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新江ノ島水族館(えのすい)の見どころを徹底レポート! イルカショーは必見!
2004年に開館した「新江ノ島水族館」は、平日でも多くの観光客が訪れる大人気のスポット。江の島へと続く橋のふもとにあり、江の島観光の目玉のひとつとして知られています。相模湾に面したラウンジや、イルカ・アシカショーが行われるステージからは、江の島はもちろん、富士山も見渡せるという絶好のロケーションです。
今回は新江ノ島水族館の魅力や周り方、ショープログラムなどを徹底的にご紹介します!
目次
- 4.1 リアルな海を感じる演出
- 4.2 世界初!シラスの繁殖展示「シラスサイエンス」
- 4.3 光の届かない海底世界「深海I~JAMSTECとの共同研究~」
- 4.4 癒しの空間「クラゲファンタジーホール」
- 4.5 様々な魚が暮らす「太平洋」
- 4.6 皇室の研究展示「今上陛下のご研究」
- 4.7 クラゲについて学ぶ「クラゲサイエンス」
- 4.8 愛くるしい海の動物「ペンギン・アザラシ」
- 4.9 季節ごとに変わる「テーマ水槽」
- 4.10 江の島をバックにショーを楽しめる「イルカショースタジアム」
- 4.11 見て触れて体験できる「タッチプール」
- 4.12 様々なウミガメに出会える「ウミガメの浜辺」
- 4.13 2018年7月オープン!「カピバラ~陽だまりの草原~」
- 4.14 実物の潜水調査船を展示する「深海Ⅱ~しんかい2000~」
- 4.15 親子でかわいい「コツメカワウソ」
- 4.16 未来のための努力「環境水槽」
- 5.1 迫力満点のイルカ・アシカショー「きずな/kizuna」
- 5.2 歌とダンスのイルカショー「ドルフェリア」~どんなときもそばにいるから~
- 5.3 魚とふれあうパフォーマンス「uogokoro(うおゴコロ)」
- 5.4 水中カメラで覗く魚たちの世界「フィンズ」
- 5.5 かわいいペンギンの魅力満載!「ペングィーン!」
- 5.6 クラゲの3Dマッピングショー「海月の宇宙(そら)」
- 6.1 イルカと触れ合える「イルカと握手」
- 6.2 相模湾の海を感じる「ウミガメにタッチ」
- 6.3 近くにカピバラが寄ってくる! カピバラ~陽だまりの草原~「カピバラにごはん」
- 6.4 もぐもぐプールでエサをあげよう「さかなにごはん」
7. 新江ノ島水族館(えのすい)に併設する「なぎさの体験学習館」では体験学習プログラムも
1. 新江ノ島水族館(えのすい)とは?
まずは、新江ノ島水族館の歴史とテーマについて解説していきましょう。
1.1 施設の歴史
1954年に開業した旧・江の島水族館は、加温冷却装置を使い、暖かい海・冷たい海に住む魚の周年展示を日本で初めて成功させました。近代水族館第一号とも言われおり、日本で初めて小型歯鯨(はくじら)のショーを行ったり、飼育下でのバンドウイルカ繁殖に成功したりするなど、日本における水族館の歴史をリードしてきました。
新江ノ島水族館はこれらの学術や知識を継承し、隣接する海、「相模湾と太平洋」を重要なテーマとして掲げ、人々に海の重要性や奥深さを伝えています。
1.2 施設のテーマ
新江ノ島水族館のコンセプトは「わくわくドキドキ冒険水族館」。単に魚を展示するだけでなく、海洋生物の宝庫である相模湾と太平洋、生物、深海などを楽しみながら学べます。
「水族館に来ても水槽の中を眺めるだけ」という方は、展示横の説明にちょっと目を向けてみて下さい。各水槽のテーマや表現したいことを知るだけで、別の視点から魚たちを観察することができます。
水槽の横にあるリアルな魚のイラストは、魚が大好きな水族館の飼育員が描いたんだとか。ちなみに新江ノ島水族館では、飼育員のことを「えのすいトリーター」と呼んでいます。
2. 新江ノ島水族館(えのすい)の混雑情報と平均滞在時間
次に新江ノ島水族館の混雑情報と、施設を周るのにかかる平均的な時間、つまり平均滞在時間を解説します。
2.1 混雑情報
新江ノ島水族館をのんびり楽しむなら、やはり土日よりも平日がおすすめ(もちろん土日でもストレスなく楽しめます!)。平日でも、オープン時間から沢山の人で賑わいます。ショーやエサやりなどのふれあいプログラムを楽しむには、オープンから昼ごろまでの入場がベスト。エサやりは動物の体調に合わせて行われるため、回数などに制限があります。
展示を見るだけなら午後からでも十分楽しめますが、せっかく行くならショーの観覧も外せません!
