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ポーランド黄金色の秋
<紅葉とヴァヴェル城>
10月中旬から11月にかけてポーランドは一年で一番美しいといわれる"złota jesień(ズウォタ イェシェン)=黄金の秋"を迎えます。気温はぐっと下がり日も短くなる時期、澄んだ青い空と美しい紅葉は長い冬が来る前の一瞬の楽しみ。今回はそんなポーランドの紅葉をご紹介します。
目次
ゴールデンカラー
日本の紅葉は、赤、オレンジ、黄色に緑と多彩で色鮮やかですが、ポーランドの紅葉は"黄金の秋"の名の通り、ほぼ"金色"の一色のみ。公園、街路樹など街中の木々が緑から徐々に金色に変わり、葉が落ちれば一面、黄金色の絨毯が広がったようになる景色は美しく、子供も大人も葉を拾い集めながら散歩を楽しむ姿をよく見かけます。
公園では、どんぐりを集めるリスに出会えることも!
暖かい飲み物を片手に散歩を楽しんだり、お気に入りの景色を眺めながらベンチで読書をしたり、葉っぱや、どんぐり、松ぼっくりを集めてデコレーションしたり、写真を撮ったり絵をかいたり。それぞれが、それぞれの楽しみ方で短い秋を満喫します。
マロニエの迷信
葉っぱと共に、人々が真剣に拾い集めているものがあります。それが、こちら。
Kasztan(カシュタン)=マロニエ(西洋トチノキ)の実です。トゲトゲのイガに包まれたカシュタンは、一見、栗の様に見えますが、食用ではありません。デコレーションに使ったりもしますが、"おばあちゃんの知恵袋"的な話では、「これをポケットに入れて持ち歩くと関節炎やリウマチに効果がある」とか、「ベッドやソファの下に入れておくと悪い気を吸い取る=幸運を招く」などと言われています!ちなみに効果は1年らしく、毎年交換したほうが良いとのこと。
ポーランドのベストシーズンは夏ですが、この短い"黄金の秋"も魅力的。機会があればぜひ足を運んでみてください。暖かい格好をお忘れなく!
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EliilE
- 結婚を機に2010年よりポーランド、クラクフ在住。文化の違いや言葉の壁にぶつかりながらも子育奮闘中!
趣味はカフェ巡りと旅行。まだまだ知られていないポーランドの魅力をお伝えします!