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【鹿児島】種子島ロケットの打上げはどこで見る?おすすめスポットやアクセス方法など徹底解説!
目次
- 日本の宇宙航空研究開発はJAXAが担っています!
- 種子島には「種子島宇宙センター」がある!
- 種子島宇宙センターは日本最大のロケット発射場がある!
- 種子島宇宙センターは大型ロケットの発射場です!
- ロケットの打上げはどこで見たらいいのか?
- 1. 恵美之江展望公園
- 2. 長谷公園
- 3. 南種子町営陸上競技場
- 4. 宇宙ヶ丘公園
- 最近のロケットの打上げ詳細
- そして僕は...
- 今後のロケットの打ち上げ予定は?
- ロケット打上げ映像を送っていただきました!
- ロケット打上げを見に行くには
- 持っていくべきもの・あると便利なもの
- ロケットの打上げの撮影は
- ところで地元の方々はどこでロケット打上げを見ているのか?
- 最後にスペシャル・サンクス
- 参考にさせていただいたHP
日本の宇宙航空研究開発はJAXAが担っています!
日本にはJAXA(ジャクサ)と呼ばれる宇宙航空研究開発機構があります。
JAXAとは『宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2003年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)の3機関が統合して誕生しました。政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行っています。』【公式HPより引用】
映画にもなった小惑星探査機「はやぶさ」は皆さん記憶に残っていると思います。さらなる発展の為、日夜、研究を続けていらっしゃいます。
種子島には「種子島宇宙センター」がある!
そして、鹿児島県の種子島(南種子町)にはJAXAの種子島宇宙センターがあります。
>>「ファン!ファン!JAXA」のウェブサイトはこちら(種子島宇宙センター)
種子島宇宙センターは日本最大のロケット発射場がある!
種子島宇宙センターのロケット発射場は、日本最大のロケット発射場です。また、"世界で一番美しい発射場"と賞賛される場所でもあります。
<「ロケットの丘」から撮影>※ロケット打上げ時は立入禁止区域になります
種子島宇宙センターは大型ロケットの発射場です!
日本発の純国産大型ロケットH2A(全高53m/ビル17階相当)やH2B(全高56.6m)を打上げる大型発射場を有しています。
<「広田遺跡」から撮影>※ロケット打上げ時は立入禁止区域になります
ロケットの打上げはどこで見たらいいのか?
「ファン!ファン!JAXA」の公式HPに詳細が記載されています。
『ロケットの打上げ当日は、種子島宇宙センター全域と、射点を中心として半径3km以内は立ち入り禁止となりますが、センターの外で3km以上離れた場所であれば自由に見ることができます。下記4箇所のロケット見学場は特によく見えるところで、カウントダウンの拡大音声も聞こえます。』【ファン!ファン!JAXA公式HPより引用】
それではJAXAと南種子町役場おすすめの4箇所へ行ってみましょう!
1. 恵美之江展望公園(えびのえてんぼうこうえん)
【ファン!ファン!JAXA公式HPより引用】
- 射点からの距離:とっても近い!警戒区域(3km)の外側ギリギリです
- 交通手段の便利さ:車でしか行けません。道は分かりづらいです。舗装されていない狭い道を通ります
- 見学場所:打ち上げ見学場所自体は広いスペースがあります
- 実況放送&ライブ中継:実況放送のみ放送されます
- トイレ:あります
【感想】昼間であれば青い海越しにロケットの打上げが見ることが可能。ただし、アクセスが悪いのと、前日には駐車場が満車となり、入場規制がかかるので、泊りがけで行く覚悟が必要。全体はこんな感じです。先端に芝生があります。手前左右に駐車場が広がります。
強者様は何日も前からキャンピングカーで来られているみたいです。
射場から一番近いだけあって、目の前に見ることができます。
射場をアップにするとこんな感じです。※70mm相当
少し手前には優待席なるものがありました。ふるさと納税高額納税者席だそうです。
優待席はこんな感じ。
優待席から射場を見るとこんな感じです。いい感じですね!
射場をアップにするとこんな感じです。※70mm相当
2. 長谷公園(はせこうえん)
【ファン!ファン!JAXA公式HPより引用】
- 射点からの距離:比較的きれいに見えます
- 交通手段の便利さ:駐車場も多く、徒歩でも南種子町中心地(上中)から40分ぐらいです。公共のバスもあります(夜間は運行されているのか不明)
- 見学場所:一番多く見学者が集まります!
