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手数料は?いつまで可能?新幹線の切符の払い戻し方法
新幹線で旅行をするつもりだったのに、体調不良や止むを得ない急用などで予定がキャンセルになってしまった......。人によっては旅行前にあらかじめ切符を購入している方も多いと思いますが、その場合には切符の払い戻しをすることが可能です。
ただし、払い戻しには手数料が必要で、手続きをする日によってその金額が大きく変わってきます。というわけで今回は、万が一の際に知っておくべき、新幹線の切符の払い戻し方法と注意点について詳しくご紹介していきます!
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目次
- 2.1 みどりの窓口
- 2.2 みどりの券売機プラス
- 2.3 指定席券売機(JR東日本)
- 2.4 そのほかの自動券売機でも購入直後であれば無料で払い戻し可能
- 2.5 旅行会社の窓口
- 2.6 購入したネットサービス
- 2.7 旅行会社で現金購入の場合はJRのみどりの窓口でも払い戻し可能
1. 新幹線の切符の種類
まずは、新幹線の切符にはどのような種類があるのか詳しくみていきましょう。主な切符の種類は大きく分けて以下の通りです。
1.1 普通乗車券
「普通乗車券」というのはその名の通り、電車に乗るために必ず購入しなければいけない切符のことで、鉄道を利用して移動することに対して支払う料金のことです。
普段在来線を利用している方が購入している切符もこれと同じで、「片道乗車券」「往復乗車券」「連続乗車券」と3つの種類があります。
1.2 自由席特急券・指定席特急券
在来線は「普通乗車券」だけの購入で利用することができますが、新幹線に乗る場合には「普通乗車券」に加えて「特急券」というものを購入する必要があります。
特急券というのは、特急列車(新幹線も含まれる)を利用することに対して支払われる料金のことで、新幹線の特急券は時間や座席が指定されていない「自由席特急券」と、時間や座席をあらかじめ予約しておく「指定席特急券」の2つの種類に分かれています。指定席特急券は、確実に座席を確保できるため、小さな子どもや高齢者との旅行時や荷物の多いときなどにも便利ですが、自由席特急券と比べると料金が高めです。
1.3 グリーン券
新幹線の指定席のなかでも、より設備が充実した車両「グリーン車」を利用する際に必要な切符です。料金は距離によって分けられています。グリーン券利用の場合でも他に特急券が必要になりますが、実際には特急券とグリーン券が一緒になった切符を受け取ることになります。
2. 新幹線の切符の払い戻し方法
新幹線の切符は以下の方法で払い戻しが可能です。では、実際に払い戻しをする場合の手順をそれぞれ詳しくみていきましょう。
2.1 みどりの窓口
主要駅に設置されている「みどりの窓口」で切符の払い戻しをする場合には、普通乗車券と特急券を持っていれば、購入した窓口でなくても払い戻しが可能です。
クレジットカードで購入した場合には、購入時に利用したクレジットカードも持っていきましょう。また、運休や遅延で払い戻しが必要になった場合は、遅延証明書を受け取るか、駅係員から切符に証明の印を押してもらう必要があります。
2.2 みどりの券売機プラス
「みどりの券売機」にオペレーターとの通話機能を追加した「みどりの券売機プラス」でも払い戻しが可能です。自分でパネルを操作して手続きをする方法と、端末操作に自身がない場合にはコールセンターのオペレーターを呼び出して手続きをしてもらう方法があります。
払い戻しをする際には、機械の読み取り口に払い戻す切符を置き、オペレーターに払い戻しをしたい旨を伝えるだけで、その後の方法を案内してもらうことが可能です。切符を返す場所などもランプが点灯するようになっているため、初めての方でも操作がわかりやすいように工夫されています。
2.3 指定席券売機(JR東日本)
2024年4月1日から、JR東日本の指定席券売機でも切符の払い戻しができるようになりました。指定席券売機が空いていれば窓口に並ぶ必要もなく、便利に利用できそうです。乗車日当日の乗車券・在来線特急券・座席未指定券は不可であるなどの注意点はあります。以下のページから確認してみましょう。
>>指定席券売機ご利用案内(JR東日本)
2.4 そのほかの自動券売機でも購入直後であれば無料で払い戻し可能
通常、切符の払い戻しをする場合にはタイミングによって手数料が発生するのが一般的ですが、自動券売機では購入直後に限り無料で払い戻しが可能です。
2.5 旅行会社の窓口
旅行会社で購入した新幹線の切符は、JRでも販売している通常の切符であれば払い戻しが可能です。パックツアーとして購入した割引切符の払い戻し手数料や方法は、旅行会社によって異なります。
2.6 購入したネットサービス
ネットサービスで購入した切符を払い戻す場合には、その予約サイトで取り消し・払い戻しの手続きが可能です。ただし、インターネットで購入した切符を駅で受け取る場合には、インターネット上での払い戻し手続きはできず、駅の窓口での手続きになります。
2.7 旅行会社で現金購入の場合はJRのみどりの窓口でも払い戻し可能
旅行会社で購入した切符を駅の窓口で払い戻しすることも可能です。ただし、現金払購入した切符の場合のみで、クレジット決済したものについては購入した場所でしか払い戻しができません。
3. 新幹線の切符の払い戻しの条件と手数料
新幹線の切符を払い戻す場合には、切符の種類によって条件を満たしている必要があります。また、払い戻しには手数料も発生するため注意が必要です。では、実際に切符を払い戻しする条件と手数料を詳しくみていきましょう。
3.1 普通乗車券・自由席特急券条件と手数料
切符の使用開始前で有効期限内であれば払い戻しが可能です。ただし、前売りの乗車券などに関しては有効期間の開始日前も含まれます。払戻の手数料は220円です。
3.2 指定席特急券、指定席グリーン券の条件と手数料
列車出発日の2日前までは手数料が340円、出発日の前日から出発時刻までが手数料は30%(最低340円)になります。
4. 新幹線の切符の払い戻しに関するよくある疑問
最後に、新幹線の切符の払い戻しに関するよくある疑問についてお答えします。
4.1 運休・遅延の場合は手数料がかからない?
乗車している新幹線が運休になった場合には原則として手数料なしで払い戻しが可能です。また、乗車している新幹線が遅延した場合は「到着時刻から2時間以上の遅延」であれば特急料金のみが全額払い戻されます。乗車券やグリーン券は払い戻しされません。
新幹線に乗るために乗車していた在来線などが遅延して新幹線に乗り遅れてしまった場合、JR側に問題があれば手数料なしで払い戻しされます。
払い戻しは駅の窓口で手続きをするのが一般的ですが、混雑していて時間がかかる場合には「遅延証明書」を受け取るか、証明印を切符に押してもらっておくことで、1年以内であれば後日払い戻しが可能です。
4.2 払い戻しではなく変更なら無料でできる?
払い戻しではなく別の新幹線に変更する場合には、1回までは手数料無料で変更することが可能です。ただし、使用開始前であること、同じ種類の切符であることなど条件があるので注意が必要です。変更によって差額が発生する時には追加料金を支払ったり、返金を受け取ったりすることもできます。2回目以降の変更に関しては、通常通りの手数料が発生します。
4.3 クレジットカードで決済済みの場合、現金での払い戻しは可能?
クレジットカードで決済済みの場合、現金での払い戻しはできません。クレジットカードで登録してある口座への返金になります。口座に反映される時期は、クレジットカード会社の対応により異なります。
新幹線の切符の払い戻しをする際には、ぜひ上記でご紹介した内容を参考にして手続きしてください。切符の払い戻しに関する詳しいルールはJR旅客鉄道各社のホームページでも確認することができます。
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