こんな時こそ島旅をリサーチ!鹿児島の楽園【沖永良部島】の知りたいあれこれを徹底リポート2020

本日は鹿児島県の離島・沖永良部島(おきのえらぶじま)をご紹介します。

収束の見えないコロナウイルスによって、当面の間、自由に旅行をするのが難しくなっています。多くの離島も本来ならば、これからオンシーズンとなり多くの観光客の方を迎える時期に突入しますが、感染拡大の防止、医療設備不足を主な理由として島民以外の出入りをストップする島も見受けられます。旅行好き、島旅好きの方々にはつらい時期ですが、そんなときだからこそ旅行が解禁されたときの候補として離島リサーチをしてみてはいかがでしょうか。

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本日ご紹介する沖永良部島は、鹿児島県の奄美群島に属する離島で、大河ドラマ「西郷どん」のロケ地になったことでも有名です。奄美群島の中でもかなり沖縄に近い島のため、海の透明度はさながら独特の文化や地形を持った島です。立地はかなり本土から遠い島ですが、鹿児島、沖縄どちらからも飛行機が乗り入れているため比較的行きやすい島です。ぜひ次の島旅候補にしてみてください。

ここからは昨年わたしが実際に訪問した経験をもとに、おすすめをご紹介していきます。

※沖永良部島は鹿児島県の自粛要請や方針にならって、来島制限等を行っています。来島の際は、必ず観光協会の方針に従い離島の医療崩壊予防に努めてください。

目次

まったいら島でも歩くとつらい!?【レンタカー】がおすすめな理由

沖永良部島は和泊町(わどまりちょう)と知名町(ちなちょう)の2つの町が中心となっている島です。島の全体はサンゴ礁に囲まれており、高低差の低い島です。航空写真の通りまったいらな島のため、日本の離島に多く見られる高低差を心配することなくお散歩やサイクリングを楽しむことができると思います。

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私も訪問前はレンタサイクルで島旅をしようと思っていました。しかし観光協会の方に聞いて初めて知ったのが「沖永良部島は意外に広い」ということです。なんとなく高低差が少なく南の方の小さい島というイメージがありましたが。南から北まで歩くと4時間以上あるため、宿泊場所や島旅スケジュールはあらかじめ考えておくとよいと思います。

そのため、私がおすすめする移動手段は、やはりレンタカーです。私は観光スポットからビーチまで島の「あちこちを巡るスタイルの島旅」が好きなため、やはり移動は時短できるレンタカーが最適でした。レンタカーであれば島の端から端まで往復して1時間ちょっとです。道路は狭すぎることもなく、交通量も多くないため初心者の方でも安全に運転できると思います。ただ、オフィシャルになっていないビーチや住宅地エリアに入ると道が細くなってしまうため、運転に自信がない方は町内の移動は徒歩やレンタサイクル、タクシーを利用するのがいいと思います。

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私は当時、島旅巡りのスタート地点を沖永良部島にしていたことで制限時間があり、また、元々泊まりたいと思っていた宿が中心の2町どちらからも少し離れていたため、レンタカーが一番都合よく、最安値のニコニコレンタカーを利用しました。

ただし、北の和泊町、南の知名町どちらも商店やごはんどころが充実しているため、「ひとつの町にしかいない」「ビーチでしか過ごさない」などの島旅スタイルの方はレンタサイクルや徒歩移動で十分だと思います。

絶景!沖永良部ならではのアクティビティ【ケイビング】

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沖永良部島は「西郷どん」のロケ地として使用されたワンジョビーチをはじめ、シャワーや駐車場などの設備が整ったいくつかの公式ビーチのほかに、数百ものビーチがあるといわれています。島民しかしらないビーチから魚釣りに適したビーチなど、島のいたるところにある小道を抜けた先には透明度抜群の小さなビーチが広がります。

サンゴが島の周りを囲っていることから、比較的波の穏やかなビーチが多く、白い砂浜が多いことも特徴のひとつです。ダイビングショップはもちろん、観光協会でシュノーケルセットも借りることができるので、ぜひマリンスポーツが得意でない方も一度は沖永良部島の海の透明度を海の中から堪能してください。

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その他にも沖永良部島は見所が多く、空港から程近くにあるフーチャと呼ばれる潮吹き洞窟や、樹齢100年を超える日本一のガジュマルなどは中でも特に有名なスポットです。

しかし、沖永良部に行った際にぜひ体験していただきたいのが「ケイビング」です!ダイビングやシュノーケリングは島旅の定番アクティビティですが、ケイビングは、大規模な鍾乳洞がたくさんある沖永良部島ならではのアクティビティです。

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ケイビングとは、いわゆる鍾乳洞の中を探検するアクティビティです。鍾乳洞の中は気温が20度前後と一定で、天気にも左右されることも少ないため人気のアクティビティです。
ケイビングをする際に注意するポイントは3つ。

  1. 事前予約が必要!
  2. 準備&探検には時間の余裕をもって計画する
  3. いきなりロングコースには行けない!

