ハワイ気分倍増!インスタ映えするハワイアンカクテルを楽しもう

カクテル ラバフロー

ハワイへ行ったら、現地の雰囲気にマッチしそうなトロピカルカクテルを飲んでみませんか?ハワイ生まれ(またはハワイで有名)のカクテルは多数存在し、その歴史を辿ることでより一層おいしく感じられるはず。

この記事では「ハワイに来た!」という気分を盛り上げてくれるカクテルについて、ご紹介したいと思います。これらはデコレーションも可愛いので、インスタ映えも期待できますよ!

目次

1. 知っておきたいハワイの飲酒事情についておさらい

日本では20歳からお酒を楽しむことができますが、意外なことにアメリカは21歳から。 車の免許は16歳から取得できるのに......なんだか不思議ですね。

もちろんハワイではアメリカの法律(州によって多少異なります)が適用されますので、21歳に満たない人はバーへ入ることもお酒を買うこともできません。また26歳以下は顔写真入りの身分証明書を提示することが義務づけられています。この場合パスポート(またはコピー)を携帯すると良いでしょう。

日本-ハワイ間の飛行機でお酒を飲む場合は?

さて、そうなるとややこしいのが飛行機で移動している間の飲酒。ここでは、飛行機の国籍がからんできます。なぜかというと、飛行機の法律管轄は飛行機が取得している国籍によるため(※)。

20歳の日本人がハワイへ行く場合、日本国籍の飛行機であれば問題ないのですが、アメリカ国籍の飛行機ではお酒を飲むことができない、と考えられます。

ハワイのお話からは少しそれますが、国によってはお酒が飲める年齢が10代からになっている場合や、そもそもお酒を禁じている場合もあります。飛行機の中でお酒を飲みたいな、という方は搭乗する航空会社に問い合わせてみて、確かめてみるのも一つの手です。

※参考:e-GOV-航空法 第三条(外部サイトへ遷移します)

アメリカのお酒に対する扱いは厳しい

日本だとコンビニでも気軽にお酒を買うことができますが、アメリカはかなり厳しく、お酒を販売できる時間帯が決められていますし、公共の場での飲酒も禁止。これは21歳に関わらず全員なので、注意しましょう。

さらに酔った状態で公共の場に行くことも禁止されていて、違反すると1,000ドル以下の罰金または1年以下の懲役になってしまいます。車の中も公共の場とみなされるため、ドライバー本人はもちろん同乗者も車内飲酒は法律違反と意識してください。なお、ややこしいのですが船の上では飲酒がOKです。

ビーチも公共の場にあたるため飲酒禁止ですが、例外的にモアナ・サーフライダーやロイヤルハワイアンの宿泊者しか入ることができないようなプライベートエリアでは、飲酒が許可されています。

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2. ハワイらしさ満載のカクテルをオーダーしよう!

さて、ハワイの飲酒事情について学んだあとは、いよいよハワイアンなカクテルをオーダーしたいところ。それぞれ味も見た目も、アルコール度数も異なりますので自分に合うものを選んでみましょう!

2_1. ブルー・ハワイ(Blue Hawaii)

ブルーハワイ カクテル
<写真はイメージです。Photo by 写真AC

もっとも有名なハワイアンカクテルは「ブルー・ハワイ」ではないでしょうか。こちらが生まれたバーは、かのエルヴィス・プレスリーも愛した「ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジ」にある「トロピックス・バーアンドグリル」 とされています。エルヴィス・プレスリー主演の映画 として、「ブルー・ハワイ(主題歌も同名)」が知られていますが、映画名が先か、カクテルが先かは諸説あります。

ハワイの海と空の色を表現する鮮やかな青色は、ブルーキュラソーとパイナップルジュース、レモンジュースを合わせ、そこにクラッシュドアイスが飛び散る波しぶきを表現しているというもの。この華やかな色合いのカクテルは、ハワイに来た気分を倍増させてくれること間違いありません。

変化形でレシピのレモンジュースをココナッツミルクにすると、さらにトロピカルな味わいになる 「ブルー・ハワイアン」 となります。飲み比べをしてみるのも楽しいかもしれませんね!

