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【2024年】奈良の人気観光スポット48選!ジャンル別に厳選してご紹介
今からおよそ1300年前に、日本の都として栄えた古都・奈良。
奥深い歴史を感じさせる寺社、桜や新緑、紅葉が織りなす四季折々の美しい景色など、数多くの観光スポットがあります。
そこで今回は奈良旅行の際に訪れたい、おすすめの観光スポットをジャンル別に紹介します。自然系スポットから神社仏閣、古墳、遊園地、博物館、温泉、グルメスポットなど、さまざまな観光スポットを紹介しますのでぜひチェックしてみてください。
目次
- 1.1 奈良公園
- 1.2 みたらい渓谷
- 1.3 吉野山
- 1.4 明日香村
- 1.5 若草山
- 1.6 信貴山(しぎさん)
- 1.7 曽爾高原(そにこうげん)
- 1.8 天川村
- 1.9 大台ケ原
- 1.10 瀞峡(どろきょう)
- 1.11 面不動鍾乳洞(めんふどうしょうにゅうどう)
- 1.12 猿沢池
- 1.13 馬見丘陵公園(うまみきゅうりょうこうえん)
- 3.1 東大寺(奈良の大仏)
- 3.2 興福寺
- 3.3 春日大社
- 3.4 法隆寺
- 3.5 大神神社(おおみわじんじゃ)
- 3.6 橿原神宮(かしはらじんぐう)
- 3.7 唐招提寺(とうしょうだいじ)
- 3.8 薬師寺
- 3.9 朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)
- 3.10 室生寺(むろうじ)
- 3.11 長谷寺
- 3.12 談山神社(たんざんじんじゃ)
- 3.13 飛鳥寺
- 3.14 金峯山寺(きんぷせんじ)
- 3.15 西大寺(さいだいじ)
- 3.16 元興寺(がんごうじ)
- 3.17 橘寺(たちばなでら)
- 3.18 氷室神社
1. 奈良の自然・公園
豊かな自然がのこる奈良には、日本最古の歌集「万葉集」や「古事記」「日本書紀」の舞台になった場所がたくさんあります。
万葉の時代に思いをはせながら、奈良の美しい自然を思い切り堪能できる、おすすめのスポットを紹介します。
1.1 奈良公園
<出典元:写真AC>
奈良観光の王道でもあり、奈良のシンボルともいえるのが、近鉄奈良駅東から若草山、春日山にかけて広がる「奈良公園」。
660haという広大なエリアの中には、「東大寺」「興福寺」「春日大社」といった世界遺産や歴史的文化遺産に指定されている神社仏閣が集まるだけでなく、国の天然記念物に指定されている「春日山原始林」など、自然に関する観光スポットも多数点在しています。
奈良を代表する観光地というだけあって見どころ満載で、じっくり見て回りたいという人は余裕を持ってスケジュールを立てておくのがおすすめです。
バスやタクシーなどを上手に活用すれば、時間と体力の節約にもなります。もちろん、公園内のあちこちにいる愛らしい鹿たちに鹿せんべいをあげるのも忘れずに!
毎年7月下旬には、園内で生まれた子鹿の公園デビューも行われます。
子鹿が気になる方は、ぜひ「【期間限定】奈良で子鹿公開~赤ちゃん鹿を見てきた!」もご覧ください。
- 住所:奈良県
- 公式サイト:奈良公園
1.2 みたらい渓谷
<出典元:写真AC>
奈良県の中部、紀伊半島のほぼ中央に位置する天川村。世界遺産でもある大峯の山々に抱かれた自然豊かな村は、関西屈指の美しい村としても知られていて、年間およそ60万もの人々が訪れます。
そして、この天川村で絶対に外せない自然スポットが、エメラルドグリーンの清らかな水が流れる「みたらい渓谷」です。
川沿いには全長約7.4 kmのハイキングコースも設けられていて、2時間ほどかけてじっくりと渓谷の幻想的な美しい景色を味わうことができます。
新緑の春、カワサツキが咲き乱れる初夏、山々が燃えるように色付く秋と四季折々の表情で訪れた人々を楽しませてくれます。
- 住所:奈良県吉野郡天川村北角
- 公式サイト:みたらい渓谷(天川村 公式)
1.3 吉野山
<出典元:写真AC>
「一目千本」と例えられる桜の名所として有名な「吉野山」。吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
時間をたっぷりと確保できるなら、ロープウェイの吉野山駅からスタートして、金峯山寺、吉水神社、吉野水分神社、金峯神社などの世界遺産を歩いて巡るコースがおすすめ。
春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の雪景色と魅力あふれる吉野山を楽しめます。
- 住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
- 公式サイト:吉野山観光協会
1.4 明日香村
<出典元:写真AC>
奈良駅から電車で約1時間、奈良県の中央部に位置する「明日香村」は、592年からおよそ100年間にわたって日本の都「飛鳥京」があった地です。
今でこそのどかな田園風景が広がりますが、かつては政治・経済・文化の中心地として多いに栄えた場所でもありました。
大化の改新をはじめ、古代史の重要な舞台となった場所ということで、明日香村には古代遺跡や石造物が今でも数多くのこっています。