- 実況放送&ライブ中継:実況放送、ライブ中継ともに放送されます
- トイレ:あります
【感想】一番人気の見学地。駐車場も広く、目の前に射場が見えるので初めての人にはおすすめ。
手前に広い駐車場があり、その先にはこのような芝生があります。
芝生部分はかなりの広さがあります。
正面に射場が見えます。
種子島宇宙センターの説明板もあります。
射場をアップにするとこんな感じです。※70mm相当
3. 南種子町営陸上競技場(前之峯グランド)
【ファン!ファン!JAXA公式HPより引用】
- 射点からの距離:射点が山に隠れています
- 交通手段の便利さ:南種子町中心地(上中)にあるためとても便利!
- 見学場所:グラウンドが広い!
- 実況放送&ライブ中継:実況放送のみ放送されます
- トイレ:あったと思います...
【感想】場所は一番便利ですが、射場が見えません。したがって、リフトオフの瞬間も見えません。
町営の陸上競技場が見学場になります。
奥に行くとフェンスが張られています。
後方の山間からロケットが打上がるのが見えます。
4. 宇宙ヶ丘公園(うちゅうがおかこうえん)
【ファン!ファン!JAXA公式HPより引用】
- 射点からの距離:遠くのほうに小さく見えます
- 交通手段の便利さ:駐車場があります(それほど広くない)。南種子町中心地(上中)から歩いて30分ぐらい
- 見学場所:見学場自体は小さめです
- 実況放送&ライブ中継:実況放送、ライブ中継ともに放送されます
- トイレ:あります
【感想】南種子町から徒歩で一番近い見学場所。高台にあるので、視界も広く、宇宙へ打上がる全景が見ることができます。
公園の中心地にはロケットのモニュメントが建っています。はるか後方の白い建物が射場です。
左のアンテナがロケットの軌道を観測するアンテナだそうです。右手後方が射場です。
右側が駐車場。左側に展望台があります。
展望台から宇宙ヶ丘公園の全体を撮影しました。
展望台から射場を見るとこんな感じです。
射場をアップにするとこんな感じです。※70mm相当
道を挟んで反対側にも、ロケットのモニュメントがあります。後方は展望台です。
こちらにはキャンプ場があり、ここでも打上げ前日からキャンプを張っている方がいました。
最近のロケットの打上げ詳細
- ロケット名:H2Bロケット8号機
- 搭載物:宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機
- 打上げ日:2019年9月11日(水)
- 打上げ時刻:午前6時33分29秒
- 打上げ予備期間:2019年9月12日(木)~2019年10月31日(木)
そして僕は...
ハイ、僕も種子島にいました(笑)。前日の9月10日に種子島入りしました。4箇所の見学場所から僕が選んだのは「2.長谷公園」です。射場から一番近い「1.恵美之江展望公園」は、前日の19時頃に駐車場が満車になり、入場規制がかかっていました。
僕が長谷公園に到着したのが、打上げの約3時間30分前の午前3時頃。射場にH2Bロケットがセットされています。燃料は8時間かけて注入されるそうです。
まだこの時間は見学者もまばらでした。空は快晴。満天の星空が美しい!オリオン座が見えていました。
まだ時間がありますし、特に最前列で見たいわけではなかったので、一旦、車に戻り、仮眠を取りました。
打上げの1時間前(午前5時30分頃)に目を覚ますと、隣に駐車していた車がいなくなっている。見学場所も人はまばら...。嫌な予感がします。ネットで検索すると、打上げ中止の報道が。午前3時30分頃に射場で火災が起こったそうです。何という強運なんだと気持ちを切り替えました(笑)。
ということで、「ロケットの打上げを見る!」から「美しい射場と朝日を見る!」になりました。
同じ考えの方々(笑)がたくさん残っていました!
天気は快晴でした!
またロケットの打上げを見に来ます!
今後のロケットの打ち上げ予定は?
今回、打上げが延期になったH2Bロケット8号機は、2019年9月25日(水)午前1時05分05秒になりました。
過去の種子島宇宙センターでのロケット打上げは、H2Aロケットが、2016年1機、2017年1機、2018年1機、H2Bロケットが、2016年1機、2017年なし、2018年1機になっています。
今後の打上げに関してはJAXAの公式HPで確認しましょう。
ロケット打上げ映像を送っていただきました!