2.2 平均滞在時間
広報の方によると、新江ノ島水族館の平均滞在時間は2時間くらいとのこと。館内は見どころがぎゅっと凝縮されていますが、いくつものショーを見たい場合は、なるべく時間に余裕をもって行きましょう。
3. 新江ノ島水族館(えのすい)を上手に周るコツ
新江ノ島水族館には様々なショーやふれあいプログラムがあります。まずは公式ホームページで当日のスケジュールを確認し、ショーの時間までは展示水槽を観察しましょう。水族館の中は行ったり来たりしやすい設計になっているので、ショーへの移動時間を気にすることなく、安心して見学できます。
迫力満点のイルカ・アシカショーや、相模湾大水槽で開催される2種のダイビングショーなど、楽しいプログラムが盛り沢山!必見の展示・ショーをご紹介しますので、訪れる際の参考にしてみて下さい。
4. 新江ノ島水族館(えのすい)の展示
それでは、いよいよ新江ノ島水族館の展示についてレポートしていきます!
4.1 リアルな海を感じる演出
入場して最初に目にするのは、相模湾大水槽の一部。本物の海のように「ザーーーッ」と波が起こります。迫力ある波の様子に子供たちは大興奮!水族館に入った瞬間から惹きつけられます。
ここは相模湾の浅瀬を表現していて、館内を進むにつれて、深い海に吸い込まれていくような感覚になります。
この入り口には他にもおもしろい仕掛けが。なんと潮の香りがするのです!本物の海を感じられるとっても粋な演出ですので、視覚だけでなく、聴覚、嗅覚など五感すべてで楽しみましょう!
4.2 世界初!シラスの繁殖展示「シラスサイエンス」
江の島や湘南の特産品であり、私たちの食卓にも身近な存在のシラス。しかしその生態は、実はあまり知られていません。
新江ノ島水族館では、世界で初めてシラスの常設展示を2014年4月から始めました。「シラスサイエンス」では、やっと目に見えるような生まれたての小さなシラスから、少しずつ成長する過程を分かりやすく展示・解説しています。
4.3 光の届かない海底世界「深海I~JAMSTECとの共同研究~」
「深海Ⅰ~JAMSTECとの共同研究~」は、太陽の光が届かない、水深200メートル以深の深海についての研究・展示エリアです。新江ノ島水族館では、JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)と協力し、深海生物の飼育技術の研究開発を行いながら、その様子を来場者に公開しています。
かわいい魚のいるエリアとはうって変わり、暗くて見逃してしまいそうな水槽ですが、普通では見るのことのできない深海の世界を忠実に再現しています。地底から熱水が湧き出す様子や、その横に鯨の骨が横たわる様子などが見られます。
ここでおもしろいのが、深海の水圧を表現したこちらのカップヌードル。水深が深くなるにつれて、水圧で小さく縮んでいく様子が分かりやすく展示されています。
4.4 癒しの空間「クラゲファンタジーホール」
入った瞬間、別世界のような幻想的な空間が広がる「クラゲファンタジーホール」。ここでは約14種類のクラゲが展示されています。クラゲといえば、かつて「キレイ」というよりも、「刺される」「気持ち悪い」など、どちらかというと忌み嫌われた生物でした。水族館でこうしてクラゲが展示されるようになったのはここ数年のことですが、クラゲの魅力にいち早く気づき、展示を始めたのが新江ノ島水族館なのです。