また、地元の農産物を使ったおいしい料理が食べられるカフェや、朝採れ新鮮野菜がずらりと並ぶ農産部直売所など、そのほかの見どころも満載です。
レンタサイクルを借りて、村をぐるりと一周してみるのはいかがでしょうか。
- 住所:奈良県高市郡明日香村
- 公式サイト:明日香村
1.5 若草山
<出典元:写真AC>
毎年1月に行われる「山焼き」が有名な「若草山」。なだらかな丸い丘が3つ重なったような形から「三笠山」の別名でも親しまれています。
標高342mの山頂付近には、奈良盆地の大パノラマが広がる展望台もあります。
遠くには大和三山なども見え、奈良屈指の絶景スポットとしても人気です。
若草山登山道や春日山遊歩道から歩いて登ることができるほか、有料の奈良奥山ドライブウェイを利用すれば車でアクセスすることもできます。
恋人と一緒に訪れるなら、美しい夜景が楽しめる夕暮れ後がおすすめです。
- 住所:奈良県奈良市雑司町
- 開山期間:3月第3土曜日~12月第2日曜日の9:00~17:00
- 公式サイト:若草山(奈良県)
1.6 信貴山(しぎさん)
<出典元:写真AC>
大阪府と奈良県の県境付近に位置する標高437mの「信貴山(しぎさん)」は、奈良百遊山のひとつに選ばれている山。
聖徳太子と縁の深い山として知られていて、物部守屋の討伐に向かった際にこの山で毘沙門天が現れ、聖徳太子が「信ずべし、貴ぶべし」と言ったことが「信貴山」の名前の由来となっています。
また、南側の山腹には聖徳太子が開いたとされている、毘沙門天を本尊とする「信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)」があります。
- 住所:奈良県生駒郡平群町信貴山
- 公式サイト:信貴山観光協会
1.7 曽爾高原(そにこうげん)
<出典元:写真AC>
奈良県の東北端に位置する、自然豊かな美しい村「曽爾村(そにむら)」。
その中でススキの名所として有名なのが、標高1,038mの倶留尊山(くろそやま)のふもとに広がる草原「曽爾高原」です。
ハイキングコースとしても人気で、初夏には青々と茂った緑と青空の見事なコントラストを楽しむことができます。
一番のおすすめシーズンはなんといっても秋。目の前に黄金に輝くススキが広がる光景は、どこか懐かしさを感じさせくれます。
曽爾高原について詳しくは「ススキの観光名所「曽爾高原」の魅力とおすすめのハイキングコースをご紹介」も、ぜひご覧ください。
- 住所:奈良県宇陀郡曽爾村太良路
- 公式サイト:曽爾高原観光協会
1.8 天川村
<出典元:写真AC>
世界遺産でもある大峯の山々に抱かれた「天川村」。
「天の国、木の国、川の国」と言われるほど自然が豊かな場所で、1300年の歴史を誇る日本屈指の秘境として、毎年多くの観光客が訪れます。登山、ハイキングはもちろん、清流での鮎やアメノウ釣り、スキーなどの自然を生かしたアクティビティが楽しめるほか、村にはかつて修験者たちが身を癒してきた「洞川温泉」や「天の川温泉」もあります。
旅館や民宿、キャンプ場などの宿泊施設もあるため、泊まりで訪れるのもおすすめです。
- 住所:奈良県吉野郡
- 公式サイト:天川村
1.9 大台ケ原
<出典元:Instagram>
「大台ヶ原」は、奈良県と三重県の県境にある森で、大きく分けて「東大台」と「西大台」のふたつがあります。
このうちの東大台は一般登山者向けの手軽に楽しめるトレッキングコースですが、西大台は上級者向けで入山前に事前の手続きが必要となっています。
また、大台ヶ原は年間降水量が3500mmと世界有数の多雨地帯としても有名で、湿潤な気象条件が長い年月をかけて広大な原生林を作り上げてきました。
そして、大台ヶ原で絶対に外せないのが景勝地「大蛇嵓(だいじゃぐら)」です。約800mの断崖絶壁から眺めるスリリングな眺望は必見です。
- 住所:三重県多気郡大台町大杉
- 公式サイト:大台ケ原(上北山村)
1.10 瀞峡(どろきょう)
<出典元:Instagram>
「瀞峡(どろきょう)」は、和歌山県、三重県、奈良県の県境を流れる北山川上流にある渓谷で、国の特別名勝と天然記念物に指定されている人気の自然スポットです。
断崖絶壁の奇岩や滝など見どころも満載で、秋には色とりどりの紅葉とエメラルドグリーンの川とのコントラストが息を呑むほど美しい景観を作り出します。
紀伊半島随一の渓谷美は、ウォータージェット船に乗って楽しむのがおすすめです。
- 住所:奈良県吉野郡十津川村神下
- サイト:瀞峡(十津川村観光協会)
1.11 面不動鍾乳洞(めんふどうしょうにゅうどう)
<出典元:Instagram>
天川村の洞川温泉にある「面不動鍾乳洞」は、全長280mと関西最大級の規模を誇る鍾乳洞。奈良県の特別天然記念物にも指定されていて、何万年もの年月をかけて作られた大自然の美しい造形美を楽しむことができます。
鍾乳洞内は無風で年間8℃ほどに保たれているため、夏は涼しく、冬は寒さの和らぐ不思議な感覚を味わうこともあります。
洞川温泉バス停留所から徒歩で向かうことも可能ですが、アドベンチャー感覚を楽しむのならトロッコを利用するのがおすすめです。
