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お家にいながらエジプト観光気分<バーチャルツアー>
目次
はじめに
海外旅行に行けない今、少しでもお家で観光気分を味わえるエジプトのバーチャルツアーをご紹介します。
今年3月にオープンした階段ピラミッドの内部からオープン間近のグランド博物館までご覧いただけます!
階段ピラミッド 内部入場観光
階段ピラミッドは今年3月にオープンしました♪高さ約60mでカイロ南郊サッカラの墳墓群にあります。ユネスコの世界遺産古代都市メンフィスの一部です。
修復作業には10年ほど時間を要したようで、費用は日本円で約7億円かかったそうです。サッカラの階段状ピラミッドの内部は3月に公開されたばかりで行かれた方は少ないと思います。
内部はどのようになっているのでしょう?
下記のリンク↓から階段ピラミッドのバーチャルツアーをお楽しみください!
https://my.matterport.com/show/?m=vKmQTWhYD8u&sr=-2.92,.76&ss=15&play=1
※英語表記ですが、画面をクリックをすれば先に進めますので、英語がわからない方も気軽に楽しんでみてください。
<階段ピラミッド>
ウナス王のピラミッド
ウナス王のピラミッドの一番のポイントは「ピラミッド・テキスト(死者の書)」です。彼は古代5王朝のファラオなのですが、4王朝に建設されたクフ王やその他のピラミッドには内部に文字がかかれていません。
時代による死生観の変化です。4王朝は必ずファラオは太陽神が統治する死後の世界で生き返り、太陽の船に乗り日々を送るという風に考えられてました。(クフ王の横には太陽の船が一緒に埋められていますよね~)
ただ、ウナス王の時代は、そう簡単には死後の世界に行けなくなったようです。このため、ピラミッド・テキストにはウナス王がどのような善行をしたかなどを明記し、死後の世界でも生き返ることができるよう太陽神に願いを訴えた切実な思いが込められています。
死生観が変化した理由はよくわかっていません。以前はファラオと太陽神が同等レベルで扱われていたものが、ウナス王の時代になるとファラオの権力が弱くなり、太陽神の位がファラオよりも高くなり、神頼みが必要になったためという説があります。
こちら↓は2016年6月に約20年ぶりに公開されたウナス王のピラミッドの内部バーチャルツアーです。
https://my.matterport.com/show/?m=o5Ex5Xo7UkE&fbclid=IwAR2-kd8s8r0dBmNLhi-rTG7ahACA4ZtxtFCQnr6hzvNwLC1XnXVRWDxViaU
<ウナス王ピラミッド>
<ウナス王ピラミッドの内部>
王家の谷 ラムセス6世の墓
王家の谷で最も綺麗な墓といわれているのがラムセス6世のお墓です。
ラムセス6世統治の時代はすでに新王国時代が衰え始めていたにもかかわらず素晴らしい墓が残っています。その理由の一つは、兄であるラムセス5世の墓を再利用したからといわれてます。
また、その他にも王妃の谷あたりに5つぐらい墓を作ろうとした跡が残っているようです。どれだけ墓に執着してるの?って感じです。
この墓が有名になった理由は2つ挙げられます。
一つは、王家の墓に描かれる死者の書(ファラオが冥界に行くまでのストーリー)が壁画ともに見事に描かれている墓であること、
もう一つは、この墓がツタンカーメンの墓の上部に作られており、そのおかげでツタンカーメンの墓が盗掘から免れたといわれていることです。
ラムセス6世のお墓のバーチャルツアーはこちら↓から。
https://my.matterport.com/show/?m=NeiMEZa9d93&mls=1
<王家の谷>
グランドエジプト博物館
正式には発表されていませんが、今年10月にはオープンされるのでは?と言われていたのがグランドエジプト博物館です。エジプトの観光大臣より「建設中の映像をぜひ日本の皆様にもご覧いただきたい」とのことでYouTubeの動画をご紹介いただきました。
新型コロナウィルスの影響で年内中のオープンは難しいようですが、今からオープンが楽しみです。
グランドエジプト博物館の動画はこちら↓から。
最後に
いかがでしたか。お家にいながらエジプト観光気分を味わっていただけましたでしょうか。
一日も早く新型コロナウィルスが終息し、いろんなところに旅がしたいですね。
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emico
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