クラゲファンタジーホールの中央には、「クラゲプラネット(海月の惑星)」と呼ばれる球形の水槽があります。クラゲをより美しく魅せるために工夫された照明演出により、さらに幻想的なクラゲの様子を観察できます。
4.5 様々な魚が暮らす「太平洋」
広い太平洋をテーマにしたこのエリアには、様々な水槽があります。冷たい海「親潮」は太平洋でも北の方。太陽の光が弱い反面、栄養分が多く、地味だけど沢山の種類の魚が暮らします。
一方の南の暖かい海「黒潮」には、カクレクマノミやチンアナゴを筆頭に、カラフルな魚が人々の目を惹きつけます。
そんな中、「なにこれー!?」と多くの人が目をとめていたのが、この丸くてかわいい「フウセンウオ」。
彼らのお腹にはヒレが進化した吸盤があり、波に流されないようにじっと張りついていました。泳ぎが苦手なのですが、場所を変えるために一生懸命泳ぐ姿がとても愛らしいお魚です。
また、太平洋エリアには、サメの水槽があります。
サメといえば怖い存在ですが、ほとんどの種類は人を襲わないのだとか。そう聞いてはいても、目の前にいるサメは迫力満点でした!
4.6 皇室の研究展示「今上陛下のご研究」
昭和天皇、今上陛下(きんじょうへいか)、秋篠宮殿下の研究を展示しているのが「今上陛下のご研究エリア」です。昭和天皇はヒドロ類(多くのクラゲが属するグループ)の研究をし、9冊の書籍を発行されています。一方、今上陛下は葉山御用邸から相模湾を研究地とし、ハゼ類の研究をされました。
4.7 クラゲについて学ぶ「クラゲサイエンス」
クラゲファンタジーホールが「クラゲに癒される空間」だとしたら、クラゲサイエンスは「クラゲについて学べる空間」です。小さなクラゲたちがいくつかの水槽に分けられ展示されています。
クラゲの展示は、旧・江の島水族館時代の1954年から行われていました。その長い研究成果を踏まえ、クラゲが生まれてから大人のクラゲになるまでの過程を見ることができます。
小さなクラゲたちがいくつかの水槽に分けられ展示されているのですが、クラゲが壁にぶつからないようにと、水流、水質、照明にまで気を配っているというから驚きです。
4.8 愛くるしい海の動物「ペンギン・アザラシ」
水族館のアイドルはかわいいペンギンたち。陸の上ではヨチヨチ歩きですが、ひとたび水に入ると空を飛ぶ鳥のように、素早く泳ぎ回ります。新江ノ島水族館のペンギンプールは、ゲストが一羽一羽を見分けられるように、名前とタグの色が貼り出されています。
毎日行われるペンギンショーでは、一羽ずつ名前が呼ばれます。「この子はいつもこうなんですよ~」などというお話を聞きながら、それぞれのペンギンについて特徴を知ることができるのも、親近感がわきますね。
ペンギンプールの真横には、ゴマフアザラシがいます。クルクルと気持ちよさそうに泳いだり、ゲストに近づいてみたりと、かわいらしい姿を見せてくれます。ゴマフアザラシはこう見えて、サバやサンマを1日に3~5キロも食べるそうです!