- 住所:奈良県吉野郡天川村洞川673-89
- 営業時間:9:00~18:00
※7月20日~8月末は8:00~19:00、
※10月1日~3月31日は9:00~17:00 - 定休日:12月31日~1月6日 ※荒天時・点検等で休業あり
- サイト:面不動鍾乳洞(洞川温泉観光協会)
1.12 猿沢池
<出典元:写真AC>
奈良公園からほど近くにある「猿沢池」は、奈良時代に作られたとも言われている人工池です。
約360mある池の周囲には柳が植えられていて、風情のある景観を楽しむことができます。
また、池越しには興福寺の五重塔の姿を見ることができ、記念撮影の定番スポットとして人気です。
- 住所:奈良県奈良市登大路町(猿沢池園地)
- 公式サイト:猿沢池園地(奈良県)
1.13 馬見丘陵公園(うまみきゅうりょうこうえん)
<出典元:Instagram>
馬見丘陵公園は、奈良県最大級の都市公園です。
馬見古墳群内にあるため、園内には多数の古墳が点在していて、奈良の古代史と美しい自然の両方を楽しむことができます。
チューリップやひまわり、コスモス、ダリアなど一年を通して四季折々の花が園内を彩り、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
- 住所:奈良県北葛城郡河合町佐味田
- 公式サイト:馬見丘陵公園(奈良県)
2. 奈良の吊り橋
豊かな自然に抱かれながら思い出にのこる時間を楽しむなら、奈良の秘境「十津川村」にある「谷瀬の吊り橋」まで足を運んでみるのがおすすめです。
巨大な鉄線の吊り橋は、一歩踏み出すたびにゆらゆらと揺れて、スリル満点の空中散歩を満喫できます。
2.1 谷瀬の吊り橋(たにぜのつりばし)
<出典元:写真AC>
十津川村の名所として知られる「谷瀬の吊り橋」は、昭和29年に地元住民が出資をして建設した熊野川にかかる吊り橋です。
全長297mの鉄線の吊り橋は、生活用吊り橋としては日本一の長さを誇ります。川面からの高さは54mあり、橋の上からは周囲の山々と青さの美しい十津川が織りなす絶景を満喫できます。
橋はかなり揺れを感じるため、安全のためにも一度に渡れるのは20人まで。一歩踏み出すのには相当の勇気が必要ですが、ここでしか味わえないスリリングな体験を楽しめます。
- 住所:奈良県吉野郡十津川村谷瀬
- サイト:谷瀬の吊り橋(十津川村観光)
3. 奈良の神社・仏閣
はるか昔に日本の都として栄えた奈良には、世界遺産に登録されているものをはじめ、数多くの神社・仏閣が残されています。いにしえの文化に触れて、タイムトリップしたような気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。
3.1 東大寺(奈良の大仏)
<出典元:写真AC>
奈良時代に平城京の「東の大寺」として、聖武天皇が創建した「東大寺」は、世界遺産にも登録されている奈良を代表する観光名所のひとつ。
奈良のシンボルともいえる大仏さまが鎮座する「大仏殿」は高さ約48mで、世界最大級の木造建築としても知られています。
過去に2度焼失し、その度に再建が重ねられていて、現在の建物は1709年(宝永6年)に建てられた3代目。国宝にも指定されている貴重な歴史的建築物となっています。
広大な境内にはこのほかにも、金剛力士像を両脇に安置する国宝の「南大門」や、東大寺現存最古の建物「法華堂」など見どころも満載。
じっくり見て回ると2時間ほどかかるので、時間に余裕を持ってプランを立てておくのがおすすめです。
奈良の大仏について、詳しくは「奈良が、いや日本が誇る「世界遺産」&「パワースポット」の奈良の大仏で満喫旅!」もぜひご覧ください。
- 住所:奈良県奈良市雑司町406-1
- 営業時間:8:00~17:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:東大寺
3.2 興福寺
<出典元:写真AC>
平城京遷都が行われた710年に、藤原不比等が創建した「興福寺」。当時の都を見下ろす一等地にあり、藤原氏の氏寺として大変な栄華を誇りました。
世界遺産にも登録されていて、境内には「五重塔」や「北円堂」「南円堂」「中金堂」「東金堂」などの国宝や重要文化財が数多く建っています。
奈良時代の傑作と言われる「阿修羅像」のほか、国宝に指定された仏像を多数所蔵していることでも有名です。
境内のミュージアムショップで販売されている「こうふくあめ」は、中金堂のレトロなイラストがかわいく、お土産としてもおすすめです。
- 住所:奈良県奈良市登大路町48
- 営業時間:9:00~17:00(入堂、16:45まで)
- 定休日:なし
- 公式サイト:興福寺
3.3 春日大社
<出典元:写真AC>
平城京の守り神として創建された「春日大社」は、世界遺産にも登録されている全国にある春日神社の総本社。
緑に覆われた広大な境内には、優美な釣り灯篭が並ぶ回廊が印象的な重要文化財の「南門」のほか、「中門・御廊」、全国で唯一夫婦の大黒さまを祀る「夫婦大國社」、万葉歌に詠まれている植物約300種を植栽している「萬葉植物園」、豪華絢爛な国宝352点と重要文化財971点を所蔵する「国宝殿」など、王朝時代の歴史を感じられる見どころが満載です。
