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【2019年完全版!!】罰金には気をつけて!!これであなたもブダペストマスターになれる、公共交通機関の乗り方
初めて行く国は、いろいろその国のシステムが分からず、どうしたらよいか迷ってしまうこともよくあると思います。特に地下鉄に乗る時など、日本の場合は目的地の場所を先に選択するのが一般的ですが、外国の都市では必ずしもそうではない場合も多いです。そんな不安を解消するために、この記事では、これから人気が出るであろうハンガリーの首都『ブダペスト』を例にして公共交通機関の乗り方を徹底紹介したいと思います。
目次
チケットの種類
ブダペストの公共交通機関の種類は、主なものだとメトロ(地下鉄)、トラム(路面電車)、バスの3種類がありどれも共通のチケットで乗ることが出来るためとても便利です。
チケットの種類は、どれでも1回乗ることが出来るシングルチケット(地下鉄のみ乗り換えが可能)、乗り換え可能なトランスファーチケット(2枚綴り)、シングルチケットが10枚セットになった10回券、1日乗り放題になる24時間券、その24時間券+提携の商業施設が割引になる機能が付いたBudapestカード、地下鉄が3駅分乗れる3stopsチケットなどがあります。
料金はそれぞれシングルチケット350Ft、トランスファーチケット530Ft、10回券3,000Ft、24時間券1,650Ft、ブダペストカード6,490Ft、3stopsチケット300Ftになります。(2019年2月現在)
他にも1ヶ月定期や学割券(ハンガリーの生徒対象)などがありますが、旅行者が使うのは上記の種類くらいだと思います。私のオススメは1日しか滞在しないのであれば24時間券、数日滞在するのなら10回券がお得だと思います。詳しい内容はブダペスト交通局のHPで確認して下さい。
https://bkk.hu/en/tickets-and-passes/prices/
チケットの買い方
では実際に購入する方法はというと、メトロの駅構内の窓口、メトロやトラム乗り場にある自動販売機、バスの運転手から直接買うのなどがあります。しかし運転手や窓口の人は英語が通じない人が多く、やりとりが難しいので私は自動販売機の利用をオススメします。
海外の自動販売機というと不安かもしれませんが、とても簡単に使えますので、今回は写真付きで買い方を説明したいと思います。
まずは駅構内やトラム乗り場でこのような自販機を見つけます。
デフォルトではハンガリー語なのでなんて書いてあるか分かりませんが、画面下のイギリス国旗をタッチすれば英語での表記に変わります。
次に買いたいチケットをタッチします(ここではシングルチケットを選択)。
希望する枚数を選んで右下のGo to paymentをタッチします。
レシートの有無を聞いてくるのでどちらかを選びます(ちなみに必要な場合は上の青色の方です)。
現金かカードどちらかの支払い方法を選びます(機械によってはカードしか選択出来ない場合もあるので注意)。
今回は現金を選択したので、指定金額のお金を投入します(ちゃんとおつりも出ます)。
すると自動的にこのようなチケットが下の取り出し口から枚数分出てきます。
以上で終了です。場所によっては壊れている販売機もありますので、チケットを買うのは乗る直前ではなくてあらかじめ余裕をもって買っておくのも良いかと思います。
トラムの乗り方
続きまして、乗り方ですがここではトラム(路面電車)の乗り方を紹介したいと思います。トラムは地下鉄とは違い、車窓からブタペストのきれいな街並みを見ることが出来とても情緒があるので私もよく利用します。
まずは道路に面してある乗り場に向かいます(大体が道の中央の部分にトラムの線路があります)。
乗りたいトラムが来たらどこのドアでも良いので乗り込みます(ドアに付いている開閉ボタンを押して開けましょう)。そして、中にある打刻機にチケットを差し込み時間を印字します(24時間券などは印字する必要はないです)。
自分の降りたい駅に着いたらドアに付いているボタンを押して扉を開けそのまま外に出ます(駅名など書いてないところも多いのでGoogle Mapや車内の電光掲示板などを確認しましょう)。
トラムは地下鉄と違って改札などないので『チケットが必要ないかも...』と思ったりもしますが、係員の人が検札にやってきてチケットを持ってなかったり打刻機に通してなかったりすると問答無用に罰金8,000Ft(約3,200円)取られますので、かならず印字するようにしましょう(私の知り合いは係員に見つかって手持ちのお金がないと言ったらATMまでついて来られたらしいです...)。
また4番or6番トラムはドナウ川を渡る際、国会議事堂と王宮を両方共見ることが出来るのでおすすめです。
ブダペストの水上バス
ブダペスト市内の交通機関はメトロ(地下鉄)、トラム(路面電車)、HEV、登山電車、リフト、ケーブルカー、子供鉄道、ドナウ川定期観光船(クルーズ船)、水上バスなどもたくさんの種類があります。これらは基本的に通常のシングルチケットや24時間券の定期タイプのチケットでは乗ることは出来ず、個別に各種チケットを買わないといけませんが、水上バスは平日に限り定期タイプのチケットでも乗れたので、持っていた1ヶ月券で乗ってみることにしました。
今回は南から北上するため、Boraros terという乗り場から乗ることにしました。
水上バスの乗り場は、ドナウ川沿いにある防波堤のような出っ張った場所にこのような『D』のマークがあるのが目印です。
水上バスが来るまで入場口のスロープのところは閉まっていて、中に入れないようになっていました(水上バスは1時間に1本しかないので注意)。
中はバーカウンターもあってお酒などを飲むことも出来、移動手段と言うよりのんびり景色を楽しみたい人向けのものと言えます。
ドナウ川を進んでいくと両脇にすばらしいブダペスト歴史地区の街並みが見えますので、是非とも外を見渡せるデッキ部分に行ってみて下さい。
River Rideと呼ばれるツアーは、路上を走っているバスが水陸両用になっていてそのまま川の中まで入ってくれるので臨場感もあり観光客にも人気のようです。今回は乗りませんでしたが、このRiver Rideは友人のハンガリー人も面白いと勧めてきたので、1度は乗ってみたいものです。
まとめ
ブダペストの地下鉄やトラムは安全で慣れてくればとても分かりやすいし、料金も区間関係なしで一律120円ほどと日本に比べてかなり安いです。しかも、ヨーロッパ観光はどうしても期間が短く忙しくなりがちなので、公共交通機関等を使って効率よく回ることも出来ます。チケットを打刻することを忘れて罰金などを請求されないように気をつけて、是非素晴らしい景観を楽しんで下さい。
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DAITABI
- 日本で8年間働いていた会社を退職し、子供の時からの夢であった世界一周に2013年11月に出発!!ありきたりな観光名所よりもローカルなエリアを発掘することが大好きで、現在東ヨーロッパを中心にさまよい中。安宿や街歩きなどを中心にお得な情報も紹介できればと思っています。