4.9 季節ごとに変わる「テーマ水槽」
季節に応じた展示をする「テーマ水槽」。ちょうどバレンタイン前ということで、バレンタインにちなんだ展示がありました。花で飾られた水槽内を泳ぐのは「チョコレートグラミー」という、東南アジア原産の熱帯魚です。他にもニシキベラ(別名:キューピッドラス)やエンゼルフィッシュがいました。
4.10 江の島をバックにショーを楽しめる「イルカショースタジアム」
相模湾に面して作られたイルカショースタジアム。すぐ奥には海が見え、江の島と江の島のシンボル「シーキャンドル」を背景に、イルカ・アシカショーが繰り広げられます。
さらに天気が良ければ富士山も! ショー以外の時間でも座ることができるので、海の風を感じながら、ゆっくりくつろぐのにも最適なスポットです。
4.11 見て触れて体験できる「タッチプール」
ヒトデやナマコ、エビ、ヤドカリ、タツナミガイなどを、手で触ることができるタッチプール。お子さま向けに低くしたり、横からものぞけるようにしてあったりと、細かなところまで気配りされています。
ここで是非触れてみて欲しいのが「ネコザメ」。ザラザラとした、本物のサメ肌に触れられます。「サメなんて怖い!」と思うかもしれませんが、小さな子供も大丈夫ですからご安心を。恐る恐る上からなでてみると、とても大人しく触らせてくれました。
4.12 様々なウミガメに出会える「ウミガメの浜辺」
海岸から続く砂浜の一部を仕切り、自然な環境で過ごせるようにとつくられたのが「ウミガメの浜辺」。写真はアオウミガメといって、主に南の海に生息するウミガメです。悠々と泳ぐ姿はとても気持ち良さそう。人慣れしているのか、私たちのところに近づいてきます。
こちらはアカウミガメ。一緒にいると喧嘩するのだそうで、一匹ずつ飼育されています。
相模湾はアカウミガメが産卵をする場所としても知られ、5~8月の夜には、湘南海岸でも砂浜で産卵するそうです。新江ノ島水族館では行政とも協力し、無事に子ガメが巣立っていけるように保護活動も行っています。
4.13 2018年7月オープン!「カピバラ~陽だまりの草原~」
カピバラがいるのはウミガメたちのいるすぐ横のエリア。のんびりと土の上に座るカピバラを見ていると癒されます。透明の仕切り板にある四角い穴は、ゲストがカピバラにエサをやるためのもの。お腹をすかせたカピバラが近寄ってくることがあります。すぐ近くにエサの販売機があるので、ぜひエサをあげてみて下さい。
4.14 実物の潜水調査船を展示する「深海Ⅱ~しんかい2000~」
ここではなんと、実際に使われていたJAMSTECの有人潜水調査船、「しんかい2000」を間近で見ることができます!
「しんかい2000」は深さ2,000メートルまで潜ることができる船のことで、1982年1月から2002年11月までの間に1,411回潜航し、様々な海底調査を行ってきました。今は「しんかい6500」にその役割を譲りましたが、日本近郊や世界の研究に役立ってきた、重要な潜水調査船です。
地球生命の進化や環境について研究する「JAMSTEC」と「しんかい2000」の歴史や特徴、水圧に負けないように作られた分厚い丸い窓や操縦席の作りなど、展示を見ればその細部を知ることができます。
4.15 親子でかわいい「コツメカワウソ」
カワウソの中でも一番小さいコツメカワウソ。爪が小さいことからコツメと呼ばれます。コツメカワウソの母親「ミサキ」と父親「ヨモギ」は、2018年12月末に3頭を出産したばかりだそうで、まさに子育ての真っ最中。
取材したこの日(2019年2月13日)は、コツメカワウソの子供をびっくりさせないよう、少し離れたところから見守りました。少しの間ですが、小さなコツメカワウソを見ることができて大感激!(上の写真、右が子供。かわいいお尻をこちらに向けています) 親のヨモギとミサキは、小さな子供に寄り添って、守るように行動していました。
4.16 未来のための努力「環境水槽」
この水槽は出口手前にあり、最後に見られる展示水槽です。こじんまりした水槽で簡単に通りすぎてしまいそうですが、ここには環境に対する想いがあります。
