【2021年】美しいサンセットが見られる島、フーコック島で過ごすベトナム旧正月

フーコック島

今年も「テト」がやってきました。テトとはベトナムにおける旧正月のことで、2021年は2月10日~16日までが7連休になりました。日本のお正月休みに匹敵する一大イベントで、毎年この時期になると、ホーチミンやハノイなどの都会で働く地方出身者は一斉に田舎へ里帰りし、多くの店は閉まり、街中から人が消えます。

つまり、在住外国人にとっては非常事態。約一週間のテト休暇、他の国へ脱出するか、日本へ帰るかが定番ですが、コロナ禍ではそれも難しい。

そこでダナン在住の筆者は、この時期(2月)に比較的天候が良いフーコック島に行くことを決めました。カンボジア沖のタイランド湾に浮かぶフーコック島は、ベトナム人の間でも観光地として有名です。休暇を利用して観光客が集まるため店も比較的開いているのでは?との予想のもと、フーコック島を選びました。

今回はフーコック島のおすすめスポットやテト中の様子をご紹介します!

目次

ベトナムでは貴重!ロングビーチ・ロック島で水平線に沈むサンセットを眺める

国土が南北に長いベトナムは東側に長い海岸線を持っていますが、夕日は西の陸側に沈みます。しかし、フーコック島の西海岸では水平線に沈むサンセットを見ることができるのです。

こちらは、西海岸でのサンセットの様子。

ベトナム サンセット

写真だと伝わりづらいですが、日によって空全体がピンク色になることもあり、本当に美しいです。2月現在、日が完全に沈むのは18時過ぎくらいでした。

西海岸ではどこでも美しいサンセットを望むことができますが、特におすすめなのが、北部にある"Rock Island Club" です。ナムギー フーコックという5つ星リゾートホテルから船で1分の小さな島全体がバーになっています。営業時間は15:00~日が沈んだ後19:00まででした。(2021年2月現在)

このバーに行くためにはまず、ナムギー フーコックのフロントへ行き、チケットを購入する必要があります。

チケットは350,000ドン(約1,600円)で、この中には島までの船台とドリンク代も含まれています。バーに着いてから、カクテルやノンアルコールドリンクなど様々な種類から選ぶことができます。

フロントからバギーで乗り場へ移動し、こちらの船に乗って、いざ出発。1分と乗っている時間はあっという間ですが、眺めが良くとても気持ち良い。

ベトナム 桟橋

ベトナム 船でバーへ

バーに到着!

ベトナム Rock Island Club

筆者はアップル系のカクテルをチョイス。海に映える色ですね。

ベトナム アップル系のカクテル

おつまみに鶏肉のバーベキューがついてきました。

ベトナム 鶏肉のバーベキュー

17:30を過ぎると席が混み始めますので、17時くらいに行くとベストポジションを確保できるでしょう。

ベトナム Rock Island Club

日が沈む頃、目の前にこの絶景が広がります!

ベトナム サンセット

Rock Island Club

住所 Hamlet 4, Cua Can Commune, Phu Quoc Island, tỉnh Kiên Giang

世界最長、ギネス認定された海上ケーブルカー

フーコックの見どころといえば、海上ケーブルカーも外せません。島の南側にある巨大テーマパーク「サンワールド・ホントム・ネイチャーパーク」のケーブルカーは全長7899.9mでギネス記録に認定されているそう。フーコック島からテーマパークのあるホントム島まで、海を目下に15分ほどの空中散歩を楽しむことができます!

まずはフーコック島の乗り場でチケットを買います。チケットは450,000ドン(約2,000円)と決して安くはないですが、乗り場には多くの人が並んでいました。

ベトナム のり場

かなりの高さをゆっくりと進んでいきます。広がる海、小さく見える漁船、島々を越えていく様はまさに絶景!

ベトナム 海上ケーブリカー

ベトナム 海

到着先のホントム島には、ウォーターパークの他に休憩できるカフェもあります。

ベトナム カフェ

行きと帰りの運行時間が決まっていて、今回は帰りの時間まで1時間ほど間がありました。テト期間以外では時間も変わってくると思いますので、事前に乗り場でご確認ください。

ベトナム カフェ

ホムトム島行き ロープウェイ乗り場

住所 Bãi Đất Đỏ, Phú Quốc, Kien Giang

街と海を一望できる!高台の絶景カフェ

最後にご紹介するのは、フーコック中心部の高台にあるチュンチュン ビストロ&バー です。ビストロ&バーとなっていますが、昼間はカフェ利用もできます。

ベトナム ビストロ&バー

店内はかなり広々としていて眺めが良く、フーコックの街と海が一望できます。人気店のためテト元旦にも関わらず、かなりの人で賑わっていました。

ベトナム ビストロ

ベトナム ビストロ&バー 景色

夕方にはサンセット、夜には夜景スポットにもなっているようです。

フーコックにあるお店のテト期間の営業状況

前述の観光客向けレストランやバーは営業していましたが、特に旧暦の大晦日~元旦翌日までは3割以上の店が閉まっている印象でした。

日本から観光に来られる際は、できればテト期間は避けた方が良いでしょう。

フーコックでの移動手段

東南アジアでお馴染み、配車アプリのGrabタクシーや流しのタクシーがあります。

フーコックの観光スポット間はかなり距離がありますので、タクシー代もそれなりにかかってきます。私の場合は、ホテルの人に頼んでバイクをレンタルしました。1日(24時間)で150,000ドン(約700円)で借りることができ、一人旅の場合は特におすすめです。

アフターコロナの旅行先候補にぜひフーコックを

フーコックでは美しい景色の中ゆったりと時間が流れ、忙しい日常から離れてリラックスできます。ベトナムには未だビジネス以外の渡航はできませんが、フーコック島は外国人観光客の最初の受け入れ場所として候補にも上がっているそうです。

ぜひ、未来の旅行先候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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2016年よりベトナム・ダナン在住。アジアを中心に海外旅行が趣味で、ASEANはすべて渡航済み。一番好きなベトナム料理は、バインセオ。

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