を味わえるのがうれしいポイントです。
- 住所:山形県山形市
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- 関連サイト:蔵王温泉(蔵王温泉観光協会)
9.2 銀山温泉
<出典元:写真AC>
尾花沢市の山奥にある「銀山温泉」は、大正ロマンの風情あふれるノスタルジックな温泉街です。国民的ドラマとして歴史に名を刻む「おしん」の舞台としても有名で、大正・昭和時代に建てられた木造旅館や橋のたもとに立つガス灯など、昔にタイムスリップしたような雰囲気を味わうことができます。
銀山温泉については、こちらの記事「山形「銀山温泉」中心に位置する古山閣へ。温泉ソムリエ菅井が薦める大正ロマンの隠れ湯街、夕暮れのガス灯が素敵な時間のおもてなし!」もぜひご覧ください。
- 住所:山形県尾花沢市銀山新畑429(銀山温泉案内所)
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- 公式サイト:銀山温泉
9.3 小野川温泉
<出典元:Instagram>
米沢市の奥座敷として人気の「小野川温泉」は、今から約1200年前に父を探して京都から東北にやってきた小野小町が、道中で病に倒れ、この地の温泉で病を癒したという言い伝えがのこる、歴史ある温泉です。
伊達政宗の愛した名湯としても有名で、夏の夜には数万匹の蛍が飛び交う蛍の里としても知られています。温泉街には、開放感あふれる石造りの露天風呂「小町の湯」のほかにも、「尼湯」や「滝の湯」などの共同浴場や、足湯などもあり、日帰りでも楽しむことができます。
- 住所:山形県米沢市小野川町2501-1(小野川温泉旅館組合)
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- 公式サイト:小野川温泉
9.4 肘折温泉(ひじおりおんせん)
<出典元:Instagram>
銅山川のほとりに湧く「肘折温泉」は、古くから湯治場として知られる温泉街。
街には「初恋足湯」をはじめ6つの足湯があり、銅山川を眺めながら気軽に湯に浸かることができます。また、温泉街の通り沿いでは名物の「肘折温泉朝市」が開催され、早朝から活気のある最上弁が飛び交います。
浴衣に下駄をはいて朝市を散策する観光客の姿も多く見られ、風情ある温泉街の雰囲気を満喫できるはず。
- 住所:山形県最上郡大蔵村
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- 公式サイト:肘折温泉
10. 山形の露天風呂
開湯から1900年以上の歴史を誇る「蔵王温泉」。
豊富な湯量に恵まれた自然湧出の温泉は、弱酸性の硫黄泉が特徴です。
蔵王温泉の中でも特に有名なのが、日帰りでも気軽に楽しめる「蔵王温泉大露天風呂」。ここでは、その人気の秘密を詳しく紹介します。
10.1 蔵王温泉大露天風呂
<出典元:Instagram>
日本屈指の古湯として知られる「蔵王温泉」。温泉街の中でも一際人気なのが、渓谷沿いの露天風呂「蔵王温泉大露天風呂」です。
自然石を組んで造られた湯船には、濁り湯が贅沢にかけ流されていて、野趣あふれる露天風呂として多くの観光客が訪れます。
川のせせらぎや小鳥のさえずりなど自然の声に耳を傾けながら、ゆっくりと体をあたためるのがおすすめです。
- 住所:山形県山形市蔵王温泉853-3
- 営業期間:4月下旬~11月下旬まで ※詳細は公式サイトをご確認ください
- 営業時間:平日 9:30~17:00、土日祝日 9:30~18:00(受付は終了30分前まで)
公式サイト:蔵王温泉大露天風呂
11. 山形の総合施設
山形まで新幹線を利用するのなら、旅行のスタートで立ち寄りたいのが、山形駅西口にある「霞城セントラル(かじょうせんとらる)」。
山形市の観光案内センターもあり、最新の観光情報を入手するのにも便利です。
ここでは山形のランドマークとして有名な「霞城セントラル」のおすすめポイントについて、詳しく紹介します。
11.1 霞城セントラル
<出典元:写真AC>
JR山形駅西口に2001年にグランドオープンした「霞城セントラル」は、官民複合の24階建て高層ビル。
建物内には観光案内センターのほか、レストラン、カフェ、庭園広場、産業科学館、ホテルなどさまざまな施設が入っていて、市民憩いの場として親しまれています。
中でも、最上階にある無料の展望ロビーは、山形市全域を一望することができ、美しい夜景を楽しめるスポットとしても人気です。
- 住所:山形県山形市城南町1丁目1-1 霞城セントラル 14階
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- 公式サイト:霞城セントラル
12. 山形のグルメスポット
山形は郷土料理の芋煮や米沢牛、海鮮グルメをはじめ、おいしいものの宝庫としても知られていますが、その中でも特に有名なのが「果物」です。
きれいな空気と澄んだ水、寒暖差など恵まれた自然環境が、おいしい果物を栽培するのにぴったりで、その収穫量や種類の多さは全国でもトップクラス。
ここでは、「フルーツ王国」と呼ばれる山形で訪れておきたい、おすすめのグルメスポットを紹介します。
12.1 高畠ワイナリー
<出典元:Instagram>
フルーツ王国として知られる山形には、ブドウの名産地としても有名で、県内には14のワイナリーがあります。
その中でも、ブドウ栽培に適した土壌と気候に恵まれた南部エリアにある「高畠ワイナリー」は、東北一の規模を誇るワイナリーとして、洗練されたおいしいワインを生産しています。
ガラス越しにワイン造りを見学することができるだけでなく、軽食やショップも充実していて、ワイン好きにはたまらない場所です。毎年10月には秋の収穫祭が開催され、ワンコインの飲み比べや、野外コンサートなどが行われます。
- 住所:山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1
- 営業時間:9:00~17:00、1月~3月10:00~16:30
- 定休日:なし
- 公式サイト:高畠ワイナリー
12.2 チェリーランドさがえ
<出典元:Instagram>
山形県寒河江市の国道112号沿いにある「道の駅」である「チェリーランドさがえ」。
店内では、山形県内各地の名産品やよりすぐりの工芸品が売られていて、さくらんぼをはじめ地元産のフルーツを買うことができます。
敷地内にある「さくらんぼ会館」では、地元産フルーツを使った「手作りアイス」も人気です。
- 住所:山形県寒河江市八鍬 川原 919-8(道の駅 寒河江)
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- 公式サイト:チェリーランドさがえ
山形旅行へお出かけの際には、ぜひこの記事で紹介した内容を参考にして、素敵な観光プランを計画してくださいね。
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