2009年にLEDライトをいち早く導入したこの水槽。これは大幅な電力削減を目指したもので、2011年の東日本大震災以降、特に計画停電の際にはLED化が促進されました。しかし、LED化には莫大な費用がかかりますし、生きた魚たちのすみかで照明の交換作業をすることは、容易なことではありませんでした。
その後水族館の努力により、現在では展示水槽や館内外の照明にもLEDライトを導入。大幅な電力削減に成功しました。
5. 新江ノ島水族館(えのすい)のショー
新江ノ島水族館には、いくつものショーやふれあいプログラムがあります。せっかく訪れたなら、できるだけ沢山のショーを楽しみたいですよね!ここでは、各ショーやふれあいプログラムについてご紹介します。
5.1 迫力満点のイルカ・アシカショー「きずな/kizuna」
水族館の目玉といえば、ダイナミックなイルカショー。前半はトリーターの指示で、歩いたり回ったりするコミカルなアシカショーが、後半は素早い泳ぎや迫力あるジャンプが魅力のイルカショーが楽しめます。
5.2 歌とダンスのイルカショー「ドルフェリア」~どんなときもそばにいるから~
イルカと仲良しの種族という設定の「アクアン」と、イルカたちが織りなす歌とダンスのショータイム。
イルカショーといえば、イルカのトレーナーがエサを与えながら指示を出すのが定番ですが、「アクアン」たちは、指示を出しません。
指示なしでショーを繰り広げるイルカたち、そして華麗なダンスや泳ぎを見せるアクアン、その姿は必見です。
※「ドルフェリア」は土日祝日や、春の大型連休、夏休み、クリスマス、年末年始限定のプログラムです。
5.3 魚とふれあうパフォーマンス「uogokoro(うおゴコロ)」
新江ノ島水族館のトリーターは魚と仲良し!それを垣間見みることができるのが、相模湾大水槽で行われるパフォーマンス「uogokoro(うおゴコロ)」です。水中ボンベをつけてトリーターが水槽に潜ると、仲良しの魚が寄ってきます。魚にも気分があるそうで、同じ子でもすぐに寄ってくる日と来ない日があるというからおもしろいですね。トリーターは魚の気分を見わけながら、色々な魚と交流します。
小さな魚だけでなく、エイやウツボのような大きな魚ともたわむれるのですから驚きです。魚たちの個性が見られる約15分のショー、「uogokoro」は必見です。
5.4 水中カメラで覗く魚たちの世界「フィンズ」
水槽の中を泳ぎ回っている魚たち。相模湾大水槽の中には様々な魚が暮らしています。大きくて目立つ魚もいれば、昼間は岩の影に隠れている小さな魚たちもいます。
「フィンズ」というこのパフォーマンスでは、魚に詳しい「えのすいトリーター」が、知られざる魚たちのことや大水槽の構造について教えてくれます。ゲストが見たい魚のリクエストにも答えてくれるので、名前が分からない魚でも気軽に参加してみましょう!
5.5 かわいいペンギンの魅力満載!「ペングィーン!」
陸の上をヨチヨチ走るかわいいペンギンたちのショー、その名も「ペングィーン!」。
水の中では素早く泳ぎ、陸の上ではヨチヨチ歩く、そんなギャップがかわいいペンギンたち。毎日行われるショーでは、ペンギンたちが飽きないようにトリーターが運動に誘います。ペンギンたちの参加は強制ではなく、気の向いたペンギンがトリーターの元に集まり、一緒にヨチヨチ走りまわります。
ご褒美はもちろん大好きな魚! 運動した後のおやつは格別なようです。
ショーの中ではペンギン達の紹介もあります。見分けるポイントは腕につけたマーク。そのほかにも、お腹の模様が違っていたり、性格が違っていたりと、トリーターがペンギンについて紹介してくれます。
ショーの後半では、水の中を機敏に泳ぐペンギンを見ることができます。水に投げ込まれた魚を目がけて泳ぎ回るペンギン達! その様子は迫力満点です。
5.6 クラゲの3Dマッピングショー「海月の宇宙(そら)」
クラゲファンタジーホールで繰り広げられる3Dマッピングショーが「海月の宇宙」です。
潜水船に見たてられたホールには、3Dマッピングで幻想的に彩られたクラゲたちの水槽が。まるで光るクラゲの海に潜っているかのような錯覚に陥ります。
このショーでは、クラゲの生態や新江ノ島水族館のクラゲ飼育の歴史を学ぶことができます。
6. 新江ノ島水族館(えのすい)のふれあいプログラム
次は生き物たちと触れ合えるプログラムをご紹介します!
