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日本では絶対に食べられない!?本場のバリ料理とは?Part1
こんにちは!旅行の楽しみ方は人それぞれですが、食べることが大好きな私は、旅行先でのご当地グルメが何よりも楽しみです!「せっかくバリ島に来たのだから、バリ島のご当地グルメを食べてみたい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
バリ島のご当地グルメと言えば、写真のようなナシ・ゴレン、インドネシアの焼きそばミー・ゴレン、おかず選びが楽しいナシ・チャンプル、ピーナッツソースがたっぷりかかったサテやガドガド、野菜たっぷりのチャプチャイやカンクン(空心菜)炒めなどが人気です。
これらのお料理は、日本のエスニックレストランなどで目にする機会も多々あると思います。また、ローカルや現地在住者の評判を聞いて、ソト・アヤムやバクソ、マサカン・パダンなどのマニアックなバリ島のご当地グルメに挑戦!という方もいらっしゃるのでは?
しかし、これらのお料理、じつはすべてバリ料理ではありません。中国料理やインドネシアの各島から伝わった料理が元になり、定番化したインドネシア料理です。では、本当のバリ料理とはいったいどんなお料理なのでしょうか?今回はバリ島へ来ないと食べることができない、本場のバリ料理をPart1、Part2の2回に分けてご紹介します!
目次
バリ料理ってどんな感じ?インドネシア料理との違いは?
定番のインドネシア料理は、辛くはない甘めの味付けだったり、中華料理に似た料理もあるので、日本人の口によく合います。もちろん、バリ島のローカルにも大人気です。ところが、バリ料理は、香草類や香辛料がたっぷりと使われているので、スパイシーなうえに日本人にとっては激辛レベルです!甘い味付けは一切しません。定番のインドネシア料理とは一線を画しています。
そして、インドネシア料理で必ず添えられるサンバル(インドネシアのチリソース)と言えば、トマトや唐辛子、ニンニクなどをすり潰した赤いソースがほとんどですが、バリ料理の場合、赤いチリソースとはかけ離れたサンバル・マタ(またはそれを炒めたもの)が添えられます(サンバル・マタについては、次回のPart2にて書きますので、気になる方はPart2をお待ち下さいね!)。
また、バリ人のほとんどがバリヒンドゥー教徒なので、豚肉を食べる事は禁止されていません。豚肉を食べることがタブーとされているイスラム教徒が大多数のインドネシアで、豚肉を使った料理があるのもバリ料理の特徴です。こんなところからも、定番のインドネシア料理とバリ料理の違いが分かります!
定番のインドネシア料理は、どこかで食べたことがあるかな~?という味ですが、バリ料理は日本人にとってまさに異国の味!辛い料理やエスニック料理好きな方には特におすすめです♪日本ではもちろん、バリ島以外でお目にかかることがなかなか難しいバリ料理、辛いけど癖になるお味です。ハマったらやめられないかも!?
それではここから、本物のバリ料理をご紹介します!バリ島旅行中でも気軽に食べに行けるバリ料理を紹介しますので、ぜひご覧下さいね!
バリ人のソウルフード!バビ・グリン
バビ・グリンは、バリ料理代表としてほとんどのガイドブックに載っているので、ご存知の方も多いかと思います。観光客が楽しめる専門店も多々あります。
バビ・グリンを簡単に説明をすると豚の丸焼き料理なのですが、お店で切り分けられて、豚肉料理の盛り合わせになって提供されます(具がご飯と一緒に盛られていることが多いです)。そして、バビ・グリンは本来、バリ島の祭事や結婚式の時などに捧げられる神様へ供物です。儀式が終った後に出席者へ振舞われるので、バリ人にとってはハレの日のごちそうです。
パリパリに焼かれた皮、蒸し焼きになったジューシーなお肉がたまりません!サテ(串焼き)や揚げ物などもあって、豚の各部位をバラエティ豊富な調理方法で頂けます。また、ラワール(野菜、ココナッツ、お肉などが入った和え物で、こちらもバリ人のソウルフード)が添えられている場合が多いので、バリ料理好きには外せない一品です。
もちろん辛いので、辛さを控えめにしたい場合は「Jangan Pedasu(ジャンガン プダス)→辛くしないで下さい」と言えば、辛さ控えめが可能なお店もあります。お店の方が「辛いの大丈夫?」と聞いてくることも!
