リニューアル後大人気!スウェーデン・ストックホルムの国立美術館

ストックホルム 国立美術館
<画像:Anna Danielsson/Nationalmuseum>

目次

ヨーロッパにある最も古い美術館の一つ

ストックホルム 国立美術館

ストックホルムにある国立美術館(Nationalmuseum)は、1792年に王室の美術品コレクションをロイヤルミュージアムとして展示を始めたのがきっかけで庶民が気軽にアートに触れる美術館として設立されました。そして1866年に現在の美術館の建物が建てられ以来、現在に至るまでスウェーデン国民のみならず世界中の観光客に親しまれています。

リニューアルしたスウェーデン最大の美術館

国立美術館 外観
<Photo by Hans Thorwid/Nationalmuseum>

美術館内改装により2015年~2018年の間工事中でしたが、長い工事期間を経て2018年10月にリニューアルオープン。更により多くの人々にアートに触れてもらおうと、入場料がなんと無料になりました。(一部企画展は有料)

行列

待ちに待ったリニューアル後の美術館ということで、美術館前は長蛇の列が。週末の午後に行ったところ入場制限がかかってしまいました。この日訪れたのは3月ですがスウェーデンではまだ日本の真冬のように寒い時期。仕方なく辛抱強く待つことに。

トイレ兼ロッカールーム

ようやく美術館内に入り、まず始めに向かったのが地下にある広々としたトイレ兼ロッカールーム(使用料無料)。ここで荷物をロッカーに入れて美術鑑賞を身軽に楽しめます。ただし、とても広いロッカーフロアのためロッカーの番号やロッカーの場所を忘れないようにご注意を!

超!気軽に入れる美術館で約700,000の豊富な作品が!!

彫刻展示

こちらは入り口付近にある彫刻展示。自然光が差し込む開放感溢れる展示室にはソファーや椅子が多く設置されていて、足を休めながら作品鑑賞が出来ました。彫刻展示室の隣には、本格的なランチやスカンジナビア料理を堪能できるレストラン、カフェ・バーがあるので終日快適に過ごせます。

美術館内

およそ700,000作品を誇る国立時美術館。入場料が無料とは思えないほど豊富な展示と歴史あるコレクションで想像以上に時間がかかってしまい、気がつくと閉館時間が近づいてしまいました。比較的人が少ない平日などの午前中に来て、館内をゆっくり回るのが良さそうです。

カールラーションの展示

こちらは個人的に好きなダーラナ地方出身のスウェーデンを代表する画家、カールラーションに関する展示。

ダーラナホース

幸せを運ぶ馬、ダーラナへスト(ダーラナホース)も郷土品として紹介されていました。

館内全体が美術作品のよう!アートに興味が無くても楽しめる

館内

絵画や彫刻だけではなく、現代の家具やガラスなどの展示もある国立美術館。絵画品や歴史的な美術やアートに興味のない人でも重厚な館内を歩くだけで美術館の長い歴史を感じられ、きっとお気に入りの作品が見つかるでしょう。

1階には子供用展示コーナーもあり。小さな子供も飽きずに楽しめる配慮がされているのと、ベビーカーを押しながら美術鑑賞を楽しむパパ・ママの姿が多かったのが印象的です。

現代建築 モダンアートの展示

16~19世紀の国内外の美術作品だけではなく、モダンスウェーデンアート・デザインや現代建築に関する展示もあり。インテリアに興味のある人は、IKEAで知られるスウェーデンデザインのルーツを探ることも可能。

世界的な有名画家による名画を堪能した後にスウェーデンの現代アート・家具デザインを観賞したりと、人によって様々なルートで楽しめるので とても有意義な時間を過ごせると思います。

日本でも人気の陶芸家、リサ・ラーションの作品も発見!

現代デザインコーナー

現代デザインコーナーでは、スウェーデン若手アーティストの作品から有名な食器・陶器に関する展示もありました。

スウェディッシュデザインの数々

スウェーデンを代表する陶芸家、リサ・ラーションのオブジェから老舗陶器ブランド、グスタフスベリの食器も作品として展示されていました。いずれの作品も現在に至っても人気は高く、色褪せないスウェディッシュ・デザインの数々に目を奪われます。

リサ ラーションのグッズ

1階のミュージアムショップにもリサ・ラーションのグッズが販売されていました!ショップでは花がモチーフの国立美術館オリジナルグッズをはじめ、企画展関連グッズなど充実した品揃え。お土産探しにも最適です。ちなみにカード払いが主流のスウェーデンでは国立美術館でも現金は使用出来ないためカードの準備をお忘れなく。

2019年9月まで北欧家具の巨匠、フィン・ユール展開催中!

フィン・ユール展
<Photo by Anna Danielsson/Nationalmuseum>

北欧を代表する家具デザイナーであるフィン・ユール(Finn Juhl)。国立美術館では2019年3月14日~2019年9月22日までの間、フィン・ユールの自宅の家具や絵画をはじめ貴重な25点の作品を展示中。自然と調和するシンプルなデザインと機能性を追求した作品をストックホルムで観れるチャンス!その他、企画展でも国内外の様々なアート・デザイン展が目白押し。入場料無料なのも旅行者にとって嬉しい点ですが、誰でも気軽に入れて建物がとても素敵な美術館は一見の価値あり!

是非ストックホルム観光で立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

国立美術館(Nationalmuseum)

  • 住所:Södra Blasieholmshamnen, Stockholm
  • 開館時間:火曜~日曜11時~19時(水曜は11時~21時まで)
    ※2019年7月1日からは11時~17時まで(木曜は11時~21時まで、金曜は11時~19時まで)へ変更
  • 休館日:毎週月曜日、その他スウェーデンの祝日(HPを要チェック)
  • HP:https://www.nationalmuseum.se/en/
  • 行き方:地下鉄Kungsträdgården(クングストレッドゴーデン)から徒歩約10分

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KANAE.T

宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!

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