6.1 イルカと触れ合える「イルカと握手」
新江ノ島水族館では各回先着30名のみ、イルカと握手をすることができます。参加費は1人500円。4歳以上が対象です。「イルカの肌はどんな感じだろう?」「間近でイルカを見てみたい!」という方はぜひ参加してみてください。
平日はイルカショースタジアム最上段の「スタジアムカフェ」、土日祝日は入場口を入った2階にある「ウェルカムラウンジ」で申し込みが可能です。
(注:写真に掲載された時間は取材日のものです。スケジュールは公式サイトでご確認下さい。)
6.2 相模湾の海を感じる「ウミガメにタッチ」
「ウミガメにタッチ」は土日・祝日に、各日先着20名だけ参加できる体験プログラム。参加費は500円で4歳以上が対象。開館後にウェルカムラウンジでチケットを販売します。普段は触ることのできないウミガメとのふれあいで、ウミガメをより身近に感じられます。
6.3 近くにカピバラが寄ってくる! カピバラ~陽だまりの草原~「カピバラにごはん」
カピバラ~陽だまりの草原~「カピバラにごはん」は、カピバラにごはんをあげるプログラムです。(1回300円)
カピバラの柵には穴があり、そこからトングを使ってエサを近づけます。エサをめがけて嬉しそうにやってくるカピバラの姿は、なんとも愛らしい!
自動販売機でごはんを購入するのですが、自動販売機にはカピバラが食べられる分しか設置されていないため、ごはんがなくなり次第終了です。
6.4 もぐもぐプールでエサをあげよう「さかなにごはん」
カピバラのいる場所の横に、さかなのもぐもぐプールがあります。水槽をのぞき込むと沢山の魚たちが。
エサはカプセルに入って200円で販売。ガチャガチャのようで、子供にとっては全てが楽しい体験です。
こちらのエサもなくなり次第終了となるのでお早めに!
7. 新江ノ島水族館(えのすい)に併設する「なぎさの体験学習館」では体験学習プログラムも
体験学習プログラムでは、海に関する知識や想いを遊びによって深めることができます。ワークショップで使うのは海岸に流れ着いた漂流物。水族館の辺りには、流木や貝殻など、毎日沢山のものが流れ着きます。それらを利用して、季節の小物やかわいい飾りを作り、海を大切に想う気持ちを育てています。
ワークショップは有料・無料のプログラムがあります。また、季節ごとに変わるので詳細は公式サイトでご確認下さい。
8. 新江ノ島水族館(えのすい)のグルメ情報
新江ノ島水族館ではお弁当の持ち込みも自由ですが、カフェには水族館らしい様々なメニューや、ショーを見ながら食べられる軽食があるなど、グルメも充実しています。
8.1 水族館ならではのパンが魅力「オーシャンカフェ」
