スーパーマーケットで探すハンガリーのおすすめプチプラお土産

旅行の定番、お土産探し。プチプライスで、その土地ならではのものを選びたいですよね。そんな時に最適なのは、その国の生活が凝縮された場所『スーパーマーケット』です。ここでは、在住者おすすめの、低コスト&ローカルなお土産情報をお届けします。

目次

国産はちみつをお手頃価格で

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ハンガリーは知る人ぞ知るはちみつ大国。気候や地理的条件に恵まれ、数多く養蜂場があります。
日本でもハンガリー産は人気がありますが、ちょっとお高め。それが現地だと安くで手に入り、プレゼントすると喜ばれます。

特に、アカシアはちみつは世界屈指の産地。その採蜜地の面積は、なんと他のEU諸国全てのアカシアの森を合わせたよりも大きいそう。国産はちみつの代表的存在なのです。

たくさんの種類が並んでいますが、ぜひアカシアはちみつ『Akácméz(アカーツメーズ)』を探してみてください。

スーパーマーケットでは、Virágméz(ヴィラーグメーズ)と表示された商品もよく見かけます。こちらは、様々な花の蜜を集めたものです。特定の植物からではありません。

高級フォアグラが破格の値段

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フランスに負けず劣らずのフォアグラの一大生産国。ガイドブックなどでは、美味しくて安いハンガリー産フォアグラ缶詰を紹介しており、市場やお土産屋さんで人気の商品です。でも実は、一般的なスーパーマーケットなら、もっと格安で手に入るんです。

向かう先は、缶詰コーナー。たいていツナ缶などが近くに並んでいます。でも探すものは、缶詰ではありません。それは下写真のようなアルミカップ!

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様々なメーカーの製品が並んでいますが、大きくは2種類。Kacsamáj(カチャマーイ)Libamáj(リバマーイ)です。

Kacsamáj は、アヒルのフォアグラ。Libamáj は、ガチョウのフォアグラを意味します。

どちらの方が高級とは言い難いですが、ハンガリーの代表といえばガチョウ。どれを買うか迷ったときは、Libamáj Paté(リバマーイ パテー)、いわゆるフォアグラパテならハズレなし。カリッと焼いたバゲットに合わせると抜群の美味しさです。さらに200円程度と驚きの安さ。世界の高級珍味をどうぞお楽しみください。

嫌味のないウマ辛パプリカ調味料

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辛いものがお好きな方におすすめは、Erős Pista(エルーシュ・ピシュタ)。ベースとなるのは、ハンガリー料理に欠かせないパプリカです。パッケージのおじさまが目印。おばさまデザインもあり、そちらは少し甘め。チューブ型のものは、スーツケースに入れて持って帰るのも簡単です。

スープに入れてもよし、ステーキやソーセージに合わせてもよし。鼻にツンとくるような辛さではなく、パプリカのまろやかさが残っています。一度使うと癖になる、そんなスパイシー調味料です。

家庭の味をお持ち帰り

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当地のスーパーマーケットでは、多種多様なスープの素が売られています。外国メーカーが出している Maggi(マギー)とKnor(クノール)が主流ですが、ハンガリーならではの味もずらり。一番人気は、やはりこの国のソウルフードGulyásleves(グヤーシュレヴェシュ)。通称グヤーシュスープと呼ばれています。

商品によって若干の差がありますが、1袋に対して熱い湯を750mlほど。混ぜ合わせて中火で10分ほど鍋で煮込めば完成です。これだけでも十分ですが、牛肉のすね肉や生野菜を入れてゆっくり煮ると美味しさアップ!

中には、Alföldi gulyásleves(アルフルディ・グヤーシュレヴェシュ)と書かれたものもあります。これはハンガリー東南部スタイルのグヤーシュスープ。日本の味噌汁と同様に、地方によって具材が異なります。一味違ったお土産をお探しの方は、ぜひお試しください。

地元っ子の定番おやつ

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学校や職場への王道土産といえば、お菓子。ハンガリーのスーパーマーケットには、ヨーロッパ中のスイーツが並んでいます。でも、せっかくのお土産なら、現地のものがいいですよね。

そこでおすすめなのは、Mese(メシェ)というクッキーと落花生の砂糖菓子Dunakavics(ドゥナカヴィッチ)

ハンガリー語で『物語』を意味する『Mese』のパッケージには、昔話に登場するキャラクターが描かれています。優しいシナモンの香りに、甘すぎない生地。ロングセラーのお菓子です。個包装にはなっていませんが、20枚ほど入っています。大勢で分けるにもうってつけです。

Dunakavicsは、子どもから大人まで大好きなおやつ。ドナウ川の小石をイメージして作られています。砂糖で落花生をコーティングしていますが、思っているほど甘くはなく、どこか懐かしい味。パッケージにはハンガリーのシンボルである鎖橋をデザインし、可愛さも◎。賞味期限も1年ほどと長く、チョコレートと違って溶ける心配はありません。値段もなんと100円以下。軽い&安いので、たくさんお土産が必要な方にはピッタリのお菓子です。

ハンガリー産はどれ?

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ヨーロッパの一国であるハンガリーでは、近隣国からの製品も数多く並んでいます。

英語表記であれば「Made in Hungary」とわかりやすいですが、ここではそうもいきません。そもそもどこに表示があるのか、見つけてもその生産地がどこなのか読めないなんてことがしばしば。

最後に、お買い物の際に役立つ『ハンガリー印』をご紹介します。まずは、下写真のマークから。

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赤、白、緑の国旗色に手のデザインでMAGYAR TERMÉKと書かれているものは、『ハンガリー製品』です。様々な商品に同様のマークがついています。

その他、手の印が無い場合は、パッケージ裏側などにある表示を見てみましょう。

  • Származási ország(原産国): Magyarország(ハンガリー)
  • Származási hely(原産地): Magyarország(ハンガリー)

と書かれていれば、国内産。見極める際は、これらの印を確認してくださいね。

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武田友里

ハンガリーの首都ブダペスト在住。当地の大学院でメディア学を専攻。現在は、紀行番組を始め、様々なジャンルの取材・撮影を手掛けるコーディネーターです。在住者の医療事情がわかる『ハンガリー暮らしの健康手帖』を運営・執筆中。

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