クロアチア・ドブロブニク旧市街、城壁めぐってみた

クロアチアといえば、皆さん美しいエメラルドブルーの海にオレンジの屋根がたくさん建ち並ぶ風景を思い浮かべるのではないのでしょうか。クロアチアを代表する観光地・ドブロブニク旧市街は城壁に囲まれた街で、城壁内部の散策はもちろん、城壁上は遊歩道になっており、歩くことができます。今回はその城壁めぐりをご紹介します。

目次

ドブロブニクの街

旧市街の歴史

ドブロブニク旧市街は14〜16世紀に地中海の東部と西部を結ぶ海洋共和国として繁栄した南ダルマチア地方の中心地です。旧市街は1979年に世界遺産登録されましたが、1991年のクロアチア独立宣言後に続いた紛争の砲弾により、旧市街の8割が焼けてしまいました。現在は修復され、今もなお人々が生活しています。

城壁めぐり概要

まず、城壁上に登る入り口は3カ所あります。ピレ門上、聖ルカ要塞上、聖イヴァン要塞下の3つです。出口と共通になっており、途中で降りたい場合にもこの3カ所のいずれからしか出ることができません。城壁は約2kmで、所要時間はサクサク歩けば40分ほど、ゆっくり周れば1時間ほどといったところです。

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早速城壁めぐりスタート!

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さあ、それでは城壁めぐりスタートです。今回私は王道とも言われているピレ門上からスタートしました。

各入口には門番がおり、チケットのバーコード読み取りがあります。チケットは大人200クーナ、子供50クーナです。入って最初に目にするのはその幅約20cmほどの分厚い階段。段数も84段と、いきなり脚にこたえます。しかし登った先に広がる景色はとても目を見張ります。

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あのオレンジ屋根がすぐ目の前に!

右斜め前に見えるのはロビナッツ要塞。ちなみにこの要塞も、城壁チケットで内部に入れます。

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50mほど歩くと、ボカール要塞という小さな要塞に差し掛かります。この要塞はピレ門を防御するために建設された砦です。ここから先500mほど、右手にアドリア海、左手に旧市街を眺めながら歩いていけます。この日は生憎曇りの天気でしたが、風はちょうど良く、歩きやすい気候でした。

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ドブロブニクは猫が多く、また人懐っこいので写真を撮ろうと近寄っても特に動じません。中には喜んでモデルを引き受けてくれる猫もいます。

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のどかな風景を眺めながら歩いて行くと、聖イヴァン要塞下の出入り口にさしかかります。ここにも門番はいますが、特に何も言われることなくスルー。旧市街東に位置する旧港が見えてきます。今は観光クルーズが停泊していますが、かつてはドブロブニクの交易を支えた輝かしい歴史を持つ港です。

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左手には大聖堂。12〜14世紀に建てられたこの大聖堂は、1667年の大地震で倒壊し、現在の建物は18世紀にバロック様式で再建されました。

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<大聖堂写真/城壁ではなく、下から撮影>

またしばらく歩くと、3つ目の出入り口に差し掛かります。ここで門番に急に呼び止められ、チケットのチェックがありました。

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そして城壁の最高地点でもある、ミンチェッタ要塞へ到着。アドリア海と旧市街を一望できます。

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要塞を出たら中央部まで下り、ピレ門上の出口で終了です。

写真を撮りながらまわっていたので、ちょうど1時間でした。

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城壁を降りたら目の前にはオノフリオの噴水で給水。夏でも冷たい水が出ていて、飲むことができます。

みなさんもドブロブニクへ来たら、ぜひ城壁めぐりをしてみてはいかがでしょうか。

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