2_2. ラバフロー(Lava Flow)

カクテル ラバフロー
<写真はイメージです。Fonthip WardによるPixabayからの画像>

甘めのカクテルが好きな方にぜひ試していただきたいのが、「ラバフロー」です。見た目の可愛さと甘さからラバー(lover)からとっているのかな?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、これは「溶岩の流れ(英:Lava Flow )」という意味。まさにハワイのパワーを感じることができるネーミングなのです。

ラバフローの基本レシピはラム、イチゴ(またはストロベリーリキュール)、バナナ、パイナップルジュース、ココナッツクリーム(※店舗によってレシピは若干異なります)。ピンクと白が絶妙に混ざり合っている様子が流れ出す溶岩と言えば溶岩なのかもしれませんが、どちらというとイチゴミルクを想わせてくれ、見た目も味も甘くて可愛いですよ。

ラバフローは、大抵のレストランやバーに行けば見つけられるでしょう。ただし、ラムをベースにしているためアルコールは強め。ノンアルコールバージョンの「バージン・ラバフロー」もありますので、お酒に強くない方はこちらをどうぞ。

【関連記事】ハワイの魅力がたっぷりの「デュークス・ワイキキ」で、南国の夜を過ごそう

2_3. チチ(Chi Chi)

カクテル チチ
<真ん中の白いカクテルがチチ。写真はイメージです。nathan618によるPixabayからの画像>

ハワイアンカクテルといえば、こちらのチチを思い出す方もいるのでは。「チチ」の語源は、フランス語で女性のブラウスにあしらわれたフリルを意味する、「シシ」とされています。ここから転じて「粋な」とか「かっこいい」という意味で、アメリカでは俗語として使われていました。

チチはウォッカ 、パイナップルジュース、ココナッツミルクで作られていて、ウォッカをラムに変えると「ピニャ・コラーダ」になります。まったりとした甘みを味わいたい方は、ぜひ飲んでみてくださいね。

2_4. マイタイ(Mai Tai)

カクテル マイタイ
<写真はイメージです。genielutzによるPixabayからの画像>

ハワイ生まれだと思われている「マイタイ」ですが、実はサンフランシスコ生まれ ということはご存知でしたか?トロピカルカクテルの女王と称されることもある「マイタイ」とは、ポリネシア語で「最高」を意味するとされています。

ロイヤル・ハワイアン にあるプールサイドバー「マイタイ・バー」の存在によって、マイタイの存在は広く知られるようになり、やがてハワイを代表するカクテルのひとつとなりました。

マイタイのレシピはラムベースにホワイトキュラソー、オレンジやパイナップルのジュースや果肉をミックスしています。フルーティーな味わいなので飲みやすいのですが、ラバフローと同じくラムベースであるため、飲みすぎにはご注意を!

3. お酒が飲めない人や苦手な人はノンアルコールカクテルをオーダー!

トロピカルなカクテルは見た目も可愛らしく、フルーティーな味わいのカクテルが多いので、お酒が飲めない方や苦手な人も旅の思い出に飲んでみたくなりますよね。ですが、それぞれのレシピから分かるように強いお酒がベースであるため、苦手な方はノンアルコールでオーダーしましょう。

これはハワイだけでなく各地のバーで使える方法ですが、ノンアルコールカクテルをオーダーする場合は、「バージン」とカクテルの名前の頭につけてみましょう。たとえば「ブルー・ハワイ」のノンアルコールバージョンなら「バージン・ブルーハワイ」です。

見た目はアルコール入りのものと同じなので、お酒は苦手だけど試してみたい!インスタ映えする飲み物を楽しんでみたい!という方にもおすすめです。

※編集部註:「シンデレラ」など、独自の名前を持つノンアルコールカクテルもあります

4. ここ数年のカクテル事情を賑わせる「ツイスト」とは?

これはトロピカルカクテルに限られたことではないのですが、クラシックなカクテルにひねりを入れて、現代風にアレンジすることが流行っています。こうしたアレンジは「ツイスト」 と呼ばれていて、世界中のバーテンダーが日々研究を重ねています。

ハワイでもそうした動きがここ数年あり、クラシックカクテルのベースを変えたり、レシピの配合を変えたりして新鮮な味わいを作り上げていることが話題になっているのです。たとえば、50年以上の歴史を誇った「トップ・オブ・ワイキキ (屋上回転レストラン)/2020年に閉店」では、クラシックなカクテルの「ツイスト」を2017年に発表しました。

こちらは1965年創業時のカクテルレシピに着想を得た、ということで「ワイキキ・ダイキリ」や「ブルー・ハワイ」、「トキ・コリンズ」、「ニホン・グアバ・ギムレット」、「ウエスタン・ウイスキーサワー」など、どんなアレンジをしているのかとても気になるラインナップでした。

ハワイらしさを感じさせてくれるトロピカルカクテルたちは、色も見た目も味もさまざま。もちろん、法律を守ることと飲みすぎないことは大切ですが、大人のバカンスにピッタリ合うことでしょう。オシャレなププ(おつまみ)と共に、トロピカルなカクテルを楽しんでみては?

(執筆:yukaco)

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