ケイビングをするには専門のガイドさんに事前予約をしないと、安全に探検をすることができません。私は宿泊した宿のご主人がガイドさんもやっていたため、そちらで予約&準備をしてもらいました。洞窟内の探検は基本手ぶらでなければいけないため、撮影機材は体に身に着けるタイプ&防水ケースに入れておいたほうがいいと思います。

ケイビング用のスーツやヘルメットなどは全て用意してもらえますが、ダイビングなどと同じく、着替えや探検後のシャワータイムなどには時間の余裕をもってスケジューリングすることをおすすめします。

ケイビングで一番注意することは、いきなりロングコースには行けないことです。沖永良部島のケイビングの景色で一番有名とされる銀水洞にいくには、まず2~3時間ほどの初心者コースを経る必要があります。また銀水洞のコースは5時間以上が必要時間になっていますので、スケジューリングは事前にガイドさんと相談しておくことをおすすめします。

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しかし初心者コースといえど、かなり充実していました!そしてちゃんと遊び疲れます!

ガイドさんからはヘッドライトの使い方にはじまり、洞窟内の説明ももちろん、洞窟内での記念撮影もこまめにしていただき安全で楽しい時間を過ごせました。また、洞窟内ではものすごく狭い道を通ったり、自然が生み出した天然滑り台からの水たまりダイブをしたりアクティビティ要素も強めでした。

ケイビングは時間や経済的にも少しコストのかかるアクティビティですが、沖永良部島ならではの楽しみがギュッと詰まっていますので一度は体験すべきアクティビティだと思います!

料理も居心地も抜群!おすすめ古民家宿【Shimayado 當】

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沖永良部島でも人気な古民家宿「Shimayado 當(あたり)」をご紹介します。ここまでご説明した移動手段やアクティビティ、スケジューリングをすべてあとまわしにしてしまうほど一番先に予約したのがこのお宿でした。

このお宿は中心2町から少し離れた場所にあり、ご夫婦での営業かつ1日1組限定のお宿のため、早めの予約とスケジューリングが必要です。

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先ほどもご説明した通り、このお宿のご主人はケイビングのガイドさんでもあり、おすすめビーチもたくさんご存じなのでアクティビティに悩むことはないと思います。また4名での宿泊でしたが、お風呂場や、居間兼用の寝室も広く、廊下にはロッキングチェアや本棚が置かれそれぞれが好きな島時間を楽しむことができました。

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実際に宿泊し、このお宿でよかったと思った一番の理由は「お食事の充実度」です。
中心町にある居酒屋にも行ってみたい気持ちがありましたが、行き帰りの負担を考えた結果1泊2食付きにしました。しかしその選択が最高だった理由は、食事の美味しさと量の多さ、また、宿にいてリラックスしたまま食事を囲み、のままゴロンとできちゃう楽ちんさです。

食事はすべてご主人の手作りです。華やかさあり、量あり、郷土料理感あり、味も抜群によしという本当に充実した時間でした。夕食だけでなく朝食も焼きたての厚切りパンに、地元の島バナナ入りヨーグルトなどこだわりの詰まった朝食でとてもおいしかったです。

>>Shimayado 當(あたり)の公式ホームページはこちらから

実体験で起きた最大のミス!【これだけは忘れないで】

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私が沖永良部島にいって一番後悔したことが、時間の足りなさでした。比較的大きい島といえどレンタカーもかりて、メインアクティビティのケイビングも3時間ほどででき、お宿でごはんも食べられる予定だったため1泊2日で十分だと思っていました。

しかし、浅瀬な海ではちょっと海入ってみようとなり、全く人のいないビーチではちょっともぐってみようとなり、ビーチもたくさんあるためもう一つ行ってみようとなり、町をぶらぶらすれば居酒屋さんも美味しそうなところばかり...。と時間が全然足りませんでした。

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また、当時私は島めぐり途中で移動コストを減らすために、大型船で沖永良部島を出る予定でした。そのため、沖縄からのぼってきた船がお昼すぎには沖永良部島に入港してしまうため、1泊2日といえど、沖永良部島でやりたかった観光スポット巡りやのんびり散歩などはする余裕がありませんでした。

ぜひ来島の際には、予定より1泊以上の余裕あるスケジューリングをおすすめします。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。なかなか自由に旅行をするのが難しい時期ですが、こんなときだからこそ次の旅行の候補を考えてみると心も少し軽くなりそうですよね。

沖永良部島は1年を通して温暖で、比較的いきやすい島でもあるのでぜひ次の候補に調べてみてください。この記事も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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Islander なんばなう

東京都在住の20代女性です。大学は観光学を専攻しました。世界遺産巡りが好きだった母にくっついて、幼い頃から世界中を旅してきました。その反動からか大学時代にコスパよく楽しむ島旅・日帰り1人島旅・贅沢な古民家ハウスへ宿泊する島旅など国内の島旅にハマりました。

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