環境保護に着々と進むマレーシア

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御土産用パックの禁止から始まり、ストローも

外食文化が盛んなマレーシア。レストランや屋台で食べる場合も多いが、お持ち帰りの人も非常に多いのが特徴だ。マレーシアの屋台メシである経済飯のお持ち帰りには、通常白い薄手の発砲スチロールのようなパッケージ、食品包装用ポリスチレンだったが、2年前よりそれが禁止となって以来、透明のプラスチック容器に変化した。

そして今年も1月から、こうした生分解性包装容器の義務付け措置の続きとして、プラスチック性ストローが禁止されている。 

レストランで冷たい飲み物を注文して出てきたのが、ストローなしだと、一瞬間違えたのかと思って店員さんに言いそうになってしまうが、よくよく見ると中にアイスが入っているではないか。ショッピングモールなどでは、たまに環境保護などの活動の一環としてカウンターを設けてリサイクルストロー販売していたりもする。またカフェでもカウンターで販売してしていたりもする。

大体がペーパーストロー、バンブーストロー、ステンレス製のストローだが、一番人気があるのは、清潔感があるステンレス製だ。お値段は一本RM10(約300円)ほどだ。

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砂糖入り清涼飲料水税

さて、もう一つの飲み物の話題として、今年の4月1日より、砂糖の入った飲料に税金を課す予定だ。

ここでは、アルコールやタバコは健康に害があるものとして罪税として名が高く、非常に高い。日本から来たひとはびっくりするくらいだ。新たな清涼飲料水税とは、 100mlあたり5グラム以上の砂糖を含む清涼飲料水、100mlあたり12グラム以上の砂糖を含む野菜や果物ジュースに適用され、税額はリットルあたり40セン(約12円)。


マレーシアでは昔から特に糖尿病患者が多く、飲物だけではなく食べ物からも砂糖の取りすぎがいつも問題視されている。以前から「ソーダ税」と呼ばれる清涼飲料水への課税が検討されてきたがなかなか踏み込めず、今回の砂糖飲料税は初めてだ。

税額リットルあたり40センということは、1.5リットルのコーラのボトル約RM3(約120円)としたら10パーセント以上値上がりするということになる。

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YasminYoko

マレーシア、クアラルンプールに在住。渡航して32年、ライター、リサーチ、コーディネートをはじめ翻訳通訳、日本語教師、個人輸出業を手がける。

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