上海リノベーションスポットで人気のおしゃれな中華式朝食食堂「桃园眷村」

旅先の食事は旅行の大きな楽しみのひとつ。ご当地の特色ある料理を食べられるとうれしいものですよね。

今回は今上海で人気の中国式朝食を食べられる食堂をご紹介します。数年ほど前から市内にチェーン展開しているお店ですが、豆乳や中国式揚げパンと訳される油条といった、極めて庶民的な中華式朝食をスタイリッシュに提供するスタイルが人気を呼び、現在上海市内に13店舗展開しています。
実はこのお店、台湾のチェーン店なのですが、新しいものを進んで受け入れる土壌がある上海で今人気を博しています。私の周りの上海在住日本人友人たちも家族や友人が上海に旅行すると、朝食でこのお店に連れて行っている、という話をよく耳にします。中華式の朝食を体験したいけれど、屋台食は衛生上心配・・・という旅行者にぴったりのお店ですよ！

上海で今人気の中華式朝食食堂「桃园眷村」

こちらのお店の名前は「桃园眷村」と言います。さっそくお店に入ります。中はカフェを思わせる、おしゃれで明るい作り。

気になるメニューと注文方法

注文方式はレジで。メニューはレジ後ろと、レジ台にも写真付きのメニューがあります。台湾のチェーン店ということもあり、メニュー表記の漢字は台湾で使われる画数が多い繁体字です。

メニューの種類は大きく分けて6つ。①豆乳 ②おにぎり ③餅(ビンと読む。お焼きに似た主食)や中国式揚げパンの油条 ④ショーロンポー ⑤デザート類 ⑥季節のメニューです。

筆者が訪れた時(2018年9月)は、季節のデザートとして中国式揚げパンや肉でんぶをトッピングした豆乳アイスに、中秋の名月の季節が近づいているということで月餅をテーマにした創作デザートが販売されていました。

こちらのお店の人気メニューはできたて豆乳(现磨豆浆)と中国式揚げパンの油条、日本のおにぎりとはちょっと異なる、もち米を使った太巻き寿司型の飯団（饭团）です。お焼きのような餅に至っては、中国で通常見られる餅に大胆アレンジを加えてあります。ベーコンやチーズが挟んである餅が人気です。

レジ横には写真付きメニューもあるので指差し注文も可能。お会計を済ませると番号札を渡されるので好きなテーブルについて注文メニューが運ばれるのを待ちます。

今回注したメニューを紹介！

ほどなくして料理が運ばれてきました。

こちらは咸豆浆と油条です。咸とは「しょっぱい」という意味。豆乳といっても所謂液体ではなく、ホロホロの柔らかいおぼろ豆腐がお椀一杯に注がれています。それに塩ベースのスープと刻みのり、ラー油(辛さはほとんど感じない)と合わさって絶妙なおいしさ。油条を一口大にちぎって豆乳に浸して食べます。油条と豆乳の取り合わせは中国の多くの人に愛される王道朝食メニューです。