- 住所:奈良県奈良市春日野町160
- 営業時間:6:00~18:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:春日大社
3.4 法隆寺
<出典元:Instagram>
607年に聖徳太子によって創建されたとされる「法隆寺」は、日本の世界遺産第1号としても有名です。
約18万7000平方メートルの広大な境内には、飛鳥様式を伝える世界最古の木造建築として知られる国宝「金堂」や「五重塔」、日本最古の優美な八角堂「夢殿」や「大宝蔵院百済観音銅」などの歴史的に価値のある建造物が点在。
「釈迦三尊像」や「百済観音立像」、「玉虫厨子」など、約190件の国宝や重要文化財を擁する仏教美術の宝庫として、国内外から多くの歴史ファンが訪れる観光名所になっています。
- 住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1-1
営業時間:2月22日~11月3日 8:00~17:00、11月4日~2月21日 8:00~16:30 - 定休日:なし
- 公式サイト:法隆寺
3.5 大神神社(おおみわじんじゃ)
<出典元:写真AC>
古代から「神の山」として崇められてきた「三輪山」を御神体する、「大神神社(おおみわじんじゃ)」。
日本で最も古い神社のひとつで、日本で最初の勅撰史書「日本書紀」とゆかりのある場所としても知られています。蛇神信仰の象徴でもある「巳の神杉」がそびえる境内は、心静まる厳かな雰囲気に包まれています。
大神神社ついて詳しくは「日本最古の神社「大神神社」~三輪山がご神体。30m超えの大鳥居あり~」をご覧ください。
- 住所:奈良県桜井市三輪1422
- 公式サイト:大神神社
3.6 橿原神宮(かしはらじんぐう)
<出典元:写真AC>
飛鳥エリアにある「橿原神宮」は、初代天皇として伝えられている神武天皇とその皇后であるヒメタタライスズヒメを祭神としています。
京都御所の賢所(かしこどころ)を移築した本殿は、「文華殿」と共に重要文化財に指定されていて、玉砂利の参道と深い森の緑の背景が、厳かな中にもさわやかさを感じさせます。
- 住所:奈良県橿原市久米町934
- 営業時間:6:30~17:30
- 定休日:なし
- 公式サイト:橿原神宮
3.7 唐招提寺(とうしょうだいじ)
<出典元:写真AC>
唐の高僧「鑑真和上(がんじんわじょう)」が、759年に創建した「唐招提寺(とうしょうだいじ)」。
世界遺産にも登録されている歴史ある寺院で、境内には鑑真の没後に弟子たちが建立した奈良時代最大の建物で国宝の「金堂」や、高さ約5.4mの国宝「千手観音立像(せんじゅかんのんりゅうぞう)」、「講堂」「開山堂」など天平建築が並びます。
毎年5月19日に行われる伝統行事「うちわまき」では、厄除のご利益があるハート形のうちわ「宝扇」が鼓楼の上層からまかれ、大変な盛り上がりを見せます。
- 住所:奈良県奈良市五条町13-46
- 営業時間:8:30~17:00(受付は16:30まで)
- 定休日:なし
- 公式サイト:唐招提寺
3.8 薬師寺
<出典元:写真AC>
天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気回復を祈り、建立を初願した「薬師寺」。
世界遺産にも登録されている奈良屈指の観光名所のひとつで、説法が面白いことでも有名です。境内には数多くの堂塔がありますが、「金堂」「西塔」「中門」「大講堂」「食堂(じきどう)」などは長い歴史の中で焼失してしまったため、昭和から平成にかけて再建が行われています。
唯一建立時から現存しているのが「東塔」で、白鳳様式の美しい塔は必見です。また、金堂に安置されている「薬師三尊像」は古代金銅仏の最高傑作と称されています。
薬師寺について詳しくは「東西にそびえ立つ両塔は圧巻!!~この秋のご利益祈願は薬師寺で決まり!~」もぜひご覧ください。
- 住所:奈良県奈良市西ノ京町457
- 営業時間:8:30~17:00(受付16:30まで)
- 定休日:なし
- 公式サイト:薬師寺
3.9 朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)
<出典元:Instagram>
大阪府と奈良県の県境付近に位置する「信貴山(しぎさん)」の南側山腹にある「朝護孫子寺」。
聖徳太子が開いたと伝えられていて、国宝「信貴山縁起絵巻」にも描かれている寺院として有名です。
シンボルは寅で、商売繁盛などに御利益のある毘沙門天を本尊としています。
階段が多いので、参拝の際には歩きやすい靴がおすすめです。
- 住所:奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1(信貴山 朝護孫子寺)
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:朝護孫子寺
3.10 室生寺(むろうじ)
<出典元:写真AC>
和歌山県の高野山が女人禁制なのに対し、奈良県北東部にある「室生寺」は古くから女性に開かれていた寺として知られています。
