アメリカ・ブルックリンのウィリアムズバーグ新名所「ドミノパーク」ってどんなところ?

近年、若者を中心に人気を集めているブルックリンのウィリアムズバーグ。古着屋さんやカフェ、レストラン、アップルストアなどが集まるお洒落な街に、昨年ウォーターフロントの公園が誕生しました。今ではすっかり地元の人の憩いのスポットとなった「ドミノパーク」、さて一体どんなところなのでしょう?

目次

ドミノパークって?

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ドミノパークとは、1856年に建設された砂糖の製造所「ドミノシュガー・リファイナリー」跡地の再開発の一環として造られた公園のこと。世界最大の生産量を誇る工場でしたが2004年に閉鎖され、2007年にはニューヨーク市の歴史建造物(ランドマーク)として認定されました。かつての工場で実際に使用されていた設備などが公園内に再利用され、アートな雰囲気がブルックリンにぴったり。

ドミノパークは、ジェームス・コーナー・フィールド・オペレーションズという建設会社によって設計されました。実はマンハッタンの空中庭園「ハイライン」も手がけた会社だそうで、その独特なアーティスティックな世界観が素晴らしい。

家族連れにもおすすめ

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砂糖製造所をイメージしたプレイグラウンドは、ポップなデザインで小さなお子さんからティーネージャーまで楽しめるのが家族連れには嬉しい。タワーの中のジャングルジムや大小の滑り台など、全ての遊具がインダストリアルな雰囲気を醸し出していて、他では見られない設備が満載。

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プレイグラウンドの横にはスプラッシュパッドと呼ばれる噴水エリアがあり、夏の暑い時期には水遊びを楽しめます。そのすぐ後ろには巨大なベンチがあり、イーストリバーを行き交う船を見ながらのんびりする人や、読書する人も見られます。

その他にも、6エーカーの縦長の広大な敷地内には、ビーチバレーコート、スポーツ用フィールド、ピクニックなどを楽しめる芝生エリア、眺めのいい高架遊歩道などが完備。

不思議なミスト「フォグ・ブリッジ」

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ウィリアムズバーグ・ブリッジとシロップタンクの前には数秒毎に霧が舞い上がる仕掛けがあります。「フォグ・ブリッジ」と呼ばれ、イーストリバーの海水を使うことにより不思議な霧の世界が出来上がるのです。(イーストリバーは淡水と海水が混じっている。)このタンクは実際に砂糖を精製する工程中に使用していたらしく、フォトジェニックな雰囲気抜群。ここで撮影する観光客が多い。

有名シェフが手がけるスタンド

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ランチを持参して芝生でピクニックするのも気持ち良さそうですが、公園内にある「Tacocina」もおすすめ。マンハッタンの超人気店「ユニオンスクエア・カフェ」のオーナーが手がけたメキシコ料理のタコススタンドで、とっても評判がいいんですよ。タコス($4.5〜)やワカモレ($8〜)、マルゲリータ($10)やビール($7)など良心的なお値段。購入したものは、お店の外のお食事エリアでいただけます。テーブルからはエンパイア・ステート・ビルディングも見られ、抜群の眺め。

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営業時間

  • 日〜木:午前11時〜午後10時まで
  • 金、土:午前11時〜午後11時まで

グラフィティが熱い!

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この辺り一帯はまだ開発途中で、これからオフィスビルやコンドミニアムなどが建築される予定です。それらの敷地の壁にご注目!ブルックリンではブッシュウィックなどのグラフィティと呼ばれるウォールアートが有名なのですが、ここでも見ることができます。1970年代を中心にニューヨークではグラフィティ文化が盛り上がりを見せていました。それと同時に治安が悪化し、市がグラフィティを排除するための規制を強化。それが近年、合法でグラフィティ文化が復活したのです。ドミノパーク 一帯のグラフィティも見応え抜群なので、ぜひ注目してみてください。

地下鉄での行き方


ドミノパークへは、地下鉄L線「Bedford Av駅」で下車し、イーストリバーの方向へ歩きます。ウィリアムズバーグ・ブリッジが見えてくるので、そこを目印に南下。

ドミノパーク

最後に

地元の人の憩いの場所、ドミノパーク。たくさんの魅力が詰まったお洒落な公園です。ウィリアムズバーグへ行く人もそうでない人も、ぜひ休憩がてら立ち寄ってみてくださいね。

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トワンブリー

初めてニューヨークを訪れてから今年で18年。エネルギーに満ちていて、そして混沌としているこの街が今でも大好きです。現地から旬の情報をお届けしたいと思います。

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