【パラオ・バベルダオブ島】絶景ビーチから大迫力の滝まで！手つかずの自然が残る島を大冒険

パラオ共和国は200以上の島から成る太平洋のミクロネシア地域に位置する島国です。人口2万人程度の小さな島で、そのほとんどの人がコロール島に暮らしています。コロール島から橋を渡って行くことの出来るバベルダオブ島は、パラオ共和国の面積の7割を占めるとも言われる大きな島で、地元の人からは日本語が由来だとされる「ホントー（本島）」と呼ばれることもある島。

美しい自然が残り見どころいっぱいのこの島を、一周まるごとドライブで楽しむ方法をご紹介！

バベルダオブ島への行き方

パラオの中心地、コロール島からバベルダオブ島の入り口となるアイライ州に行くには車で20分ほど。このアイライ州を起点に、右回りルートか左周りルートでバベルダオブ島を一周出来るよう道路が整備されています。

パラオには電車やバスといった公共交通機関は無いため、この島に行くにはレンタカーを利用することになります。レンタカーは保険付きの普通乗用車で大体1日55ドル（約6,000円）ほどで借りることが出来ます。

また、一度バベルダオブ島に入ると、飲み物や軽食を買えるようなストアはなかなか見つかりません。その為コロール島とバベルダオブ島入り口の境目にある、アイライ州のガソリンスタンドに立ち寄ることがおすすめ。給油も出来て、併設されたストアで軽食を買うことも可能です。

ガソリンスタンドに併設されるのは小さなコンビニエンスストアの様なお店ですが、すぐ隣には「シャワルマコーナー」というメキシカンスナックが買えるおしゃれなカフェもあります。地元の人でも賑わうこのカフェはガイドブックには載っていませんが、フードメニューはどれもボリューム満点で美味しく、飲み物もフレッシュレモネードやフルーツジュースなど、2ドルほど（約220円）の値段で手に入れることが出来ます。

シャワルマコーナー（Shawarma Corner）基本情報

住所：Unnamed Road, Airai, パラオ
営業時間：10:00～21:00
定休日：日曜日

給油やドライブに必要な買い物を済ませたら、いよいよバベルダオブ島一周がスタート！

首都マルキョクの美しい国会議事堂

2006年に、首都がコロール州からバベルダオブ島にあるマルキョク州に移転。その際に建てられた国会議事堂はパラオにある他の建物とは少しテイストが違い、とても見応えがあります。

クリスマスの時期にはイルミネーションが施され、地元の人の観光スポットにもなる建物。建物の中は職員の人が働いている為入ることは出来ませんが、外からの見学は自由。その際、駐車場は役職名の書かれている職員用と一般用に分かれているため注意が必要です。何も書かれていない所に停めれば特に問題ありません。

建物は少し高台にあり、遠くにはパラオの美しい海を見ることも出来ます。青空と建物の色、南国らしい植物は写真映えすることも間違いなしのおすすめスポットです。

知る人ぞ知るプライベートビーチM＆A

ここはバベルダオブ島へドライブに行くなら絶対に行くべきおすすめビーチ。

パラオは海で有名な国ですが、グアムやハワイのように歩いてすぐにビーチに行けるわけではなく、海に行きたければツアーに参加するか、プライベートビーチのあるホテルに泊まるしかありません。

プライベートビーチのあるホテルをデイユースという形で宿泊せずに使う方法もありますが、コロール州にあるホテルでこれをするととても高く、1日40～99ドル（約4,380円～10,840円）かかってしまいます。しかしこのバベルダオブ島にあるM＆Aビーチなら1日10ドル（1,090円）でホテルのプライベートビーチの利用が可能。そして何よりのポイントは、知る人ぞ知るビーチの為いつ行ってもほとんど人がおらず、プライベートビーチ状態になることがとても多いです。これで10ドルはとてもお得。そして遠浅の海の為、南国らしい真っ青な海の色をどこまでも歩いて行くことができ、お子様がいる方にも安心です。

またここで食べられるランチもおすすめ。味も日本人好みでお値段もお手頃です。葉っぱを皿代わりに使うなど南国らしい演出も。

このランチで16ドル（約1,750円、サービスチャージ12％別途）。飲み物はソフトドリンクやビールなど基本的なものは用意されており3～5ドル（約330円～550円）程度で飲むことが出来ます。テーブルやビーチチェアは無料で使うことが出来るため、海を目の前にして美味しいランチを食べられます。

M＆A Beach Bungalows 基本情報

住所：Choll, Ngaraard, パラオ
営業時間：ビーチのデイユースは8:00~16:00
URL：http://www.marivsidebungalows.com/

大迫力の滝　ガラツマオ

海のイメージが強いパラオですが、海以外にも実は見どころが沢山あります。このガラツマオの滝もその1つで、実際に行ってみるとその大迫力に想像以上に感動します。

入場料は大人1人10ドル（約1,090円）で、入り口付近にある窓口で名前を記入して入場料を払います。滝までは片道30分ほどの山道をトレッキングする必要があります。

途中、川のようなところを横切ることもある為、出来ればマリンブーツのような濡れても良い靴を履いて行くのがベスト。無ければサンダルでも問題はありませんが、滑りやすい箇所もある為注意が必要です。トレッキングルートは整備されていて基本的に道に迷う心配はありません。

途中には見晴らしの良いポイントも多くあり、第二次世界大戦の際に日本軍が作ったトロッコレールの後も残っています。時々滝から流れ出る川の中を歩きながらジャングルの中を冒険するような気分で滝を目指します。水はとても綺麗で、小さな魚や珍しいカエルをみることも出来ます。

滝の手前には吊り橋があり、写真を撮るにもおすすめのスポットです。様々な種類の植物を見ることもでき、滝に到着するまでの道中も楽しむことが出来るのがこの滝のおすすめポイントです。

そして30分ほどのトレッキングの後、いよいよガラツマオの滝に到着。日本では滝の手前までしか行けないことも多いですが、この滝の下にある滝壺はそんなに深く無いため滝壺の中で泳いだり、滝の裏側に行ってみたりと自由に遊ぶことが許されています。トレッキングでかいた汗を一気に流して溢れるばかりのマイナスイオンを身体に取り入れることが出来ます。

まとめ

バベルダオブ島はコロール島から簡単にいくことができ、手つかずの自然がすぐそこに残る魅力あふれる島です。パラオはダイビングなど海のアクティビティが有名な国ですが、まだまだ知られていない楽しみ方が沢山あります。パラオにご旅行の際は是非、バベルダオブ島まで足を伸ばしてパラオの違った一面を発見する冒険に出ることをおすすめします！