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【台南】プリプリエビが美味しい「蝦仁飯」!老舗2軒を食べ比べてみました!
ダシの染み込んだご飯に、プリッとした蝦がのった「蝦仁飯」は、台湾南部特有の人気小吃(屋台料理)。数多くの小吃発祥の地として知られる台湾南部の街、台南で「蝦仁飯」の老舗2軒を食べ比べてみました。
目次
チャーハン?炊き込みご飯?蝦仁飯とは?
「蝦仁飯」とは、まるで炎のように赤いことから、その名が付いたといわれる「火燒蝦(アカエビ)」をご飯にのせた台湾料理。台湾南部の沿岸でよく捕れる新鮮な「火燒蝦」を使った「蝦仁飯」は、台南に来たからにはぜひとも食べておきたい小吃です。
「蝦仁飯」の要となるエビは、毎朝手作業によって一つひとつ殻が剝かれ、下処理されます。大鍋でカツオダシ、醬油、砂糖を入れたスープに、炊きあがった白米を入れ、スープをご飯に吸わせていくような感じで、炒めていきます。エビはエビで、ご飯はご飯で炒めていく「蝦仁飯」は、チャーハンでも炊き込みご飯でもない、あえて言うのなら雑炊に近いような料理です。
見ためも調理方法もシンプルながら、癖になるソウルフードで地元民のみならず、台南リピーターの間でも長年親しまれ続けている、人気小吃です。
大通りを挟んでにらみ合う2軒の老舗
台南には、「矮仔成蝦仁飯」と「集品蝦仁飯」という「蝦仁飯」の有名店が2軒あり、どちらも「海安路」という大通り沿いにあります。歩いてほんの2分ほどの距離にお互いが対峙していて、地元の人にとっては、お気に入りがわかれるところ。まず、お店の基本情報を比べてみましょう。
矮仔成蝦仁飯
1922年創業の「矮仔成蝦仁飯」は屋台から始まった、行列覚悟の人気店です。以前は、空いている席を見つけたら座る...という無秩序な感じでしたが、最近ではテープが貼られ順番に並ぶシステムになりました。
- 住所:台南市中西區海安路一段66號
- 電話:(06)220-1897
- TEL:8:30~19:30
- 定休日:火曜、その他不定休あり
集品蝦仁飯
「集品蝦仁飯」は、台南小吃の人気店がしのぎを削るB級グルメ激戦区に、並んでいます。このあたりは夜が特ににぎやかなため、夜ご飯時が得に混み合うお店です。
- 住所:台南市中西區海安路一段107號
- TEL:(06)226-3929
- 時間:9:30~20:00
メニューとお値段は?
どちらのお店もメインとなる「蝦仁飯」があり、サイドメニューとドリンクが少しづつという感じで、とても似ています。共通するメニューのお値段を比べてみました。
※「火燒蝦」の漁獲量は減りつつあり、ここ最近「蝦仁飯」の値段も、じわじわと上がりつつあります。今後も変わる可能性がありますが、これは2018年10月現在のお値段です
お値段は、ご飯ものが「集品蝦仁飯」の方が高く、スープは「矮仔成蝦仁飯」が高く設定されていますが、ほぼ互角です。
濃厚な味わいが特徴の鴨のタマゴを「蝦仁飯」にトッピングする食べ方がおすすめですが、「矮仔成蝦仁飯」では、焼き方を全熟(固焼き)、半熟、散蛋(スクランブルエッグ)の中から選ぶことができます。
また「集品蝦仁飯」では、鴨のタマゴだけでなく、鴨のタマゴが苦手という方のために鶏のタマゴも選べたり、「蝦仁飯」のエビを大盛りにできたりするのがいいところです。
まとめ
2軒のお店について、基本情報やメニューで比べてみましたが、肝心な味はどうかというと、私個人的にはそんなに大差はなく、どちらもおいしいと思います。なので、お店同士が近いので、空いている方へ...という選び方でもいいと思います。一度食べると病みつきになる、南部ならではの少し甘い味付けの「蝦仁飯」を、ぜひご堪能ください。
【台湾一口メモ】
台湾は日本からの飛行時間は3~4時間、時差もマイナス1時間ですので、気軽に行くことができます。どこか懐かしい街並み、親日的としても知られていますので、親切に対応してくれる方も多いと思います。台湾グルメにショッピング、夜市など台湾は見どころがいっぱいです。格安ツアーから豪華ホテルに泊まるツアーまで、たくさんのプランが用意されています。
<時間と費用>(東京発目安)
●飛行時間:約4時間(羽田~台北)
●旅行日数:2~5日間
●ツアー費用:約25,000円~約180,000円
台湾のツアーはたくさんあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?
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ロータス
- ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。