コロナ禍でドンドン増え続けるデリバリー【マレーシア】

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どんな時でも食への満足度を高めたいマレーシアの人達

COVID-19の期間は、時間に余裕があって、食を通して自己の内面を充足させる行動を無意識にとり、結果として充実した時間を過ごしている人がとっても多かった。

美味しいものを食べることは、誰にとってもストレス発散の手段として有効だ。

さらに、家で過ごす時間に余裕があれば、いつも食べているものとは違うものも料理してみる気持ちになる。

そして休校している子どもと一緒に料理するなどモチベーションにつながり、これまで料理経験がない人でも、挑戦する姿が見られたように思う。

マレーシアではほとんどの一般家庭が共働きだ。そのため特に子育て世代は、夕方から夜まで働き、そのまま保育所などから子供を引き取りに行き、帰宅途中に夕食を食べるケースや、帰宅後急いで夕食の支度をするなど、時間に追われていた。

殆どの人が忙しい毎日で、結果的に時間的に余裕のない生活となっていた。

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家でも簡単キットで美味しい自作

美味しいお店のフードデリバリーを気軽に利用することは増加傾向を辿っているが、自宅でもレストラン並の美味しい料理が作れるように工夫された様々なセットアイテムが人気となっているのだ。2人前のミールセットでRM50(約1,300円)と試しやすいお気軽金額設定だ。

コロナ禍では、ほとんどのレストランやカフェは、ビジネス形態を再考するようになった。レストランや有名シェフからもミールキットが販売されて、自宅でプロの味を楽しむという発想が生まれ、更に子どもを交えての料理をする人も増えた。

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一方で規制が緩和され、家族以外とも対面できるようになると、親戚や友人と家で集まる機会も増えた。こういうときこそ、豊富なメニューから食材に合わせ調理法まで詳細に指定でき、多様な料理を自由に組み合わせて注文可能な"お家ブッフェ"が人気だ。

例えば、断食明けのお祭り用ハリラヤブッフェ(10人前)では、前菜3品、メイン5品、スープ、デザート3品という内容で、RM 780(約2万円)。これまでのデリバリーフードは1人分ずつのセットミールが主流であったが、このサービスは1品ずつボリュームがあり、パーティー感を演出できることが特徴だ。

外食先で提供される食事は全体的に美味しく、家庭の味とは異なる。そのため、外食と家庭での食事は完全に別物として認知されていたが、家庭でも外食店と同レベルの味を、自分で料理を楽しみながら作ることができるキットができたり、様々な形態での食事が提供されるようになっており、今度ますます家庭での料理がひとつのエンターテインメントと考えるような感がある。

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YasminYoko

マレーシア、クアラルンプールに在住。渡航して32年、ライター、リサーチ、コーディネートをはじめ翻訳通訳、日本語教師、個人輸出業を手がける。

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