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懐かしのスプーンおばさん作家はノルウェー人!?

記事投稿日:2019/07/18最終更新日:2019/07/18

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みなさんも1度は子供の頃に読んだことや耳にしたことがあるのではないでしょうか、「スプーンおばさん」。実はこのスプーンおばさんのお話を作ったのはノルウェー人作家だと知っていましたか?日本ではテレビでも放映されていた懐かしいテレビアニメのひとつですね。現在私はそのノルウェー人作家アルフ・プリョイセンの故郷に住んでおります。そこで今回は彼の故郷から!アルフ・プリョイセンについてご紹介したいと思います。

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<施設内のゴミ箱が全てミルクタンクの形で可愛い>

目次

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<アルフ・プリョイセン像>

アルフ・プリョイセンとは?

日本では「スプーンおばさん」シリーズで馴染みのある児童作家アルフ・プリョイセンはノルウェーのHedmark県Ringsakerという土地で生まれ育ちました。貧しい家庭の末っ子だった彼は幼少期から両親を手伝って農場で働いていました。小学校での成績は比較的良く、絵を描くことや文章を書くこと、そして役者として歌を歌ったりすることにも優れていたようです。学業を終えた後は16歳から9年間家のために働かなくてはいけませんでしたが、その間も地元の機関に奨学金の申請をするなどして、物語を書き続けていました。25歳の時に実家を出て首都のオスロへ行き、そこで徐々に作家としての一歩をスタートさせました。

彼のデビュー作はDørstokken hemeという作品で、日本語では「家の玄関口」というようなタイトルになるのでしょうか。(作品のほとんどはノルウェー語の方言でタイトルがつけられているためニュアンス的に日本語に完全に訳すのは難しいです!)アルフ・プリョイセンは作家としてだけではなく童謡の作曲家としてもノルウェー人に親しまれています。クリスマスソングなどでも有名なものがたくさんあり、私の周りのノルウェー人たちには子供時代はアルフ・プリョイセンの童謡と共に育ったという人も少なくありません。ちなみに日本でも親しまれているスプーンおばさんシリーズは世界23ヶ国語にも訳されています。

アルフ・プリョイセンの家を見学!

アクセス

Prøysenhuset(プリョイセンフーセ)の愛称で親しまれているアルフ・プリョイセンの家兼ミュージアムはノルウェー内陸部のRingsaker, Rudshøgdaという場所にあります。公共交通機関で訪れるのならば首都のオスロからは電車でBrummundalという駅まで(片道約1時間半)行き、そこからはバス(170番)になります。最寄りのバス停はRudshøgda E6です。隣に大きなスーパーCoop obsというのがあります。バス停からは徒歩になりますがゆっくり歩いても15分ほどの距離です。電車の駅からも15分程度なのでローカルバスが心配な方はBrummundalの駅からタクシーに乗ってしまうのもありですね!駐車場もありますので断然車でが1番行きやすいです。

【基本情報】

  • 住所:Prestvegen 1, 2360 Rudshlgda
  • 電話番号:62 35 18 00
  • ホームページ:www.proysenhuset.no

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外観と周囲の風景

もともと昔からアルフ・プリョイセンの実家があったところにミュージアムが併設されているので森の中のかなり長閑な場所に突然ぽつんとあります。駐車場からメインの建物までは実際、昔彼が生まれ育った家や家畜小屋などを横目に3分ほどで辿り着きます。周りは高い木々に囲まれた森で、彼が自然豊かで静かな場所で生まれ育ったことが感じられる雰囲気です。

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<ラッキーなら野生のリスに出会えちゃうかも!?>

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ミュージアムの施設

まず駐車場から案内に従って小坂を登って行くとはじめに目に入るのが左手にあるKusveaというエリアです。

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プリョイセン100周年記念にリノベートされたこの場所には夏場はウサギなどの小動物と触れ合う場、イベントでは様々な子供向けアクティビティを楽しめる場となっています。

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次にPrøysenstuaというエリアに辿り着きます。ここは実際アルフ・プリョイセンが生活をしていた場所です。家族と一緒に住んでいた家には今でも当時使われていた食卓や椅子、彼が寝ていたベッドなどもそのまま残されています。