山麓に広がる境内には、御本尊の「釈迦如来立像」や「十一面観音立像」をはじめとする傑作仏像が数多く安置されていて、表情を見比べながら回るのもおすすめです。
一周見て回るのに約1時間ほどですが、境内には石段なども多いため歩きやすい靴は必須。
また、周辺には豊かな自然の中でアートを楽しめる「室生山上公園芸術の森」や、名物の山菜料理が人気の「橋本屋」など、アートスポットやグルメスポットもあります。
効率よく回れるようにしっかりとプランを立ててから出かけましょう。
- 住所:奈良県宇陀市室生78
- 営業時間:9:00~16:00 ※寳物殿は9:30~15:30(受付は15:00まで)
- 定休日:なし
- 公式サイト:室生寺
3.11 長谷寺
<出典元:写真AC>
初瀬山の中腹にたたずむ「長谷寺」は、全国に約3000の末寺を擁する真言宗豊山派の総本山。西国三十三所観音霊場のひとつで、王朝文学の「枕草子」や「源氏物語」にも登場する名刹として有名です。
毎年4月下旬から5月上旬にはボタンが、梅雨の季節にはテマリのような紫陽花が、そして秋には色鮮やかな紅葉と、四季折々の美しい自然の表情を楽しむこともできます。約10mの高さを誇る御本尊の「十一面観音立像」も必見です。
- 住所:奈良県桜井市初瀬731-1
- 営業時間:
4月~9月 8:30~17:00、
10月~11月・3月 9:00~17:00、
12月~2月 9:00~16:30
※ぼたんまつり期間等時間延長あり - 定休日:なし
- 公式サイト:長谷寺
3.12 談山神社(たんざんじんじゃ)
<出典元:写真AC>
中大兄皇子と共に大化の改新を断行した藤原鎌足を祀る「談山神社」。
その名称は、中大兄皇子と藤原鎌足が「密談を交わした山に」由来していて、豪華絢爛な社殿は日光東照宮のモデルにもなったと言われています。
世界で唯一現存する木造の十三重塔が立つ神社としても有名で、自然に抱かれた境内には、「本殿」や拝殿の外廊下にある「吊り灯篭」、鎌足公神像を拝観できる「神廟拝所」など見どころ満載です。
- 住所:奈良県桜井市多武峰319
- 営業時間:8:30~17:00 ※最終受付16:30
- 定休日:なし
- 公式サイト:談山神社
3.13 飛鳥寺
<出典元:写真AC>
7世紀初頭に造られた、日本最古の仏像「釈迦如来坐像」を本尊とする「飛鳥寺」。
6世紀末に蘇我馬子が創建した日本初の本格的寺院で、アーモンド形の瞳が優しい釈迦如来は飛鳥仏の特徴を良くとらえていて、古くから「飛鳥大仏」と呼ばれて親しまれています。
周辺には、縁結びや子宝祈願で有名なパワースポット「飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)」や、飛鳥随一のビュースポット「甘樫丘(あまかしのおか)」、万葉の世界を体感できる「奈良県立万葉文化館」などの観光スポットも多く、サイクリングを楽しみながら回るのがおすすめです。
- 住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥682
- 営業時間:9:00~17:30(10月~3月は17:00まで)※受付は各15分前まで
- 定休日:なし
- サイト:飛鳥寺(奈良県観光公式「なら旅ネット」)
3.14 金峯山寺(きんぷせんじ)
<出典元:Instagram>
修験道の聖地・吉野山にある「金峯山寺」は、役行者が開いた霊場として知られています。
世界遺産にも登録されている名刹で、国宝にも指定されている本堂の「蔵王堂(ざおうどう)」は、木造建築としては東大寺に次ぐ大堂です。
見どころは秘仏ご本尊の「蔵王権現立像」。迫力満点の巨像は、毎年一定期間のみご開帳されています。
- 住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山2498
- 営業時間:8:30~16:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:金峯山寺
3.15 西大寺(さいだいじ)
<出典元:写真AC>
東の大寺「東大寺」に対し、西の大寺として女帝・称徳天皇が奈良時代に創建した「西大寺」。
本堂は国の重要文化財に指定されていて、その前には東塔の巨大な基壇が残されています。
「清涼寺式の傑作」とも称される本尊の「釈迦如来立像」のほか、「愛染堂」の「藍染明王坐像」や「叡尊上人(えいぞんしょうにん)坐像」など、数多くの見どころがあります。
- 住所:奈良県奈良市西大寺芝町1丁目1-5
- 営業時間:8:30~16:30
- 定休日:なし
- 公式サイト:西大寺
3.16 元興寺(がんごうじ)
<出典元:Instagram>
日本初の本格寺院「法興寺」を前身とする「元興寺」。
日本最古とされる瓦が現在も残る寺としても有名で、世界遺産にも登録されています。
国宝の「極楽堂」や「五重小塔」をはじめ、多数の歴史的価値のある重要な文化財が伝わる古刹です。
- 住所:奈良県奈良市中院町11番地
- 営業時間:9:00~17:00 ※受付16:30まで
- 定休日:なし
- 公式サイト:元興寺
3.17 橘寺(たちばなでら)
<出典元:写真AC>
「橘寺(たちばなでら)」は、明日香村にある聖徳太子ゆかりの古刹です。