水族館からイルカショースタジアムに抜ける途中にある、オーシャンカフェ。水族館らしく、カメやカレイの形をしたパンや、クラゲの形のイチゴクリームパン(季節によりクリームは変更の可能性あり)など、オリジナルのパンが豊富にあります。
2階から外にでると、テラスから相模湾や江の島が見渡せます。周りには休憩用のイスもあるので、ひとやすみしたい時に最適です。
8.2 ゆっくりランチするなら「湘南カフェ」
水族館の外にあるのは湘南カフェ。こちらはご飯ものが多く、ランチタイムにもオススメです。
水族館の見学途中でも、出口で再入場スタンプ(当日のみ有効)を貰えば館内に戻ることができ、水族館に入場しない方でも利用可能です。
湘南・江の島の名物しらすを使った「えのすい丼(しらす)780円」や、子どもに人気のイルカの形をしたカレー「キッズカレー(甘口)570円」などの他、暑い日に食べたいソフトクリームや、大人には嬉しい生ビールもあります。
8.3 イルカショーの前に立ち寄ろう「スタジアムカフェ」&「オーシャンバー」
イルカスタジアムの最上段にある「スタジアムカフェ」は、イルカショーを見ながらの軽食に最適。冷たいジュースやコーヒーから温かい飲み物、ソフトクリームなどがあります。
イルカスタジアムにはもう一つ、「オーシャンバー」という売店があります。こちらではドリンク類の他、チュロスも販売しています。「テーマパークといえばチュロス!」と思うのは筆者だけではないようで、イルカショーが始まる前には沢山の人がチュロス目当てに列を作っていました。
9. 新江ノ島水族館(えのすい)のお土産情報
水族館に来たら、かわいい魚グッズやお土産が気になります。新江ノ島水族館には2か所のお土産屋さんが入っています。
9.1 品数が豊富な「メインショップ」
水族館の出口を出たらギフトショップにも立ち寄ってみましょう。かわいいお魚たちのグッズやお菓子、生活雑貨が販売されています。「えのすいクラゲクッキー」(10枚入り・580円)は、クラゲ型のかわいいクッキーにチョコナッツクリームが入っています。しらすを使った「えのすいしらす丼せんべい」(36枚入り・1,000円)や、「しらすチップ」(580円)などもお土産に喜ばれます。
子供たちには魚のぬいぐるみが人気です。
9.2 コツメカワウソ限定の店「オッターショップ」
オッターショップはコツメカワウソグッズだけを扱うお店。オリジナルのお菓子から、雑貨、ぬいぐるみまで、かわいらしいコツメカワウソをモチーフにした商品であふれ、コツメカワウソ好きにはたまらないショップです。
ここでは「カワウソくじ」が大人気で、行列ができていました。くじ引き一回1,000円ではずれなし!1等~3等まで、大きさの違うコツメカワウソのぬいぐるみが当たります。
10. 新江ノ島水族館(えのすい)のその他のスポット
展示やプログラム以外にも新江ノ島水族館には楽しいスポットがまだまだあります!
