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【メキシコ】『リメンバー・ミー』の世界へ!色彩豊かなグアナファトの楽しみ方
メキシコの高原都市、グアナファト。ここはディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』の舞台のモデルになったとも言われており、一歩足を踏み入れれば、まるでおとぎ話の世界に入り込んだような感覚に包まれます。
今回は街が一年で一番鮮やかに染まる「死者の日」の熱気とともに、筆者が実際に歩いて見つけたお気に入りのレストランや、手仕事の温もりが伝わるお土産屋さんをご紹介します。
ガイドブックのその先にある、この街の素顔をのぞいてみてください。
目次
グアナファトの魅力
メキシコで一番美しい街と称されるグアナファト。その魅力は、なんといっても目に飛び込んでくる圧倒的な色彩の豊かさです。
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<コロニアル建築の建物>
歴史を感じさせる石畳の道沿いには、ヨーロピアンな建物が並びます。視線を上げれば、山の斜面の頂上までびっしりとカラフルな家々が広がり、メキシコらしいエネルギーに満ちています。
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<美しい小道>
主要な観光スポットは中心部にぎゅっと集まっていて、徒歩で回れるのが旅行者には嬉しいポイント。迷路のように入り組んだ小道を、あてもなく気ままに歩いてみてください。
軒先に咲き誇るブーゲンビリア、ふとした角から現れる美しい教会......。歩を進めるたびに、心に留めておきたくなるような、異国情緒溢れる景色に出会えます。
陽気に死者を迎える「死者の日」の魔法
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毎年11月1日・2日、街の色彩はいっそう豊かになります。
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<死者の日が近づくと、街中でマリーゴールドが売り出されます>
マリーゴールドのオレンジ色と陽気なガイコツたちが道を埋め尽くし、生と死が混じり合うメキシコ独自の祭典を肌で体験できます。
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<街中に築かれるオフレンダ>
この日、死者は一時的に現世へ戻ってくると信じられています。家族は「オフレンダ(祭壇)」を築いて故人に思いを馳せます。日本のお盆に似ていますが、決定的に違うのは、その「底抜けの明るさ」です。
メキシコでは古くから、死者を悼みすぎるのは失礼にあたると考えられてきたそう。死はあくまで生の通過点。悲しむのではなく、歌い、踊り、パレードで盛大に歓迎するのがメキシコ流です。
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<タペテ(お花のカーペット)で彩られる石畳>
驚くのは、私たち観光客までもがその輪に温かく迎え入れられること。世界中から人が集まるこの日、街全体が「みんなで楽しんでいいんだよ」という開放的なムードに包まれます。お墓での交流や写真撮影も、敬意を持って接すれば快く受け入れてくれる懐の深さがあります。
「死者の日」を楽しむためのアドバイス
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祭りが近づくとグアナファト市の公式サイトでスケジュールが公表されます。パレードやタペテコンテストの時間は要チェック。ただし、そこはメキシコ時間。張り切って開始時間に行ってみたところ、なかなか始まらない...なんてことも。
のんびり構えて待つのが、この街を楽しむコツかもしれません。
- 公式サイト:グアナファト市
地下街が変貌する!「死者の日」の食べ歩き
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屋台文化が盛んなメキシコですが、死者の日の盛り上がりは桁違い。特に面白いのが地下街の変貌ぶりです。
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<何百メートルにも渡り、屋台が並びます>
通常は自動車専用道路として使われている地下道。暗く、人通りも少ないため普段は立ち入りを控えるべき場所ですが、この時期ばかりは話が別です。
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<店主から「一杯奢ってあげるよ!」とテキーラを手渡されることも>
地下街の入り口は街のあちこちに点在しており、足を踏み入れればそこは巨大なグルメストリート。
タコスやハンバーガーなどのガッツリ系から、お酒や甘いものまで、目移りするほどの屋台が並びます。
※メキシコでは公共の場での飲酒は法律で禁止されています。この時期、屋台が並ぶエリアなど許可された場所で楽しみましょう。
「死者の日」に欠かせない祭壇
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地下街を彩るのが、巨大なオフレンダ(祭壇)の数々。故人の好物や伝統料理、色鮮やかなパペルピカド(切り絵)で飾られた祭壇は、まるで芸術品。
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<オフレンダ(祭壇)>
各家庭の温かな祭壇も素敵ですが、地下街に設けられたダイナミックな装飾は、グアナファトならではの必見ポイントです。
地下街の入り口は中心地の目印であるバシリカ教会周辺に点在しています。
バシリカ教会
- 所在地:C. Ponciano Aguilar 7, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto.
【カフェ】ひと休みするなら、ジェラートはいかが?