聖徳太子の生誕地に、太子自らが創建したと言われている寺で、本堂にはご本尊の「聖徳太子坐像」が安置されています。
聖徳太子が建てた「太子建立七ヵ寺」のひとつに数えられ、古代史ファンは必見です。
- 住所:奈良県高市郡明日香村橘532
- 営業時間:9:00~17:00(受付16:30まで)
- 定休日:なし
- 公式サイト:橘寺
3.18 氷室神社
<出典元:Instagram>
奈良時代に春日野の氷池や氷室の守神を祀ったことが始まりとされている「氷室神社」。
平安時代に入ってから現在の場所に移され、拝殿や舞殿は奈良市の有形民俗文化財にも指定されています。
冷蔵や製氷販売の守神としても有名で、毎年5月には献氷祭が営まれます。
- 住所:奈良県春日野町1-4
- 営業時間:4月~10月 6:00~18:00、11月~3月 6:30~17:30
- 定休日:なし
- 公式サイト:氷室神社
4. 奈良の古墳
592年からのおよそ100年の間、日本の都が置かれていた飛鳥には、のどかな田園風景の中に謎とロマンに満ちた古代遺跡の古墳があります。
まったく異なるふたつの古墳をじっくりと見比べてみるのもおすすめです。
4.1 高松塚古墳
<出典元:写真AC>
1972年(昭和47年)に極彩色の壁画が発見されたことで、日本全国に古代史ブームを巻き起こしたと言われている二段式円墳の「高松塚古墳」。
築造されたのは7世紀後半~8世紀の初めごろとされていて、隣接する壁画館では飛鳥美人と呼ばれる女子群像や四神の精巧な模写を見ることができます。
- 住所:奈良県高市郡明日香村平田444
- 営業時間:9:30~17:00 ※12月~2月は16:30閉館
- 定休日:12月29日~1月3日
- 公式サイト:高松塚古墳(国営飛鳥歴史公園)
4.2 石舞台古墳
<出典元:写真AC>
飛鳥時代の大権力者・蘇我馬子の墓と言われている「石舞台古墳」は7世紀前半に築造。
日本最大級の横穴式石室を持つ方墳として有名で、月夜には美女に化けた狐が舞を披露したという伝説も残っています。
使われている石材の総重量は約2300トン。石室は内部に入ることもでき、当時の土木技術が駆使された様子を間近で見ることができます。
- 住所:奈良県高市郡明日香村島庄254
- 営業時間:8:30~17:00(受付16:45まで)
- 定休日:なし
- サイト:石舞台古墳(奈良県観光公式「なら旅ネット」)
5. 奈良の建造物
奈良には神社・仏閣などの歴史的建造物以外にも、魅力あふれる建造物がたくさんあります。
その中でも特におすすめなのが、全国から多くの鉄道ファンが訪れる「大和西大寺駅」と「平城宮跡」「朱雀門」です。
ここでは、それぞれの観光ポイントを詳しく紹介します。
5.1 大和西大寺駅
<出典元:Instagram>
「平城宮跡」や「西大寺」「秋篠寺」などの最寄り駅として多くの人が利用する「大和西大寺駅」は、実は鉄道ファンにとっては聖地ともいえる人気スポットのひとつです。
その理由は、線路の切り替えポイント(分岐点)の数、いわゆる平面交差の数がずば抜けて多いからなんだそうです。
複数ある線路のすべてが左右に交差する形で接続されていて、行き来する電車の多さに圧倒されてしまいます。
一面ガラス張りの展望デッキもあり、電車好きの子どもはもちろん、大人でも楽しむことができるスポットになっています。
- 住所:奈良県奈良市西大寺国見町1丁目1-1
- 公式サイト:大和西大寺駅(近畿日本鉄道)
5.2 平城宮跡(へいじょうきゅうせき)
<出典元:写真AC>
世界遺産の「平城宮跡(へいじょうきゅうせき)」は、奈良時代に日本の首都として栄えた平城京中枢部の遺跡。
東西1.3km、南北1 kmに渡って広がる敷地は大半が緑地となっていて、その中に「第一次大極殿」や「朱雀門」「東院庭園」「第二次大極殿」などの宮殿建築や庭園などが復元されています。
はるか1300年以上前の奈良の都に思いをはせながら、のんびり散策するのがおすすめです。
- 住所:奈良県奈良市二条大路南3丁目5番1号
- 営業時間:各施設により異なります
- 定休日:各施設により異なります
- 公式サイト:平城宮跡歴史公園
5.3 朱雀門(すざくもん)
<出典元:写真AC>
世界遺産の平城宮跡にある「朱雀門(すざくもん)」は平城宮の正門で、平城京のメインストリートだった朱雀大路は、この朱雀門から羅城門にかけて幅74m、長さ3700mにわたって伸びていました。
建物は1998年に復原されたもので、東西約25m、南北約10m、高さ約20mの入母屋二層構造になっています。
- 住所:奈良県奈良市二条大路南3丁目4
- 営業時間:9:00~16:30(入場は16:00まで)
定休日:月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日) - 公式サイト:朱雀門ひろば(平城宮跡歴史公園)
6. 奈良の村
奈良の中心地から車を3時間ほど走らせたところに、「日本で一番美しい村」とも称される「十津川村」があります。
豊かな歴史と美しい自然が調和した秘境で、心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがですか?