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<右手の建物がプリョイセンの家>

そしてそのまま真っ直ぐ正面に建つ大きな建物がメインのPrøysenhuset。

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この中はいわゆるミュージアムになっていて、決して大きくはありませんが彼の生い立ちを学べるパネル、アルファベットの壁、工作する部屋、絵を描く部屋、読書の部屋など大人から子供まで楽しめる工夫が見られます。

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<アルファベットの壁>

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<絵を描く部屋>

カフェも併設していてランチやケーキを購入してそこでゆっくりくつろぐことも可能です。真ん中にある大きめのホールではイベントやコンサートが行われる時に使用されます。可愛いグッズを取り揃えたお土産ショップもありますよ!ミュージアムの入場料は大人120クローネ、子供65クローネです。

今度はPrøysenhusetからあまり離れていないところにMikkelikskiskogenというエリアがあります。

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ここはミュージアムの開閉に関係なく年中無休で誰でも自由に出入りすることができます。野外ステージや、子供向けの遊具、ドールハウスなどがある森の中の公園といったところでしょうか。各シーズンのイベントでも使用されているエリアです。

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<野外ステージ>

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<子供の遊び場>

カフェレストラン

Prøysenhusetの中にはKafe juie というカフェ兼レストランがあります。このJulieというのはアルフの母からつけられた名前で、ここではノルウェーの伝統的な家庭の味を楽しむことができます。

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<カフェレストランの様子>

プリョイセン出身Ringsakerはノルウェーで最も農業が盛んな土地です。お料理はその地元の新鮮な食材を使い、添えられるパン一つから全てそこで手作りされています。私も何度か食事をしたことがありますが、特にランチはかなりボリュームがありお手頃な値段です。ケーキやデザートの種類も豊富なのでゆっくりお茶をするのにもぴったりです。

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チキンのサラダ

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クラブサンドイッチ

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ブルーベリーのパンケーキ


様々なイベント

プリョイセンフーセでは年間を通して様々なイベントが企画されています。
例えば夏には「プリョイセンの夏!」というテーマで毎年7月から8月中旬まで毎日野外で子供達が動物に触れあったり、おとぎ話を聞いたり、お歌を歌ったりする機会があります。訪れる日にちごとに少しずつ内容は異なりますが、時間ごとに敷地内で様々なアクティビティを楽しむことができます。毎年特に晴れの日には家族連れで大繁盛です!冬には「プリョイセン雪の国」というテーマでクリスマスのイベントが企画されています。室内でクリスマスのオーナメントを作ったり、絵を描いたり、クリスマスソングを歌ったりと真っ白な雪に包まれた森の中でノルウェーならではのクリスマスの雰囲気を味わうことができます。

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そのほかにも毎週行われる決まったイベントもあります。

木曜日は赤ちゃんとお母さんのための「お散歩とお歌」。10時に集合してベビーカーで森の中をみんなとお散歩→ランチ→リトミックの要領で体を動かすベビーソング。というようなプログラムです。もちろんランチからなどプログラムの一部だけ参加することも可能です。私も何度か参加したことがありますが和やかな雰囲気で他のお母さんたちとも仲良くなれる良い機会です。美味しくリーズナブルなランチにも毎回大満足!

金曜日は「カフェブッフェ」。12時から14時まで100クローネで飲み物といろんなケーキやデザートが食べ放題!12時半からはミニコンサートなどカフェに併設されたステージで催し物も始まります。

土曜日は「スープと切り株」といってカフェで暖かいスープをいただき切り株に腰をかけてリラックスする感覚でその日プリョイセンフーセが選んだお話を聞くというゆったりイベントです。

日曜日は「子供の日」ということで1日中子供のためのアクティビティが用意されています。赤ちゃんのための時間→みんなでお歌の時間→外でBBQと遊びの時間→子供用の映画やその他のアクティビティなど。そして日曜日だけはカフェ兼レストランが夜も開いていて夕食が食べられます。

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<スプーンおばさんの視点から...>

最後に

まだまだあまり観光地化されていないノルウェーの内陸部。知る人ぞ知る素敵なスポットがたくさんあります。プリョイセンフーセも私がオススメしたいそのひとつです!ファミリー向けの施設ですが、大人の私でも懐かしい気持ちでおとぎ話の世界に入り込むことができます。一度は憧れた絵本の世界!機会があればぜひ首都オスロから訪れられる日帰り旅行のプランに加えてみてはどうでしょう。

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この記事を書いた人
Wedum莉子
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記事投稿日:2019/07/18最終更新日:2019/07/18

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