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ノルウェー 国を挙げての観光プロジェクト ナショナルツーリストルート 通称「寄り道プロジェクト」の一部を体感!
こんにちは、トロルです。
フィヨルドを代表とする大自然の宝庫、ノルウェーの観光産業は、国内第三位の主要産業。 観光産業を極めて重要な産業ととらえるノルウェーの国が行う国内外からの観光客誘致プロジェクト「ナショナルツーリストルート」をご存知でしょうか。今回はこれをご紹介します。
ノルウェーきっての大自然を堪能する全長1600キロ、18本のルート
ナショナルツーリストルートの特徴はなんといってもノルウェーらしさ。ノルウェーの最大の観光資源である「自然」とノルウェーの豊かな文化である「デザイン」に重きを置き、他国との違いを見せるその美しく壮大な観光インフラは圧巻の一言です!
ナショナルツーリストルートの中のハイライト!4つの絶景展望台
まず1つめはノルウェーの「妖精のはしご」とも称される「トロールスティーゲン」。
5月下旬の初夏から10月中旬の初秋までの季節限定道路なので、訪れる季節にはご注意下さい! 約9%の勾配に11のヘアピンカーブの連続。
通ってきた道路を振り返るとその凄みに息を飲みます。1600メートル級の山々にうつるヘアピンカーブの軌跡がまるではしごのように見えることから、その「妖精のはしご」という例えも頷けます。道を上った先にはトロールスティーゲンを一望する展望台が。
この展望台も、地形に合わせ山から張り出したような形でまるで空に浮いているような感覚を覚えるデザイン。大自然をより間近で体感できるかを考えた工夫だと感じました。
2つめはトロールスティーゲンから山を下り、再びノルウェーの森が見えてきた先に訪れる「グートブランツユーヴェ展望台」
近くの山々から溶け出した雪解け水が滝のように注ぎこまれる場所で、谷に張り出した遊歩道では滝が岩の間落ちていくさまを間近で感じることができます。
遊歩道の柵は不思議なアーチ型に、足元まで滝や水しぶきをのぞむことができるようなデザイン。
マイナスイオンを存分に感じながら、究極のお散歩を楽しめる場所でした。
3つめは世界遺産ゲイランゲルフィヨルドの支流を望む「オルネスビンゲン展望台」
グートブランツユーヴェ展望台を抜けるとすぐそこは海、ゲイランゲルフィヨルドです。そこからカーフェリーに乗って対岸に渡り、更に約650メートルの山をさらに越えると、その先に見えるのがゲイランゲルフィヨルドの支流とゲイランゲルの街。この最もゲイランゲルフィヨルドらしい景色を望めるのが、「オルネスビンゲン展望台」です。イーグルロードと呼ばれるヘアピンを登りきると、圧巻の景色が待っています。
ここも展望台の柵はワイヤーだけ。細部までノルウェーらしさが光ります。
ポストカードになりそうなほど美しいゲイランゲルフィヨルドの写真が撮れました!
4つ目はゲイランゲルフィヨルドを「フィヨルドシート」に座って一望できる「フリーダールスユーヴェット展望台」
オルネスビンゲン展望台の反対側の山にのぼると、先ほどと反対側からゲイランゲルフィヨルドを望むことができる「フリーダールスユーヴェット展望台」があります。ここにはソニア王妃(現在のノルウェー王妃)」から寄贈されたフィヨルドシートがあり、実際に座ることもできるんです。
記念碑もあって記念になりますね。実際に座ってフィヨルドを眺めるとまさにフィヨルドを独り占め状態。大きな優越感に浸りながら、フィヨルドの息吹を体感することができる贅沢な時間をお過ごしください。
ノルウェーのナショナルツーリストルートのほんの一部の4つの展望台をご紹介しました。
おまけ...
ナショナルツーリストルートを走って、かわいらしい渋滞に巻き込まれました。
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