こんにちは、るかっちです。

記録的な暖冬で始まった2020年。干支は子（ねずみ）ということで、キーワードは子孫繁栄、金運上昇！なのですが、早速外出も経済も厳しい今日この頃です。
私自身も、今年のお花見は①テレビでエア花見　②愛犬と散歩中にチラ見で10分で終了（涙）でした。 自宅で過ごす時間が多いですが、 最近、目にしたり出会った今のご時世ならではの神様グッズをご紹介します。

妖怪アマビエ様とスサノオノミコト様・蘇民将来様

先日、大阪府北部某市の神社でこのようなお札を頂戴しました。

まず表面（裏面？？）んん！インパクトあるこの半人半魚の絵姿！お気づきの方も多いかと。巷で話題の妖怪アマビエ様。

　先日、厚生労働省が新型コロナ感染拡大防止ポスターのアイコンとして採用したことでも話題ですね。江戸時代に光り輝く姿で肥後国（熊本県）の海に現れ、自分の姿を写して人に見せることで病から逃れることができる、と言って消えたそうです。当時でもこの話は瓦版によって、はるばる遠くの江戸まで届いたそうです。今、早い感染終息を祈願して、日本各地の神社などで、このアマビエの絵姿を写した護符をお配りするところも出てきましたね。

次はもう片面、おおっと、この文字は京都の祇園祭（ぎおんまつり＝毎年7月開催/2020年は中止決定）でも目にする　蘇民将来子孫也（=そみんしょうらいしそんなり）ですね。

昔は大変な人ごみに負けず、友人がバイトしていた山や鉾で毎年ちまきを購入していたのですがここ数年すっかり取り紛れて(汗）....
この蘇民将来さんとは？ということで、　 須佐之男命と蘇民将来　古事記や日本書紀にも登場するスサノオ様が、南海に旅をされた際に厚くももてなしたのが、蘇民将来さん。そのおもてなしの真心をスサノオ様より「これから先の疫病流行の際、茅の輪をつくり【蘇民将来子孫也】と記した護符をつける家は、疫病を逃れる」というお言葉をもらいます。このお札が現在へも伝わり、現在、須佐之男命（すさのお）をご祭神にもつ日本各地の神社さんは、このようなお札も持っているそうです。祇園祭の八坂神社さんもご祭神のひとつもスサノオ様ですね。

ということは、神話時代と江戸時代で時代は異なりますが、スサノオ様と様と蘇民将来様、江戸時代のアマビエ様と疫病退散のお三方が21世紀の現在に席にそろい踏みということですね。

エジプトの「打ち倒す神」メジェド様登場♪

さて次にご紹介するのが、エジプトの神話の「死者の書」にも登場する神様の一人であるメジェド様。世界的知名度を誇る太陽神ラーや、ハヤブサの姿をしたホルス神、女神オシリス神に比べると、ちょっとマイナーです。名前のメジェドは「打ち倒す者」の意味で、疫病に打ち勝つ、と最近マスコミでも人気です。通称「グリーンフィールド・パピルス」という世界最長である死者の書（壁画）では「私はそれらの中で打ち倒す者の名を知っている。それはオシリスの家におり、目によって撃ち、姿は見えない。」と記され、さらに目からは光を放つそうです。その姿はシーツをかぶったちょっと不思議な神様です。早速エジプトの知人様より、メジェド神の描かれたパピルス（古代エジプトよりあるパピルス草で作った紙）製のしおりを送っていただきました。このシュールなお姿（笑）。

見ているうちにだんだん可愛らしく見えてくるのが不思議ですが、本来は不可視の存在、ということでこのように描かれたようです。 次にエジプトへ行く機会があったら、メジェド様グッズを探してみようかと今から楽しみです♪

最後になりましたが、日本のみならずヨーロッパやアジア、アメリカなど、世界中で、毎日奮闘されている 医療関係者の皆さまや、いわゆる社会生活を文字通り支え続けているエッセンシャルワーカーの方々などに
改めて感謝するとともに、今、自分が出来ることを実践して、日々の感染防止にも努めてゆきたいですね。

では皆さま、今日もどうぞ御無事でー