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ギリシャでゆったりとバカンスを過ごすならココ!癒しの島、ハルキ島へ行ってみよう!
目次
人口わずか300人!ドデカニサ諸島の小さな島、ハルキ
今年のバカンスでは、
ハルキ島はロドス島の西6kmのところに位置する、
島の唯一の集落はニンボリオもしくはエンボリオという港周辺エリ
スポンジ漁や海運でハルキ島が栄えた19世紀には現在の10倍ほ
現在のハルキ島は観光業や漁業を主な収入源としていますが、
ところでハルキというと日本の人名と似た響きですが、
ハルキ島への行き方
ロドス島のカミロス・スカラから毎日フェリーが出ていて、
カミロス・スカラの港。ロドスの空港からはタクシーで40分ぐらいかかります。

エクスプレス・ニコスは古い船で、かなりレトロ感があります。ロドスの港からもハイシーズンにはフェリーが出ていますが、
ハルキ島を観光しよう
ハルキ島にはカラフルで可愛らしい家々が立ち並んでいます。シミ島やカステロリゾ島の風景に少し似ていますが、事前に得ていた情報通り、とても小ぢんまりとした町です。
お店も、港に面したカフェやレストラン、ミニスーパー、土産物店のみのよう。
淡いブルーの屋根が可愛い鐘楼があるのは、船乗りの守護聖人である聖ニコラスの教会。
港には軍人の銅像が立っていました。ハルキ島出身のアレクサンドロス・ディアコス中尉は、第二次世界大戦においてギリシャで最初の戦死者だそう。アルバニアからギリシャへ侵攻してきたイタリア軍とのピンドスの戦いで討たれ、ロドス島に埋葬されています。
後ろに見える時計台は、ハルキ島からアメリカのフロリダ州ターポン・スプリングスへ移住したギリシャ人コミュニティからの寄贈品。ターポン・スプリングスの名は、彼らの寄付により整備された道路にもつけられています。
さて、ハルキ島へ来たからにはぜひ行ってみたかったのが「カストロ」と「ホリオ」です。
カストロは中世の聖ヨハネ騎士団によって14世紀に築かれた城塞で、港から約2.5kmのところにある聖ニコラスの丘に建っています。その下に広がるのがホリオと呼ばれる村。前述の通り住民はこの島を出て行ったかニンボリオに移ったため、廃村となりました。
そしてちょっとしたハプニングが......
歩いて行けない距離ではないものの、短い日帰り旅行で時間がないためタクシーで行く予定が、なんと島唯一のタクシーがこの日に限って故障中!バスもビーチ行きしかないとのことで、泣く泣くあきらめ、夫が行きたがっていたビーチへ行くことに。まあ、こんなこともあるでしょう......。駆け足の日帰り旅行では島の魅力はわからないなと常々思っているのですが、こういうハプニングにも備え最低1泊はした方がいいですね。
ポダモスビーチ
一番近いビーチはポダモスとフテナギアの2つがあり、どちらも人気のようですが砂浜のポダモスビーチの方へ行ってみました。港から約500m、10分も歩けば到着します。整備されたビーチで、タベルナと有料のサンベッドがあります。
しばらく泳いでいたら、よさそうな場所を発見。画像右手に写っているタベルナのすぐ先に小さな浜があり、誰もいないのでそちらへ移動することにしました。膝くらいまで水に浸かって歩かないといけませんが、荷物は石垣の上に置けたしバッチリ。人はいないし眺めもこちら側の方がよく最高!綺麗な海と景色を満喫しました。
郷土料理とお土産
名物らしいものがあまりないハルキ島ですが、マカルーニャもしくはハルキティカ・マカローニャと呼ばれるパスタがあり、レストランで食べることができます。柔らかい手打ちパスタにバターを絡め、チーズとフライドオニオンをトッピングした一品。フライドオニオンを料理のトッピングに使うのはドデカニサ諸島独特で、シンプルですがなかなかおいしいです。
お土産は島でとれる薫り高いハーブや蜂蜜など。ニンボリオに可愛らしい土産物店があるほか、蜂蜜の露店も見かけました。
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アナグノストゥ直子
- アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。