たびこふれ

消費量世界一!ヨーロッパ・ベラルーシのジャガイモ料理

記事投稿日:2020/02/23最終更新日:2020/02/23

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統計(FAO、2009年)によれば、世界で一番ジャガイモの消費量が多い国はベラルーシ!年間1人あたりのジャガイモ消費量は、世界平均が32.6kgのところ、ベラルーシはなんと171.2kg!ちなみに日本人1人あたりの年間ジャガイモ消費量は21.3kg。ジャガイモを主食のように食べるベラルーシ人は、「ジャガイモ人」との異名すら持っています。
今回は、ジャガイモ大国ベラルーシの、豊富なジャガイモ料理をご紹介します!

目次

主食としてのジャガイモ

ベラルーシでは、日本人にとっての「コメ」のような感覚で、ジャガイモが主食のように食されています。肉や魚などのメインディッシュの付け合わせとしても、ジャガイモがよく使われます。茹でたり、焼いたり、揚げたり、つぶしたり、様々な調理のヴァリエーションがあります。ジャガイモのピューレは、ジャガイモをつぶしてから牛乳を加えて柔らかくします。ほんのり甘い黄金色のベラルーシのジャガイモは、ねっとりとモチモチした食感で、特別な味付けをしなくても、そのままで十分美味しくいただけます。

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一人当たり年間170キロ以上のジャガイモ消費ですから、売り方も買い方も豪快です!秋になると、市場で買ったジャガイモ50キロ詰めの「俵」をリアカーで引いたり担いだりして運んでいるベラルーシ人をよく見かけます。市場で売られているジャガイモは種類も豊富で、どれを選んだらいいか分からなくても、どんな料理に使うか言えばその料理に合ったジャガイモを選んでくれます。

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ベラルーシの伝統料理「ドラニキ」

ジャガイモ大国ベラルーシでは、メインディッシュにももちろんジャガイモがふんだんに使われています。ここではいくつかベラルーシの伝統的なジャガイモ料理をご紹介します。

ベラルーシのもっとも代表的な伝統料理は「ドラニキ」と呼ばれるジャガイモのパンケーキのような料理です。生のジャガイモをすりおろして、みじん切りのたまねぎ、卵、少量の小麦粉と混ぜ合わせ、多めの油を敷いたフライパンでこんがりきつね色に焼きます。熱いうちに「スメタナ」と呼ばれるサワークリームを添えていただきます。もっちりと粘りのあるベラルーシのジャガイモは「ドラニキ」に最適です。

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また、「ドラニキ」の生地の中に挽肉を入れて焼いた料理は「カルドゥヌィ」と呼ばれています。「ドラニキ」と同様に「スメタナ」が添えられます。「カルドゥヌィ」は、ずっしりとボリュームのある料理です。

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すりおろしたジャガイモに牛乳または「スメタナ」を少量加えて混ぜたものに、別にフライパンで炒めた玉ねぎと豚肉を加えてオーブンで焼いた料理は「バプカ」と呼ばれています。コップに入れた牛乳を飲みながら熱々の「バプカ」を食べるのが伝統的な食べ方だそうです。「バプカ」に入れる豚肉は、「サーラ」と呼ばれる脂の乗った豚肉の塩漬けが使われることが多いです。

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ベラルーシの伝統的な家屋には「ペチカ」と呼ばれる暖炉を兼ねたかまどがあり、かつて人々は「ペチカ」で料理をしていました。今でも村の家々には「ペチカ」があり、直火のペチカで焼いたパンやジャガイモ料理は格別の美味しさです。

サラダもジャガイモで

ベラルーシのサラダにも、ジャガイモが多く使われています。そのため、サラダといっても立派な一品料理のように豪華なものが多いです。

もっとも代表的なサラダの一つ「オリヴィエ」は、ポテトサラダに似ていますが、ジャガイモ、ニンジンの他に、茹でた肉(牛・豚・鶏のいずれでもよい)を入れてマヨネーズで和えます。カラフルで豪華に見えるので、お正月などのお祝いの時に決まって作られる料理です。

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もう一つ「オリヴィエ」と並んで代表的なサラダと言えば「毛皮を着たニシン」と呼ばれる、ジャガイモとニンジン、ビーツ、酢漬けのニシンを使ったサラダです。真っ赤なビーツを毛皮に見立て、ケーキのように層になった豪華なサラダは、お正月には欠かせない料理の一品となっています。

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とにかくジャガイモを使う

ベラルーシにはスープ料理もたくさんありますが、ボルシチをはじめ、たいていのスープにはやはりジャガイモが使われています。また、ジャガイモはベラルーシの種々の黒パンの原材料としても使われています!

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ジャガイモの入ったスープ「サリャンカ」とジャガイモ入りの黒パン

板のようなポテトチップス

最後にご紹介するのは、料理ではありませんが、ジャガイモを使ったお菓子と言えば、ポテトチップス。ベラルーシの典型的なポテトチップスは、板のように平らな長方形をしています。1枚1枚に重みがあり、食べ応えがあります。そして、どのメーカーにも共通している典型的な味と言えるのは「スメタナ」と呼ばれるサワークリームと長ネギなどの「香草」を組み合わせたものです。ちょっと変わった形と味のポテトチップスは、ベラルーシ土産にもなりそうです。

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まとめ

一人当たりの年間ジャガイモ消費量世界一のベラルーシには多様なジャガイモ料理があります。主食としてのジャガイモからメインディッシュ、サラダ、スープ、パンまで、ベラルーシのねっとりモチモチした黄金色のジャガイモを使った料理をぜひご堪能ください!

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記事投稿日:2020/02/23最終更新日:2020/02/23

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