バビ・グリンのお店情報
【Ibu Oka(ウブド)】
- 住所:Jl. Suweta, Ubud, Kecamatan Ubud
- 時間:11:00~19:00
【Warung Babi Guling Pak Malen(スミニャック)】
- 住所:Jl. Sunset Road No.554, Seminyak
- 時間:8:30~19:00
【Warung Babi Guling Sari Dewi Bp.Dobiel(ヌサドゥア)】
- 住所:Jl. Srikandi Jl. Raya Nusa Dua Selatan No.9, Benoa
- 時間:10:00~16:00
豚肉が苦手な方はナシ・アヤム
ナシ・アヤム(鶏肉のせご飯)もバビグリンと同様に、バリ人にとってはハレの日の料理です。もちろん、観光客が気軽に行ける専門店もあります。
バリ島のナシ・アヤムは、スパイス&ハーブで蒸し煮された鶏肉(アヤム・ベトゥトゥ)や鶏肉の揚げ物(アヤム・ゴレン)、鶏肉のつくね(サテリリット・アヤム)、煮卵、野菜の和え物などがご飯と一緒に盛り合わせになっています。また、ご飯ものにピーナッツが添えられているのもバリ料理の特徴です!ご飯にピーナッツを混ぜながら食べるのですが、香ばしくて意外と相性が良いのでぜひ試して下さいね!
バリ料理は気になるけれども、豚の丸焼きはちょっと無理・・・という方は、ぜひナシ・アヤムを!バビグリンよりも脂っぽさやクセがないので、バリ料理のお試しにもってこいです♪とは言え、ナシ・アヤムも辛くてスパイシーなバリ料理なので、辛いのが苦手な方はご注意下さい。バビグリンと同じく、辛さを控えめにできるお店もあります。
ナシ・アヤムのお店情報
【Nasi Ayam Kedewatan Ibu Mangku Kedewatan Ubud(ウブド)】
- 住所:Jl. Raya Kedewatan No.18, Kedewatan, Kecamatan Ubud
- 時間:9:00~18:00
【Nasi Ayam Kedewatan Ibu Mangku - Petitenget Seminyak(スミニャック)】
- 住所:Jl. Kayu Jati No. 12, Patitenget, Seminyak
- 時間:8:00~23:00
【Warung Nasi Ayam Ibu Oki(ジンバラン)】
- 住所:Jl. Celagi Basur No.3Y, Jimbaran
- 時間:7:00~18:00
次回のPart2に続きます!
Part1では、バリ料理を代表するバビ・グリンとナシ・アヤムをご紹介しました!バビ・グリンとナシ・アヤムは、バリ島の代表料理ということもあり、バリ島好きな旅行者は皆知っているであろう有名なバリ料理でもあります。そしてこの2つの料理は、バリ人にとっては特別な日のご馳走です。
次回のPart2では、ハレの日のご馳走ではなく、バリ人の家庭料理やバリ島の独特な魚料理、ちょっと変わった番外編のバリ料理をご紹介します!もちろん、ご紹介するのは、日本では食べられないけれどもバリ島旅行中に気軽に食べられるバリ料理になります。バリ料理に興味津々な方、次回はどんなバリ料理が登場するのか、Part2をどうぞお楽しみに!
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Kucing
- 2014年に日本からバリ島へ移住。現在は夫・猫の姉妹と暮らしている主婦です。バリ島のおすすめ情報からディープなバリ島の姿まで、幅広い内容を在住者目線でお届けします!どうぞよろしくお願いします♪