【メキシコ】ユニークな食材を使った美味しい巻きずしを提供するレストラン

メキシコ人にとって、以前は高級で珍しいイメージが強かった日本食。しかし、現在では裕福層でなくても楽しめるヘルシーな外国料理として知られるようになりました。メキシコ人に大人気の日本食はやはり「寿司」。握りではなく、様々なバリエーションが楽しい「巻きずし」がブームになっています。

プラヤ・デル・カルメンの日本食レストラン「Sushi Ken」

世界中からの観光客で賑わうビーチリゾート、プラヤ・デル・カルメンの日本食ブームは約10年前に始まりました。10年前には町に数軒しかなかった日本食レストランが、現在では20軒以上に増えています。今回、ご紹介するのはプラヤ・デル・カルメンに11年前にオープンした日本食レストラン「Sushi Ken」です。

こちらのレストランは、寿司だけでなく枝豆や餃子から丼ものまで、おなじみの日本食を提供しています。「Sushi Ken」をおすすめする理由は、「見栄え・味・値段」の3拍子揃っているからです。町には、確かに高級な寿司バーもあり、見栄えのする寿司もあります。しかし、ご飯が固い、または値段が高すぎるなど、大切な3点全てに満足のいくレストランは他にはないと思います。

牛肉やマンゴー？巻き寿司のネタが面白い

メキシコだけでなく、海外の寿司は日本では見られないような、ユニークな食材を使ったフュージョン寿司なのが特徴です。メキシコでは、巻きずしにはクリームチーズやアボカドを入れるのが普通で、更にはマンゴーやココナッツの実などを入れたとても変わった巻きずしもあり、見ているだけでもとても面白いです。

また、巻きずしの外側にパン粉をつけて油げ揚げる温かい寿司もあり、魚だけでなく料理した鶏肉や牛肉もよく使われます。これらのユニークな巻き寿司は、日本人から見ると奇妙に見えますが、とても美味しいです。その美味しさが、メキシコに巻きずしブームが起きた大きな理由だと思われます。

メキシコでは「串揚げ」も大人気

日本食の代表と言えば寿司ですが、メキシコで寿司と並んで人気なのが「串揚げ」です。日本では、そこまでお馴染みの料理ではありませんが、メキシコでは、「天ぷら」や「うどん」よりも知られている日本の料理です。メキシコ人は、日本食レストランに行くと、好んで串揚げを頼みます。串揚げは、メキシコのどの日本食レストランにもありますが、一番人気はチーズの串揚げです。

マンチェゴというメキシコのチーズを串揚げにして、ケチャップとタルタルソースを合わせたような、甘いソースにつけて食べます。他にもサーモンやエビなどを具にすることが多いです。魚の串揚げも美味しいですが、串揚げを食べてみるならぜひ、人気で美味しいチーズの串揚げを食べてみてください。

水曜日は避けるか18時前に行く

ご紹介したSushi Kenだけでなく、メキシコの寿司（日本食）レストランでは、曜日割引により、安く食べられる日を設けています。Sushi Kenの場合は、毎週水曜日は巻きずしが2本の値段で3本食べられるという割引があります。そのため、水曜日は常連ですぐに満員になってしまい、待たないと入れないこともよくあります。

しかし、水曜日でも18時前の早い時間なら、待ち時間もなく入店できる可能性が高いです。もし水曜日に行けなくても、巻きずし（太巻きサイズ）の平均的な値段は100ペソ、日本円で約600円ですので、決して高くはありません。とても美味しい巻きずしと串揚げを、メキシコ、プラヤ・デル・カルメンの「Sushi Ken」で、ぜひ食べてみてください。