6.1 十津川村
<出典元:写真AC>
奈良県の最南端、和歌山県との県境にある「十津川村」。全体の広さは琵琶湖と同じくらいの大きな村ですが、そのおよそ96%が山林なので「秘境」という言葉がぴったりの場所です。
村内には、日本屈指の長さを誇る鉄線の吊り橋「谷瀬の吊り橋」や、谷川を渡る人力ロープウェイの「野猿(やえん)」、エメラルドグリーンの水が美しい「瀞峡(どろきょう)」、「十津川温泉」など、豊かな自然を生かした観光スポットやアクティビティを楽しむことができます。
- 住所:奈良県吉野郡十津川村
- サイト:十津川村(十津川村観光)
7. 奈良の街
奈良観光に出かけるなら、格子が美しい昔ながらの町屋が並ぶ「ならまち」と、かつて豪商の町として栄えた「今井町」は、時間をとってゆっくりと散策したいスポットです。
7.1 ならまち
<出典元:写真AC>
日本最古とされる瓦が現在も屋根に残る世界遺産の「元興寺」。
その旧境内に広がるのが、昔ながらの町屋をリノベーションした食事処やカフェ、雑貨店などが軒を連ねる「ならまち」です。
風情のある格子の町並みには、奈良の歴史を伝える「奈良町史料館」や室町時代の風雅な書院様式を伝える「今西家書院」、重要文化財の石仏龕(せきぶつがん)を祀る「十輪院」などの見どころも満載。
気の向くままにそぞろ歩きながら、ノスタルジックな時間を楽しめます。
- 住所:奈良県奈良市
- 営業時間:各施設により異なります
- 定休日:各施設により異なります
- サイト:ならまち(奈良市観光協会)
7.2 今井町
<出典元:写真AC>
カメラを片手にゆっくりと散策を楽しみたいのが、かつて豪商の町として栄えた「今井町」です。今もなお江戸から昭和初期の町屋が残り、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
白漆喰の外壁が美しい「今西家住宅」や「旧米谷家住宅」「河合家住宅」といった見応えのある建物も多く、フォトジェニックな散歩をしたい人にぴったりのエリアです。
- 住所:奈良県橿原市今井町
- 営業時間:各施設により異なります
- 定休日:各施設により異なります
- サイト:今井町(奈良県観光公式「なら旅ネット」)
8. 奈良の遊園地
ファミリー旅行では、子どもから大人まで一緒に楽しめる遊園地を訪れるのがおすすめです。
ここでは、家族で訪れたい「生駒山上遊園地」の魅力をたっぷりと紹介します。
8.1 生駒山上遊園地
<出典元:Instagram>
生駒山上遊園地は、標高642mの生駒山上にある入園無料の遊園地。
開業90年以上の歴史ある施設で、地元はもちろん大阪の人々からも愛されている人気スポットです。
山の上までは犬や猫のデザインがかわいいケーブルカーを利用します。山頂のさわやかな風を全身で体感できるゴーカートや風船を持ったかわいいパンダの乗り物で空中散歩を楽しむ「ぷかぷかパンダ」、日本最古の大型遊具として知られる「飛行塔」など、小さな子どもから大人まで夢中になれるアトラクションがそろっています。
大阪平野や奈良盆地や大和青垣の山々を一望できる山上の眺望も見どころポイントです。
- 住所:奈良県生駒市菜畑町2312-1
- 営業期間:3月中旬~12月初旬 ※冬期は休園。詳しくは公式サイトをご確認ください
- 公式サイト:生駒山上遊園地
9. 奈良の博物館
国内でも数多くの傑作仏像があることで有名な奈良ですが、限られた時間の中で効率的に仏像の歴史に触れるのなら、各時代の名作を一度に見ることができる博物館へ足を運んでみるのがおすすめです。
8.1 奈良国立博物館
<出典元:写真AC>
仏教美術の展示では国内一と称される「奈良国立博物館」。
本館の「なら仏像館」と東西の新館、仏教美術資料研究センターで構成されていて、重要文化財や国宝を含む多数の仏像を鑑賞することができます。
毎年10月下旬から11月中旬には、聖武天皇の遺愛品をはじめ、正倉院に伝えられてきた宝物の特別公開「正倉院展」も行われています。
お土産にはミュージアムショップで売られている「元気が出る仏像シリーズ」のユニークなスタンプがおすすめです。
- 住所:奈良県奈良市登大路町50
- 営業時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
- 定休日:月曜日(休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日)、12月28日~1月1日 ※その他に臨時に休館日を変更することがあります
- 公式サイト:奈良国立博物館
10. 奈良の温泉
古都・奈良の観光を思いっきり楽しんだら、ゆっくりと温泉につかって旅行の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。ここでは、奈良の美しい自然と歴史を感じる人気の温泉スポットを紹介します。
10.1 洞川温泉(どろがわおんせん)
<出典元:写真AC>