10.1 インスタ映えする!?「フォトコーナー」
海の中にいるかのようなフォトコーナーは、相模湾をイメージしたデザイン。撮影後1分程で仕上がり、希望の場合は1,050円で購入できます。もちろん持参のカメラでも撮影してくれます。
お誕生日の方には、ハッピーバースデーの文字入りデザインに加工してくれたり、有料で写真をキーホルダーに加工してくれるサービスもあります。
11. 新江ノ島水族館(えのすい)の取材の感想と基本情報
新江ノ島水族館のみどころ、ショーやふれあいプログラム、基本情報をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
取材の際、気軽な気持ちで「オススメの魚は何ですか?」と広報の方に伺ってみたら、「全部です!」と即答で返ってきて、スタッフの方の愛情を感じました。じっくり水族館を見学してみましたが、どの魚もみんなかわいらしく、同じ種類の魚でも個性があり、みんな違うということが分かりました。
新江ノ島水族館の面する相模湾、太平洋には沢山の魚たちが暮らしています。
身近な場所に住む魚たちを知るためにも、ぜひ新江ノ島水族館を訪れてみて下さい。
新江ノ島水族館の基本情報
- 住所:251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
- 営業時間
- 3月~11月9時~17時(最終入場16時)
- 12月~2月10時~17時(最終入場16時)
- *ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始、館内イベントにより変更の場合あり
- 料金:大人2,400円、高校生1,500円、小中学生1,000円、幼児(3歳以上)600円
- 駐車場:専用駐車場なし。近隣に有料駐車場あり。
- 定休日:なし ※施設点検等臨時休館あり
- 車でのアクセス:新湘南バイパス、茅ケ崎海岸インター下車後134号線で約15分
- 電車でのアクセス:東京駅からJR東海道線で藤沢駅まで46分。小田急江ノ島線で片瀬江ノ島駅まで7分。片瀬江ノ島駅から徒歩3分で新江ノ島水族館
- 授乳室の位置:女性専用の授乳室は、入り口すぐと出口手前の2か所です。おむつ替えシートは各女性トイレや、多目的トイレ、一部の男性トイレに設置されています。
- 車イス用トイレの場所
多目的トイレは館内4か所にあります。車イスでも利用しやすいように広く作られており、折り畳みのベビーシートも設置され、おむつ替えにも利用できます。
以下の地図で、授乳室、多目的トイレの場所を確認できます。
- コインロッカーの場所
コインロッカーは入場し、2階に上がった場所にあります。サイズによって一回200円もしくは300円で利用できます。
- 無料Wi-Fi
館内では無料Wi-Fiが利用できます。接続すると上の画面が表示されるので、メールアドレスを登録します。すると60分間無料で利用できるようになります。
- 新江ノ島水族館 公式ホームページ:http://www.enosui.com/
- 公式アプリ
新江ノ島水族館の公式アプリを利用すると、手元で館内の情報を入手できるだけでなく、お得な割引クーポンもゲットできます。
新江ノ島水族館のチケット割引情報
- 前売り券を利用する
コンビニエンスストアで販売されている前売り入場券を利用する方法です。入場券とえらべる割引券がセットで大人2,280円、小中学生950円、幼児(3歳以上)570円と、家族で利用すればかなりお得になります。ただし、前売り券により有効期限が異なりますのでご注意下さい。
- 他施設とのセット入場券
江ノ島電鉄1日乗車券や江の島展望灯台、よこはま動物園ズーラシアとのセット入場券の販売がコンビニエンスストアで販売されています。新江ノ島水族館だけでなく、周辺の観光地もまわる方にオススメのセットです。チケットにより取り扱い店舗が異なるので、公式サイトでご確認下さい。
- 各電車の乗車券提示で割引き
新江ノ島水族館のチケット売り場窓口で、指定の電車チケットを提示すると割引きが受けられます。「江の島・鎌倉フリーパス」「江の島1dayパスポート」「江ノ電1日乗車券のりおりくん」「湘南モノレール1日フリーきっぷ」が対象です。購入した路線により割引率が異なり、JRの各駅やみどりの窓口で購入した「鎌倉・江ノ島パス」は対象外です。
- 年間パスポートを利用する
年間パスポートは、通常の2回分の入場料で購入することができ、1年間何度でも入場することができます。また近隣のレストランや施設で、えのすいの会員証を見せると受けられるお得な特典も実施中です。
【神奈川一口メモ】
神奈川には新江ノ島水族館以外にもさまざまな観光スポットがあります。小田原や湯河原など、見どころ満載です。下記に、格安ツアーからちょっとリッチなツアーまで、たくさんのプランが用意されているので、ぜひチェックしてみてください。
<日数と費用>(関東発目安)
●旅行日数:1~4日間
●ツアー費用:約5,000円~約120,000円
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まのあつこ
- 旅好き、写真好きの元海外添乗員。春~秋は旅行業とトラベルライター、冬はスタジオカメラマンとしてお仕事中。好きな旅先はヨーロッパや日本の田舎など景色が綺麗なところ。