【撮影】岩坪さん
【場所】長谷公園にて
ありがとうございます!ロケットが打上がって数秒後に轟音が響き渡ります。
ロケット打上げを見に行くには
1. ロケットの打上げ日は約1ヶ月から2ヶ月前に発表されます
2. 打上げ時間は、朝昼晩、何時になるのか発表されるまで決まっていません。打上げ時間は、国際宇宙ステーションへの到着時間や進路に人工衛星の軌道がないかを解析して決められるそうです
しかし...。
打上げ日が発表される前に、関係者や報道陣が情報をキャッチしていますので、発表後に交通手段や宿泊の手配をするのは困難を極めます。
手配するべきものは、1. 交通、2. 宿泊、3. 現地の足です。どれが欠けてもロケット打上げが見ることができないだけでなく、身動きがとれません。
1. 交通
種子島へは、鹿児島(しかない)からの空路、鹿児島港・指宿港からの高速船とフェリー、屋久島の港からの高速船とフェリーの海・空からのルートで入島となります。陸路で移動ができないのがネックです。
- 高速船(鹿児島/種子島/屋久島):種子屋久高速高速船株式会社(トッピー・ロケット)
- フェリー(鹿児島/種子島):コスモライン株式会社(プリンセスわかさ)
- フェリー(鹿児島/種子島/屋久島):鹿商海運株式会社(フェリーはいびすかす)
- フェリー(屋久島/種子島):屋久島町営フェリー(フェリー太陽)
※注意点:飛行機の手配は、早割など変更不可のクラスで取ると、ロケットの打上げが延期になった時、見逃してしまうことがあります。数日の余裕をもって手配することをおすすめします。
2. 宿泊
種子島には1市、2町あります。北から西之表市、中種子町、南種子町になります。種子島宇宙センターは、南の南種子町にあります。西之表市に宿を取ると、各見学場所まで1時間かかります。
3. 現地の足
路線バスもありますが、島内の主要地点のみの運行ですし、1日1便ということもありますので、適していません。やはりレンタカーでの移動になりますが、鹿児島市からフェリーで回送してきても足りない状態になります。
何度も申し上げますが、打上げ日時が発表されてから手配をするのはとても難しいです。しかし、根気よく探していくと、うまく手配できることもありますので、頑張りましょう!(手配できたら打上げ成功を祈りましょう!)
- 鹿児島市内や鹿児島空港でレンタカーを借りて、フェリーで種子島に渡る方法が一番確実かも
- 見学場所には、打上げの2~3時間前までには到着するようにスケジュールを組みましょう
- 各手配はロケットの打上げが延期になった時のことも考慮して、手配しましょう
持っていくべきもの・あると便利なもの
- 飲料水・食料品:都会のように近くにコンビニや自動販売機がありません
- 厚手のレジャーシート:見学場所には数時間前から待機するので、レジャーシートを敷いて座って待ちましょう。また夏でも夜露が降りますので、地面は湿っていますし、芝生も芽が太いので直接座るには適していません
- 折りたたみ椅子:地面に座っていると足腰が痛くなりますので、周囲の方へ配慮して使用しましょう
- 虫除けスプレー:蚊をはじめ、各種色んな虫さんがいます
- 虫刺され薬:虫除けスプレーをしていても虫に刺されることもありますので
- 暑さ対策グッズ(夏場):夜でも暑いです
- 懐中電灯(夜間打上げ時):街頭がほとんどありませんので、足元を照らしたり、カメラのセッティングを行う際に必要です
- 自撮棒:撮影するとき片手で持てますし、伸ばすことができますので、とても便利です
- カメラレンズを拭く布:夜間は夜露が降ります。適時、レンズの湿気を取り除きましょう
- 三脚:夜間は三脚に固定する必要があります
※忘れても現地で購入すれば良いという考えは通用しません...。
ロケットの打上げの撮影は
デジカメであれば、昼間でも夜間でも、三脚に固定して撮影することをおすすめします。その際は、リモートコントローラーをお忘れなく。なお、ロケットを大きく撮影するには200mm以上の望遠レンズが必要です。
スマートフォンであれば、動画モードで撮影しながら、静止画を撮影することをオススメします。できれば自撮棒で固定して、片手をあけておき、静止画ボタンを押せば完璧です。夜間は静止画を撮ろうとすると露出オーバーになったり、火の玉になりますので、動画の方が良いと思います。夜間のピントがとても合いづらいので、常にピントに注意しましょう。
【下記】僕のiPhoneですが、動画は赤四角ボタンですが、その下に白丸ボタンがあります。これが動画を撮りながら、静止画も撮影するボタンです。便利な機能ですのでぜひ使ってみてください。
ところで地元の方々はどこでロケット打上げを見ているのか?
自宅の庭だそうです(笑)。だって種子島だと天気にもよりますが、どこでも見ることができるから。近郊の島々からでも見ることができます。うらやましい。。。
最後にスペシャル・サンクス
★出発前まで、現地滞在中のアドバイスをしてくれたトンミーの会の『関』ねえね
>>「兵庫で開催された第5回 種子島トンミーの会に参加してきた!」はこちら
★現地でロケット打上げが中止となり、呆然としていた時に、長谷公園まで来てくれ、ご自宅で朝食をご馳走してくれた『長田』さんご夫妻
★種子島空港まで迎えにきてくれ、色々とアドバイスしてくれた『岩坪』さん
★長谷公園でロケット打上げの情報を教えてくれた南種子町役場の『石堂』さん
皆さん、ありがとうございました!
参考にさせていただいたHP
次回こそは!(笑)
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。