「洞川温泉」は、霊峰「大峯山」の登山口にあります。温泉街には、修行をする人たちの宿泊所として栄えた老舗の旅館や土産物店などが並び、軒先には縁側や提灯などがあり、昭和レトロな雰囲気を楽しむことができます。
標高約820mの高地に位置し、標高2,000m級の山々に囲まれていることから、奈良県ではめずらしい雪見風呂を楽しめる温泉としても有名です。
- 住所:奈良県吉野郡天川村洞川222
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- サイト:洞川温泉(大峯山洞川温泉観光協会)
10.2 十津川温泉
<出典元:Instagram>
十津川村にある「二津野ダム」周辺に位置する「十津川温泉」は、温泉地全体のすべての温泉施設が「源泉かけ流し温泉」を宣言していて、これは日本で初めてのことだといわれています。
良質な温泉が楽しめるとして人気のある温泉地で、旅館などの宿泊施設はもちろん、観光客でも気軽に立ち寄ることができる公衆浴場もあります。十津川の絶景を楽しみながら、旅行の疲れをしっかりと癒しましょう。
- 住所:奈良県吉野郡十津川村平谷
- 営業時間・定休日:各施設により異なります
- サイト:十津川温泉(十津川村観光)
11. 奈良のグルメスポット
奈良には長い歴史と伝統が育んだおいしいものがたくさんあります。ここでは、奈良旅行の際に必ずチェックしておきたい、こだわりのグルメスポットを紹介します。
11.1 猿沢池畔 柳茶屋
<出典元:Instagram>
奈良公園のそばにある「柳茶屋」は、古くから僧坊料理として発展してきた奈良茶飯の伝統を大切に受け継ぐ老舗茶屋です。
本格的な和食を楽しむことができますが、イチオシはなんといっても柔らかいわらび餅と白玉、アイスの贅沢なコラボが実現した「柳茶屋パフェ」。
老舗の実力を感じる和スイーツは、食後のデザートに必ず頼みたいひと品です。
- 住所:奈良県奈良市登大路町49(柳茶屋・奈良茶飯)
- 営業時間:11:30~17:00(ラストオーダー16:30)
- 定休日:水曜・木曜日
- 公式サイト:柳茶屋(猿沢池畔 柳茶屋)
11.2 中谷堂
<出典元:Instagram>
近鉄奈良駅から徒歩5分ほどの好立地にある人気和菓子店「中谷堂」。
看板商品は、目にもとまらぬ速さで繰り広げられる「高速餅つき」で造られた「よもぎ餅」です。
つきたてのよもぎ餅はとても柔らかく、きなこと粒餡の相性も抜群。食べ歩きはもちろん、お土産にもぜひ持ち帰りたい逸品です。
- 住所:奈良県奈良市橋本町29
- 営業時間:10:00~19:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:中谷堂
12. 奈良の宿泊施設
せっかく古都・奈良を訪れるのならホテル選びにもとことんこだわって、旅行の疲れを癒しつつ優雅な時間を楽しみたいものです。
おすすめは、奈良公園の高台に位置する「奈良ホテル」。ここでは、その魅力をたっぷりと紹介します!
12.1 奈良ホテル
<出典元:Instagram>
1909年(明治42年)開業の「奈良ホテル」は、かつては「関西の迎賓館」として、国内外のロイヤルファミリーやヘレン・ケラー、オードリー・ヘップバーン、アインシュタインといった世界のVIPが数多く訪れた老舗ホテルです。
明治建築界の巨匠・辰野金吾が設計した桃山御殿風檜造の本館は、威風堂々としたクラシックな気品にあふれていて、優雅な時間を楽しむことができます。
奈良ホテルについて詳しくは「西の迎賓館と呼ばれる『奈良ホテル』はまさに美術館」もぜひご覧ください。
- 住所:奈良県奈良市高畑町1096
- 営業時間:チェックイン15:00、チェックアウト11:00
- 公式サイト:奈良ホテル
13. 奈良のイベント
奈良には、江戸時代に始まった「鹿の角切り」や、奈良の新年を飾る火の祭り「若草山焼き」など、長い歴史と文化を感じさせる行事が一年を通して数多く行われます。その中でも一度は見ておきたいのが、毎年8月に行われる奈良の夏の風物詩「なら燈花会(とうかえ)」です。
13.1 なら燈花会(とうかえ)
<出典元:Instagram>
8月5日から8月14日にかけて奈良公園一帯で行われる「なら燈花会(とうかえ)」。
奈良を代表する夏の風物詩のひとつで、奈良公園内の8つのエリアに2万本以上のろうそくが灯される光のイベントです。
世界遺産の中で幻想的なろうそくの灯りに包まれながら、ロマンチックなひとときを楽しむことができます。
- 住所:奈良県奈良市三条町547(なら燈花会の会事務局)
- 公式サイト:なら燈花会
奈良には歴史のロマンが薫る魅力的な観光スポットがたくさんあります。奈良へ観光の際には、ぜひ上記で紹介した内容を参考にして、素敵な旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか。
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