グアナファトは坂道や階段が多い街。死者の日の賑わいの中にいても、そうでなくても、夢中で歩いているといつの間にか歩き疲れていることも。
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<ショップの外観>
そんな街歩きの合間にふらりと立ち寄りたいのが、ジェラートショップ「Estación Gelato」です。おいしいコーヒーもあるので、のんびりと休憩することができます。
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<グアナファトは乾燥している地域なので、ジェラートがスッと口に馴染みます>
バナナやパッションフルーツといった定番のフレーバーはもちろん、サボテンやマサパン(メキシコのピーナツ菓子)といった、この土地ならではの独創的な味にも出会えます。ラインナップは日替わりなので、季節ならではのものも楽しめますよ。
店内には座って休めるスペースがあるほか、2階はルーフトップになっています。お天気の良い日には、ぜひ青空の下で、色彩豊かな街並みを眺めながら味わってみてください
Estación Gelato(エスタシオン・ジェラート)
- 所在地:Cantaritos 29, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto., メキシコ
- 電話:+524737328701
- 公式サイト:Estación Gelato
- 営業時間:12:00〜21:00、土曜 11:00〜21:00、日曜 11:00〜20:30
【レストラン】ゆったりと楽しむメキシコ料理
メキシコ料理といえば、タコスやトスターダといった屋台で手軽に楽しむスタイルが定番です。けれど、たくさん街歩きをした後には、一皿一皿とじっくり向き合い、お酒とともに静かな時間を過ごすのはいかがでしょうか。
おすすめなのが、街の喧騒から少し離れた場所にある「Restaurante Casa Mercedes」。
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<レストランの外観>
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<窓から見えるのは夜のグアナファトの街>
ここはメキシコの伝統的な食材を主役にしながらも、洗練された料理が楽しめる、大人のための隠れ家のような一軒です。
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<アラカルトで注文可能>
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<食事はもちろん、デザートも絶品です>
ゆったり流れる空気と窓からの美しい眺望。旅の思い出を語り合い、目の前の料理に集中する時間はこの上なく豊かなひとときでした。
Restaurante Casa Mercedes (レストウランテ・カサ・メルセデス)
- 所在地:Calle, De Arriba 6, San Javier, 36020 Guanajuato, Gto., メキシコ
- 電話:+524737339059
- 公式サイト:Restaurante Casa Mercedes
- 営業時間:14:00〜22:00
- 定休日:月曜
心ときめくお土産|実際に選んだ3つのお店
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グアナファトには、心ときめくアルテサニア(民芸品)を扱うショップが数多くあります。その中から、筆者が訪れて素敵なお土産と出会えたお店を3軒ご紹介します。
【雑貨】素朴で温かい、センスの光る宝探しならココ!
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<「La Casa de la Abuela」の外観>
センスの光る雑貨が揃う、個人的に一番お気に入りのお店です。グアナファトには高級志向のショップも多いのですが、ここはどこか素朴で温かみのある雰囲気が魅力。
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<店内の様子>
お値段も手頃ながら、クオリティのしっかりした雑貨が見つかりますよ。
La Casa de la Abuela (ラ・カサ・デ・アブエラ)
- 所在地:Truco, Del Truco 5, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto.
- 電話:+524737320699
- 営業時間:11:00〜22:00
【陶器】街一番の品揃え!鮮やかなタラベラ焼き
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<「Alfarería Artesanía Vázquez」の外観>
メキシコの伝統的な「タラベラ焼き」を探すなら、ここが街一番の品揃えかもしれません。
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<店内の様子>
色鮮やかな食器やタイル、可愛らしい置物などが壁一面に並び、見ているだけでも元気をもらえます。
Alfarería y Artesanías Vázquez(アルファレリア・アルテサニア・バスケス)
- 所在地:Cantarranas 8, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto.
- 電話:+524737325231
- 営業時間:8:00〜22:00
【名品】本物の美しさを持ち帰る、繊細なセルビン焼き
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<「Rincón Artesanías Cerámica」の店内>
繊細で立体感のある絵柄が美しい「セルビン焼き」を扱うお店です。創設者であるハビエル・セルビンの作品は、その精巧さから日本の方にも非常に人気があります。
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<上質な陶器が並びます>
メキシコ各地で似たような柄を見かけますが、残念ながら模倣品も少なくありません。本物を見分けるポイントは、裏面に「JAVIER SERVIN」のサインやイニシャルがあるかどうか。
こちらのお店はすべて本物を取り扱っており、割れ物も丁寧に梱包してくれるので安心です。
Rincón Artesanías Cerámica(リンコン・アルテサニアス・セラミカ)
- 所在地:De Sopena 5A, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto.
- 営業時間:11:00〜17:00
夜を彩る「音楽隊ツアー」
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<ピピラの丘から眺望するグアナファト>
最後に紹介したいのが、この街の夜に欠かせない「エストゥディアンティーナ」と呼ばれる音楽隊です。
日が暮れて街や教会がライトアップされる頃、伝統的な学生服に身を包んだ楽団がどこからともなく現れます。
彼らは愛の歌や伝統的な音楽を奏でながら夜の街を練り歩くのですが、実はツアーになっていて、私たち観光客もその一団に同行することができるのです。
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<あちこちに出没する音楽隊>
グアナファト観光の醍醐味と聞き、私も参加してきました。
広場に到着すると、音楽に合わせてみんなでダンスが始まります。楽団の陽気なムードは参加者全員に伝染し、気づけば誰もが笑顔になっていました。
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<美しい街と陽気な音楽>
石畳の路地に楽団の演奏が響きわたり、夜の風情に浸れる時間は素敵なものでした。「なんていい夜なんだろう」そんな思いがじわりと胸を包みました。
街灯に照らされたカラフルな家々は、音楽の魔法でさらにその彩度を増したように見えます。まるで自分がミュージカル映画の世界に迷い込んだような、そんな錯覚さえ覚えました。
ロマンチックな街並みと明るい音楽に包まれた、忘れられない一夜。皆さんもぜひ、この特別な時間を五感で味わってみてください。
「音楽隊ツアー」参加のヒント
20時ごろから人が集まり始め、20時30分ごろにスタートするのが一般的です。どこに出没するかはその日次第ですが、学生服の楽団の周りに人が集まっているので、中心部を歩いていればすぐに見つけられます。
その場で参加費を支払えば、誰でもすぐに仲間入りできますよ。
さいごに
「死者の日」の熱狂も、普段の穏やかな小道も、どちらもこの街が持つ愛すべき素顔です。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような景色はもちろん、ふとした路地裏で見つける日常もグアナファトならでは。
そんな旅の魅力を、この美しい高原都市でぜひ味わってみてください。
グアナファト
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maryo
- のんびり世界一周中。読んだ人が旅情に浸れる、そんな温かい記事をお届けします。




























