ベラルーシのお正月は、ヨーロッパで最も美しいクリスマスツリーとサンタで新年を迎える!?

ベラルーシお正月

今回は、ベラルーシのお正月についてご紹介したいと思います。ベラルーシには、クリスマスと新年が一緒になったような、ちょっと変わったお正月があります。首都ミンスクの中心部にそびえ立つクリスマスツリーは、ヨーロッパで最も美しいツリーと評されています。新しい年に、何か新しいことに挑戦したいと思っている方は、ベラルーシという新しい世界をのぞいてみませんか。

目次

お正月のクリスマスツリー

ベラルーシのお正月気分は、カレンダーの上で冬が始まる12月1日から始まります。12月に入ると、街のあちこちにクリスマスツリーやイルミネーションが現れ始め、街全体がクリスマス・お正月ムードに包まれます。

ベラルーシ クリスマス

クリスマス

デパートのショーウィンドーもクリスマス!

クリスマス

ベラルーシのお正月に欠かせないものの一つは、クリスマスツリーです。12月、街角では、家庭用の生木のツリー売りを見かけるようになります。

クリスマスツリー

ベラルーシのクリスマスツリーは、12月25日を過ぎても、お正月が明けても、まだまだ健在です。というのも、ベラルーシ人の大半はロシア正教であり、ロシア正教のクリスマスである1月7日までクリスマスツリーを飾っておく習慣があるのです。ベラルーシではクリスマスツリーが1か月以上も活躍できるので、ヨーロッパのクリスマス観光を逃してしまったとしても、ベラルーシでは1月に入ってもまだクリスマス・イルミネーションを楽しむことができます!

クリスマス イルミネーション

クリスマス

ベラルーシの雑貨・手工芸品なら「職人市」がおすすめ!

街のイルミネーションと同時に、あちこちでクリスマス・お正月飾りが売られ始めます。ベラルーシのかわいい雑貨・手工芸品はお土産にもおすすめです。

クリスマス 正月飾りのお店

飾り

クリスマス

一番のおすすめは、ベラルーシの500以上の手工芸家や職人たちが出店する「職人市」です。この「職人市」は、年3回(3・10・12月)ミンスク市内の展示場で開催されており、12月はクリスマス・お正月関連の雑貨・手工芸品に特化されています。アイデアに富んだ多種多様なオリジナル雑貨・手工芸品は、見ているだけでも楽しくなります。

職人市

職人市

職人市

お正月のサンタクロース

もう一つ、ベラルーシのお正月の意外な風習は、サンタクロースです。実は、ベラルーシのサンタクロースは大晦日の晩にやって来ます。そして、元日の朝、子どもたちはクリスマスツリーの下に置かれたプレゼントを見つけます。ベラルーシのサンタクロースは、「マロース爺さん」と呼ばれていますが、外見はサンタクロースとよく似ています。すでにご紹介したベラルーシの国立公園「ベロヴェージュの森」にベラルーシのマロース爺さんの家があり、マロース爺さんに会いに行くことができます!

サンタクロース

「ベロヴェージュの森」公式サイト

お正月は大晦日に始まる?

ベラルーシでは、12月31日の大晦日の晩にお正月のパーティーが始まります。家族でお正月料理の並んだテーブルを囲みます。12種類のサラダとメインのお肉料理が伝統的なお正月の料理と言われています。サラダといっても、肉や魚が入ったものが多く、それだけでも立派な一品料理です。そして、時計が午前0時を指した瞬間に、シャンパンで乾杯します。そのときまでに、テーブルいっぱいの料理は、もう一通り堪能されています。もちろん、レストランやカフェで、家族や友達と新年パーティーを祝うこともできます!

クリスマス ご馳走

新年は2回祝う?

ベラルーシでは、年が明ける1時間前、つまり大晦日の午後11時にも新年の乾杯をする家庭が少なくありません。ベラルーシとロシアは、地理的にも歴史的にも文化的にも非常に近い国であり、ロシアに親戚を持つベラルーシ人も多いです。それで、ミンスクより1時間早く新年を迎えるモスクワ時間の午前0時と、ミンスク時間の午前0時時の2回、乾杯するというわけです。午前0時が近づくと、テレビでは大統領による国民への祝賀メッセージが放送されます。このときも、ロシアの大統領はベラルーシの大統領より1時間早くメッセージを流しますから、二人の大統領のメッセージを聞くのが恒例となっている家庭が多いようです。

シャンパン

お正月の花火のあとは...

午前0時を家族と迎え、お祝いの乾杯を済ませると、若者たちは友だちや家族と連れ立って外へ出かけます。街ではお正月の花火ショーが行われます。街中の巨大クリスマスツリーの近くで花火を見物したり、屋外スケートを楽しんだり、また、ディスコで踊ったりして、朝まで楽しく過ごします。

花火

実は、ベラルーシの1月2日は、もう祝日ではありません。1年で一番大きな祝日は、打ち上げ花火のように豪華に舞い上がり、あっという間に消えてしまいます。でも、1週間後にはロシア正教のクリスマスの祝日がツリーと一緒に待っています。

まとめ

クリスマスとお正月が融合したようなベラルーシのお正月。ミンスク中心部では、ヨーロッパで最も美しいと言われる素敵なクリスマスツリーや豪華イルミネーションが街のあちこちで見られます。クリスマス・お正月に関連したベラルーシのかわいい雑貨・手工芸品もすすめです!ヨーロッパのクリスマス観光を逃してしまったとしても、ベラルーシでは1月に入ってもまだクリスマス・イルミネーションを楽しむことができます!ベラルーシのちょっと変わったお正月の雰囲気をぜひ味わってみてください!

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Tamasan

ベラルーシの首都ミンスクで夫と猫と暮らしています。「ベラルーシ愛」では誰にも負けない自信あり。

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